#先週末は日本選手権でした。
#京都で声をかけて下さった方々、一緒に作業をした方々に御礼申し上げます。
#多くの方と色々なことを話しましたし、新たな発見もありました。
#あいにくの雨模様が続いた古都でしたが、自分では行ってよかったと思っています。


7月のおいら主催大会の日付が確定したので告知です。

--------------------------------------------

 7月18日(日) C.B.EX. BIGMAGIC名古屋店 
   受付14:30-15:00 Extended構築戦

 7月24日(土) ホビステ杯#10 ホビーステーション名古屋店 
   受付14:00-14:30 スタンダード構築戦

 7月25日(日) C.B.L.39th BIGMAGIC名古屋店 
   受付14:30-15:00 レガシー構築戦

 7月31日(土) ホビステ杯#11 ホビーステーション名古屋店 
   (Finals2010ゲートウェイ#3 となります。)
   受付14:00-14:30 スタンダード構築戦

--------------------------------------------

詳細は来週にでもまた告知いたします。
特に7月18日のExtendedは新環境ですので、少し賞品も豪華にしようかと考えています。
みなさん奮ってご参加下さい。

----
それでは、先週の回答。



問1
かたならし◯×。

「あなたのライブラリー内にあるカードのコントローラーは『あなた』である。」

◯か×か?

 
×

あるオブジェクトが戦場かスタックにあるときに、そのオブジェクトのコントローラーが存在する。(CR109.4)
これには例外が3つあるが、いずれも定形のマジックのカードの話ではない。

従って、問題にある「ライブラリー内にあるカード」にはコントローラーは存在しないので×である。

問2
2-1)
プレイヤーAは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を唱え、その続唱能力の解決中に
ライブラリーから《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》がめくれた。

A「じゃあ、これをキッカー・コスト込みで支払って唱えるね。」

Aの行動は可能か?

2-2)
プレイヤーBは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を唱え、その続唱能力の解決中に
ライブラリーから《壊滅的な召喚/Devastating Summons》がめくれた。

B「じゃあ、今アンタップ状態の《山》2枚から{R}{R}を引き出して、土地を全部
 《壊滅的な召喚》のコストとして生贄に捧げるよ。」
A「で、その後に《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》に繋げるのね……」

Bの行動は可能か?


2-1)可能。

《ゴブリンの廃墟飛ばし》を唱える際に、CR601.2bの段階でキッカー・コストを
支払うことを決定し、最終的にそれらのコストを支払えばよい。

総コストを決定したあとの段階(CR602.1f)において、Aはマナ能力を起動する機会を得る。
このときに{R}を引き出せばよい。

 
2-2)不可能。

一見、上と同様だが、総コストを決定した(CR602.1e)段階において、今唱えている
《壊滅的な召喚》の総コストにはマナが含まれていない。

その後の呪文を唱える段階の(CR602.1f)において、マナの支払いが無いので、
Bはマナ能力を起動する機会を得ることはない。

従って、問題文に書かれたようなBの「マナを浮かせる」行動はできない。

Bがマナを浮かせるためには、続唱能力が誘発して、それの解決の前に優先権がある状態で
マナ能力を起動しておかなくてはいけない。続唱能力が解決し、《壊滅的な召喚》がめくれてから
それを唱え終わるまでに、Bがマナ能力を起動する機会は無いのである。

#他になんらかのマナの支払いを追加させる効果(例えば《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》)
#があり、総コストを決定した時点でマナの支払いが含まれていれば、Bのようなプレイは可能である。

 
問3

レガシー構築戦で《Illusionary Mask》が解禁されたよ記念問題。

プレイヤーPとQが対戦中で、Pは《Illusionary Mask》をコントロールしている。

3-1)
Pが《Illusionary Mask》の能力を{U}{B}というコストを支払って起動した。
解決時にPが手札から出せるカードは下記のうちどれか。(複数回答可)

  A)《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》
  B)《闇の腹心/Dark Confidant》
  C)《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
  D)《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》
  E)《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade》

3-2)
《Illusionary Mask》の解決後、Pが裏向きに出したカードはどの領域にあるか?

