#ゲームデー用に黒増幅デッキを試していますが、一番有用なカードである
#《記憶殺し/Memoricide》がミラディン側なので頭をかかえる日々。

それでは、先週の回答。


問1
かたならし◯×。

 「ある呪文が2つのオブジェクトを対象に唱えられ、それが解決されるまでに
  一方が不適正になった場合、その呪文は『単一の対象を持つ呪文』とみなされる。」

◯か×か?


×

単一の対象を持つ呪文や能力を判断する場合は、その呪文や能力がスタックに置かれた時点で
合計何回オブジェクトやプレイヤーや領域が対象になったかを数える。(CR114.8a)

スタックにあって解決前の対象の数や、解決時の対象を数えるわけではない。


問2
Aは探索カウンターが5つ乗っている《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic》と、
《メムナイト/Memnite》を2つコントロールしている。

Aのターンに、Aは《聖なる秘宝の探索》を起動した。

A「探してきていい?」
B「ああ。いいよ。つける《メムナイト》を選んでから、装備品がつけられる前に、
 《稲妻》をそいつへ撃つよ。」

さて、Bの思惑はうまくいくだろうか?


うまくいかない。

《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic》の起動型能力は、
「あなたのライブラリーから装備品カードを1つ探し、それを戦場に出し、それをあなたが
コントロールするいずれかのクリーチャーにつける。 その後あなたのライブラリーを切り直す。」
まで一連の行動である。この間にはプレイヤーに優先権がない。

つまり、Aがどちらかの《メムナイト》を選んでから、それに《アージェンタムの鎧》を
つけるまでに、Bがその《メムナイト》へ《稲妻》を唱えるタイミングはない。

 
問3

3-1)
Pは《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》を2体コントロールしている。
Qが《乾燥台地/Arid Mesa》を起動し、ライブラリーから《平地/Plains》を探したい場合、
Qは何マナ支払っておく必要があるか?

3-2)
ところ変わってFinals地区予選でのお話。

Pは《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》を1体コントロールしている。

Pのターン、Pはやることがなくなったので、Pは自分のターンの終了を宣言した。
Qは自分のターンが来る前に、《乾燥台地/Arid Mesa》を起動した。

Q「いいですか?」
P「どうぞ。」

Q「じゃ、{2}払ってから探しますね。」

さて、Qの行動は適正か?


3-1)合計{4}マナ。

この効果は重複する。
{2}支払うことでどちらか一方の《レオニンの裁き人》の効果を無視することができる。
なので、ライブラリーからカードを探したい場合、合計{4}を支払う必要がある。


3-2)適正でない。

《レオニンの裁き人》による「ライブラリーを探せない」効果を無視するためには
{2}を支払う必要があるが、これは特別な処理(CR115)である。

この{2}を支払うという行為は、プレイヤーに優先権がある場合でしか行えない。

問題の例では、Qは《乾燥台地》を起動し、優先権をPに渡している。
Pはそれに対して何もせずに優先権を返しているので、全てのプレイヤーが優先権のパスを
行った。つまり、一番上のオブジェクトが解決されることになる。

この時点でP、Qともに優先権を持たないので、もう《レオニンの裁き人》の特別な処理を
行うことはできない。従って、上記のQのような行動はできない。

----
そんなところで。


コメント

さとけん
2010年10月28日1:41

タイトルがAnswer:になってないからびっくりしましたがちゃんと回答編でよかった

testing
2010年10月28日1:56

直しました。ご指摘感謝します。

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