Answer: Friday Magic Quiz. [10-07A]
2010年3月15日 FMQ コメント (9)#新ネタを昨日のGPTで拾いましたので、明日にでもFAQを更新します。
#これで横浜前の最終更新としたいところではあります。
そんなわけで、先週の回答。
×
誘発型能力のコントローラーは、基本的にはその発生源のコントローラーである。(405.4)
しかし、誘発した後で、発生源のコントロールが変更されたとしても、
誘発型能力自体のコントローラーが変わるわけではない。
なので、問題文でいう(A)がスタックにある間に、(P)のコントローラーが変更された場合、
(A)と(P)のコントローラーは一致しなくなる。従って×。
Bの主張が正しい。
《ハリマーの深み/Halimar Depths》によって見ている3枚のカードは、
ライブラリー領域から移動していない。
従って、問題文でAが《ジュワー島のスフィンクス》で見ようとしているカードは、
「ライブラリーの一番上から4枚目」のカードであるため、そのカードは見ることができない。
従ってBの主張が正しい。
3-1)
色々な方法が考えられるが、一例を挙げる。
クリーチャーでないアーティファクト(例:《真髄の針/Pithing Needle》)と
《機械の行進/March of the Machines》を戦場に置いておく。
この状態で、クリーチャーとなっている《真髄の針》を対象に、
《ニューロックの変成者/Neurok Transmuter》の2番目の能力を起動する。
これで《真髄の針》はカードタイプを持たない、青色のパーマネントになる。
この後、この《真髄の針》を対象に《月の色/Moonlace》を唱えれば、
カードタイプを持たず、無色のパーマネントができあがる。
3-2)できない。
プロテクション(すべて)とは、特性値がどうこうではなく、全てのオブジェクトに対する
プロテクションを持つ。(CR702.14i)
なので、カードタイプや色を持たないパーマネントの起動型能力であっても、
《大祖始/Progenitus》を対象に能力を起動することはできない。
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そんなところで。
#これで横浜前の最終更新としたいところではあります。
そんなわけで、先週の回答。
問1
かたならし○×。
「あるパーマネント(P)を発生源とした誘発型能力(A)が、スタック領域にある。
この時、(P)と(A)のコントローラーは、常に同じである。」
○か×か?
×
誘発型能力のコントローラーは、基本的にはその発生源のコントローラーである。(405.4)
しかし、誘発した後で、発生源のコントロールが変更されたとしても、
誘発型能力自体のコントローラーが変わるわけではない。
なので、問題文でいう(A)がスタックにある間に、(P)のコントローラーが変更された場合、
(A)と(P)のコントローラーは一致しなくなる。従って×。
問2
Aは《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》をコントロールしている。
Aのターンに、Aは《ハリマーの深み/Halimar Depths》をプレイした。
A「上から3枚を見てもいい?」
B「どーぞ。」
ライブラリーの上からカードを3枚取り、それを見ていたAは、しばらく考えてから
A「あ、そうか。今この時に《ジュワー島のスフィンクス》で、上を見るよ。」
B「え、つまり4枚目を見るってこと?」
A「そうだよ。『いつでも』ってあるんだから、見れるよ。」
B「無理だろ。」
さて、どちらの主張が正しいか?
Bの主張が正しい。
《ハリマーの深み/Halimar Depths》によって見ている3枚のカードは、
ライブラリー領域から移動していない。
従って、問題文でAが《ジュワー島のスフィンクス》で見ようとしているカードは、
「ライブラリーの一番上から4枚目」のカードであるため、そのカードは見ることができない。
従ってBの主張が正しい。
問3
3-1)(トリビア)
カードタイプが無く、無色であるパーマネント(A)を作成して下さい。
使用できるカードはヴィンテージ構築戦に準じるもの、とします。
3-2)
上記の(A)が《炎の一斉攻撃/Flame Fusillade》によって
「{T}:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このパーマネントはそれに
1点のダメージを与える。」という能力を得た。
さて、(A)の能力を、《大祖始/Progenitus》を対象に起動できるだろうか?
3-1)
色々な方法が考えられるが、一例を挙げる。
クリーチャーでないアーティファクト(例:《真髄の針/Pithing Needle》)と
《機械の行進/March of the Machines》を戦場に置いておく。
この状態で、クリーチャーとなっている《真髄の針》を対象に、
《ニューロックの変成者/Neurok Transmuter》の2番目の能力を起動する。
これで《真髄の針》はカードタイプを持たない、青色のパーマネントになる。
この後、この《真髄の針》を対象に《月の色/Moonlace》を唱えれば、
カードタイプを持たず、無色のパーマネントができあがる。
3-2)できない。
プロテクション(すべて)とは、特性値がどうこうではなく、全てのオブジェクトに対する
プロテクションを持つ。(CR702.14i)
なので、カードタイプや色を持たないパーマネントの起動型能力であっても、
《大祖始/Progenitus》を対象に能力を起動することはできない。
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そんなところで。
コメント
スタックに乗る前に発生源のコントロールが変更されたらどうなるんでしょうか?
> スタックに乗る前に発生源のコントロールが変更されたらどうなるんでしょうか?
能力が誘発した時点で、その発生源をコントロールしていたプレイヤーがコントローラーになります。
(CR603.3a)
#能力が誘発し、その後それをスタックに乗せるまでに、発生源のコントローラーが変わる、
#という状況は、ちょっと思いつかないのですが……。
どうでもいい話ですけども。
《渦まく知識》で3枚引いた後、2枚戻すまでの間に《スフィンクス》でTopを見ることは可能なのでしょうか?
《ハリマーの深み》と違ってカードが手札に移動しているので、可能かと思うのですが・・・
はい。可能です。
《ジュワー島のスフィンクス》は、結局のところ、あなたに対してのみ、あなたのライブラリーの一番上が公開されているという状態です。
《渦巻く知識》により、3枚ドローした場合、それはライブラリーからは移動していますから、
2枚戻すまえに、あなたは次のカード(=今現在の一番上)を見ることができます。
《ジュワー島のスフィンクス》は
【あなたに対してのみライブラリーの一番上が公開されているという状態】
ではなく、
【優先権がある時ならいつでもライブラリーの上を見てもよい】
という特別な行動だと思っていたのですが。
ゼンティカーの出た当初にどこかで見た記憶があるだけなんで、自信はないですが。
《渦巻く知識》解決中に優先権が存在したり、《ジュワー島のスフィンクス》が優先権がない状態でも見ることができるなら関係ない話ですが。
《ジュワー島のスフィンクス》の能力で、優先権がない状態でもライブラリーの一番上を見ることは可能です。
ゼンディカーのFAQにわかりやすく書かれています。