2011年の国別選手権(もちろん日本選手権も含む)の招待ポリシーが変更になりました。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/news/050911a
具体的には、5月18日現在のTOTALレーティング上位100名 から、
6月1日現在のTOTALレーティング上位100名 になります。
ボーダーライン上の方々はご注意下さい。
なお、招待選手リストは6月1日に発表されます。
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その昔、スタンダードのことを"Type 2" と呼んでいました。
DCIの認定大会でフォーマットを設けるときに、何でも使用できる "Type 1" と、
最近発売されたセットしか使えない "Type 2" に分けられていたからです。
以後、Type1とType2の間のフォーマット、つまり今まで発売されてきた全てのカードは
使えるが、Type1で制限されているカードが全て禁止カードになった "Type 1.5" や、
Type2で使えるカードを少しだけ拡張した "Type 1.x" という呼び名がつけられていきました。
今の名前に直すと、
"Type 1" → ヴィンテージ
"Type 1.5" → レガシー
"Type 1.x" → エクステンデッド
"Type 2" → スタンダード
となります。 今回はそんなTypeのお話。
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さて、実はType2という呼称があったころに、Type3というデッキの構築方法がありました。
それは、ポイント制で構築を行うというものでした。残念ながらこの方式で公認大会が
行われたことはなく、採用もされませんでしたが。
その内容をご紹介しましょう。
*プレイヤーは20ポイント以内でメインデッキ及びサイドボードを組みます。
*メインデッキは60枚以上です。
*メインとサイド合わせて、同じ名前のカードは10枚まで使用可能です。
*後に紹介するカードポイント表に書かれていないカードは0ポイントです。
*サイドボードは以下の3通りの選択ができます。
1)サイドボード無し。0ポイント。
2)サイドボード10枚。1ポイント。
3)サイドボード20枚。2ポイント。
*以下のカードは禁止です。
・全てのアンティ・カード
・《Chaos Orb》
・《Shahrazad》
・《Divine Intervention》
・《Falling Star》
カードポイント表は以下を参考にしてください。
http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/672
このルールが掲載されていたのは1996年2月なので、使えるエキスパンションは
・基本セット4版まで(α、β、Unlimited、Revised、4th)
・アラビアンナイト
・アンティキティー
・レジェンド
・ザ・ダーク
・フォールンエンパイア
・アイスエイジ
・ホームランド
となります。
このフォーマットは《疫病ネズミ/Plague Rats》を大量に入れられるものでしたが、
果たして強かったんでしょうかね?
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続いてはType 4です。
Type 4はデッキの構築ではなく、新しいブースターパックや、そのへんにあるカードの束で
遊ぶことのできるカジュアルな「遊び方」です。
*用意するもの
基本土地を除いたカード一束。
それと、麗しき友情に満ち溢れている友人または契約済みで踊りながらお菓子を食べる方。
新しいブースターパックを使用する場合は、オモテ面を見ずにシャッフルして、
基本土地を引いたら、それを公開して新たに1枚引くことにすればよいでしょう。
*初期手札
初期手札は5枚です。ただし、手札制限はいつもと同じ7枚です。
マリガンはありません。
*基本的なこと
あなたのマナ・プールには無尽蔵にマナがあります。
どの色のマナも十分にあり、場合によっては無色マナや氷雪マナ・シンボルに使用するマナも出せます。
特殊なマナの出所が必要である場合、それも出せます。(クリーチャーからのマナ、という限定など)
あなたは望むだけの基本土地をコントロールした状態です。
たとえ物理的に見えなくても、あなたは基本土地をコストにしたり、基本土地の数を好きなだけ
参照することができます。例えば、《噴出/Gush》のコストを代替コストで支払えますし、
《もぎとり/Mutilate》のXの値はいくらでも設定することができます。
《夢魔/Nightmare》とかものすごいことになります。
これらの「見えない基本土地」は、壊れませんし、パーマネントでもありません。
あなたは各ターンに1回のみ呪文を唱えることができます。
呪文はターンに1回ですが、起動コストがマナのみであるような起動型能力は、好きなだけ起動できます。
例えば、《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》の能力は何回でも起動できます。
代替コストで支払った呪文は、1ターン1回制限にかかりません。
《噴出/Gush》を島2枚で払ったり、変異クリーチャーを裏向きで唱えることは、代替コストで
支払って唱えられているので、さきほどの1ターン1回制限にカウントされません。
これは、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》等の続唱能力や、
《知識槽/Knowledge Pool》などの能力を機能させるためです。
あとは普通のマジックです。
互いに大きい数を言い合う様になった場合、防御的なモノが勝ちます。
もしくはCR714.3の「断片化されたループ」を参照してください。
参考)
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/sf/49
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最後にType 5です。
Type 5もType 4と同じく、新しいブースターパックや、そのへんにあるカードの束で
遊ぶことのできるカジュアルな「遊び方」です。
*用意するもの
未開封のブースターパックを最低2パック。3パック推奨。 ただのカードの束でも可。
それと、パックをただ開けることに飽き飽きした友人または砂時計で時間を止める方。
基本土地は使用しません。基本土地を引いたら、それを公開して新たに1枚引きましょう。
*初期手札
パックを開封したら、表を見ずにシャッフルします。
トークンカードやルール説明カードはこの際に取り除いちゃいましょう。
初期手札は7枚です。マリガンはありません。
*基本的なこと
土地でないカードも土地としてプレイできます。
土地でないカードを土地としてプレイすることができます。
これは、通常のゲームと同じく、1ターンに1回できる特別な行動です。
土地としてプレイされたカードは、タップすることによって、その右上に印刷されたマナ・コストと
同じ量のマナが出ます。これはマナ能力です。
例えば、《原始のタイタン/Primeval Titan》を土地としてプレイし、それをタップすると
マナ・プールに{4}{G}{G}が出ます。
ファイレクシア・マナの場合は元の色マナが出ます。
例)《精神的つまづき/Mental Misstep》の場合、{U}が出ます。
混成マナの場合はあなたが選んだ片側のマナが出ます。
例)《女王への懇願/Beseech the Queen》の場合、{2}{2}{2}としても構いませんし、
{2}{2}{B}でも{B}{B}{B}でも構いません。
土地としてプレイされたカードは、通常の色やテキストをもちません。
カードタイプも『土地』のみになります。サブタイプもありません。
#基本でない土地なので、《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》で破壊したり
#《邪悪の気配/Evil Presence》で沼にしたりすることはできます。
あとは普通のマジックです。
普通にマナを引き出してプレイするゲームなので、Type4よりかはマイルドなゲームになります。
反面、パックウォーズのように1パックではできない形式なので、賞品をもらったときや
新セットでパックを多く開封するときに、一遊びしてみてはどうでしょうか?
参考)
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/sf/141
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そんなところで。
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