Planechase に収録されている次元カードの紹介です。

次元カードは普通のMTGのカードの2枚分の大きさがあり、
Planechaseの各構築済みデッキに10枚ずつ入っています。計40種類です。
また、これまでにプロモカードとして、41番と42番の次元カードが印刷されています。
各次元カードはGatherer database にも収録されていて、絵柄を見ることができます。

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この記事について
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各次元カードの和訳を引用し、各次元の背景解説とPlanechase FAQ の要点を追加しています。
FAQ原文を全て訳しているわけではありません。また、別に注釈を加えたものもあります。

各次元カードの背景解説は私訳です。
一部のカードについては、JFKさんの訳を参考にしています。

次元カードを使用したゲームのやりかたや、次元カードに関する一般的な注釈は
後の記事で補完します。CR900番台にも次元カードに関する事柄が書かれています。

参考:
次元マジック・ルール和訳
http://www.wizards.com/mtg/images/tcg/products/planechase/pcRules_JP.pdf

次元カードリスト(言語を日本語に設定すると、日本語でテキストが読めます)
http://www.wizards.com/magic/tcg/productarticle.aspx?x=mtg/tcg/planechase/languages

各次元の紹介
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/54

Planechase FAQ
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs


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カード別注釈
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#1
トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West
次元 -- ドミナリア

あなたの終了ステップの開始時に、あなたの手札にカードが無い場合、カードを7枚引く。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたの手札を捨てる。


トレイリア西部のアカデミー(ドミナリア)

#ジャムーラ大陸のはるか西にある絶海の孤島、トレイリアにある学院。
#バリンにより《抹消/Obliterate》された学院とは異なり、新しく造られた方。

*この誘発型能力は"if節のルール"に従う。

#2
霊気筒/The Ather Flues
次元 -- イクァターナ

あなたが霊気筒へプレインズウォークしたときかあなたのアップキープの開始時に、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。そうした場合、あなたのライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開し続け、そのカードを戦場に出し、その後これにより公開された他のすべてのカードをあなたのライブラリーに加えて切り直す。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたはあなたの手札にあるクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。


霊気筒(イクァターナ)

#空気が純粋な霊気でできている世界、イクァターナ。その霊気は生態系に影響を与え、
#生物は容易に変容するようになった。霊気筒の上に浮かぶのは《ナルコメーバ/Narcomoeba》。

*1番目の能力は対象をとっていない。生け贄に捧げるのは解決時である。

#3
アギレム/Agyrem
次元 -- ラヴニカ

白のクリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、次の終了ステップの開始時に、それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
白でないクリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、次の終了ステップの開始時に、それをオーナーの手札に戻す。
あなたが[chaos]を出すたび、いずれかのプレイヤーがプレインズウォークするまで、クリーチャーはあなたを攻撃できない。


アギレム(ラブニカ)

#ラヴニカのどのギルドにも属さない孤立した地域。別名《幽霊街/Ghost Quarter》。
#彼の地より遊離した魂が行き着く場所。

*1番目と2番目の能力は、それぞれ遅延誘発型能力を作成する。次の終了ステップの開始時に
 アギレムが表向けになっていなかったとしても、それは誘発する。

*クリーチャーの色は、直前に戦場にあった色を参照する。(最後の情報)

#4
バント/Bant
次元 -- アラーラ

すべてのクリーチャーは賛美を持つ。
あなたが[chaos]を出すたび、緑か白か青のクリーチャー1体を対象とし、それの上に神性カウンターを1個置く。 そのクリーチャーは、神性カウンターが置かれているかぎり破壊されない。


バント(アラーラ)

#アラーラの5つに分かたれた次元のひとつ、白と緑と青のマナだけがある世界。
#厳しい階級制度によって縛られており、人々はより高い身分を目指そうと日々努力している。

