Mirrodin Besieged FAQ
2011年1月27日 Ruling コメント (2)"ミラディン包囲戦"のFAQが発表されています。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
いつものように、ざっくり紹介。
以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合もあります。
日本語版においていくつかの印刷異状がでております。
mjmj.info から確認して下さい。
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製品情報
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ミラディン包囲戦の公式発売日:2011年2月4日
セットレアリティー内訳:コモン60、アンコモン40、レア35、神話レア10、基本土地10 の計155種。
2011年2月4日(金)より、構築戦でミラディン包囲戦が使用可能になります。
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一般注釈
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** 派閥 **
ミラディンの傷跡と同じく、ミラディン包囲戦の各カードは、ミラディン側(Mirran)又は
ファイレクシア側(Phyrexian)の派閥に属している。(ただし、基本土地とプレインズウォーカーは除く)
いずれの派閥に属しているかは、文章欄に書かれている印章で区別できる。
この派閥について、特にルール的な意味合いは無い。
** 新キーワード能力 喊声/Battle Cry **
ミラディン側のクリーチャーには、攻撃時に他の攻撃クリーチャーへボーナスを与える能力を持つものがある。
喊声の公式ルールは以下の通り。
*喊声(かんせい)能力は、誘発型能力である。喊声を持つクリーチャーが攻撃したときに、
「他の」攻撃クリーチャーは、このターンの間それぞれ+1/+0の修整を受ける。
*双頭巨人戦で、喊声をもつクリーチャーが攻撃した場合、そのチームメイトがコントロールしている
攻撃クリーチャーも、喊声による+1/+0の修整を受ける。
** 新キーワード能力 生体武器/Living Weapon **
ファイレクシア側の装備品には、自動的にクリーチャーを伴って戦場にでるものがある。
生体武器の公式ルールは以下の通り。
*他の装備品と同様に、生体武器を持つ装備品にも装備コストが示されている。
これを支払うことにより、装備品を別のクリーチャーにつけることができる。
*生体武器を持つ装備品が場に出るときの誘発型能力によって、0/0の細菌トークンが戦場に出る。
この誘発型能力の解決前に、その装備品自体が戦場から離れた場合、それでも細菌トークンは
戦場に出る。たいていの場合、それは0/0なので、状況起因処理で墓地に置かれる。
クリーチャーが出た/墓地に落ちた ことに注意せよ。
** サイクル 頂点/Zenith **
ミラディン包囲戦には5つの頂点と呼ばれるサイクルが存在する。それらは複数回使いまわせることもある。
*《頂点》が呪文や能力、もしくは対象が不適正になったことによって打ち消された場合、
《頂点》はライブラリーに戻らない。なぜならば、ライブラリーに《頂点》を入れて
切り直す効果は、呪文の解決中に起こるからである。
他、ミラディンの傷跡での能力(感染、-1/-1カウンター、毒カウンター、刻印、金属術、増殖)
はミラディン包囲戦でも存在する。これらについてはミラディンの傷跡FAQを参照すること。
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カード別注釈
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*Xの値は墓地のクリーチャー・カードが変化するたびに刻々と変わる。
戦場に出た時や、装備した時に固定されるわけではない。
*全ての墓地にクリーチャー・カードが1枚もないときに、このカードが戦場に出ると、
細菌・トークンは0/0であるので、状況起因処理で墓地に置かれる。
*トークンが墓地に置かれ、状況起因処理のチェック前にまだ墓地にあったとしても、
Xの値が変わるわけではない。なぜなら、このカードは「クリーチャー・カード」を数えるからである。
*能力の解決時に、対象のうち1つでも不適正になっていた場合、何も起こらず、装備品は移動しない。
*金属術の方の効果が適用されると、この呪文を解決した以降に出てきたクリーチャーも、
ブロックされなくなる。この効果は特性を変化させるものではなく、ゲームのルールを変更する類
のものだからである。
*「2枚引く」もしくは「引かない」のいずれかを選ぶ。「1枚だけ引く」は選べない。
