Answer: Friday Magic Quiz. [11-05A]
2011年2月25日 FMQ#いつのまにやら100万Hitsを達成してました。
#いつも見てくれる方々に感謝いたします。
#100万hit記念としまして、なにか書いて欲しいルール系ネタがあれば
#記事化しようと思いますので、コメント欄までよろしくお願いいたします。
びみょんな問題でもいいのよ。
それでは、先週の回答。
問1
かたならし◯×。
「あるエンチャント(A)が、『アーティファクト・クリーチャーになる』という効果を受けた場合、
Aの最終的なカード・タイプは、『アーティファクト・クリーチャー』である。」
◯か×か?
×
カード・タイプを変更する効果の場合、基本的には指定されたカードタイプになる。
が、これには2つの例外があり、
1.「それまでのタイプに加え/in addition to its types」~か、
「[タイプ、サブタイプ、特殊タイプ]でもある/still a [タイプ、サブタイプ、特殊タイプ]」
という効果
2.「アーティファクト・クリーチャー」になるという効果
以上の効果は、以前のカード・タイプおよびサブタイプを全て残す効果である。(CR204.1b)
つまり、問題の場合、Aは『アーティファクト・クリーチャー・エンチャント』になる。
問2
プレイヤーAは《迫撃鞘/Mortarpod》をコントロールしている。
Aは《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari》をだし、それに《迫撃鞘》をつけた。
A「《迫撃鞘》で得た能力を起動して、B本体にダメージを与えるよ。」
B「……1点でいい?」
A「うん1点。で、僕もライフを1点得るよ。」
Aの言い分は正しいか?
正しい。
《迫撃鞘/Mortarpod》で得た能力を起動してダメージを与えたので、
ダメージの発生源は《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari》である。
この能力の解決時、すでに《太陽の槍のシカール》は戦場にないので、
直前に戦場にあった時の値を用いる。
つまり、その発生源は絆魂を持っているので、Aはライフを得ることができる。
問3
PとQが対戦している。
Pは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をコントロールしている。
互いの墓地にはソーサリー・カード、土地・カード、クリーチャー・カードがある。
Qは《水銀のガルガンチュアン/Quicksilver Gargantuan》を唱え、それが戦場に出る際に
《タルモゴイフ》のコピーになることを選んだ。
3?1)
この《水銀のガルガンチュアン》の最終的なカード名は何か?
3?2)
この《水銀のガルガンチュアン》の最終的なP/Tはいくつか?
3?3)
この後、Qは《ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs》を戦場に出した。
P、Q、双方のコントロールしているクリーチャーのP/Tをそれぞれ答えよ。
3-1)《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
カード名はコピー可能な値である。
従って、このオブジェクトのカード名は《タルモゴイフ/Tarmogoyf》である。
3-2)7/7
2月のCR改訂で、ある決まった特性をコピーしない、もしくは保持または修整するといった
コピー効果がある場合、その特性を定義する特性定義能力はコピーされない、となった。(CR706.8d)
《水銀のガルガンチュアン/Quicksilver Gargantuan》の場合、P/Tの値は7/7で保持されるので、
P/Tを定義する特性定義能力はコピーされない。
つまり、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》にある、
"Tarmogoyf’s power is equal to the number of card types among cards in all graveyards
and its toughness is equal to that number plus 1."
という特性定義能力はコピーされない。
したがって、《水銀のガルガンチュアン/Quicksilver Gargantuan》のコピー後の値は7/7になる。
3-3)
《ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs》の効果は第7c種である。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》の特性定義能力は第7a種である。
Pの《タルモゴイフ/Tarmogoyf》は能力を持っているので、《ムラガンダの印刻》による
修整は受けられず、 3/4 である。
Qのコピー《タルモゴイフ/Tarmogoyf》は、能力ももっていない(コピーされていない)ので、
《ムラガンダの印刻》による修整を受ける。従って、このオブジェクトのP/Tは 9/9 である。
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そんなところで。
P.S.
今週の出題は都合によりお休みします。
最近サボリ気味で申し訳ありません。
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