*{C}の能力によってカウンターが置かれたクリーチャーは、バントが表向きの次元カードで
 なくなったとしても、「破壊されない」効果は続く。

*{C}の能力によって置かれたカウンターが別のクリーチャーに移動した場合、
 元のクリーチャーも、カウンターが移動したクリーチャーも、「破壊されない」効果を持たない。
 元のクリーチャーはカウンターが乗っていないので条件を満たさないし、
 カウンターが移動したクリーチャーは、{C}の能力の対象になっていないからである。

#5
絶壁の市場/Cliffside Market
次元 -- メルカディア

あなたが絶壁の市場にプレインズウォークしたときかあなたのアップキープの開始時に、プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーとライフの総量を交換してもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、共通のカードタイプを持つパーマネント2つを対象とし、それらのコントロールを交換する。


絶壁の市場(メルカディア)

#山脈の上にそびえ立つ、メルカディア市にある市場の一つ。
#このような《高級市場/High Market》では、朝も夜も休まずに商いが続けられている。

*ライフを交換する場合、その点数に応じてライフを得たり失ったりすることになる。
 ライフの増減による誘発型能力に注意。

*{C}の能力によって対象を選ぶ場合、2つとも同じコントローラーのパーマネントを選んで良い。
 その場合、解決時には何もおきない。

#6
暗き男爵領/The Dark Barony
次元 -- ウルグローサ

黒でないカードが1枚いずれかの領域からいずれかのプレイヤーの墓地に置かれるたび、そのプレイヤーは1点のライフを失う。
あなたが[chaos]を出すたび、各対戦相手はそれぞれカードを1枚捨てる。


暗き男爵領(ウルグローサ)

#吸血鬼であるセンギア男爵が治める常闇の村。中央にはその象徴である《Castle Sengir》がある。
#次元カードの絵はその城のバルコニーからの眺め。

*1番目の誘発型能力は、通常の「戦場を離れた時~」という類の誘発型能力と異なり、
 いずれかの領域から墓地に置かれた時に誘発するので、墓地での色を参照する。
 直前の領域での最後の情報(LKI)を参照することはない。

#7
エローレン荒原/Eloren Wilds
次元 -- シャンダラー

いずれかのプレイヤーがマナを引き出す目的でパーマネントを1つタップするたび、そのプレイヤーは自分のマナ・プールに、そのパーマネントが生み出したいずれかのタイプのマナ1点を加える。
あなたが[chaos]を出すたび、プレイヤー1人を対象とする。いずれかのプレイヤーがプレインズウォークするまで、そのプレイヤーは呪文を唱えられない。


エローレン荒原(シャンダラー)

#あてもなく久遠の闇をさまよう次元、シャンダラー。この次元はマナに満ちあふれており、
#プレインズウォーカー達は、エローレン荒原のように植物が異常に成長している土地を望んでいる。

*パーマネントであることに注意。土地からに限られない。

*追加のマナはこのEloren Wildsから供給される。

*{C}の能力はプレイヤーに呪文を唱えることを禁止させる。
 土地のプレイや起動型能力の起動は禁止されない。

#8
永劫の霧/The Eon Fog
次元 -- エクィロー

プレイヤーはアンタップ・ステップを飛ばす。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたがコントロールするすべてのパーマネントをアンタップする。


永劫の霧(エクィロー)

#エクィローはおよそ考えうるよりも古い次元である。
#エクィローは凍り付いても、死に絶えてもいない。ただ、完了しているのである。


#9
餌場/Feeding Grounds
次元 -- ムラガンダ

赤の呪文は、それを唱えるためのコストが{1}少なくなる。
緑の呪文は、それを唱えるためのコストが{1}少なくなる。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xはそのクリーチャーの点数で見たマナ・コストに等しい。


餌場(ムラガンダ)

#《ムラガンダの印刻》から知ることができる、赤と緑の魔法が使いやすい大自然の次元。
#ムラガンダの湿気の多いジャングルには、《放漫トカゲ》を始めとした大型は虫類が生息する。

*赤かつ緑である呪文はコストが{2}少なくなる。
 (→《アウグスティン四世大判事/Grand Arbiter Augustin IV》も参照)

