Answer: Friday Magic Quiz. [10-38A]
2010年12月21日 FMQ#《ヘイヴンウッドのセロン/Thelon of Havenwood》で統率者デッキを組もうとしたら
#カウンターまみれになってしまったでござる、の巻
それでは、先週の回答。
問1
かたならしっぽい◯×。
「構築戦のデッキチェック中に、あるプレイヤーAが提出したデッキケースの中に、
デッキリストには書かれていないマジックのカードが数枚入っていた。
しかし、デッキリストに書かれていたカードすべてには同一のスリーブがかけられており、
書かれていないカードにはスリーブがかけられていなかった。
この場合、Aに与えられる懲罰は無い。」
◯か×か?
×
提出されたデッキケースに入ってたのはメインデッキ+サイドボードのカードであると
考えられる。にもかかわらず、デッキリストに書かれていないカードが入っているということは
デッキ/リストの問題となる。
#Worlds本戦では、「デッキリストに書かれていないカード」が入っていても問題ないカードが
#ありました。それは、会場で配布された《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》の
#プロモカードです。どの会場でもそうとは限りませんが、面白く感じました。
問2
Aは《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》をコントロールしている。
Bのターン、Bの《酸の巣の蜘蛛/Acid Web Spider》が攻撃し、
Aはこれを《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》でブロックした。
戦闘ダメージが割り振られ、《テル=ジラードの堕ちたる者》はAの墓地に置かれた。
2-1)
Aは墓地に置かれた《テル=ジラードの堕ちたる者》を、《屍賊の死のマント》で戦場に戻したい。
さて、それは可能か?
2-2)
Bは《屍賊の死のマント》の誘発型能力に対応し、《屍賊の死のマント》を《粉砕/Shatter》で
破壊した。さて、2-1)の答えは変わるだろうか?
2-1)可能
《屍賊の死のマント》の誘発型能力は、《テル=ジラードの堕ちたる者》が墓地に落ちたことで誘発する。
そして、能力の解決時に{4}を支払うと、その《テル=ジラードの堕ちたる者》が戦場に戻り、
それに《屍賊の死のマント》がつけられる……のだが、《テル=ジラードの堕ちたる者》には
プロテクション(アーティファクト)があるので、つけることができない。
従って、《テル=ジラードの堕ちたる者》は戦場に戻り、《屍賊の死のマント》はどこにも
ついていない状態(前のまま)になる。
2-2)変わらない
既に能力は誘発した後なので、誘発した元がどうなっても能力自体は解決される。
結局、《テル=ジラードの堕ちたる者》は{4}払うことで戦場に戻ってくる。
問3
PとQが対戦している。
Pは《風立ての高地/Windbrisk Heights》を戦場に出し、秘匿能力で1枚のカードを裏向きに追放した。
Qのターン、Qは《原初の命令/Primal Command》の2番目のモードで、Pの《風立ての高地》を
Pのライブラリーの一番上に置いた。
さて、先ほど追放されたカードについて。
3-1)
このカードはどの領域にあるか? また、このカードは表向きだろうか? それとも裏向きだろうか?
3-2)
Pはこのカードが何であったかを見ることができるだろうか?
3-3)
Qはこのカードが何であったかを見ることができるだろうか?
3-4)
このゲームが終わった時、Qはこのカードが何であったかを知ることができるだろうか?
3-1)追放領域、裏向き
秘匿能力を持っていたパーマネントが戦場を離れたとしても、能力によって追放したカードには何も
影響がない。従って、そのカードは追放領域にあり、裏向きである。
3-2)見ることができる
追放されたカードは、『このカードを追放したパーマネントをコントロールしていたことのある
プレイヤーは、追放領域にあるこのカードを見てもよい。』を持つ。(CR702.72)
とあるので、追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤー、
(この問題の場合はP)は、カードの表を見ることができる。
3-3)できない
追放されたカードは裏向きである。そのカードの表を見ることができるのは
「追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤー」
なので、Qはその表を見ることができない。
3-4)知ることができない
追放領域にある裏向きのカードは、ゲーム終了時に公開する必要がない。
表側を公開する必要があるのは、裏向きのパーマネントと呪文である。(CR707.9)
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そんなところで。
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