#新フロアルールである、MTRとIPGの差分をまとめている最中ですので、
#申し訳ありませんが、今週の金曜出題はお休みさせていただきます。ご了承ください。
#来週以降は変更点をふまえたM10ルールからの出題を予定しています。

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東海地区選手権
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今週土曜日は、東海地区選手権です。

6月27日(土)

 ・東海地区選手権 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/16.html


デッキリストを使用しますので、遅れないように、お早めに会場へお越しください。
併催イベントとして、Limits Gateway予選と、ブースタードラフトを予定しております。


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それでは、先週の回答。

問1
かたならし○×。

「既に開始時の手札を決定したプレイヤーがデッキチェックを受ける場合、
 その『開始時の手札』は維持される。」

○か×か?




プレイヤーがデッキチェックを受ける場合にも、それまでにしたマリガンの判断は有効である。
既に開始時の手札を決定していた場合には、その手札を維持してゲームを行なう。(MFR115)

とあるので、デッキチェックを受けたとしても、手札の内容は維持されます。

(この内容は次期フロアルールでもそのまま適用されます。→MTR2.8)

 
問2

Aは《運命の大立者/Figure of Destiny》をコントロールしている。
1番目の能力を既に起動しており、現在は2/2である。

Aのターン、Aは先ほどの《運命の大立者》で攻撃した。

Bは 1/1のフェアリー・ならず者・トークンでこれをブロックし、
《妄信的迫害/Zealous Persecution》をプレイした。

B「これで一方的に勝てるはず。」
A「《平地/Plains》2枚しかマナ出ないし……あ、そうか。1番目の能力をもう一度使えばいいのか。」
 とりあえずトークンと相打ちにしとくよ。」

さて、Aの《運命の大立者》は、トークンと相打ちを取れるだろうか?


共に2/2なので、相打ちをとれる。

定期的に出題している、継続的効果の相互作用についての問題である。

《妄信的迫害/Zealous Persecution》による-1/-1修整も、
《運命の大立者/Figure of Destiny》の起動型能力による「2/2になる」修整も、
同じ第6b種に分類される。

同じ種別に分類される場合、タイムスタンプ順に処理されるので、
問題の場合、《運命の大立者》は、

1/1 → 2/2 → 1/1(-1/-1修整)→ 2/2 となる。

トークンも2/2になっているので、結果として相打ちとなる。


 
問3

プレイヤーA、B、Cの3人が多人数戦でゲームをしている。

・Aは、Cがオーナーの《狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon》を、
 《誘惑蒔き/Sower of Temptation》の能力によって、コントロールを奪っている。

・Bは、Cのプレイした《狩り立てられたドラゴン》の能力によって出てきた、
 騎士・トークンをコントロールしている。

・Cは、Aがプレイした《変異種/Morphling》を、《奪取/Desertion》によって
 Cのコントロールで場に出している。

この状態で、Aのプレイした全力全開《苦悩火/Banefire》で、Cが敗北した。

さて……

3-1)Aのコントロールする《狩り立てられたドラゴン》はどうなるか?

3-2)Bのコントロールする騎士・トークンはどうなるか?

3-3)Cがコントロールしていた《変異種》はどうなるか?


3-1)ゲームから除外される。
3-2)ゲームから除外される。
3-3)ゲームから取り除かれ、ゲーム外領域に置かれる。

プレイヤーがゲームから除外されたら、そのプレイヤーの所有するオブジェクトは全て
ゲームから除外され、スタック上にあるそのプレイヤーがコントロールする呪文や能力は消滅し、
そのプレイヤーにコントロールを与えているコントロール変更効果は終わる。
その後、なおそのプレイヤーがコントロールしているオブジェクトがあったら、それらもまた
ゲームから取り除かれる。(CR600.4a)

CR600.4aには、多人数戦において、あるプレイヤーが敗北した場合の処理が書かれている。
これに従って上の1~3)を考えれば良い。

3-1)《狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon》のオーナーはCである。
 Cが敗北したので、オーナーがCであるオブジェクトは全て取り除かれる。

3-2)騎士・トークンのオーナーはCである。
  Cが敗北したので、オーナーがCであるオブジェクトは全て取り除かれる。

3-3)《変異種/Morphling》は、Cがオーナーであるオブジェクトではないが、
 CR600.4aの前半部の処理をし終えても、Cが《変異種》をコントロールしているので、
 それもまたゲームから取り除かれる。


#おまけの回答。

M10ルールでは、トークンのオーナーはそのトークンが出たときにそれをコントロールしていた
プレイヤーになるので、3-2)の場合、オーナーはCでなくBであるので、騎士・トークンは消滅しない。


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そんなところで。


コメント

nophoto
通りすがり
2009年6月26日15:17

ちなみに、《露骨な窃盗》の場合は例題と同じく有っていますよね?また、3-3)が《支配魔法》のようなパーマネントでコントロールを奪取しているの場合は、Aに《変異種》のコントロールが戻るという事であっていますよね?

nophoto
通りすがり
2009年6月26日15:17

ちなみに、《露骨な窃盗》の場合は例題と同じく有っていますよね?また、3-3)が《支配魔法》のようなパーマネントでコントロールを奪取しているの場合は、Aに《変異種》のコントロールが戻るという事であっていますよね?

testing
2009年7月2日22:43

> 《露骨な窃盗》の場合は例題と同じく有っていますよね?
> 3-3)が《支配魔法》のようなパーマネントでコントロールを奪取しているの場合は~

はい。いずれもその通りです。
コントロール変更効果が終了するために該当するプレイヤーにコントロールが移ります。

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