#《噴出/Gush》解禁されたVintageの結果が《噴出/Gush》無双な件について。

「よろしい、ならば《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》だ。」
「割り込んでマナ出しつつ《噴出》しますね。あ、《Force of Will》引きました。」

そんな妄想はさておき、先週の回答。

問1
これからよくありそうな◯×。

 「Finals地区トーナメントで、試合中のテーブルにおいて、ゲームルールのミスを
  観客が発見した場合、そのテーブルのゲームを止めてジャッジを呼ぶことが推奨される。」

◯か×か?




観客は、試合が行われている最中にルールやポリシーの違反を見つけた場合、
可能な限り早くジャッジを呼ぶことが望ましい。
一般あるいは競技RELにおいては、プレイヤーにマッチの進行を止めるように要請しながら
ジャッジを呼んでもよい。(MTR1.11)
 

Finals地区トーナメントは競技RELなので、観客はルールやポリシーのミスを正すために、
ゲームを止めるように要請しつつジャッジを呼ぶのが望ましい。

GP2日目やPT本戦といったプロRELでは、観客はプレイに干渉することは一切できない。


問2
新しい環境になってもヴァラクートばかりなので、次の大会で2人あわせて4枚しか無い
《原始のタイタン/Primeval Titan》をどちらが使うかをゲームで決めているプレイヤーAとB。
そんな二人がいつものゲームをしている。

Aは《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》がつけられた《コーの装具役/Kor Outfitter》
をコントロールしている。

Bのターン、Bは《反逆の印/Mark of Mutiny》を《コーの装具役》を対象に唱え、
コントロールを奪ってからAに攻撃した。

B「じゃあ、とりあえずこの《アージェンタムの鎧》自身を壊すよ。」

さて、Bのこの行動は可能か?


不可能。

《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》によってパーマネントを破壊する能力は、
《アージェンタムの鎧》自身が発生源であり、つけられたクリーチャーではない。

従って、《アージェンタムの鎧》がつけられた《コーの装具役》が攻撃することで
誘発した能力のコントローラーは、《アージェンタムの鎧》のコントローラーと同じAである。

つまり、上記の例では破壊するパーマネントの対象を選ぶのはBではなくAである。


 
問3

Pは《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》の3番目の能力を起動し、
紋章を得ている。

さて、Pは何かしらの呪文を唱え、紋章の誘発型能力で、
対戦相手のコントロールしている《大祖始/Progenitus》を追放したいと考えているが、

うまくいくだろうか?


うまくいかない。

《大祖始/Progenitus》のもつ「プロテクション(すべて)」は、特性値がどうであるかに関わらず、
すべてのオブジェクトに対するプロテクションを持つ。(CR702.14i)

言い換えると、

  ・呪文や能力の対象にならない。
  ・オーラにエンチャントされない。
  ・装備品を装備されない。
  ・城砦によって城砦化されない。
  ・クリーチャーにブロックされない
  ・与えられるすべてのダメージを軽減する。

となる。

一方、紋章はコマンド領域に置かれるオブジェクトであり、それは能力のみを持つ。
これを発生源とした誘発型能力であるので、「呪文や能力の対象にならない」にひっかかり、
Pは自分の持つ紋章をもってしても、《大祖始》を追放することはできない。


----
そんなところで。

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