*対戦相手が1枚のカードを引くたびに、この能力はそれぞれ誘発する。
あなたは能力の解決時に、2枚引くかそうしないかを個別に選べる。
*あなたと対戦相手が互いに《聖別のスフィンクス》をコントロールしていた場合、
カードを引かなくなるまで、互いの能力が繰り返し誘発する。
*上の例。Aのドローステップにカードを引く。Bのスフィンクスの能力が誘発する。
Bが引かなかった場合、ここでおしまい。
Bが引いた場合、Aのスフィンクスの能力が2回誘発する。
Aは2つのうち1つ目の誘発型能力の解決時に、カードを引くかどうか選ぶ。
引いた場合、Bのスフィンクスの能力が2回誘発し、その上に積まれる。以下同様。
*2番目の起動型能力は、あなたのコントロールするクリーチャーに限らない。
全ての攻撃クリーチャーである。
*多人数戦のバリアントにおいては、複数のプレイヤーがコントロールするクリーチャー複数体から、
あなたがダメージを与えられる可能性がある。その場合、複数回誘発した能力をあなたが好きなように
スタックに積み、最後に解決した能力でのクリーチャーのコントローラーが、そのコントロールを得る。
*大抵の場合、このクリーチャーは最後にコピーした特性と、このクリーチャー由来の能力を持つ。
*コピーしようとしたクリーチャーが、解決時に不適正になった場合、能力自体が打ち消される。
*他のクリーチャーがこれのコピーになった場合、そのクリーチャーは、
これが今現在なっていたコピーと全く同じコピーになる。
そして、《謎の原形質》由来の誘発型能力を持つ。
#CR706.8a参照。これはコピー可能な値である。
*追放されたカードは表向きである。各対戦相手はそのカードを見てから、選択を行える。
*どの対戦相手も、「手札に入れる」ことを選ばなかった場合、選んだカードは追放されたままになる。
*ライブラリーの上に戻す際に、あなたはその順番を選ぶことができる。
その順番は他のプレイヤーに公開する必要はない。
*対象を0個にして唱えることができる。その場合、解決時にカードを引ける。
1個以上の対象を宣言して唱えた後、対象が全て不適正になった場合は、
呪文自体が打ち消されるので引くことはできない。この違いに注意せよ。
*あなたがオーナーであるアーティファクトと、対戦相手のコントロールするクリーチャーが
同時に墓地に置かれた場合、あなたはグリッサの誘発型能力の対象として、今しがた
墓地に置かれたアーティファクトを選べる。
例えば、対戦相手があなたのアーティファクト・クリーチャーをコントロールしていて、
それが墓地に置かれた場合、あなたはそのアーティファクト・クリーチャーを手札に戻せる。
#「どの墓地に」とは書かれていない。
*自分自身に対して能力を起動できる。その場合、対象が不適正なのでカウンターは乗らない。
*再生の盾はこのターンの間有効である。
*タフネスが3で、かつ2点のダメージを負っているクリーチャーを対象に、この能力を起動すると、
「タフネスが2で2点のダメージを負っている」となり、状況起因処理で破壊される。
が、再生によって破壊が置換され、全てのダメージが取り除かれてタップ状態になる。
カウンターやその他の効果は継続したままになる。
*あなたがオーナーである《緑の太陽の頂点》を唱えた場合、たいていはライブラリーを都合2回切り直す。
普通は1回切り直すだけにしてもよいが、《心因検査器/Psychogenic Probe》など、
ライブラリーをシャッフルした回数が問題となる場合は、2回とカウントされる。
*あなたがオーナーである《緑の太陽の頂点》を対戦相手が唱えた場合、(《知識槽》など)
対戦相手は自分のライブラリーからカードを探し、対戦相手自身のライブラリーをシャッフルする。
その後、対戦相手が《緑の太陽の頂点》をあなたのライブラリーに入れてからあなたのライブラリーを
切り直す。つまりこの場合、あなたはライブラリーを切り直さない。
*これが攻撃したとき、2つの能力が同時に誘発する。あなたはそれらを好きな順番でスタックに積む。
トークンが出る方を先に解決すると、それらのトークンも+1/+0の修整を受ける。
*トークンが出た際に、あなたはそれぞれについて、攻撃するプレイヤーもしくは
プレインズウォーカーを選択する。
*トークンは攻撃クリーチャーとして出てくる。攻撃クリーチャーとして選択されたわけではない。
(→《風立ての高地/Windbrisk Heights》)
*このクリーチャーが攻撃し、2番目の誘発型能力を解決した後に、パワーが1以下のクリーチャーが
新たに戦場に出たとしても、それはブロックができない。
#特性を変化させるものではないので。
*あなたは《知識槽》によって追放された対戦相手がオーナーであるカードも唱えることができる。
*いずれのプレイヤーも、手札から唱えた呪文は追放され、解決されない。
「他の呪文や能力により打ち消されない」という能力があったとしても、打ち消しでなく
追放なので意味はない。
*元々の呪文が(他の呪文や能力によって打ち消された、など)追放されなかった場合、
