Answer: Friday Magic Quiz. [10-15A]
2010年5月20日 FMQ#MOでROEのドラフトをちまちま。
#噂の壁ドラフトをやってみたら、
#《孔の歩哨/Vent Sentinel》4枚と《記憶の壁/Mnemonic Wall》2枚を含めた
#防衛11枚入りの白青赤デッキが出来上がり、きっちり3-0でした。
#《爆発的天啓/Explosive Revelation》使い回している時が一番強かったです。
単純に攻撃できるクリーチャーは《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》くらい。
それでは、先週の回答。
問1
かたならし◯×。
「タップ状態のパーマネントを効果によってタップすることができる。」
◯か×か?
×
アンタップ状態のパーマネントだけをタップできる。(CR701.16a)
なので、タップ状態のパーマネントをタップすることはできない。
《ひきつり/Twitch》などを始めとした大抵の呪文や能力は、その対象のパーマネントを選ぶだけで、
それがアンタップかタップかは関係がない。
「対象のパーマネントをタップする」とある場合、解決時にそのパーマネントがタップ状態
だった場合、実のところ何もしない。(不可能な行動なので)
#かつての《ぐるぐる/Twiddle》は、以下のような文章だった。
#
# "Tap or untap target artifact, creature, or land." (8EDの印刷文)
#
#この文章はモードを選ぶという文法ではない。従って、解決時に、対象となったパーマネントは
#タップもしくはアンタップしなくてはいけない。不可能な選択肢は選べないので、対象の
#パーマネントがタップ状態ならばアンタップしなくてはいけなかったし、アンタップ状態ならば
#タップしなくてはいけなかった。
#
#現在、似たような文章には全て "may" が入っている。
#つまり、タップ状態のパーマネントをアンタップ「してもよい」。
問2
Bのターンに、Bは《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》を出して、Aを対象に1番目の能力を起動した。
次のAのターン、
A「ライフは?」
B「残り4点。」
A「じゃ、《怒り狂う山峡/Raging Ravine》をクリーチャー化してBへ攻撃。これで勝ちだよね?」
B「いや、《ギデオン・ジュラ》に攻撃してくれよ。」
A「《ギデオン・ジュラ》を起動した時には、こいつはクリーチャーじゃなかったもん。」
さて、Aの《怒り狂う山峡》は、Bに攻撃することができるだろうか?
それとも、Bの言うとおり、《ギデオン・ジュラ》に攻撃しないといけないのだろうか?
Bが正しい。
《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》の1番目の能力は、
対象となったプレイヤーがコントロールするクリーチャーの特性を変化させるものではなく、
ただ単にゲームルールを変更する類のものである。
従って、《ギデオン・ジュラ》の能力の解決後に戦場に出たクリーチャーや、
新たにクリーチャー化したパーマネントにも有効である。
以上よりBが正しい。
問3
私は《金属モックス/Chrome Mox》を唱えて、それを戦場に出した。
3-1)
《金属モックス》の誘発型能力の解決時に、《全ては塵/All Is Dust》を追放した。
この《金属モックス》のマナ能力を起動すると、どの色のマナがでるか?
3-2)
《金属モックス》の誘発型能力の解決時に、《幽霊火/Ghostfire》を追放した。
この《金属モックス》のマナ能力を起動すると、どの色のマナがでるか?
3-1)どの色のマナも出ない(無色含む)
《金属モックス/Chrome Mox》の起動型能力のテキストは以下の通り。
{T}: Add one mana of any of the exiled card’s colors to your mana pool.
つまり、1番目の能力で追放されたカードの色を参照している。
《全ては塵/All Is Dust》は無色なので、参照できる色はない。(無色/colorless は色ではない)
従って、このマナ能力で生み出されるマナは無い。
3-2)どの色のマナも出ない(無色含む)
《幽霊火/Ghostfire》にある、"Ghostfire is colorless." は特性定義能力である。
これはあらゆる領域で適用されるので、追放された《幽霊火》は無色である。
従って、3-1)と同様に、このマナ能力で生み出されるマナは無い。
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そんなところで。
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