#10
夏の平原/Fields of Summer
次元 -- モアグ

いずれかのプレイヤーが呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーは2点のライフを得てもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたは10点のライフを得てもよい。


夏の平原(モアグ)

#モアグは快適な世界であり、豊饒な大地、温和な気候の広々とした刈草地、豊富で力強い文化が
#宿る。ウルザとその旅の仲間、ザンチャが数十年を平和に暮らした世界でもある。

#11
第四球層/The Fourth Sphere
次元 -- ファイレクシア

あなたのアップキープの開始時に、黒でないクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
あなたが[chaos]を出すたび、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。


第四球層(ファイレクシア)

#荒廃の王ヨーグモスが支配する暗黒次元、ファイレクシア。その第四球層は溶鉱炉と戦士の訓練場
#である。かつてウルザはこの球層まで進んだが、ファイレクシア人の反撃にあって遁走した。


#12
空僻の盆地/Glimmervoid Basin
次元 -- ミラディン

いずれかのプレイヤーが、単一の対象を持つインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーは、呪文やパーマネントや戦場に無いカードやプレイヤーのうち、他に対象にとれるもの1つにつき1つその呪文をコピーする。それぞれのコピーは、それらのうち別々のものを対象とする。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーのコントローラー以外の各プレイヤーは、そのクリーチャーのコピーであるトークンを1体戦場に出す。


空僻の盆地(ミラディン)

#金属世界であるミラディンで、《空僻地》の一画に、六角形の鏡面体で埋め尽くされている所がある。
#そこでの呪文は容易に二重、三重と増幅され、あたかも《放射/Radiate》されたようになるという。

*呪文が複数個の対象を持つ場合、1番目の能力は誘発しない。

*1つの呪文が複数の「対象」という語を持ち、その対象としているパーマネントやプレイヤーが
 同一であったとしても、それは複数個の対象を持つ呪文なので、1番目の能力は誘発しない。

*モードや追加コストにによる呪文の性質を考えない場合、コピーは可能な限り作成される。

例)アーティファクトを対象に《帰化/Naturalize》を唱えた場合、1番目の能力が誘発し、
 結果として全てのアーティファクトとエンチャントそれぞれを対象とした《帰化》のコピーが
 作成される。アーティファクトのみではない。

*1番目の能力によって作成されたコピーのコントローラーは、それを誘発させた呪文の
 コントローラーと同一である。全てのコピーは同時に作成され、それらを好きな順番で
 スタックに置くことができる。

#13
ゴールドメドウ/Goldmeadow
次元 -- ローウィン

土地が1つ戦場に出るたび、その土地のコントローラーは、白の0/1のヤギ・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。
あなたが[chaos]を出すたび、白の0/1のヤギ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。


ゴールドメドウ(ローウィン)

#ローウィンの小村であるゴールドメドウとその周辺の平原は、金の太陽と緑の草原という
#完璧な調和を成している。そして、そこはスプリングジャックの天国でもある。


#14
偉大なる森/The Great Forest
次元 -- ローウィン

各クリーチャーは、パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振る。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+0/+2の修整を受けるとともにトランプルを得る。


偉大なる森(ローウィン)

#ローウィンにある大森林で、ツリーフォークが生まれる地。
#ここの生まれで、最も有名な戦士かつシャーマンとして《包囲の搭、ドラン》があげられる。

*単にパワーではなくタフネスの数字を見るだけである。
 例えば2/3のクリーチャーであれば、3点のダメージを与える。


#15
グリクシス/Grixis
次元 -- アラーラ

あなたの墓地にある青か黒か赤のクリーチャー・カードは蘇生を持つ。 その蘇生コストは、そのカード自身のマナ・コストに等しい。
あなたが[chaos]を出すたび、いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。


グリクシス(アラーラ)