3-3)
Pが《Illusionary Mask》を経由して戦場に出した裏向きのクリーチャー(Z)がある。
この(Z)が表向きになるのはいつか。以下の選択肢から適当なものを選べ。(複数回答可)
なお、(Z)は他に何も効果を受けていないものとする。

  A)Pが(Z)で攻撃したとき。
  B)(Z)がQに戦闘ダメージを割り振るとき。
  C)Qが(Z)に《稲妻/Lightning Bolt》を唱えてダメージを与えたとき。
  D)Pが(Z)の表に書かれている変異コストを支払ったとき。
  E)実はPの好きなときに表向きにできる。

3-4)
Pが《Illusionary Mask》を経由してクリーチャーを裏向きに戦場に出した。
そして、このクリーチャーが裏向きのままの状態で、Qが《クローサの掌握/Krosan Grip》で
《Illusionary Mask》を破壊した。

その後で、3-3)で示されたような「表向きになる」条件を満たした場合、
この裏向きのクリーチャーはどうなるか?


《Illusionary Mask》は、これまでに色々とオラクルでの変更が加えられてきたが、
現在のところは印刷されたテキストに従った、今風の挙動を示す。

-- Printed text --
{X}: You can summon a creature face down so opponent doesn’t know what it is. The X cost can be any amount mana, even 0; it serves to hide the true casting cost of creature, which you still have to spend. As soon as a face-down creature receives damage, deals damage, or is tapped, you must turn it face up.

-- Oracle --
{X}: You may choose a creature card in your hand whose mana cost could be paid by some amount of, or all of, the mana you spent on {X}. If you do, you may cast that card face down as a 2/2 creature spell without paying its mana cost. If the creature that spell becomes as it resolves has not been turned face up and would assign or deal damage, be dealt damage, or become tapped, instead it’s turned face up and assigns or deals damage, is dealt damage, or becomes tapped. Activate this ability only any time you could cast a sorcery.



3-1)A, B, E

クリーチャーカードを選ぶ際には、起動コストのXとして支払ったマナと同じ量、同じタイプのマナ
で普通にそのクリーチャーカードを唱えることができなくてはいけない。

従って、選択肢の中で{U}{B}で唱えられるクリーチャーは、
《ファイレクシアン・ドレッドノート》、《闇の腹心》、と《エスパーの嵐刃》である。

 
3-2)スタック領域

これにより選ばれたクリーチャーカードは、裏向きで唱えられ、スタック領域に移動する。

#過去のオラクルでは直接戦場に出るようなテキストにもなっていたが、
#印刷文の "summon a creature face down..." という書き方に従うようになった。

 
3-3)A, B, C, D

A)攻撃クリーチャーとして指定したZはタップ状態になるので、それは代わりに表向きになってタップ状態になる。

B)ダメージを割り振る場合には、表向きになってから割り振る。
C)ダメージを与えられる場合には、表向きになってから与えられる。
D)裏向きの位相を持つパーマネントは、それが表向きになった場合の変異コストが何であるかを
 すべてのプレイヤーに示し、それを支払って表向きにしてもよい。
E)何もせず勝手に表向きになることはない。

 
3-4)表向きになる。

表向きになるのは起動型能力の効果の一部である。
《Illusionary Mask》が戦場にあるかどうかは関係がない。


----
そんなところで。


コメント

nophoto
tas
2010年7月7日19:51

3-1)について、《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》は支払われた黒青のマナの一部でプレイ可能ではないのでしょうか?


3-3)のBのような状況はカード単体では起こりえない(攻撃に参加している段階でタップされて表替える)と思うのですがどうでしょうか?

testing
2010年7月7日21:57

>tas さん

3-1)
失礼しました。単なる書き落としです。言葉の選び方もまずかったので訂正しました。

3-3)
表向きになる条件の一つとして「ダメージを割り振る」というのがあるため、
選択肢に入れました。たしかにBのような状況はカード単体では無理で、
他の効果によって警戒などをつける必要があります。
・・・しかし、問題文にはそのようなことを否定する部分がありますので、
「良くない」出題文であったと思います。

最後に、ご指摘を感謝いたします。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

お気に入り日記

登録したユーザー
102
登録されたユーザー
1010

最新のコメント

日記内を検索