Answer: Friday Magic Quiz. [08-36A]
2008年11月6日 FMQ コメント (7)#PTベルリンはエルフ祭りとなり、ベスト4の時点で4人が4人ともエルフという
#余り例を見ない事態となりました。
#これを受けて影響があると思われるのは、来月の世界選手権。
#エクステンデッドがまたもやエルフ祭りとなるのか、注目しましょう。
しかし、最大の敵は12月1日に待ち受けているのであった。
……なーんてね。
そんなわけで、先週の回答ー。
×
そんなことはどこにも書いていない。
が、対戦相手から要求があった場合には、自分のサイドボード取り出し、
裏向きのままでカードの枚数を数えることを許可しなければならない。(FR122.)
ゲーム開始前に、自分からサイドボードを取り出して相手に確認してもらって
いる光景をしばしば見るが、そのような義務はプレイヤーにはない。
上にもあるとおり、要求されたときだけで十分なのである。
#「その方が丁寧だから」という意見もあるが、ではリミテッド形式のときにも
#わざわざサイドボードを相手に提示するのだろうか? 素朴な疑問ではある。
コメント欄のご指摘の通り、サイドボードはゲーム開始時に裏向きで提示することが書かれてあります。
回答のネタがずれていた(枚数を数えなくてもよい=提示しなくてよい、と考えていた
ので、問題として成り立っていませんでした。
ご指摘に感謝するとともに、混乱を招いてしまったことをお詫び申し上げます。
Aの意見が正しい。
《冷静な天使/Stoic Angel》には
「各プレイヤーは自分のアンタップ・ステップに、クリーチャーを1体しかアンタップできない。」
とあるため、その通りに従う。特に難しく考える必要はない。
3-1)持っていない(ので起動できない)
《技を借りる者/Skill Borrower》のテキストは以下の通り。
「あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。」
「あなたのライブラリーの一番上のカードがアーティファクト・カードかクリーチャー
・カードである限り、技を借りる者はそのカードのすべての起動型能力を持つ」
さて、ここで問題となるのはライブラリーの一番上で公開されている
《呪師の弟子/Jushi Apprentice》のもつ起動型能力は何か?である。
反転カードのルールとして、反転カードの下半分は、それが場に出ていて
かつそのパーマネントが反転している場合にのみ使用される。(CR508.1b)
なので、ライブラリーの一番上にある《呪師の弟子/Jushi Apprentice》は、
反転後の《暴く者、智也/Tomoya the Revealer》側の能力を持っていない。
つまり、《技を借りる者/Skill Borrower》もこの能力を持たない。
3-2)
「あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。」
「あなたのライブラリーの一番上のカードがアーティファクト・カードかクリーチャー
・カードである限り、技を借りる者はそのカードのすべての起動型能力を持つ」
「{1}{B}:対戦相手の墓地にあるカード1枚を対象とし、それをゲームから取り除く。
その墓地にカードが1枚もない場合、鼠の墓荒らしを反転する。」
3-1)と同様に、ライブラリーの一番上にある《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》
が持つ起動型能力は、反転前の能力のみである。
能力の起動によって手札が9枚になり、《技を借りる者/Skill Borrower》は反転するが、
反転後の特性を持っていないので特に何も起きない。
つまり、《技を借りる者》の本来の能力に、《鼠の墓荒らし》の能力が合わさった状態になる。
なお、この《技を借りる者/Skill Borrower》がさらに反転することになっても、
位相は「反転後」のままである。反転前の状態に戻ることはない。(CR508.4)
--------------
そんなところで。
#余り例を見ない事態となりました。
#これを受けて影響があると思われるのは、来月の世界選手権。
#エクステンデッドがまたもやエルフ祭りとなるのか、注目しましょう。
しかし、最大の敵は12月1日に待ち受けているのであった。
……なーんてね。
そんなわけで、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「サイドボードを使用する場合は、ゲームの開始前に、対戦相手へサイドボードを
使用することを明示しなくてはいけない。」
○か×か?
×
そんなことはどこにも書いていない。
が、対戦相手から要求があった場合には、自分のサイドボード取り出し、
裏向きのままでカードの枚数を数えることを許可しなければならない。(FR122.)
ゲーム開始前に、自分からサイドボードを取り出して相手に確認してもらって
いる光景をしばしば見るが、そのような義務はプレイヤーにはない。
上にもあるとおり、要求されたときだけで十分なのである。
#「その方が丁寧だから」という意見もあるが、ではリミテッド形式のときにも
#わざわざサイドボードを相手に提示するのだろうか? 素朴な疑問ではある。
コメント欄のご指摘の通り、サイドボードはゲーム開始時に裏向きで提示することが書かれてあります。
回答のネタがずれていた(枚数を数えなくてもよい=提示しなくてよい、と考えていた
ので、問題として成り立っていませんでした。
ご指摘に感謝するとともに、混乱を招いてしまったことをお詫び申し上げます。
問2
プレイヤーAとBは同じチームであり、
プレイヤーAは《冷静な天使/Stoic Angel》をコントロールしている。
さて、プレイヤーAとBのチームのターンのアンタップ・ステップの際に
こんなやりとりがあった。
A「僕もBも1体ずつアンタップできるね。」
B「いや、チームで1体だろ。どれをアンタップするか相談しようぜ。」
さて、正しくはどうか?