#アラーラの5つに分かたれた次元のひとつ、青と黒と赤のマナだけがある世界。
#退廃と狂気が覆う死の世界。アンデッドや悪魔、ホラーといった住民が大半を占める。

*墓地にあり、該当する色のクリーチャー・カードは蘇生能力を持つ。
 蘇生能力は起動型能力であることに注意すること。CRの蘇生項目も参照。

#16
ヒッポドローム/The Hippodrome
次元 -- セゴビア

すべてのクリーチャーは-5/-0の修整を受ける。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とする。それのパワーが0以下である場合、あなたはそれを破壊してもよい。


ヒッポドローム(セゴビア)

#セゴビアはミニチュアの次元であり、そこではあらゆるものが小さくなる。
#ヒッポドロームはセゴビアで二輪戦車のレースが行われる闘技場の名前。

*この継続的効果は第7c種である。
 タイムスタンプはこの次元カードが表向きになった時点であることに留意すること。


#17
イマースターム/Immersturm
次元 -- ヴァラ

クリーチャーが1体戦場に出るたび、そのクリーチャーのコントローラーが選んだクリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。その戦場に出たクリーチャーのコントローラーは「このクリーチャーは、それに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。」を選んでもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とする。それを追放し、その後それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。


イマースターム(ヴァラ)

#ヴァラという次元にある、混沌と稲妻が猛威を振るい、戦乱が絶えない地、イマースターム。
#雷雲に沿ってうねる征服者の剣戟の響きと戦闘者の断末魔が、永遠に続く世界である。

*1番目の誘発型能力のコントローラーは、クリーチャーを戦場に出したプレイヤーではなく、
 この次元カードのコントローラーである。これが影響するのは、同時に複数のクリーチャーが
 戦場に出た場合、それらによって誘発した誘発型能力を載せる順番を決めるのは、
 この次元カードのコントローラーである。誰がクリーチャーをコントロールしているかは問わない。

*{C}の能力によってトークン・クリーチャーが追放された場合、それは戦場に戻らない。
 状況起因処理によってそのトークンは消滅する。

#18
ヴェズーヴァ島/Isle of Vesuva
次元 -- ドミナリア

トークンでないクリーチャーが1体戦場に出るたび、それのコントローラーはそのクリーチャーのコピーであるトークンを1体戦場に出す。
あなたが [chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とし、それと、そのクリーチャーと同じ名前を持つ他のすべてのクリーチャーを破壊する。


ヴェズーヴァ島(ドミナリア)

#ドッペルゲンガーと多相の戦士が住まうことで有名なドミナリアの島。位相の魔法によって
#来訪者の複製が造られ、それらは「オリジナル」を激しく妬むということもよく知られている。

*コピー・トークンが作成される前に、誘発元のクリーチャーが戦場から離れたとしても、
 コピーは作成される。(最後の情報を使う)

*{C}の能力は対象を取っている。解決前に対象となったクリーチャーが対象不適正になった場合、
 この能力自体が打ち消され、何もおきない。


#19
イゼットの蒸気迷路/Izzet Steam Maze
次元 -- ラヴニカ

いずれかのプレイヤーがインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーはそれをコピーする。そのプレイヤーはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、このターンあなたが唱えるインスタント呪文やソーサリー呪文は、唱えるためのコストが{3}少なくなる。


イゼットの蒸気迷路(ラヴニカ)

#イゼット団が、都市機能の維持に必要な物資やエネルギーを供給するためにラヴニカの地下に
#張り巡らした蒸気トンネル群。エネルギーの豊富な地下では、路上よりも魔力が上昇する。

*1番目の能力は強制である。望む望まざるにかかわらず、コピーは作成される。

*1番目の能力を解決する前に、誘発元の呪文が打ち消される等によってスタックから
 取り除かれていたとしても、コピーは作成される。


#20
クローサ/Krosa
次元 -- ドミナリア

すべてのクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたはあなたのマナ・プールに{WUBRG}を加えてもよい。


クローサ(ドミナリア)

#ドミナリアの大侵攻後のオタリア大陸にある森林地帯。クローサの森は陰謀団の狩場でもある。
#蛮族からドルイドとなったカマールはクローサの森にミラーリを安置し、この森に住むようになる。



