#今週のFMQは、GP神戸で良く聞かれた、もしくはジャッジ間で話題になった
#色々な状況や質問から出題しています。
#GPではジャッジブースにホワイトボードが設けられ、
#そこに色々な問いを書いては、回答を漁っていました。
実際には、CRの範疇で言うとあまり難易度の高い問題は無かったのでした。
でも、ジャッジが答えるのに時間がかかるようでは、プレイヤーにはちと荷が重いですね。
なお、GP冒頭でHJが解説したことにちなんだ事で、アンケートを行ってみたいと思います。
この記事のラストをお読み下さい。
*** 東海イベント情報 ***
今週末は、東海道VintageとS-Cupが行われます。
どちらも同じ会場ですので、異なるレギュレーションでの不思議空間をお楽しみ下さい。
=======================================
Tokaido Vintage 2nd Stage in Nagoya
DCI公認M:TG ヴィンテージ
日時 8月10日(日)
受付10:00〜11:00
会場 名古屋市港区 港湾会館 4階第5会議室
参加費 1000円
参加人数に応じたスイスラウンドの後、TOP8プレイオフを予定
=======================================
MTGトーナメント S−Cup
DCI認定スタンダード
日程: 8月10日(日)
場所: 名古屋港湾会館 4階 第5会議室
受付: 10:30〜11:00
定員: 30名
参加費: 1000円
賞品: 上位入賞者の方にMTGブースターパック
参考URI:http://samoamagic.blog91.fc2.com/blog-entry-84.html
=======================================
どちらもよしなに。
それでは今週の問題ー
問1
かたならし○×。
「ID(同意による引き分け)をする場合、必ず第1ゲームを始める前に両者が同意し、
結果記入用紙に記入して提出しなくてはいけない。」
○か×か?
問2
予想通りというかなんというか、質問でダントツに多かったのが
《鏡編み/Mirrorweave》と《運命の大立者/Figure of Destiny》でした。
そこで、復習もかねて、以下の状態においてのオブジェクトの特性値を答えて頂こう。
2−1)(基本)
《運命の大立者/Figure of Destiny》が上から順番に能力を起動して8/8になっている。
この後、さらに1番目の能力を起動した。
クリーチャータイプとP/Tを答えよ。
また、元から持っている能力に加えて追加された能力があるならば、それも答えよ。
2−2)(6種)
能力を起動していない《運命の大立者/Figure of Destiny》がある。
《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》の2番目の能力を起動して解決してから、
《運命の大立者/Figure of Destiny》の1番目の能力を起動した。
クリーチャータイプとP/Tを答えよ。
また、元から持っている能力に加えて追加された能力があるならば、それも答えよ。
2−3)(鏡が編まれる)
《運命の大立者/Figure of Destiny》が上から順番に能力を起動して8/8になっている。
場には他に
a) 《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
b) 自身の能力でクリーチャー化した《変わり谷/Mutavault》
がある。《運命の大立者》を対象に《鏡編み/Mirrorweave》をプレイした。
a), b)のクリーチャータイプとP/Tを答えよ。
2−4)(いちばんややこしい場合)
《運命の大立者/Figure of Destiny》が上から順番に能力を起動して8/8になっている。
場には他に、自身の能力によってクリーチャーになった《変わり谷/Mutavault》がある。
《変わり谷》を対象に《鏡編み》をプレイした。すると、《運命の大立者》は土地である《変わり谷》になる。
その後に、このコピー《変わり谷》の2番目の能力を起動してクリーチャーにした。
クリーチャータイプとP/Tを答えよ。
また、このクリーチャーは飛行と先制攻撃を持つか? いずれにせよ理由も答えること。
#答えは既に出ている。その理由が大事なのだ。
#CRを見ずにテキストだけで答えられたら合格。
問3
プレイヤーCとDがゲームをやっていたときのこと。
Cは、《誘惑蒔き/Sower of Temptation》によって、Dがオーナーである《屍滑り/Necroskitter》
のコントロールを奪っている。
Dが《穿刺破/Puncture Blast》を《誘惑蒔き》にプレイした。
この解決時に、《誘惑蒔き》は-1/-1カウンターが3個乗った状態で墓地に置かれるのだが・・・
さて、どうなるか?
--------------------------------------------------
以下はアンケートです。
プレイヤーの皆さん、もしくはRule-Monger諸氏に対しても広く意見と回答を募集します。
回答はコメント欄に書いて頂くか、人目に触れたくない場合は
testing_dagあっとまーくmail.goo.ne.jp まで。(あっとまーくは@に変えてね)
状況:AとBが認定大会で対戦中である。
A「戦闘します。」
B「どうぞ。」
A「これとこれと、あと《変わり谷/Mutavault》を起動して、3体で攻撃。」
問:Aの行動は適正だろうか?