以降はなにも起きない。《知識槽》によって追放された他のカードを唱えることはできない。
*《知識槽》によって追放されているカードが全て土地カードだったとしても、
手札から唱えた呪文は追放される。(そしてなにも唱えられない)
*《知識槽》によって追放されたカードを唱える場合、本来のタイミング(ソーサリーなど)
は無視される。キッカーなどの追加コストは支払える。唱えるために必須のコストは
支払う必要がある。マナ・コストにXが含まれている場合、それは0しか選べない。
*呪文を唱えたことによる誘発型能力は、通常通り解決される。
例:《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
*複数の《知識槽》が戦場にある場合、どの《知識槽》によって追放されたカードかを記録すること。
その上で、プレイヤーが手札から呪文を唱えた場合、
・《知識槽》が全て同じプレイヤーでコントロールされていた場合、
そのプレイヤーは誘発型能力をどの順番で解決するかを選択してスタックに積む。
・《知識槽》が2人以上のプレイヤーで複数個コントロールされていた場合、
APからターン進行順に誘発型能力をどの順番で解決するかを選択してスタックに積む。
・最後にスタックへ積まれた誘発型能力が真っ先に解決される。
その《知識槽》によって、唱えた呪文は追放され、その《知識槽》に追放されている
カードのうち1つを選んで唱える。
他の《知識槽》の誘発型能力は、唱えられた呪文が既に無いので、何もしない。
*対象は最大4つまで取ることができる。1つの対象には少なくとも1ダメージを割り振らないといけない。
*誘発型能力がスタックに積まれた時に、あなたは対象と何点のダメージを割り振るを宣言する。
解決時に、アーティファクトを生け贄に捧げるかどうかを決める。
アーティファクトを生け贄に捧げるかどうかの決定を行った後では、何らかの対応を行うには遅すぎる。
*感染をもつ発生源からのダメージが《メリーラの守り手》に与えられても、なにも起きない。
《メリーラの守り手》には-1/-1カウンターは置かれず、ダメージも負わない。
しかし、「ダメージは与えられた」ので、絆魂などは通常通り解決される。
*なんらかのカウンターが置かれたクリーチャーが、《メリーラの守り手》のコピーになったとしても、
それらのカウンターは外れない。(プロテクションとは異なる)
*解決時に、この能力を誘発させたアーティファクトのコピー・トークンを出す。
現在のコピー可能な値をコピーすることに注意せよ。
*誘発型能力の解決前に、誘発させたアーティファクトが戦場から離れた場合、
それでも{2}を支払うことはできる。その場合、戦場を離れる直前のコピー可能な値を得る。
*7枚の中に同じ名前を持つカードが複数枚あったとしても、戦場に出せるのはそのうち一枚のみである。
*つけられたクリーチャが能力を得て、この能力はそのクリーチャー自身がダメージを与える。
感染持ちがこれを装備し、自身を生け贄に捧げた場合、そのダメージの発生源は感染を持っている。
*複数の軽減効果が《ファイレクシアのハイドラ》へ同時に働く場合、
《ファイレクシアのハイドラ》のコントローラーが、どの軽減効果を先に適用するかを決める。
*《ファイレクシアのハイドラ》へのダメージが軽減できない場合、
《ファイレクシアのハイドラ》の能力は機能しない。従って、-1/-1カウンターは乗らない。
*再生した、もしくは「破壊されない」によって戦場に居残ったクリーチャーは、Xとしてカウントしない。
*これにより指定されたカードにある起動型能力は起動できなくなる。
これにはマナ能力も含まれる。(→《真髄の針》とは異なる)
*指定されたカードがどの領域にあっても、起動型能力は起動できなくなる。
例)サイクリング能力や《起源/Genesis》など。
*ミラディンに収録されていた《古えの居住地/Ancient Den》を始めとするアーティファクト・土地は
「唱え」られないので、瞬速を持っているかのようにプレイすることはできない。
*2番目の能力を起動しても、対象のアーティファクトのタイプやサブタイプ、特殊タイプは
そのままである。装備品がこの能力によりアーティファクト・クリーチャーになった場合、
それは他のクリーチャーにつけられないので、状況起因処理ではずされる。
*2番目の能力は第4種+第7b種である。
*飛行と絆魂を得るのは「他の」ではない。これ自身も含む。
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そんなところで。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
いつものように、ざっくり紹介。
以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合もあります。
日本語版においていくつかの印刷異状がでております。
