今週のおいら周り大会の告知です。
……といっても、今週末はMTGウィークエンド・パリと、エターナルパーティがありますので
いつものFNMの告知だけです。よろしくお願いいたします。
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2月 11日(金)(以降毎週金曜日)
LOOP岡崎FNM
http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/108.html
場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
受付時間:18:30~19:00
参加費:500円
形式:スタンダード構築戦
試合:スイス式3ラウンドのみ。
ミラディン包囲戦が発売されてからは始めてのスタンダード構築になります。
ゴブナイトを持ち込んでブンブンいわしてもいわされてもいいのよ。
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これだけではなんなので。
昨日のUpdate Bulletinの記事で、言葉が足りないところがありましたので補足を。
CR508.1d (+509.1c) の変更ですが、原文は以下のように更新されています。
508.1d
『アクティブ・プレイヤーは、自分のコントロールする各クリーチャーが何らかの強制
(そのクリーチャーは攻撃する、あるいは何らかの条件を満たした場合そのクリーチャーで
攻撃するという効果)があるかどうかを確認する。従っている強制の数が、制限を破らない限りに
おいて最大になっていない限り、攻撃クリーチャーの指定は不正である。』という文に続き、
(旧)
... Tapped creatures and creatures that can’t attack unless you pay a cost are exempt from effects that would require them to attack.
(新)
... If a creature can’t attack unless a player pays a cost, that player is not required to pay that cost, even if attacking with that creature would increase the number of requirements being obeyed.
さて、508.1dは、攻撃クリーチャーが強制されている場合、その強制された条件を
最大限に満たしていないとその攻撃クリーチャーの宣言は不正である、ということを言っています。
例を挙げて説明しましょう。
Aは毎ターン攻撃しなくてはいけないクリーチャー《血の峠の狂戦士》と、
普通のクリーチャー《ルーン爪の熊》をコントロールしています。
この時、戦場に《果たし合いの場/Dueling Grounds》があって、
「各ターンに、1体のクリーチャーしか攻撃できない。」場合を考えましょう。
攻撃クリーチャーの選び方は4通りあります。
a) 《血の峠の狂戦士》と《ルーン爪の熊》で攻撃する。
b) 《血の峠の狂戦士》のみで攻撃する。
c) 《ルーン爪の熊》のみで攻撃する。
d) どのクリーチャーも攻撃しない。
このうち、b)だけが適正です。
a)は《果たし合いの場》の効果に反しています。c)とd)は《血の峠の狂戦士》の攻撃強制を満たしていません。
さて、次は昨日の記事にあった例を挙げます。
Aは《血の峠の狂戦士》をコントロールしています。
Bは《プロパガンダ/Propaganda》と《ジェイス・ベレレン》をコントロールしています。
攻撃クリーチャーの選び方は3通りあります。
a) {2}支払い、《血の峠の狂戦士》でプレイヤーBに攻撃する。
b) 《血の峠の狂戦士》で《ジェイス・ベレレン》に攻撃する。
c) どのクリーチャーも攻撃しない。
旧CRでは、「タップ状態のクリーチャーや、コストを支払わなければ攻撃できないクリーチャーは、
攻撃を強制する効果の影響を免れる。」という一文がありました。
つまり、《プロパガンダ》があるせいで、《血の峠の狂戦士》は「コストを支払わなければ
攻撃できないクリーチャー」となり、攻撃強制を免れます。
従って、Aはa), b), c) のどれでも選ぶことができます。
新CRでは、攻撃を強制する効果の影響を免れる文言が一切なくなり、
単に「攻撃するためのコストが必要な場合、それを支払わなくてもよい」となりました。
つまり、コストを支払う義務はありませんが、攻撃強制は最大限満たさないといけません。
新CRに従うと、
a) 適正ですが、コストを支払うことが必須になります。
支払えない場合、その指定は不正になって指定の始まる前まで巻き戻されます。(CR508.1)
b) 適正です。
c) 不正です。これは《血の峠の狂戦士》の攻撃強制を満たしていません。
従って、Aはa)もしくはb)を選ぶことになります。
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言葉が足りなかったことをおわびいたします。
そんなところで。
コメント
挙げられている事例においてPWがいる、ということが重要なわけですね。
「攻撃できる限り攻撃しなければならない(わざわざコストまで要求しないけど)」ということで。
1.PWがいなかった場合
2.攻撃クリーチャー選択の時点でマナプールに2マナあった場合
はどうなりますか?
はい、その通りです。
>1.PWがいなかった場合
>2.攻撃クリーチャー選択の時点でマナプールに2マナあった場合
> はどうなりますか?
選択肢としては以下の2つになります。
a) {2}支払い、《血の峠の狂戦士》でプレイヤーBに攻撃する。
c) どのクリーチャーも攻撃しない。
本文と同じ理由によって、a)は適正ですが、コストを支払うことが必須になります。
c) は強制を満たしていませんが、a) でコストを支払う義務がないので、
a)を選択しない場合、c) を選ぶしかなくなります。
結局、a)、c)のどちらでもよいことになります。
2マナがある場合もこれでおわかりになるかと。