#CRはすでに更新版が発表されています。差分記事は来週にでも。
#個人的にはキッカー・コスト等の支払ったコストによる特性の変動が
#呪文の解決時に行われるようになった、というのが面白く思えました。
#例をあげると、キッカー・コストを支払った《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》を
#《奪取/Desertion》しても、戦場に出たとき~の能力は誘発しません。

和訳版はそのうちmjmj.infoで公開されることでしょう。
いつもお世話になっております。

それでは、先週の回答。

問1
かたならし◯×。

「代わりに/instead という言葉が使用されている効果は置換効果である。そして、
 飛ばす/skip という言葉が使用されている効果もまた置換効果である。」

◯か×か?




「飛ばす/skip」という語を用いる効果は置換効果である。(CR614.b)

言い換えると、既存のイベントやターン等を「何も起こらない」ことに置換する効果である。

置換効果なので、複数個の置換効果によっての影響を受ける場合、「飛ばす/skip」も
同様の扱いをうける。

 
問2
Aは2つの《森/Forest》と4つの《山/Mountain》から《原始のタイタン/Primeval Titan》を
唱え、それが戦場に出たあと、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》を
2枚探してきて戦場に置いた。

次のAのターンに、Aは《原始のタイタン》で攻撃し、その能力で《山》をさらに2枚戦場に置いた。

A「《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の誘発型能力の対象は、全部B本体で。」と宣言した。

2-1)
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の能力は何回誘発するか? 
また、宣言どおりに解決したとすると、Bに合計何点のダメージが与えられるか?

2-2)
この《山》を2枚置いた後の誘発型能力がスタックに積まれた後、
Bは《地盤の際/Tectonic Edge》を起動してダメージを減らそうと考えた。
1枚の《地盤の際》が起動できたとすると、Bに与えられるダメージは2-1)の値から何点にまで減るか?


2-1)4回、12点。

《原始のタイタン》の能力で置かれた《山》2枚は、それぞれが《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》
の誘発条件を満たす。《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》は2枚あるので、計4回誘発する。

2-2)減らない。

《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の能力が誘発した後に、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を
《地盤の際》で破壊したとしても、すでに誘発した能力に関しては何も影響しない。

なので、誘発した後では、《地盤の際》を起動するには遅すぎる。
《原始のタイタン》の能力が誘発してから、それが解決される前に、
《地盤の際》を起動する必要があるでしょう。

#なお、「既に置かれていた《山》4枚のうちのどれか1枚」を破壊できれば、
#Bに与えられるダメージは0点になる。(解決時にif節で示されている条件を満たさなくなるので)

 
問3

PとQがゲームをしている。

Pは《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》を出していたが、
Qはそのコントロールを《誘惑蒔き/Sower of Temptation》で奪った。

Pは《流刑への道/Path to Exile》をQの《誘惑蒔き》を対象に唱えた。

《流刑への道》の解決中に、Qはライブラリーから基本土地を探そうとしたが、

Pは「上から4枚しか探せないよ」 と主張し、
Qは「いや、まだ解決中だからライブラリー全部から探せるはずだ。」 と主張した。

いずれの主張が正しいか?


Pの主張が正しい。

《流刑への道》の解決を書かれている文章の通りに行うと、
まず《誘惑蒔き》が追放される。この時点で《誘惑蒔き》の誘発型能力によって
作成された継続的効果(コントロール変更効果)の期限がきて、この効果は終わり、
コントロールを奪われていた《エイヴンの思考検閲者》はPへ戻る。

つまり、Qが基本土地を探し始める前に、《エイヴンの思考検閲者》のコントロールは
Pにあり、その影響を受けるようになるので、Qは上から4枚からしか探すことが出来ない。


----
そんなところで。


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