mjmj.info から確認して下さい。
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製品情報
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ミラディン包囲戦の公式発売日:2011年2月4日
セットレアリティー内訳:コモン60、アンコモン40、レア35、神話レア10、基本土地10 の計155種。
2011年2月4日(金)より、構築戦でミラディン包囲戦が使用可能になります。
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一般注釈
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** 派閥 **
ミラディンの傷跡と同じく、ミラディン包囲戦の各カードは、ミラディン側(Mirran)又は
ファイレクシア側(Phyrexian)の派閥に属している。(ただし、基本土地とプレインズウォーカーは除く)
いずれの派閥に属しているかは、文章欄に書かれている印章で区別できる。
この派閥について、特にルール的な意味合いは無い。
** 新キーワード能力 喊声/Battle Cry **
ミラディン側のクリーチャーには、攻撃時に他の攻撃クリーチャーへボーナスを与える能力を持つものがある。
喊声の公式ルールは以下の通り。
702.88. Battle Cry
702.88a Battle cry is a triggered ability. "Battle cry" means "Whenever this creature attacks, each other attacking creature gets +1/+0 until end of turn."
702.88b If a creature has multiple instances of battle cry, each triggers separately.
*喊声(かんせい)能力は、誘発型能力である。喊声を持つクリーチャーが攻撃したときに、
「他の」攻撃クリーチャーは、このターンの間それぞれ+1/+0の修整を受ける。
*双頭巨人戦で、喊声をもつクリーチャーが攻撃した場合、そのチームメイトがコントロールしている
攻撃クリーチャーも、喊声による+1/+0の修整を受ける。
** 新キーワード能力 生体武器/Living Weapon **
ファイレクシア側の装備品には、自動的にクリーチャーを伴って戦場にでるものがある。
生体武器の公式ルールは以下の通り。
Living Weapon
702.89a Living weapon is a triggered ability. "Living weapon" means "When this Equipment enters the battlefield, put a 0/0 black Germ creature token onto the battlefield, then attach this Equipment to it."
*他の装備品と同様に、生体武器を持つ装備品にも装備コストが示されている。
これを支払うことにより、装備品を別のクリーチャーにつけることができる。
*生体武器を持つ装備品が場に出るときの誘発型能力によって、0/0の細菌トークンが戦場に出る。
この誘発型能力の解決前に、その装備品自体が戦場から離れた場合、それでも細菌トークンは
戦場に出る。たいていの場合、それは0/0なので、状況起因処理で墓地に置かれる。
クリーチャーが出た/墓地に落ちた ことに注意せよ。
** サイクル 頂点/Zenith **
ミラディン包囲戦には5つの頂点と呼ばれるサイクルが存在する。それらは複数回使いまわせることもある。
*《頂点》が呪文や能力、もしくは対象が不適正になったことによって打ち消された場合、
《頂点》はライブラリーに戻らない。なぜならば、ライブラリーに《頂点》を入れて
切り直す効果は、呪文の解決中に起こるからである。
他、ミラディンの傷跡での能力(感染、-1/-1カウンター、毒カウンター、刻印、金属術、増殖)
はミラディン包囲戦でも存在する。これらについてはミラディンの傷跡FAQを参照すること。
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カード別注釈
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《骨溜め》
{4}
Artifact -- Equipment
Living weapon (When this Equipment enters the battlefield, put a 0/0 black Germ creature token onto the battlefield, then attach this to it.)
