不定期更新、EDHのデッキ構築記事です。
EDHをたしなむ人も多くなっているようで、1ファンとしては喜んでいます。
EDHは基本的に多人数ゲームですので、通常とは戦略も大きくちがってきますが
そのあたりは別に書くとして。今回はデッキの主題についてです。
なお、EDHの基本的なルールは以下を参照のこと。
参考リンク
・おいら過去記事(やや古いので禁止カードのリスト等が異なります)
http://74598.diarynote.jp/200803121309400000/
・Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules
http://csclub.uwaterloo.ca/~geduggan/EDH_rules.html
・上記ルールの日本語訳(進藤さんによる)
http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/edh.html
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・構築へのアプローチ
EDHのデッキを組む、と言っても、100枚のデッキを日常的に組んでいるプレイヤーは
そういないでしょうし、ハイランダーではカードの選定も一苦労です。
そこで、ある程度の指針となるような方法をいくつかピックアップしてみました。
参考になれば幸いです。
・既存デッキを模倣する
一番簡単な方法は、既存のデッキを模倣することです。
もちろん、既存のデッキは60枚、サイドボードを含めても75枚ですから、
なんらかの水増しが必要です。一例を挙げて説明していきましょう。
まずはデッキレシピの捜索です。
今回はLMC217thの三原さんのデッキを模倣することにしましょう。
(→http://magicdailynews.com/20090518.html)
デッキの土地以外のスペル枚数は、37+15 = 52枚 です。
前回のコラムで土地は40枚と書きましたので、あと8枚ありますが、
それはフリースペースとして空けておきましょう。
2 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 運命の大立者/Figure of Destiny
4 白蘭の騎士/Knight of the White Orchid
4 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
3 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
2 目覚ましヒバリ/Reveillark
4 精神石/Mind Stone
3 栄光の頌歌/Glorious Anthem
4 幽体の行列/Spectral Procession
3 流刑への道/Path to Exile
4 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
3 ゴブリンの突撃/Goblin Assault
2 耳障りな反応/Guttural Response
2 火山の流弾/Volcanic Fallout
2 軍部政変/Martial Coup
1 神の怒り/Wrath of God
3 風生まれの詩神/Windborn Muse
1 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
1 炎族の先触れ/Flamekin Harbinger
これらのカードは1枚刺すことはできますが、EDHでは2枚以上入らないので、
2枚以上書いてあるカードは代用のカードを探すことになります。
ここでいう代用とは、
・役割が似通っている
・カードタイプが似通っている
・右上のコストが似通っている
カードを探していきます。もちろん、代用が効かないカードがいくつかありますが、
そのあたりはカードタイプ固定して、一つ多いor少ないコストを指定し、
データベースから探すと良いでしょう。
たとえば、4枚入っている《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》は
1《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
1《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
1《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar》
といった感じに代用します。
代用の難しいカードは、タイプと点数でみたマナ・コストを書いて空白にしておくのも手です。
1《運命の大立者/Figure of Destiny》
1《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
1《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
4(1cc, クリーチャー)
余裕があるならば、データベースの捜索範囲をスタンダードからエクステンデッド、レガシーと
広げていきましょう。最初から全範囲で捜索すると、カード枚数が多すぎて確認しきれなくなります。
その後は、ジェネラルを決定して方針を固めます。
空白であったカードのスロットを埋め、デッキは完成です。
・ジェネラルの能力を活かす
EDHではジェネラルという特殊な存在があります。
最初にジェネラルを決め、その能力を活かしたカードを選んでいくのも一つの方法です。
例えば、《霧を歩むもの、ウリル》であればオーラ・カードに関するカードををたくさん詰め込みます。
《汚らわしき者バルソー》であれば、クリーチャーが自殺できたり、墓地に自動的に送ることが
できるようなカードをたくさん入れるべきです。
ジェネラルによって選び方は様々ですが、
「ジェネラルで殴って勝つ」
「ジェネラルによってアドバンテージを得て勝つ」
「ジェネラルがコンボ要素」
というように、ジェネラルの立ち位置をしっかり決めておくと良いでしょう。
・自分なりのテーマを持つ
上2つとも重なるのですが、自分なりのテーマがあるとカードの選択もしやすいです。
「とりあえずトークンを出す」
「他力本願」
「クリーチャーのみ」
などなど。
ちなみに、現在おいらが作成しているのは「土地以外みんな多色」だったりします。
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他にもアプローチはあると思いますが、そんなところで。
楽しいEDHを!
コメント
リンクさせて頂いたので連絡をしておきます。