#21
忘却湖/Lethe Lake
次元 -- アーコス

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上から10枚のカードをあなたの墓地に置く。
あなたが[chaos]を出すたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から10枚のカードを自分の墓地に置く。


忘却湖(アーコス)

#アーコスは、その奇妙な論理により昼と夜が混ざり合う次元。《涙の川》に描かれている。
#忘却湖の近くでは記憶が消えていくため、たいていの魔導士は精神破壊を恐れて湖には近寄らない。

*ライブラリーが10枚未満の場合、ライブラリーの残り全てのカードを墓地に置く。

#22
ラノワール/Llanowar
次元 -- ドミナリア

すべてのクリーチャーは「{oT}:あなたのマナ・プールに{GG}を加える。」を持つ。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたがコントロールするすべてのクリーチャーをアンタップする。


ラノワール(ドミナリア)

#ドミナリア世界の大陸にある広大な森林地帯。排他的で荒々しいエルフたちの住居であり、
#自らの神秘主義と保守的な社会を守るために侵入者を撃退し続けて来た。


#23
大渦/The Maelstrom
次元 -- アラーラ

あなたが大渦へプレインズウォークしたときかあなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたのライブラリーの一番上のカードを公開してもよい。それがパーマネント・カードである場合、あなたはそれを戦場に出してもよい。そうでない場合、そのカードをあなたのライブラリーの一番下に置く。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたの墓地にあるパーマネント・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。


大渦(アラーラ)

#大渦は次元ではなく、アラーラの5つに分かたれた断片世界からのマナが幾重にも集積した場所。
#それらのマナがもたらすエネルギーは、大渦の中で融合し新たな怪物を生み出す。

*1番目の能力の解決時に、あなたはライブラリーの一番上を公開しても、しなくても良い。

*公開したカードがパーマネント・カードであった場合、選択肢は2つある。
  1)それを戦場に出す。
  2)それをライブラリーの一番底に置く。

*つけられないオーラ等、それを戦場に出せない場合、強制的にそれはライブラリーの底に置かれる。

*公開したカードがインスタントかソーサリーだった場合、それはライブラリーの一番上にそのまま
 置かれる。

#24
水面院/Minamo
次元 -- 神河

いずれかのプレイヤーが呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚引いてもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、各プレイヤーは自分の墓地にある青のカードを1枚、自分の手札に戻してもよい。


水面院(神河)

#神滝湖と神滝の周辺に浮く魔術師たちの学院。上空には空民の首都オオタワラ(朧)がある。
#魔術の他に、弓術も修める。学院長は《水面院の師範、密》、代行は《巻物の君、あざみ》である。

*{C}の能力は対象をとっていない。誰がどのカードを手札に入れるかは、解決時に選択する。


#25
ムラーサ/Murasa
次元 -- ゼンディカー

トークンでないクリーチャーが1体戦場に出るたび、それのコントローラーは自分のライブラリーから基本土地カードを1枚探してもよい。そうしたなら、そのプレイヤーはそのカードをタップ状態で戦場に出し、その後自分のライブラリーを切り直す。
あなたが[chaos]を出すたび、土地1つを対象とする。それは4/4のクリーチャーになる。それは土地でもある。


ムラーサ(ゼンディカー)

#探検する活気に満ちた次元、ゼンディカーの一大陸。そびえ立つ崖に囲まれ、森、谷、急な峰から
#なる。カズールの暴君は道を支配し、ムラーサに入ろうとする全ての探検家から貢ぎ物を要求する。

*{C}の能力は、この次元カードが表向きでなくなっても効果を維持し続ける。

#26
ナー島/Naar Isle
次元 -- ワイルドファイア

あなたのアップキープの開始時に、ナー島の上に火炎カウンターを1個置く。その後ナー島はあなたに、自身の上に置かれている火炎カウンターの数に等しい点数のダメージを与える。
あなたが[chaos]を出すたび、プレイヤー1人を対象とする。ナー島はそのプレイヤーに3点のダメージを与える。