Equipped creature gets +X/+X, where X is the number of creature cards in all graveyards.
Equip {2}
*Xの値は墓地のクリーチャー・カードが変化するたびに刻々と変わる。
戦場に出た時や、装備した時に固定されるわけではない。
*全ての墓地にクリーチャー・カードが1枚もないときに、このカードが戦場に出ると、
細菌・トークンは0/0であるので、状況起因処理で墓地に置かれる。
*トークンが墓地に置かれ、状況起因処理のチェック前にまだ墓地にあったとしても、
Xの値が変わるわけではない。なぜなら、このカードは「クリーチャー・カード」を数えるからである。
《真鍮の従者》
{3}
Artifact Creature -- Myr
1/3
{T}: Attach target Equipment you control to target creature you control.
*能力の解決時に、対象のうち1つでも不適正になっていた場合、何も起こらず、装備品は移動しない。
《震盪の稲妻》
{3}{R}{R}
Sorcery
Concussive Bolt deals 4 damage to target player.
Metalcraft -- If you control three or more artifacts, creatures that player controls can’t block this turn.
*金属術の方の効果が適用されると、この呪文を解決した以降に出てきたクリーチャーも、
ブロックされなくなる。この効果は特性を変化させるものではなく、ゲームのルールを変更する類
のものだからである。
《聖別されたスフィンクス》
{4}{U}{U}
Creature -- Sphinx
4/6
Flying
Whenever an opponent draws a card, you may draw two cards.
*「2枚引く」もしくは「引かない」のいずれかを選ぶ。「1枚だけ引く」は選べない。
*対戦相手が1枚のカードを引くたびに、この能力はそれぞれ誘発する。
あなたは能力の解決時に、2枚引くかそうしないかを個別に選べる。
*あなたと対戦相手が互いに《聖別のスフィンクス》をコントロールしていた場合、
カードを引かなくなるまで、互いの能力が繰り返し誘発する。
*上の例。Aのドローステップにカードを引く。Bのスフィンクスの能力が誘発する。
Bが引かなかった場合、ここでおしまい。
Bが引いた場合、Aのスフィンクスの能力が2回誘発する。
Aは2つのうち1つ目の誘発型能力の解決時に、カードを引くかどうか選ぶ。
引いた場合、Bのスフィンクスの能力が2回誘発し、その上に積まれる。以下同様。
《激戦の戦域》
Land
Whenever a creature deals combat damage to you, that creature’s controller gains control of Contested War Zone.
{T}: Add {1} to your mana pool.
{1}, {T}: Attacking creatures get +1/+0 until end of turn.
*2番目の起動型能力は、あなたのコントロールするクリーチャーに限らない。
全ての攻撃クリーチャーである。
*多人数戦のバリアントにおいては、複数のプレイヤーがコントロールするクリーチャー複数体から、
あなたがダメージを与えられる可能性がある。その場合、複数回誘発した能力をあなたが好きなように
スタックに積み、最後に解決した能力でのクリーチャーのコントローラーが、そのコントロールを得る。
《謎の原形質》
{1}{U}{U}
Creature -- Shapeshifter
2/2
At the beginning of your upkeep, you may have Cryptoplasm become a copy of another target creature. If you do, Cryptoplasm gains this ability.
*大抵の場合、このクリーチャーは最後にコピーした特性と、このクリーチャー由来の能力を持つ。
*コピーしようとしたクリーチャーが、解決時に不適正になった場合、能力自体が打ち消される。
*他のクリーチャーがこれのコピーになった場合、そのクリーチャーは、
これが今現在なっていたコピーと全く同じコピーになる。
そして、《謎の原形質》由来の誘発型能力を持つ。
#CR706.8a参照。これはコピー可能な値である。
《遙かなる記憶》
{2}{U}{U}
Sorcery
Search your library for a card, exile it, then shuffle your library. Any opponent may have you put that card into your hand. If no player does, you draw three cards.
