#8月の予定を決めていると、土曜日が自動的に埋まる不思議。
#こちらで把握している愛知の草の根大会は以下のページにまとめておきます。

# http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/07/2010-8.html

#関係者の方とかで知っている情報とかあればコメントによろしく。
#URLもあるとなお良いのよ。

こうでもしないと次の自分の大会日程が決定できないもどかしさ。
とりあえずの予定として入れてはいますが、やや流動的。

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・M11対応オラクルテキスト辞書

需要があるかどうかはいまいち不明ですが、某方面では切望されていた、
M11対応のオラクルテキスト(EPWING形式辞書)ファイルを更新しました。

 http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/07/m11-update.html

iPhone/iTouch, Xperia などで動く辞書アプリに転送して使用可能です。
使い勝手やエラー報告などがあれば教えていただけると助かります。

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それでは、先週の回答。


問1
かたならし○×。

「次元カードや計略カードも、ルール的には『カード』として通常のテキスト内で参照できる。」

○か×か?




ルールや文章に「カード」と記されていた場合、通常のマジックのカードを指すが、
次元カードや計略カードのような、より大きいサイズのマジックのカードもその中に含まれる。(CR108.2)

なので、問題の答えとしては◯になる。


 
問2

プレイヤーAは忠誠カウンターが2個乗っている《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》をコントロールしている。

プレイヤーBは《凶運の彫像/Jinxed Idol》と《極楽鳥/Birds of Paradise》をコントロールしている。

プレイヤーBのターン中に、Bは《凶運の彫像》の能力を起動して、Aにそのコントロールを押しつけた。

次のAのターンのアップキープに、《凶運の彫像》の能力が誘発し、Aにダメージを与えるのだが、

2-1)Aのダメージを《リリアナ・ヴェス》に移し替えることは可能か?
2-2)もし可能ならば、それを移し替える選択権があるのはA、Bのいずれか?

 

2-1)不可能
2-2)(回答省略)

誘発した《凶運の彫像》の能力のコントローラーは、能力が誘発した時のそのオブジェクトの
コントローラーである。つまり、この能力はAがコントロールしている。

プレイヤーに与えられる非戦闘ダメージを、そのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカー
へ移し替えることができるのは、その非戦闘ダメージの発生源のコントローラーが対戦相手である場合のみである。

問題の場合、Aのコントロールする発生源がAにダメージを与えるので、Aのコントロールする
プレインズウォーカー(=《リリアナ・ヴェス》)にダメージを移し替えることはできない。

 
問3

PとQがゲームをしている。

PはPのターンに《野生の喚起/Wild Evocation》を出した。

次のQのターンになり、アップキープ・ステップに《野生の喚起》が誘発した。
その解決中、Qの手札から《火の玉/Fireball》が公開された。

マナ・コストを支払うことなく《火の玉》を唱えてしまうと、
Xは0しか選べないため、丸損になってしまう。

どうしても《火の玉》を唱えたくなかったQは、ある案を思いついた。

Q「《火の玉》の対象を、P本体とQ本体の2つに取ります。
 対象は2つなので、追加コストとして{1}が要求されます。
 この呪文の総コストは{1}ですが、マナ能力を起動するのは強制ではないため、
 何も起動しません。結果としてこの呪文のコストは支払えませんので、
 《火の玉》を唱えることはできません。《火の玉》をそのまま手札に残しますね。」

Qのもくろみはうまくいくだろうか?


《野生の喚起》のテキストは以下のとおり。


At the beginning of each player’s upkeep, that player reveals a card at random from his or her hand. If it’s a land card, the player puts it onto the battlefield. Otherwise, the player casts it without paying its mana cost if able.


公開された《火の玉》は、可能なら唱えなくてはいけない。

Qの行動はすべて適正な選択がなされているが、この選択では「唱える」ことが完了しないため、
ゲームは呪文を唱え始める前まで巻き戻される。(CR601.2)

追加コストを増やしてマナ能力を起動しない、というのは適正な行動ではあるが、
結局そのような選択肢は全て不正となり、ゲームは呪文を唱えはじめる前まで巻き戻される。

結局のところ、Qは「唱える」ことが完了できるような選択をすることになる。
……文字通り「可能なら」唱えなくてはいけない。

全ての選択肢を考慮しても、なおその呪文が唱えられない場合は、不可能な部分は無視される。

例えば、追加コストが必要な《投げ飛ばし/Fling》が公開され、そのプレイヤーが
クリーチャーを1つもコントロールしていなかった場合、それは唱えられないので手札領域に留まる。


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そんなところで。

コメント

nophoto
名無し
2010年7月22日18:16

2)
>発生源が対戦相手である
プレイヤーはダメージを与えませんよw

これってダメージを与える能力がスタックに乗ってるときにコントロールを渡した場合、対戦相手が移し変えることができる、ってことでOKですよね?


3)どこまでをもって「全ての選択肢」なのか教えていただけるとありがたいです。
《力のうねり》が公開された場合とか

HAMA研の主水(もんど)
HAMA研の主水(もんど)
2010年7月22日19:52

M11対応オラクルテキスト辞書

毎回本当に助かっています。
ありがとうございます。

testing
2010年7月23日11:56

>対戦相手~

修正しました。ご指摘感謝いたします。

>これってダメージを与える能力がスタックに乗ってるときにコントロールを渡した場合~

はい。
Aのコントロールする《凶運の彫像/Jinxed Idol》があり、その能力がスタックに
積まれた後、解決前にAが《凶運の彫像》の能力を起動してコントローラーをBに変えた場合、
能力のコントローラーはAですが、ダメージの発生源はBのコントロールする《凶運の彫像》
なので、BはAのコントロールするプレインズウォーカーへダメージを移し替える選択ができます。

>3)どこまでをもって「全ての選択肢」なのか教えていただけるとありがたいです。

表現通り「可能なら」です。

《力のうねり/Surge of Strength》ですと、追加コストとして赤か緑のカードを捨てるので、
手札にあるならば捨てて唱えなくてはいけません。

「手札に赤もしくは緑のカードが無くて支払えないので、唱えられない」という主張が
あるならば、ジャッジに確認してもらうのが一番でしょう。

いずれにせよ、唱えるために追加の行動(例えば、マナ能力の起動)は強制されませんが、
適正に唱えることを完了しないといけません。

nophoto
名無し
2010年7月23日14:08

回答ありがとうございました。

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