#炎の海そのものであるワイルドファイアに浮かぶ真鍮の都市。《ナー島の領主》の元、
#イフリートとジンの教団であるエンバーワイルドが活動している。


#27
ナヤ/Naya
次元 -- アラーラ

あなたの各ターンに、あなたは追加の土地を望む枚数プレイしてもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたがコントロールする赤か緑か白のクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、あなたがコントロールする土地1つにつき+1/+1の修整を受ける。


ナヤ(アラーラ)

#アラーラの5つに分かたれた次元のひとつ、緑と赤と白のマナだけがある世界。一面のジャングル
#に覆われ、猫戦士(ナカティル)、巨獣を神と崇めるシーリア・エルフ、そして人間の蛮族が住む。

*土地をプレイする際には、どの能力によってプレイしたかを宣言すること。
 (特別な行動なのか、この次元カードによるものか、それとも他の効果によるものか)


#28
オタリア/Otaria
次元 -- ドミナリア

墓地にあるインスタント・カードとソーサリー・カードはフラッシュバックを持つ。 そのフラッシュバック・コストは、そのカード自身のマナ・コストに等しい。
あなたが[chaos]を出すたび、このターンに続いて追加の1ターンを行う。


オタリア(ドミナリア)

#ドミナリア南半球にある大陸。ファイレクシア軍大侵攻の後、比較的早い時期で復興し始めたが、
#陰謀団による闘技場競技や、セファリッドの謀略が渦巻く中、ミラーリを巡る争いが勃発する。

*フラッシュバックについてはCRの該当項目を参照のこと。

*{C}の能力によって同ターンに複数のターンを得た場合、さらに追加のターンが作成される。

#29
パノプティコン/Panopticon
次元 -- ミラディン

あなたがパノプティコンにプレインズウォークしたとき、カードを1枚引く。
あなたのドロー・ステップの開始時に、あなたはカードを追加で1枚引く。
あなたが[chaos]を出すたび、カードを1枚引く。


パノプティコン(ミラディン)

#ミラディン世界の中心、洞の奥深くにそびえ立つ魔術師の塔。
#《メムナーク》はこの塔からミラディンのありとあらゆる場所を監視している。


#30
生達の池/Pools of Becoming
次元 -- ボーラスの瞑想領土

あなたの終了ステップの開始時に、あなたの手札にあるカードをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置き、その枚数に等しい枚数のカードを引く。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたの次元デッキの一番上から3枚のカードを公開する。 公開した各カードの[chaos]能力が誘発する。その後、これにより公開されたすべてのカードを、あなたの次元デッキの一番下に望む順番で置く。


生達の池(ボーラスの瞑想領土)

#そこに居る者の思考や能力を反映して常に地理が変化する、超現実的な次元。マダラの皇帝と
#名乗るドラゴンが謁見を行う場所。生達の池を御する力を持つ者は、他の次元の効果までも引き出せる。

*表向きになっている次元カードは、そのオーナーの次元デッキには無い。
 よって、{C}の能力によりこの次元カードのオーナーが、次元デッキの上から3枚のカードを
 公開する場合、この次元カードは数に含めない。

*{C}の能力によって公開した次元カードから誘発した能力は、好きな順番で積むことができる。

#31
レイヴンの地/Raven’s Run
次元 -- シャドウムーア

すべてのクリーチャーは萎縮を持つ。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体と、他のクリーチャー1体と、他のクリーチャー1体を対象とする。その1体目の上に-1/-1カウンターを1個置き、その2体目の上に-1/-1カウンターを2個置き、その3体目の上に-1/-1カウンターを3個置く。


レイヴンの地(シャドウムーア)

#昼が失われたローウィン世界であるシャドウムーア。レイヴンの地はかつてはレンの地と呼ばれた
#肥沃な森であった。彼の地の青ざめた月に照らされたあなたのしもべは、悪意に満ちる。

