2週間前の回答になります。


問1
かたならし◯×。

「戦場に存在する全てのオブジェクトはパーマネントである。」

◯か×か? 




戦場に存在するオブジェクトはパーマネントである。(CR403.3)

というわけで、そのものズバリなのでした。

 
問2
プレイヤーAは《金属の駿馬/Chrome Steed》と《剃刀ヶ原の打つもの/Razorfield Thresher》、
それに《絡み線の壁/Wall of Tanglecord》をコントロールしている。

Aのターンの戦闘フェイズに、攻撃クリーチャーを選択する前に、Bがこんなことを言い出した。

B「とりあえず《錆ダニ/Rust Tick》の能力を《剃刀ヶ原の打つもの》を対象にして起動。
 で、解決前に《空への跳躍/Vault Skyward》を使って《錆ダニ》をアンタップして、
 《錆ダニ》を《金属の駿馬》を対象にして起動するよ。」

A「え? それって両方共次のターンには起きないの?」
B「もちろん、それを見越しているけど。」

さて、Bの言い分は正しいか? 


正しくない。

《錆ダニ/Rust Tick》のように、「~し続ける限り/for as long as」という表記を持っていて、
限定される持続時間を持つ効果は、「~し続ける限り」という文章で示される期間が、
最初に適用されるより前に終了していた場合、その効果は何もしない。(CR611.2b)

なので、《剃刀ヶ原の打つもの》を対象にして起動した能力の効果が適用される前には、
すでに「タップ状態である限り」という期間が、《空への跳躍》によるアンタップで終了している。つまり、「アンタップ・ステップにアンタップしない」という効果は何もしない。

問題文の場合、《剃刀ヶ原の打つもの》と《金属の駿馬》は両方共にタップされるが、
「アンタップ・ステップにアンタップしない」のは、《金属の駿馬》のみである。


 
問3 (意地悪)

PはQがオーナーである《不死の霊薬/Elixir of Immortality》をコントロールしている。

Pがこの《不死の霊薬》を起動し、処理を終えた。

Qのコントロールする《心因検査器/Psychogenic Probe》の能力は
何回誘発するか?


1回。

現在のオラクル・データベース上にある《不死の霊薬》のテキストは以下の通り。

  {2}, {T}: You gain 5 life. Shuffle Elixir of Immortality and your graveyard into your library.

実はM11当時からのエラッタが反映されていない。こうあるべきである。

  {2}, {T}: You gain 5 life. Shuffle Elixir of Immortality and your graveyard into their owner’s library.

この変更は、問題文のように、《不死の霊薬》のオーナーと、起動時のコントローラーが異なる場合に、
「誰が」「どれを」ライブラリーに混ぜて、「どの」ライブラリーを切り直すかが不明瞭になるからである。

CR的に考えると、問題文のようにQのオーナーである《不死の霊薬》を、Pが起動すると、
《不死の霊薬》はPのライブラリーではなく、Qのライブラリーに入れられる。
つまりオーナーの該当する領域に行く。(CR403.3)

そして、これにより、

「Pが」「Pの墓地をPのライブラリーに、《不死の霊薬》をQのライブラリーに」混ぜて、それらを切り直す。
ということになる。

このため、Pは自分自身のライブラリーを切り直しているので、《心因検査器》の能力はただ1回誘発する。

#実は印刷されたテキストのままでも何も問題はない。ただややこしいだけだ。

----
そんなところで。

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