Magic20ll Rules Changes.
2010年4月1日 Ruling コメント (5)以前にもM10で用語変更、戦闘ルール、接死、絆魂といった変更がありましが、
今回の変更は遙か昔にあったギミックが、今風にアレンジされて帰ってきました。
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再録特殊タイプ: 継続/Continuous
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「継続」は、かつてUnlimitedまでのカードに印刷されていたタイプである。
特殊タイプになったことで、あらゆるパーマネントが「継続」を持ち得るようになった。
《吠えたける鉱山/Howling Mine》
{2}
継続アーティファクト
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーはカードを追加で1枚引く。
(吠えたける鉱山がアンタップ状態である場合にのみ有効。)
継続に関する公式ルールは以下の通り。
204.4g「継続/Continuous」という特殊タイプを持つパーマネントは、継続パーマネントである。このパーマネントの能力は、アンタップ状態である場合にのみ有効である。このパーマネントがタップ状態の場合、これに印刷されている能力は無視される。
*継続はあらゆるパーマネントに対して有効な特殊タイプである。既に印刷されたカードで継続を持っていたのはアーティファクトのみであるが、マジック20llでは継続クリーチャーが収録されている。継続エンチャント、継続土地、継続プレインズウォーカーもルール上存在しうるが、現時点で該当するカードは存在しない。
*継続パーマネントは常在型能力か、誘発型能力を1つ持つ。
*継続パーマネントがタップ状態の場合、それは何も文章を持たない。カード名やクリーチャー・タイプやエキスパンション・シンボル、マナ・コストは失われない。
*常在型能力を持つ継続パーマネントがタップ状態である場合、それは単に何もしない。
*誘発型能力を持つ継続パーマネントがタップ状態である場合、誘発条件を満たしていたとしてもその誘発型能力は誘発しない。また、誘発型能力が誘発し、解決時にその継続パーマネントがタップ状態である場合、その能力は解決時に何もしない。
*継続クリーチャーがタップ状態の場合、その能力は無いものとして扱うが、パワー/タフネスはそのまま残る。
*古いカードには、常在型能力や誘発型能力に「[このパーマネント]がアンタップ状態である場合~/if [このパーマネント] is untapped~」という記載がされているものがある。これらはマジック20llのリリースによるオラクル・データベースの更新時に、継続という特殊タイプを適宜得る。
《冬の宝珠/Winter Orb》はそのような一枚である。
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新用語: マーカー/Marker
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「マーカー」は、カードの上に置かれる目印である。以前は「カウンター/Counter」と表記されており、「打ち消す/Counter」と同音であったので誤解を招きやすかった。
《カビのマムシ/Mold Adder》
{G}
いずれかの対戦相手が青か黒の呪文を1つプレイするたび、あなたはカビのマムシの上に
+1/+1マーカーを1個置いてもよい。
1/1
*マーカーとは、オブジェクトやプレイヤーの上に置かれる小さな目印である。
主にパワー/タフネスを変更したり、能力と相互作用したりするものである。
*以前の「カウンター(名詞)」という単語は全て「マーカー」と置き換えられる。
総合ルール第120節の項目は「マーカー」となり、全ての単語は適宜置き換えられる。
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新キーワード能力: 遅延/Delay
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「遅延」は、それを持つパーマネントがタップ状態で戦場に出ることを示すキーワード能力である。
《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
竜髑髏の山頂は、あなたが沼か山をコントロールしていないかぎり、遅延を持つ。
(遅延を持つパーマネントは、タップ状態で場に出る)
{T}:あなたのマナ・プールに{B} か{R}を加える。
遅延に関する公式ルールは以下の通り。
702.88. 遅延/Delay
702.88a 遅延は常在型能力である。「遅延/Delay」は「このパーマネントはタップ状態で戦場に出る。」を意味する。
702.88b 同じオブジェクトに遅延が複数あっても意味はない。
*遅延は、アンタップ状態で戦場に出るというイベントを、タップ状態で戦場に出るというイベントに置換する常在型能力である。
*《不屈の自然/Rampant Growth》のように、呪文や能力の効果によってタップ状態で戦場に出すという行動があるが、これは遅延とは何も関係がない。
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サイクル:“ラッキーチャーム”
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マジック20llには、いずれかのプレイヤーが特定の色の呪文を唱えたときにライフを得るアーティファクトのサイクルがある。
《クラーケンの目》
{2}
アーティファクト
いずれかのプレイヤーが青の呪文を唱えるたび、あなたは1点のライフを得てもよい。
*この能力は、いずれかのプレイヤーが指定された色の呪文を唱えたときに誘発する。自分に限らない。
*いずれかのプレイヤーが指定された色の呪文を唱えたとき、このアーティファクトの能力が誘発し、その能力はスタック上でその呪文の上に置かれる。このアーティファクトの能力(1点のライフを得る)は、その呪文が実行される前に解決される。
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そんなところで。
四月馬鹿におつきあい下さりありがとうございました。
コメント
あと今度から神話レアのフォイルには通常版と特別仕様版があるみたいです。
コレクターの私としては嬉しい反面、正直集めるのが辛いですw
どちらにせよマジック20llの発売が今から待ち遠しいです。
公式の噂回答よりも面白かったです