*萎縮能力については、CRの該当項目を参照のこと。

*{C}の能力をスタックに乗せる際に、適正な対象が3つ選べない場合、この能力はスタックから
 取り除かれ、何もしない。

#32
セラの聖所/Sanctum of Serra
次元 -- セラの世界

あなたがセラの聖所からプレインズウォークしたとき、すべての土地でないパーマネントを破壊する。あなたが[chaos]を出すたび、あなたはあなたのライフの総量を20点にしてもよい。


セラの聖所(セラの世界)

#プレインズウォーカー、セラによって造られた、白のマナを基礎基調とした世界。
#この世界は、肉体的、精神的苦痛からの究極的な避難所である。

*この次元のオーナーであるプレイヤーがゲームから脱落した場合、
 (次元が移動するので)一番目の能力が誘発する。

#33
砂の海/Sea of Sands
次元 -- ラバイア

プレイヤーは自分が引いた各カードを公開する。
いずれかのプレイヤーが土地カードを1枚引くたび、そのプレイヤーはライフを3点得る。
いずれかのプレイヤーが土地でないカードを1枚引くたび、そのプレイヤーはライフを3点失う。
あなたが[chaos]を出すたび、パーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。


砂の海(ラバイア)

#ラバイアのどこかにある、太陽の照りつける果て無き砂漠。青々と豊かなオアシスにたどり着くか、
#ゆらゆらと揺れる蜃気楼を見ながらとぼとぼ歩き続けることになるかは神のみぞ知る。


#34
シヴ/Shiv
次元 -- ドミナリア

すべてのクリーチャーは「{R}:このクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける」を持つ。
あなたが[chaos]を出すたび、飛行を持つ赤の5/5のドラゴン・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。


シヴ(ドミナリア)

#火山が揺らぎ、空気は灰にまみれたガスで満たされ、ドラゴンが闊歩する、ドミナリアで
#最も赤のマナが強い地域。ヴィーアシーノやゴブリンが過去のスラン帝国の遺産を狙っている。


#35
スカイブリーン/Skybreen
次元 -- カルドハイム

プレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
いずれかのライブラリーの一番上のカードと共通のカード・タイプを持つ呪文は唱えられない。
あなたが[chaos]を出すたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札にあるカードの枚数に等しい点数のライフを失う。


スカイブリーン(カルドハイム)

#スカイブリーンは、カルドハイムの次元の吹雪に閉ざされた山々。吹き荒れる風は肌を切り裂き、
#極限の寒さは血も凍り、魔法すら抑制する。絶え間ない吹雪により断崖すら見えなくなっている。

*呪文を唱えたり、能力を起動したりしている最中に、ライブラリーの一番上のカードが
 移動する場合、呪文を唱えることや、能力の起動が完了しない限り、次のカードは公開されない。


#36
霜剣山/Sokenzan
次元 -- 神河

すべてのクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに速攻を持つ。
あなたが[chaos]を出すたび、このターン攻撃したすべてのクリーチャーをアンタップする。 このメイン・フェイズの後に、追加の戦闘フェイズとその後の追加のメイン・フェイズを加える。


霜剣山(神河)

#霜剣山は神河でもっとも広大な山脈地帯。悪鬼、山伏、山賊、浪人が棲み、《山賊の頭、伍堂》が
#それらを治めている。中央には《氷の橋、天戸》があり、雪女たちが集まっている。

*{C}の能力を同ターンに2回解決した場合、戦闘フェイズは2つ追加される。
 が、クリーチャーがアンタップするのは能力を解決した時だけである。
 (戦闘フェイズに入ったらアンタップするのではないことに注意)

#37
要塞の灼熱洞/Stronghold Furnace
次元 -- ラース

いずれかの発生源がクリーチャーかプレイヤーにダメージを与える場合、代わりにそれはそのクリーチャーかプレイヤーにその点数の2倍のダメージを与える。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。要塞の灼熱洞はそれに1点のダメージを与える。


要塞の灼熱洞(ラース)

#ラースにある《ヴォルラスの要塞》を動かしている、マグマの力で満たされた灼熱洞。
#立ち入った者は、マグマに触れずとも肌が融けて身体を焼かれ、時に飛来する岩によって傷を負う。