*追放されたカードは表向きである。各対戦相手はそのカードを見てから、選択を行える。
*どの対戦相手も、「手札に入れる」ことを選ばなかった場合、選んだカードは追放されたままになる。
《大あわての回収》
{3}{W}
Instant
Put any number of target artifact cards from your graveyard on top of your library.
Draw a card.
*ライブラリーの上に戻す際に、あなたはその順番を選ぶことができる。
その順番は他のプレイヤーに公開する必要はない。
*対象を0個にして唱えることができる。その場合、解決時にカードを引ける。
1個以上の対象を宣言して唱えた後、対象が全て不適正になった場合は、
呪文自体が打ち消されるので引くことはできない。この違いに注意せよ。
《裏切り者グリッサ》
{B}{G}{G}
Legendary Creature -- Zombie Elf
3/3
First strike, deathtouch
Whenever a creature an opponent controls is put into a graveyard from the battlefield, you may return target artifact card from your graveyard to your hand.
*あなたがオーナーであるアーティファクトと、対戦相手のコントロールするクリーチャーが
同時に墓地に置かれた場合、あなたはグリッサの誘発型能力の対象として、今しがた
墓地に置かれたアーティファクトを選べる。
例えば、対戦相手があなたのアーティファクト・クリーチャーをコントロールしていて、
それが墓地に置かれた場合、あなたはそのアーティファクト・クリーチャーを手札に戻せる。
#「どの墓地に」とは書かれていない。
《流血の臣下》
{2}{W}
Creature -- Hound
2/1
Sacrifice Gore Vassal: Put a -1/-1 counter on target creature. Then if that creature’s toughness is 1 or greater, regenerate it.
*自分自身に対して能力を起動できる。その場合、対象が不適正なのでカウンターは乗らない。
*再生の盾はこのターンの間有効である。
*タフネスが3で、かつ2点のダメージを負っているクリーチャーを対象に、この能力を起動すると、
「タフネスが2で2点のダメージを負っている」となり、状況起因処理で破壊される。
が、再生によって破壊が置換され、全てのダメージが取り除かれてタップ状態になる。
カウンターやその他の効果は継続したままになる。
《緑の太陽の頂点》
{X}{G}
Sorcery
Search your library for a green creature card with converted mana cost X or less, put it onto the battlefield, then shuffle your library. Shuffle Green Sun’s Zenith into its owner’s library.
*あなたがオーナーである《緑の太陽の頂点》を唱えた場合、たいていはライブラリーを都合2回切り直す。
普通は1回切り直すだけにしてもよいが、《心因検査器/Psychogenic Probe》など、
ライブラリーをシャッフルした回数が問題となる場合は、2回とカウントされる。
*あなたがオーナーである《緑の太陽の頂点》を対戦相手が唱えた場合、(《知識槽》など)
対戦相手は自分のライブラリーからカードを探し、対戦相手自身のライブラリーをシャッフルする。
その後、対戦相手が《緑の太陽の頂点》をあなたのライブラリーに入れてからあなたのライブラリーを
切り直す。つまりこの場合、あなたはライブラリーを切り直さない。
《刃砦の英雄》
{2}{W}{W}
Creature -- Human Knight
3/4
Battle cry (Whenever this creature attacks, each other attacking creature gets +1/+0 until end of turn.)
Whenever Hero of Bladehold attacks, put two 1/1 white Soldier creature tokens onto the battlefield tapped and attacking.
*これが攻撃したとき、2つの能力が同時に誘発する。あなたはそれらを好きな順番でスタックに積む。
トークンが出る方を先に解決すると、それらのトークンも+1/+0の修整を受ける。
*トークンが出た際に、あなたはそれぞれについて、攻撃するプレイヤーもしくは
プレインズウォーカーを選択する。
*トークンは攻撃クリーチャーとして出てくる。攻撃クリーチャーとして選択されたわけではない。
(→《風立ての高地/Windbrisk Heights》)
《オキシド峠の英雄》
{2}{R}{R}
Creature -- Human Knight
4/2
Haste
Battle cry (Whenever this creature attacks, each other attacking creature gets +1/+0 until end of turn.)
