Answer: Friday Magic Quiz. [10-18A]
2010年6月17日 FMQ コメント (1)#3ターン目の返しに《荒廃稲妻/Blightning》打たれるのがだんだん快感に変わってきました。
#もちろん《復讐蔦/Vengevine》を捨てるからですが。
そんなわけで、先週の回答ー。
問1
かたならし◯×。
「スタンダード形式の大会において、『カード名を1つ指定する』行動を行う場合に、
"Black Lotus" という宣言は認められる。」
◯か×か?
×
効果によってカード名を1つ指定する場合、オラクルに存在する、今行なっているゲームの形式に
おいて適正なカードのカード名を選ばなければならない。(CR201.3)
スタンダード構築戦で《Black Lotus》は適正なカードではないので、この宣言は認められない。
なお、カード名の指定について以下に補足する。
・分割カードを指定する場合は、その両側を指定する。
◯《火+氷/Fire+Ice》
×《火/Fire》
・反転カードの反転後のカード名を指定するのは適正。
◯《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》
◯《冒涜する者、夜目/Nighteyes the Desecrator》
・カード名でないトークンの名前は指定出来ない。
×『兵士』
×『フェアリー・ならず者』
問2
Aのコントロールしている《天界の列柱/Celestial Colonnade》に、
Bが《広がりゆく海/Spreading Seas》をつけた。
その後、Aはこの《広がりゆく海》を《忘却の輪/Oblivion Ring》によって追放した。
さらにBが、この《忘却の輪》をBの《忘却の輪》によって追放した。
結果として《広がりゆく海》は戦場に戻ってくるが、
《広がりゆく海》をどこにつけるかを選ぶのは、A,Bのどちらか?
B
通常、オーラは呪文として唱えられ、対象になったオブジェクトにつけられるが、
問題のように、呪文として解決される以外の方法でオーラが戦場に出る場合がある。
戦場にオーラを出す効果が、エンチャント先を指定している時もある。
(例:《ドラゴンの息/Dragon Breath》)
しかし、その効果がオーラのつけられる先を指定していなかった場合、
適正なエンチャント先を選ぶのは、そのオーラのコントローラーである。(CR303.4f)
問題の状況では、《広がりゆく海/Spreading Seas》のコントローラーはBであるので、
Bが《広がりゆく海》のエンチャント先を指定し、それにつける。
問3
AとB、CとDがチームになって双頭巨人戦を行っている。
3-1)
Aのコントロールする《ゴブリンの先達/Goblin Guide》が相手チームに攻撃を行った。
《ゴブリンの先達》の能力でライブラリーの一番上を公開するのは誰か?
また、それを選ぶのはいつか?
3-2)
Bのコントロールする《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》が相手チームに攻撃し、
誰にもブロックされずに戦闘ダメージを与えた。
《惑乱の死霊》の能力で手札を捨てるのは誰か?
また、それを選ぶのはいつか?
3-1)CまたはDのいずれか1人。能力の解決時に決定する。
《ゴブリンの先達》は、「防御プレイヤー」を参照し、そのプレイヤーのライブラリーの一番上を
公開させる。これは「防御プレイヤー」を参照する単発的効果であるので、
両方の防御プレイヤーではなく、いずれか1人の防御プレイヤーのみ参照する。(CR806.8b)
誘発時にどちらのプレイヤーかを宣言する必要はない。また、宣言するのは能力のコントローラーで
ある、Aになる。(いずれにせよチームメイトのBと相談は可能である)
3-2)CまたはDのいずれか1人。戦闘ダメージを割り振ったプレイヤーに対して誘発した、誘発型能力の解決時に手札を捨てる。。
双頭巨人戦の戦闘ダメージ・ステップでは、戦闘ダメージの割り振り宣言の際に、
アクティブ・チームの攻撃クリーチャーが防御チームにダメージを割り振る場合、
アクティブ・チームは攻撃クリーチャーごとに防御プレイヤーを1人選び、
そのプレイヤーにダメージを割り振る。(CR806.8f)
つまり、《惑乱の死霊》のダメージをCまたはDに割り振ることを宣言し、それを解決すると、
《惑乱の死霊》の誘発型能力は、そのダメージを与えたプレイヤーに対して誘発する。
従って、手札を捨てることになるのはCまたはDのいずれか1人である。
#《惑乱の死霊》の戦闘ダメージを、「Cに1点、Dに1点」というように宣言することはできない。
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そんなところで。
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