Answer: Friday Magic Quiz. [08-29A]
2008年8月26日#日々の暑さがようやく一段落、と思いきや
#朝夕の温度差が激しくて、油断するとバテそうです。
#日本で一番暑い都市から、一番アツイ場所に行ったばかりなんですけどねえ。
そんなわけで、先週の回答ー。
○
例えば以下のような場合が(ごく普通に)ありうる。
#アクティブ・プレイヤーはAである。
A「ターンを終了したいです。」(A、優先権をパス)
B「ちょっとまって。《時間の把握/Telling Time》をプレイしたい。」(B、呪文のプレイを宣言。その後、Bは優先権をパス)
A「・・・特になにもしません。じゃ、解決しましょうか。」(A、優先権をパス)
これで、「全てのプレイヤーが続けて優先権をパス」したので、スタックにある一番上の
オブジェクトが解決される。(CR217.6d)
この場合、アクティブ・プレイヤーであるAが優先権をパスした直後に、
スタックの一番上のオブジェクトが解決されているので、題意に適する。
2−1)正しい。
2−2)不可能。
Bの《炎渦竜巻/Firespout》を解決すると、《怨馬/Spitemare》と《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
に3ダメージが与えられ、《怨馬》の能力が誘発する。
その後、状況起因効果のチェック時に《怨馬》と《台所の嫌がらせ屋》が破壊されて
場から墓地に置かれる。このとき、《台所の嫌がらせ屋》の頑強能力が誘発する。
誘発した2つの誘発型能力をスタックに乗せるのは同時なので、
まずアクティブ・プレイヤーからスタックに乗せないといけない。
アクティブ・プレイヤーはBなので、まず《怨馬》の誘発型能力がスタックに乗る。
このとき、場には《台所の嫌がらせ屋》はいないので、適正な対象はプレイヤーA(またはB)しかない。
なので、Bの言う様なことはできない。
《怨馬》のあとに《台所の嫌がらせ屋》の能力がスタックに乗るため、
先に解決されるのは《台所の嫌がらせ屋》の能力である。
従って、先にAのライフが回復してから、《怨馬》によるダメージが解決されるので、
Aのライフが0以下になることはない。つまりAの言い分は正しい。
正しくない。
複数のプレイヤーが同時に何かの選択を行う場合、アクティブ・プレイヤーから
先に選択を行い、その後に非アクティブ・プレイヤーが選択を行う。
これは、CR103.4に書かれている、いわゆる「APNAP順ルール」である。
ただし、非公開の領域からカードを選ぶ場合、そのカードは選ばれた時点では
裏向きのままになる。それは他と離して明確に区別されなくてはいけないが、
その表は公開されるわけではない。(CR103.4a)
問題の場合は、手札からカードを選んで捨てるので、非公開領域からカードを選んでいる。
つまり、アクティブ・プレイヤーからカードを裏向きのままで選び、他のプレイヤーも
同じようにする。全員が選び終わってから、カードは表向きで墓地におかれる。
----------------------
そんなところで。
#朝夕の温度差が激しくて、油断するとバテそうです。
#日本で一番暑い都市から、一番アツイ場所に行ったばかりなんですけどねえ。
そんなわけで、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「アクティブ・プレイヤーが優先権をパスした直後に、
スタック上にあるオブジェクトが解決されることがありうる。」
○か×か?
○
例えば以下のような場合が(ごく普通に)ありうる。
#アクティブ・プレイヤーはAである。
A「ターンを終了したいです。」(A、優先権をパス)
B「ちょっとまって。《時間の把握/Telling Time》をプレイしたい。」(B、呪文のプレイを宣言。その後、Bは優先権をパス)
A「・・・特になにもしません。じゃ、解決しましょうか。」(A、優先権をパス)
これで、「全てのプレイヤーが続けて優先権をパス」したので、スタックにある一番上の
オブジェクトが解決される。(CR217.6d)
この場合、アクティブ・プレイヤーであるAが優先権をパスした直後に、
スタックの一番上のオブジェクトが解決されているので、題意に適する。
問2
Aは《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》をコントロールしている。
Bは《怨馬/Spitemare》をコントロールしている。
両者とも残りライフは 3 である。
Bのターンの第1メイン・フェイズに、
Bは《炎渦竜巻/Firespout》を{R}{G}{1}のマナを支払ってプレイした。
A「《台所の嫌がらせ屋》が戻ってくる方が先だから、《怨馬》の能力だけでは、
僕は死なないね。」
2−1)Aの言い分は正しいか?
B「む。ならば《怨馬》の能力を、帰ってきた《台所の嫌がらせ屋》を対象にして、
場をきれいにしよう。」
2−2)Bが言っているようなことは可能か?
2−1)正しい。
2−2)不可能。
Bの《炎渦竜巻/Firespout》を解決すると、《怨馬/Spitemare》と《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
に3ダメージが与えられ、《怨馬》の能力が誘発する。
その後、状況起因効果のチェック時に《怨馬》と《台所の嫌がらせ屋》が破壊されて
場から墓地に置かれる。このとき、《台所の嫌がらせ屋》の頑強能力が誘発する。
誘発した2つの誘発型能力をスタックに乗せるのは同時なので、
まずアクティブ・プレイヤーからスタックに乗せないといけない。
アクティブ・プレイヤーはBなので、まず《怨馬》の誘発型能力がスタックに乗る。
このとき、場には《台所の嫌がらせ屋》はいないので、適正な対象はプレイヤーA(またはB)しかない。
なので、Bの言う様なことはできない。
《怨馬》のあとに《台所の嫌がらせ屋》の能力がスタックに乗るため、
先に解決されるのは《台所の嫌がらせ屋》の能力である。
従って、先にAのライフが回復してから、《怨馬》によるダメージが解決されるので、
Aのライフが0以下になることはない。つまりAの言い分は正しい。
問3
私がゲームをしているときのことである。
私は《要塞の鼠/Stronghold Rats》で攻撃し、対戦相手に戦闘ダメージを与えた。
私「じゃあ、お互いに手札を捨てましょうか。」
相手「そうですね。そちらからどうぞ。」
私は5枚ある手札から1枚のカードを選び、他の手札と分けた。
私「このカードを捨てます。」
相手「それじゃだめです。まだそれは捨てたことになりません。
それをちゃんと墓地に置いて、表を見せて下さい。
その後でこっちがカードを捨てます。」
対戦相手の言い分は正しいか?
正しくない。
複数のプレイヤーが同時に何かの選択を行う場合、アクティブ・プレイヤーから
先に選択を行い、その後に非アクティブ・プレイヤーが選択を行う。
これは、CR103.4に書かれている、いわゆる「APNAP順ルール」である。
ただし、非公開の領域からカードを選ぶ場合、そのカードは選ばれた時点では
裏向きのままになる。それは他と離して明確に区別されなくてはいけないが、
その表は公開されるわけではない。(CR103.4a)
問題の場合は、手札からカードを選んで捨てるので、非公開領域からカードを選んでいる。
つまり、アクティブ・プレイヤーからカードを裏向きのままで選び、他のプレイヤーも
同じようにする。全員が選び終わってから、カードは表向きで墓地におかれる。
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そんなところで。
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