Whenever Hero of Oxid Ridge attacks, creatures with power 1 or less can’t block this turn.
*このクリーチャーが攻撃し、2番目の誘発型能力を解決した後に、パワーが1以下のクリーチャーが
新たに戦場に出たとしても、それはブロックができない。
#特性を変化させるものではないので。
《知識槽》
{6}
Artifact
Imprint -- When Knowledge Pool enters the battlefield, each player exiles the top three cards of his or her library.
Whenever a player casts a spell from his or her hand, that player exiles it. If the player does, he or she may cast another nonland card exiled with Knowledge Pool without paying that card’s mana cost.
*あなたは《知識槽》によって追放された対戦相手がオーナーであるカードも唱えることができる。
*いずれのプレイヤーも、手札から唱えた呪文は追放され、解決されない。
「他の呪文や能力により打ち消されない」という能力があったとしても、打ち消しでなく
追放なので意味はない。
*元々の呪文が(他の呪文や能力によって打ち消された、など)追放されなかった場合、
以降はなにも起きない。《知識槽》によって追放された他のカードを唱えることはできない。
*《知識槽》によって追放されているカードが全て土地カードだったとしても、
手札から唱えた呪文は追放される。(そしてなにも唱えられない)
*《知識槽》によって追放されたカードを唱える場合、本来のタイミング(ソーサリーなど)
は無視される。キッカーなどの追加コストは支払える。唱えるために必須のコストは
支払う必要がある。マナ・コストにXが含まれている場合、それは0しか選べない。
*呪文を唱えたことによる誘発型能力は、通常通り解決される。
例:《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
*複数の《知識槽》が戦場にある場合、どの《知識槽》によって追放されたカードかを記録すること。
その上で、プレイヤーが手札から呪文を唱えた場合、
・《知識槽》が全て同じプレイヤーでコントロールされていた場合、
そのプレイヤーは誘発型能力をどの順番で解決するかを選択してスタックに積む。
・《知識槽》が2人以上のプレイヤーで複数個コントロールされていた場合、
APからターン進行順に誘発型能力をどの順番で解決するかを選択してスタックに積む。
・最後にスタックへ積まれた誘発型能力が真っ先に解決される。
その《知識槽》によって、唱えた呪文は追放され、その《知識槽》に追放されている
カードのうち1つを選んで唱える。
他の《知識槽》の誘発型能力は、唱えられた呪文が既に無いので、何もしない。
《カルドーサの炎魔》
{4}{R}{R}
Creature -- Elemental
4/4
When Kuldotha Flamefiend enters the battlefield, you may sacrifice an artifact. If you do, Kuldotha Flamefiend deals 4 damage divided as you choose among any number of target creatures and/or players.
*対象は最大4つまで取ることができる。1つの対象には少なくとも1ダメージを割り振らないといけない。
*誘発型能力がスタックに積まれた時に、あなたは対象と何点のダメージを割り振るを宣言する。
解決時に、アーティファクトを生け贄に捧げるかどうかを決める。
アーティファクトを生け贄に捧げるかどうかの決定を行った後では、何らかの対応を行うには遅すぎる。
《メリーラの守り手》
{4}{G}
Creature -- Human Warrior
4/4
Melira’s Keepers can’t have counters placed on it.
*感染をもつ発生源からのダメージが《メリーラの守り手》に与えられても、なにも起きない。
《メリーラの守り手》には-1/-1カウンターは置かれず、ダメージも負わない。
しかし、「ダメージは与えられた」ので、絆魂などは通常通り解決される。
*なんらかのカウンターが置かれたクリーチャーが、《メリーラの守り手》のコピーになったとしても、
それらのカウンターは外れない。(プロテクションとは異なる)
《鏡操り》
{5}
Artifact
Whenever another nontoken artifact enters the battlefield under your control, you may pay {2}. If you do, put a token that’s a copy of that artifact onto the battlefield.
