#今日は新設されたレーティング「Total」の説明と、
#いつもの回答編の2部制でお届けします。
#記事は別に分けておきます。
#こういうときにカテゴリー分けは便利ですね。


それでは先週の回答。

問1
かたならし○×。

「土地をプレイすることを始めとした『特別な行動』は様々なものがあるが、
 それらは全てスタックを使用しない。」

○か×か?




CR用語集「特別な行動/Special Action」に、
『特別な行動は、スタックを用いない。』とそのまま書いてある。

なので問題の文章は正しい。


問2
Aは《煙束ね/Smokebraider》をコントロールしている。
Aの墓地には《地獄の雷/Hell’s Thunder》がある。

Aのターンの第1メインフェイズに、Aは《地獄の雷》を指さしながら

A「こいつの蘇生能力をプレイするよ。」
B「でも土地は4枚しかないから、マナが足りなくないか?」
A「《煙束ね》があるからこいつのマナを使うよ。何か妨害手段でもある?」

Aのやろうとしていることは可能か?


できない。

墓地にある《地獄の雷/Hell’s Thunder》はエレメンタル・カードであり、
その蘇生能力は起動型能力である。
しかし、これは《煙束ね》の文章にある「エレメンタルの起動型能力」には該当しない。

なぜか?

《煙束ね/Smokebraider》のオラクル・テキストは以下の通り。

  {Tap} : Add two mana in any combination of colors to your mana pool. Spend this
      mana only to play Elemental spells or activated abilities of Elementals.

問題は "activated abilities of Elementals"である。

この場合、サブタイプ一語のみでオブジェクトを表現しているので、これが指す意味は
「エレメンタルというサブタイプを持つパーマネント」である。(CR200.9)

当然、墓地にある《地獄の雷/Hell’s Thunder》はパーマネントではないので
《煙束ね/Smokebraider》から出たマナを蘇生能力のコストとして使用することはできない。

 
問3

私は《吠えたける鉱山/Howling Mine》をコントロールしている。
対戦相手は《荒廃の言葉/Words of Waste》と、《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》を
コントロールしている。

対戦相手のターンで、相手は《ファイレクシアの闘技場》の誘発型能力をスタックに乗せてから
《荒廃の言葉/Words of Waste》を3回起動した。

対戦相手「とりあえずあなたの手札を空にしたいです。」

私の手札は《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》3枚だった。

その後は特に呪文や能力のやりとりはなく、ドローステップが終了した。

さて、この時点で何枚かの《萎れ葉のしもべ》は、自身の能力によって場に出ているが、それは何枚だろうか?


1枚のみ。

対戦相手がカードを引く場合、《荒廃の言葉》によって、私の手札を捨てることに置換される。

対戦相手のドロー・ステップの終了時までに、相手は以下の効果により3枚のカードを引く。

 ・《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
 ・ドロー・ステップのドロー
 ・《吠えたける鉱山/Howling Mine》

それぞれの効果元になった能力のコントローラーを考えると、

 ・《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》 (対戦相手)
 ・ドロー・ステップのドロー (誰でもない)
 ・《吠えたける鉱山/Howling Mine》 (私)

これらのドローは全て「各対戦相手は1枚手札を捨てる」に置換される。
置換されたとしても、能力のコントローラーは変わらない。

なので、《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》にある「いずれかの対戦相手がコントロールする
呪文や能力によって、あなたが萎れ葉のしもべを捨てる場合」に該当するのは1つだけである。

よって、場にあるのは1枚であり、残りの2枚は墓地にあることになる。

----------------
そんなところで。

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