*1番目の能力はあらゆるダメージに作用する。戦闘ダメージだけとは限らない。
 もちろん、自身の{C}の能力によるダメージも含む。

*プレインズウォーカーに与えられる戦闘ダメージは、倍にならないことに注意。
 それは、ダメージを与えられたのが、クリーチャーでもプレイヤーでもないからである。

#38
ターリ島/Turri Island
次元 -- アー

クリーチャー呪文は、それを唱えるためのコストが{2}少なくなる。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを公開する。 これにより公開されたクリーチャー・カードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。


ターリ島(アー)

#見晴らしの利かない次元、アーにある謎の島。《フォモーリの遊牧の民》で知られるフォモーリ達
#の故郷。この島は巨人や雲に届くような巨大な獣を容易く召喚することができると言われている。

*コストが{0}未満になることはない。

#39
地下都市の辺境/Undercity Reaches
次元 -- ラヴニカ

いずれかのクリーチャーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、それのコントローラーはカードを1枚引いてもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、残りのゲームの間、あなたの手札の上限はなくなる。


地下都市の辺境(ラヴニカ)

#陽の差し込まぬ地下深く、存在を知るのは他のギルドのみ。影たるものの手によって、路上では
#既に忘れられている秘密がここにある。この建築物を訪れた者は、既にしてそれの一員なのだ。

*複数体のクリーチャーが戦闘ダメージを与えた場合、1番目の能力は複数回誘発する。

*{C}の能力と、他の手札上限枚数に影響のある効果が重なった場合、タイムスタンプ順を考慮する。

#40

ヴェリズ・ヴェル/Velis Vel
次元 -- ローウィン

各クリーチャーは、戦場に出ているそれと共通のクリーチャー・タイプを少なくとも1つ持つ他のクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まですべてのクリーチャー・タイプを得る。


ヴェリズ・ヴェル(ローウィン)

#ローウィンの変わり身たちが集まる洞窟。洞窟内は奇妙な光線にあふれている。
#年に一度、変わり身達はこの洞窟で身体を光線に晒し、他の生物からの力を得る。

*数えるのはクリーチャー・タイプの数ではなく、クリーチャーの数である。

*{C}の能力は、生物に多相能力を与えるわけではない。


#41
タジーム/Tazeem
次元 -- ゼンディカー

クリーチャーはブロックできない。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたはあなたのコントロールしている土地と同じ数のカードを引く。


タジーム(ゼンディカー)

#広大な森オラン=リーフ、内海ハリマー、大河ウマーラがある地域。タジームの上空には巨大な
#面晶体が漂い、直射日光と雨を妨げている。探検者はタジームの地下に隠された廃墟を追い求める。

#42
天頂の珊瑚礁/Celestine Reef
次元 -- ルビオン(?)

飛行か島渡りを持たないクリーチャーは、攻撃できない。。
あなたが[chaos]を出すたび、いずれかのプレイヤーがプレインズウォークするまで、あなたはこのゲームに敗北することができず、あなたの対戦相手はこのゲームに勝利することができない。


(情報を探しきれませんでした)

*{C}の能力は《白金の天使》と同様である。

----
そんなところで。

コメント

nophoto
まろや
2009年10月18日7:41

#23 大渦/The Maelstrom

「そうでない場合、そのカードをあなたのライブラリーの一番下に置く。」とあるので
公開したカードがインスタントかソーサリーだった場合も、一番下なのでは無いでしょうか?

nophoto
らぁ
2009年10月18日8:58

>まろやさん
>testingさん

The Maelstromは9月末のオラクル改訂で修正されています。

「そうでなければ(Otherwise)」が曖昧だったので、「公開したけど、戦場に出さなかったなら」になっています。

#なので、公開したカードのカードタイプがインスタントやソーサリーなら、必然的にライブラリーの一番下になります。
#また、公開するかどうかも選択制なので、公開しなかったらそのカードはそのままですね。

nophoto
まろや
2009年10月19日20:58

なるほど。
わかりやすい説明ありがとうございました。

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