*解決時に、この能力を誘発させたアーティファクトのコピー・トークンを出す。
現在のコピー可能な値をコピーすることに注意せよ。
*誘発型能力の解決前に、誘発させたアーティファクトが戦場から離れた場合、
それでも{2}を支払うことはできる。その場合、戦場を離れる直前のコピー可能な値を得る。
《分裂の操作》
{1}{U}{U}
Sorcery
Look at the top seven cards of your library. You may put one of those cards onto the battlefield if it has the same name as a permanent. Put the rest on the bottom of your library in any order.
*7枚の中に同じ名前を持つカードが複数枚あったとしても、戦場に出せるのはそのうち一枚のみである。
《迫撃鞘》
{2}
Artifact -- Equipment
Living weapon (When this Equipment enters the battlefield, put a 0/0 black Germ creature token onto the battlefield, then attach this to it.)
Equipped creature gets +0/+1 and has "Sacrifice this creature: This creature deals 1 damage to target creature or player."
Equip {2}
*つけられたクリーチャが能力を得て、この能力はそのクリーチャー自身がダメージを与える。
感染持ちがこれを装備し、自身を生け贄に捧げた場合、そのダメージの発生源は感染を持っている。
《ファイレクシアのハイドラ》
{3}{G}{G}
Creature -- Hydra
7/7
Infect (This creature deals damage to creatures in the form of -1/-1 counters and to players in the form of poison counters.)
If damage would be dealt to Phyrexian Hydra, prevent that damage. Put a -1/-1 counter on Phyrexian Hydra for each 1 damage prevented this way.
*複数の軽減効果が《ファイレクシアのハイドラ》へ同時に働く場合、
《ファイレクシアのハイドラ》のコントローラーが、どの軽減効果を先に適用するかを決める。
*《ファイレクシアのハイドラ》へのダメージが軽減できない場合、
《ファイレクシアのハイドラ》の能力は機能しない。従って、-1/-1カウンターは乗らない。
《ファイレクシアの再誕》
{4}{W}{W}
Sorcery
Destroy all creatures, then put an X/X colorless Horror artifact creature token onto the battlefield, where X is the number of creatures destroyed this way.
*再生した、もしくは「破壊されない」によって戦場に居残ったクリーチャーは、Xとしてカウントしない。
《ファイレクシアの破棄者》
{2}
Artifact Creature -- Horror
2/1
As Phyrexian Revoker enters the battlefield, name a nonland card.
Activated abilities of sources with the chosen name can’t be activated.
*これにより指定されたカードにある起動型能力は起動できなくなる。
これにはマナ能力も含まれる。(→《真髄の針》とは異なる)
*指定されたカードがどの領域にあっても、起動型能力は起動できなくなる。
例)サイクリング能力や《起源/Genesis》など。
《蜃気楼のマイア》
{3}
Artifact Creature -- Myr
2/2
Flash
You may cast artifact cards as though they had flash.
*ミラディンに収録されていた《古えの居住地/Ancient Den》を始めとするアーティファクト・土地は
「唱え」られないので、瞬速を持っているかのようにプレイすることはできない。
《ボーラスの工作員、テゼレット》
{2}{U}{B}
Planeswalker -- Tezzeret
3
[+1]: Look at the top five cards of your library. You may reveal an artifact card from among them and put it into your hand. Put the rest on the bottom of your library in any order.
[-1]: Target artifact becomes a 5/5 artifact creature.
[-4]: Target player loses X life and you gain X life, where X is twice the number of artifacts you control.
*2番目の能力を起動しても、対象のアーティファクトのタイプやサブタイプ、特殊タイプは
そのままである。装備品がこの能力によりアーティファクト・クリーチャーになった場合、
それは他のクリーチャーにつけられないので、状況起因処理ではずされる。
*2番目の能力は第4種+第7b種である。
《勝利の伝令》
{3}{W}{W}{W}
Creature -- Angel
4/4
Flying
Whenever Victory’s Herald attacks, attacking creatures gain flying and lifelink until end of turn.
*飛行と絆魂を得るのは「他の」ではない。これ自身も含む。
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そんなところで。
コメント
>コピーになる
のでなく、コピーであるトークンを戦場に出す、では?
訂正いたしました。
ご指摘ありがとうございます。