Answer: Friday Magic Quiz. [09-18A]
2009年6月26日 FMQ コメント (3)#新フロアルールである、MTRとIPGの差分をまとめている最中ですので、
#申し訳ありませんが、今週の金曜出題はお休みさせていただきます。ご了承ください。
#来週以降は変更点をふまえたM10ルールからの出題を予定しています。
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東海地区選手権
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今週土曜日は、東海地区選手権です。
6月27日(土)
・東海地区選手権 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/16.html
デッキリストを使用しますので、遅れないように、お早めに会場へお越しください。
併催イベントとして、Limits Gateway予選と、ブースタードラフトを予定しております。
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それでは、先週の回答。
問1
かたならし○×。
「既に開始時の手札を決定したプレイヤーがデッキチェックを受ける場合、
その『開始時の手札』は維持される。」
○か×か?
○
プレイヤーがデッキチェックを受ける場合にも、それまでにしたマリガンの判断は有効である。
既に開始時の手札を決定していた場合には、その手札を維持してゲームを行なう。(MFR115)
とあるので、デッキチェックを受けたとしても、手札の内容は維持されます。
(この内容は次期フロアルールでもそのまま適用されます。→MTR2.8)
問2
Aは《運命の大立者/Figure of Destiny》をコントロールしている。
1番目の能力を既に起動しており、現在は2/2である。
Aのターン、Aは先ほどの《運命の大立者》で攻撃した。
Bは 1/1のフェアリー・ならず者・トークンでこれをブロックし、
《妄信的迫害/Zealous Persecution》をプレイした。
B「これで一方的に勝てるはず。」
A「《平地/Plains》2枚しかマナ出ないし……あ、そうか。1番目の能力をもう一度使えばいいのか。」
とりあえずトークンと相打ちにしとくよ。」
さて、Aの《運命の大立者》は、トークンと相打ちを取れるだろうか?
共に2/2なので、相打ちをとれる。
定期的に出題している、継続的効果の相互作用についての問題である。
《妄信的迫害/Zealous Persecution》による-1/-1修整も、
《運命の大立者/Figure of Destiny》の起動型能力による「2/2になる」修整も、
同じ第6b種に分類される。
同じ種別に分類される場合、タイムスタンプ順に処理されるので、
問題の場合、《運命の大立者》は、
1/1 → 2/2 → 1/1(-1/-1修整)→ 2/2 となる。
トークンも2/2になっているので、結果として相打ちとなる。
問3
プレイヤーA、B、Cの3人が多人数戦でゲームをしている。
・Aは、Cがオーナーの《狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon》を、
《誘惑蒔き/Sower of Temptation》の能力によって、コントロールを奪っている。
・Bは、Cのプレイした《狩り立てられたドラゴン》の能力によって出てきた、
騎士・トークンをコントロールしている。
・Cは、Aがプレイした《変異種/Morphling》を、《奪取/Desertion》によって
Cのコントロールで場に出している。
この状態で、Aのプレイした全力全開《苦悩火/Banefire》で、Cが敗北した。
さて……
3-1)Aのコントロールする《狩り立てられたドラゴン》はどうなるか?
3-2)Bのコントロールする騎士・トークンはどうなるか?
3-3)Cがコントロールしていた《変異種》はどうなるか?
3-1)ゲームから除外される。
3-2)ゲームから除外される。
3-3)ゲームから取り除かれ、ゲーム外領域に置かれる。
プレイヤーがゲームから除外されたら、そのプレイヤーの所有するオブジェクトは全て
ゲームから除外され、スタック上にあるそのプレイヤーがコントロールする呪文や能力は消滅し、
そのプレイヤーにコントロールを与えているコントロール変更効果は終わる。
その後、なおそのプレイヤーがコントロールしているオブジェクトがあったら、それらもまた
ゲームから取り除かれる。(CR600.4a)
CR600.4aには、多人数戦において、あるプレイヤーが敗北した場合の処理が書かれている。
これに従って上の1~3)を考えれば良い。
3-1)《狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon》のオーナーはCである。
Cが敗北したので、オーナーがCであるオブジェクトは全て取り除かれる。
3-2)騎士・トークンのオーナーはCである。
Cが敗北したので、オーナーがCであるオブジェクトは全て取り除かれる。
3-3)《変異種/Morphling》は、Cがオーナーであるオブジェクトではないが、
CR600.4aの前半部の処理をし終えても、Cが《変異種》をコントロールしているので、
それもまたゲームから取り除かれる。
#おまけの回答。
M10ルールでは、トークンのオーナーはそのトークンが出たときにそれをコントロールしていた
プレイヤーになるので、3-2)の場合、オーナーはCでなくBであるので、騎士・トークンは消滅しない。
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そんなところで。
コメント
> 3-3)が《支配魔法》のようなパーマネントでコントロールを奪取しているの場合は~
はい。いずれもその通りです。
コントロール変更効果が終了するために該当するプレイヤーにコントロールが移ります。