Answer: Friday Magic Quiz. [10-30]
2010年10月5日 FMQ コメント (5)#感染つきのクリーチャーに怯える日々。
それでは、先週の回答。
問1
かたならし◯×。
「増殖を行う場合に、次元カードの上に乗っているカウンターも増やすことができる。」
◯か×か?
×
増殖を行う場合、選べるのはカウンターが乗っているプレイヤー又はパーマネントである。
次元カードで表されるオブジェクトはパーマネントではないので、
増殖を行う際に選ぶことはできない。
同じ理由で、待機状態のカードや、スタックの上にあってカウンターの乗っている呪文も選べない。
問2
プレイヤーAは《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》と《金のマイア/Gold Myr》
をコントロールしている。
プレイヤーBのターンで、Bは《ダークスティールの巨大戦車/Darksteel Juggernaut》で
攻撃し、Aはそれを《金のマイア》でブロックした。
B「じゃ、そのマイアは墓地行きだな。」
A「《屍賊の死のマント》があるから大丈夫。誘発して{4}支払って良い?」
B「いや、誘発してから《粉砕/Shatter》で《屍賊の死のマント》を壊すよ。」
さて、Aは{4}を支払えるだろうか? また、支払った場合《金のマイア》はどうなるだろうか?
支払える。《金のマイア》は戦場に戻る。
一度誘発してしまえば、誘発元がどうなろうとも関係がない。
問題の場合、誘発型能力の解決時に、Aは{4}支払うかどうかの選択がある。
支払った場合、《金のマイア》は戦場にもどる。そして、能力はそれに《屍賊の死のマント》を
つけようとするが、すでに《屍賊の死のマント》は戦場にないので、何もしない。
結果として《金のマイア》は戦場に戻る。
問3
プレイヤーPの墓地には《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》が2枚ある。
Pは《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》をコントロールしており、これで対戦相手に攻撃をした。
P「《朽ちゆくヒル》から得ている能力を、都合2回起動するよ。」
Pのこの行動は可能か?
可能
この《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》は、
墓地の《朽ちゆくヒル》2枚から起動型能力を得ているので、それらはそれぞれ別々に扱われる。
従って、一方の能力を起動した後に、他方の能力を起動すればよい。
----
《壊死のウーズ》を眺めて、ふと思いついたコンボがあった。
それは墓地に《トリスケリオン/Triskelion》と《Phyrexian Devourer》があれば、
ライブラリーが続く限り1点をどこにでも飛ばせるのではないか、と考えたのだ。
しかし、このコンボは残念ながら成立しない。《Phyrexian Devourer》のオラクルにはきちんと
できないように書かれているのだ。ライブラリーを上手く調整すればできるかもしれないが、
ちょっと現実的ではなかった。
教訓:オラクルはしっかり確認しよう。
----
そんなところで。
コメント
どの道、ライブラリーに一定数の2マナ以下のスペルは仕込んでおく必要はありますが。
解決する前にさらに《Phyrexian Devourer》から得た能力を起動することによって、
コンボを継続することは可能です。
それを含めて「ライブラリーをうまく調整~」と書いたつもりでした。
混乱させてしまい申し訳ありません。
《粘つく霊命》や《Hyalopterous Lemure》を墓地に落としておけばこれもただで可能に。