Aの意見が正しい。
《冷静な天使/Stoic Angel》には
「
とあるため、その通りに従う。
問3
私は《技を借りる者/Skill Borrower》をコントロールしている。
公開されたライブラリーの一番上は、《呪師の弟子/Jushi Apprentice》 であった。
現在の状況では、私は《技を借りる者》が以下の能力を持つので、
この起動型能力を起動することができる。
「{2}{U},{Tap}:カードを1枚引く。あなたの手札にカードが9枚以上ある場合、
呪師の弟子を反転する。」
さて……
3-1)
私は《技を借りる者》が以下の能力を持っているとして、この能力を起動できるだろうか?
「{3}{U}{U},{Tap}:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚引く。
Xはあなたの手札のカードの枚数に等しい。」
3-2)
「{2}{U},{Tap}:カードを1枚引く。あなたの手札にカードが9枚以上ある場合、
呪師の弟子を反転する。」
私がこの能力を起動して解決し、カードを引いた時点で私の手札は9枚になった。
カードを引いたことによって、ライブラリーの一番上は
《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》に変わった。
さて、最終的に《技を借りる者》の持つ能力はどのようになるだろうか?全て挙げよ。
3-1)持っていない(ので起動できない)
《技を借りる者/Skill Borrower》のテキストは以下の通り。
「あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。」
「あなたのライブラリーの一番上のカードがアーティファクト・カードかクリーチャー
・カードである限り、技を借りる者はそのカードのすべての起動型能力を持つ」
さて、ここで問題となるのはライブラリーの一番上で公開されている
《呪師の弟子/Jushi Apprentice》のもつ起動型能力は何か?である。
反転カードのルールとして、反転カードの下半分は、それが場に出ていて
かつそのパーマネントが反転している場合にのみ使用される。(CR508.1b)
なので、ライブラリーの一番上にある《呪師の弟子/Jushi Apprentice》は、
反転後の《暴く者、智也/Tomoya the Revealer》側の能力を持っていない。
つまり、《技を借りる者/Skill Borrower》もこの能力を持たない。
3-2)
「あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。」
「あなたのライブラリーの一番上のカードがアーティファクト・カードかクリーチャー
・カードである限り、技を借りる者はそのカードのすべての起動型能力を持つ」
「{1}{B}:対戦相手の墓地にあるカード1枚を対象とし、それをゲームから取り除く。
その墓地にカードが1枚もない場合、鼠の墓荒らしを反転する。」
3-1)と同様に、ライブラリーの一番上にある《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》
が持つ起動型能力は、反転前の能力のみである。
能力の起動によって手札が9枚になり、《技を借りる者/Skill Borrower》は反転するが、
反転後の特性を持っていないので特に何も起きない。
つまり、《技を借りる者》の本来の能力に、《鼠の墓荒らし》の能力が合わさった状態になる。
なお、この《技を借りる者/Skill Borrower》がさらに反転することになっても、
位相は「反転後」のままである。反転前の状態に戻ることはない。(CR508.4)
--------------
そんなところで。
コメント
>~以下の能力を持っているとして~
だと、問題の時点で何らかの効果ですでにこの能力を得ている。=問題なく起動できる
と思ってました。
逆にまったく問題文になってなくない?と思ってました。
へりくつです
・・・気分を害された方には誠に申し訳なく。 (´・ω・`)
例えばその場合に残り時間が10分で時間稼ぎだったり、サイドボードの枚数で相手のランドの枚数を推測したりなどということは考えられるのでしょうか?
まぁ実際にはやらないとは思うのですが
>そんなことはどこにも書いていない。
フロア・ルールの114項に次の規定があります。
「114. ゲーム開始前の手順
…
5. サイドボードのカードを裏向きに提示し、見やすいところに置く。
…」
問2について
>「各プレイヤーは自分のアンタップ・ステップに、クリーチャーを1体しかアンタップできない。」
上記は日本語版のカード表記とは異なります(「各」はついていない)。
なお、オラクルでは「Players can’t untap ~」と複数形になっており、ご説明のように特に難しく考えないことにすると、チームで1つしかアンタップできなさそうです。
> Nameless さん
できないことはないですが、ゲームとゲームの間の準備期間内で
終わらせることが必須となるでしょう。
また、基本土地が余計に入っている場合、サイドボードの数が必ずしも
全員一致するとは限りません。
> いく さん
いつもご指摘して頂き、感謝いたしております。
> FR114.
これは完全に見落としておりました。と、なると問題の回答が変わってきますね。
あんまり良くない出題だったようです。→横線引っ張っておきます。
(……しかし、サイドボードの使用を言わなかったからということで
何かしらの抵触行為になるのでしょうか。ちょっと聞いたことがないです。)
> オラクルでは「Players can’t untap ~」と複数形になっており
この場合のplayersは "all (each) players" のような意味に取るべきと考えます。
チームとして判断できるような表現とは思えませんでした。
例)刹那能力の説明文、《ボガーダンの金床/Anvil of Bogardan》など多数。
>チームとして判断できるような表現とは思えませんでした。
結論に異論があるというよりも、説明が適切ではないと感じたのでコメントを差し上げたものです。(出版されている日本語版カードのテキストとは異なる日本語テキストを根拠に説明されましても…。)
問題ないとお考えでしたらば流して下さい。
結論にも疑問はありますが、それは確証あってのことではないのでここでは控えます。
失礼いたしました。日本語のカード文章を失念しておりました。
…ちょっと間違えすぎですね。反省。