Answer: Friday Magic Quiz. [11-06A]
2011年3月11日 FMQ#ジャッジでもTwitterを使っている人はけっこういますが、
#公式のジャッジアカウントでもつぶやきがみれます。
#でも中の人はその都度違うそうですよ。
#GP神戸での中の人は誰になるんでしょうね。
つぶやける時間があるように動きたいと思います。はい。
それでは、先週の回答。
問1
かたならし◯×。
「上限枚数を超えた手札を捨てるのと、パーマネントが負ったダメージが取り除かれるのは
同時に起こる。」
◯か×か?
×
クリンナップ・ステップに、プレイヤーは上限枚数になるまで手札を捨て、
次にパーマネントが負っているすべてのダメージが取り除かれ、すべての「ターン終了時まで」
「このターン」の効果が終了する。(CR514.1-2)
つまり、手札を捨てるのとダメージが取り除かれるのは同時ではない。
なんにせよ、これらの間にプレイヤーは優先権を得ないことに注意せよ。
(特に能動的に何かをできるわけではない)
問2
Aのターン、Aは《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》のついた
《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》で攻撃した。
Bはブロックをしないことを宣言し、戦闘ダメージを割り振る前に
《危害のあり方/Harm’s Way》をプレイヤーAを対象して唱えた。
B「まあ、発生源は《石鍛冶の神秘家》を選ぶよ。」
A「戦闘ダメージを割り振っていいかい?」
B「いいとも。」
さて、解決するとAに2ダメージ、Bに1ダメージが与えられることになるが、
2-1)《饗宴と飢餓の剣》の能力は何回誘発するか?
2-2)手札を捨てるのは誰で、土地をアンタップするのはどちら側か?
2-1)2回
《饗宴と飢餓の剣》の誘発条件は、「つけられたクリーチャーが、プレイヤーに戦闘ダメージを与える」ことである。
《危害のあり方》によってダメージが置き換えられたとしても、その発生源は変わらない。
つまり、この誘発条件な都合2回満たされ、誘発する。
2-2)
《饗宴と飢餓の剣》にあるように、誘発型能力の効果は「そのプレイヤーは手札を捨て、
あなたがコントロールする土地を全てアンタップする」である。
この文章の「そのプレイヤー」=戦闘ダメージを受けたプレイヤーなので、
捨てるのはAが1枚、Bが1枚となる。しかし、いずれの場合もアンタップするのはAの土地である。
また、この誘発型能力は同時に誘発し、いずれもAがコントロールしているので、Aが好きな順番で
スタックに積むことができる。
問3
PとQが対戦している。
Pは《殻船着の島/Shelldock Isle》をコントロールしていて、
その秘匿能力により《地盤の際/Tectonic Edge》を追放している。
すでにPのライブラリーの枚数は20枚より下で、《殻船着の島》の2番目の起動型能力を起動できるようになっている。
さて、
3-1)
現在はQのターンの戦闘開始ステップである。Qの《変わり谷》で攻撃されたくなったので、
Pは《殻船着の島》の2番目の能力を起動して、《地盤の際》を戦場に出そうとした。
うまくいくだろうか?
3-2)
現在はPのターンのアップキープ・ステップである。
Qが《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》を唱えて、マナを縛ってきた。
Pは《殻船着の島》の2番目の能力を起動して、《地盤の際》を戦場に出して少しでも動こうとした。
うまくいくだろうか?
3-3)
現在はPのターンの戦闘前メイン・フェイズである。
Pはこのターンに《島/Island》をプレイしてから、《地盤の際》を追放していたことに気づき、
Pは《殻船着の島》の2番目の能力を起動して、《地盤の際》を戦場に出そうとした。
うまくいくだろうか?
3-1)うまくいかない。
問題の場合、Pは《殻船着の島》の2番目の能力によって、追放されているカード(土地カード)
をプレイしようとしている。この場合、通常の土地のプレイに関するタイミング・・つまり、
自分のメイン・フェイズで、スタックが空の間・・といった制限にはひっかからない。
しかし、他のルールによって定められている抑止には引っかかる。
具体的には、他のCR項目によって定められていたり、ゲームの他の効果でプレイが禁止されている、
などにはひっかかり、プレイすることができないことがある。
さて、プレイヤーは自分のターン以外には土地をプレイすることはできない。(CR305.3)
ので、問題の場合はこの項目にひっかかる。
従って、Pは能力を起動できるが、追放された《地盤の際》をプレイすることはできない。
それは追放領域にそのまま留まる。
プレイヤーにそうさせるように指示する部分は無視する。同様に、そのターンに許可されている全ての土地のプレイを済ませているプレイヤーは、土地をプレイすることはできない。プレイヤーにそうさせるように指示している部分は無視する。
3-2)うまくいく。
通常の土地のプレイの制限にとどまらないので、この場合はうまくいく。
3-3)うまくいかない。
そのターンに許可されている全ての土地のプレイを済ませているプレイヤーは、
土地をプレイすることはできない。(CR305.3)
問題の場合、この制限にひっかかるので、Pは追放された《地盤の際》をプレイすることはできない。
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そんなところで。
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