#先週末は岡山にてGPTプロヴィデンスと、日本選手権予選のスタッフをさせていただきました。
#やはり地方色というものはあるようで、フタを開けると赤単の山だったり、
#マーフォークやANTが全く無かったりして面白かったです。
#また機会あれば行きたいですね。

主にご飯のリベンジ的な意味で。

それでは先週の回答。


問1
かたならし◯×。

「REL競技でのイベントで、デッキリストを提出した後に、あるプレイヤーから
 『リストに書き忘れた1枚があった。まだ受付中で試合は始まってないから、書き直させて欲しい』
 という要望があった場合、それは認められる。」

◯か×か?


×

デッキリストをスタッフが受理した後では、そのデッキリストを編集することはできない。(MTR2.7)

デッキリストを間違いが無いように書くことはもちろん、
時間の余裕をもって書きこむようにしましょう。

特にメイン、サイドボードの最後の一枚が書きこまれていないことが多いです。(おいらの経験則ですが

 
問2
プレイヤーAは《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》(忠誠カウンター6個)と、
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》(忠誠カウンター3個)をコントロールしている。

プレイヤーBは《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》をコントロールしている。

Aのターン、Aは《ギデオン・ジュラ》の1番目の能力を起動し、Bのクリーチャーに対して
攻撃を強制するように指示した。

Bのターン、Bは《刃砦の英雄》でAの《ギデオン・ジュラ》に攻撃した。

さて、Bの《刃砦の英雄》の誘発型能力が2つ誘発したが……

2-1)
《刃砦の英雄》によって出てきた兵士・トークンは《ギデオン・ジュラ》以外に攻撃できるだろうか?

2-2)
Bはこの攻撃によって《精神を刻む者、ジェイス》を除去したいと考えている。それは可能だろうか?

2-3)
Bは《風立ての高地/Windbrisk Heights》をコントロールしていて、その秘匿能力により
《忘却の輪/Oblivion Ring》を追放している。
Bはこのターンに《風立ての高地》を起動して、追放されている《忘却の輪》を唱えることができるだろうか?

2-4)
結局Bは《忘却の輪》を唱えることなくターンを返し、Aのターンになった。
Aは《決断の手綱/Volition Reins》を唱えてBの《風立ての高地》のコントロールを奪った。
Aはこれにより追放されたカード(=《忘却の輪》)を見ることができるが、
Bは追放されたカードを確認のために見ることはできるだろうか?

2-5)
その後、BはコントロールをAに奪われた《風立ての高地》を、《地盤の際/Tectonic Edge》で破壊した。

追放されたカードはそのまま追放領域に裏向きで置かれるが、
このカードの表側を確認できるのはA、Bのいずれか?


2-1)できる。

《ギデオン・ジュラ》による攻撃の強制は、戦闘フェイズの攻撃クリーチャー指定ステップでの
ターン起因処理に働く効果である。

《刃砦の英雄》の能力のような、攻撃している状態でクリーチャーが戦場に出る場合、
そのクリーチャーを出した効果が特定のどこかへ攻撃するかを指定していないかぎり、
そのクリーチャーがどこへ攻撃するかを適宜選択してよい。(CR508.4)

つまり、これによって出た兵士・トークンは、《ギデオン・ジュラ》でなく、
A本体や《精神を刻む者、ジェイス》に攻撃することも可能である。

 
2-2)可能。

上に示したとおり、出てきた兵士・トークンは《精神を刻む者、ジェイス》に攻撃可能なので、
喚声→トークンを出す 能力の順番でスタックに積み、逆順に解決すればよい。
合計4点の戦闘ダメージを《精神を刻む者、ジェイス》に与え、墓地へ行かせることが可能である。

 
2-3)できない。

《風立ての高地》にある、「あなたが3体以上のクリーチャーで攻撃していた場合」とは、
「3体の異なるクリーチャーを攻撃クリーチャーとして指定した。」を意味する。

この問題の場合、攻撃クリーチャーとして指定したのは1体なので、この条件を満たさない。

 
2-4)できる。
2-5)AもBもできる。

秘匿能力によって裏向きで追放されたカードの表側を見ることができるのは、
「『このカードを追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤー」である。(CR702.72)

従って、この《風立ての高地》をコントロールしていたことのあるプレイヤー、
つまりAとBの両方共にこのカードの表側を見ることができる。

印刷されてある秘匿の注釈文からは、この条件は読み取れないので注意が必要である。

また、この効果は誘発型能力の一部なので、元のオブジェクトが戦場から無くなったとしても関係がない。

問3

レガシーではそれなりの認知度がある《Reset》というカードがある。
現在のオラクル・テキストは以下のとおり。

  Cast Reset only during an opponent’s turn after his or her upkeep step.
  Untap all lands you control.

さて、戦場には《永劫の中軸/Eon Hub》がある。

私の対戦相手のターンのドロー・ステップ以降に、私の手札にある《Reset》を
唱えることはできるだろうか?


できない、と考えられる。

《永劫の中軸/Eon Hub》によって、アップキープ・ステップは飛ばされる。
ステップを飛ばすと、それは何も起こらなかったことに置換される。(CR614)

では、ステップが飛ばされた場合、「そのステップの後」の扱いはどうなるだろうか?
残念ながらCRに直接的な記述は存在しない。が、それに似通った記述はある。

  「戦闘の間で、なおかつブロック・クリーチャー指定の後にのみ」唱えることができるという
  呪文は、その戦闘フェイズでブロック・クリーチャー指定ステップが飛ばされている場合、
  その戦闘フェイズの間、唱えることができない。(CR506.6f)

これに沿って考えると、ステップが存在しない場合、「~の後にのみ」という条件は
そのターン/フェイズの間は満たされない、と判断できる。

従って、アップキープ・ステップが飛ばされている以上、「after his or her upkeep step」
という条件が達成できないので、《Reset》は唱えることができない。

----
そんなところで。



コメント

BOOOT
2011年4月12日19:02

>問3
mjmjにて逆の裁定が出てます。(「Reset」で検索して一番上ですね。)
CR506.6fとの関係が謎ですけど……

testing
2011年4月13日11:49

ちょっと保留させてください。
CR506.6fのことも気になりますので・・・

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