適正である/でない だけでも結構ですが、できれば、
適正であると考える場合は、その理由を。
適正でないと考える場合は、その理由と、Aはどのような表現をすれば
《変わり谷/Mutavault》を含めた3体で攻撃できるのかを答えて下さい。
(理由はCR、UTR、FR、PG等に従った文章でなくてもかまいません。
あなたなりの理由を教えて下さい)
--------------------------------------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
なお、アンケートの問いの「正解」はありません。
純粋にプレイヤー諸氏(Closet Belief 2 読者諸氏)のご意見を聞きたいのです。
よろしくお願いいたします。
#色々な状況や質問から出題しています。
#GPではジャッジブースにホワイトボードが設けられ、
#そこに色々な問いを書いては、回答を漁っていました。
実際には、CRの範疇で言うとあまり難易度の高い問題は無かったのでした。
でも、ジャッジが答えるのに時間がかかるようでは、プレイヤーにはちと荷が重いですね。
なお、GP冒頭でHJが解説したことにちなんだ事で、アンケートを行ってみたいと思います。
この記事のラストをお読み下さい。
*** 東海イベント情報 ***
今週末は、東海道VintageとS-Cupが行われます。
どちらも同じ会場ですので、異なるレギュレーションでの不思議空間をお楽しみ下さい。
=======================================
Tokaido Vintage 2nd Stage in Nagoya
DCI公認M:TG ヴィンテージ
日時 8月10日(日)
受付10:00〜11:00
会場 名古屋市港区 港湾会館 4階第5会議室
参加費 1000円
参加人数に応じたスイスラウンドの後、TOP8プレイオフを予定
=======================================
MTGトーナメント S−Cup
DCI認定スタンダード
日程: 8月10日(日)
場所: 名古屋港湾会館 4階 第5会議室
受付: 10:30〜11:00
定員: 30名
参加費: 1000円
賞品: 上位入賞者の方にMTGブースターパック
参考URI:http://samoamagic.blog91.fc2.com/blog-entry-84.html
=======================================
どちらもよしなに。
それでは今週の問題ー
問1
かたならし○×。
「ID(同意による引き分け)をする場合、必ず第1ゲームを始める前に両者が同意し、
結果記入用紙に記入して提出しなくてはいけない。」
○か×か?
問2
予想通りというかなんというか、質問でダントツに多かったのが
《鏡編み/Mirrorweave》と《運命の大立者/Figure of Destiny》でした。
そこで、復習もかねて、以下の状態においてのオブジェクトの特性値を答えて頂こう。
2−1)(基本)
《運命の大立者/Figure of Destiny》が上から順番に能力を起動して8/8になっている。
この後、さらに1番目の能力を起動した。
クリーチャータイプとP/Tを答えよ。
また、元から持っている能力に加えて追加された能力があるならば、それも答えよ。
2−2)(6種)
能力を起動していない《運命の大立者/Figure of Destiny》がある。
《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》の2番目の能力を起動して解決してから、
《運命の大立者/Figure of Destiny》の1番目の能力を起動した。
クリーチャータイプとP/Tを答えよ。
また、元から持っている能力に加えて追加された能力があるならば、それも答えよ。
2−3)(鏡が編まれる)
《運命の大立者/Figure of Destiny》が上から順番に能力を起動して8/8になっている。
場には他に
a) 《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
b) 自身の能力でクリーチャー化した《変わり谷/Mutavault》
がある。《運命の大立者》を対象に《鏡編み/Mirrorweave》をプレイした。
a), b)のクリーチャータイプとP/Tを答えよ。
2−4)(いちばんややこしい場合)
《運命の大立者/Figure of Destiny》が上から順番に能力を起動して8/8になっている。
場には他に、自身の能力によってクリーチャーになった《変わり谷/Mutavault》がある。
《変わり谷》を対象に《鏡編み》をプレイした。すると、《運命の大立者》は土地である《変わり谷》になる。
その後に、このコピー《変わり谷》の2番目の能力を起動してクリーチャーにした。
クリーチャータイプとP/Tを答えよ。
また、このクリーチャーは飛行と先制攻撃を持つか? いずれにせよ理由も答えること。
#答えは既に出ている。その理由が大事なのだ。
#CRを見ずにテキストだけで答えられたら合格。
問3
プレイヤーCとDがゲームをやっていたときのこと。
Cは、《誘惑蒔き/Sower of Temptation》によって、Dがオーナーである《屍滑り/Necroskitter》
のコントロールを奪っている。
Dが《穿刺破/Puncture Blast》を《誘惑蒔き》にプレイした。
この解決時に、《誘惑蒔き》は-1/-1カウンターが3個乗った状態で墓地に置かれるのだが・・・
さて、どうなるか?
--------------------------------------------------
以下はアンケートです。
プレイヤーの皆さん、もしくはRule-Monger諸氏に対しても広く意見と回答を募集します。
回答はコメント欄に書いて頂くか、人目に触れたくない場合は
testing_dagあっとまーくmail.goo.ne.jp まで。(あっとまーくは@に変えてね)
状況:AとBが認定大会で対戦中である。
A「戦闘します。」
B「どうぞ。」
A「これとこれと、あと《変わり谷/Mutavault》を起動して、3体で攻撃。」
問:Aの行動は適正だろうか?
適正である/でない だけでも結構ですが、できれば、
適正であると考える場合は、その理由を。
適正でないと考える場合は、その理由と、Aはどのような表現をすれば
《変わり谷/Mutavault》を含めた3体で攻撃できるのかを答えて下さい。
(理由はCR、UTR、FR、PG等に従った文章でなくてもかまいません。
あなたなりの理由を教えて下さい)
--------------------------------------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
なお、アンケートの問いの「正解」はありません。
純粋にプレイヤー諸氏(Closet Belief 2 読者諸氏)のご意見を聞きたいのです。
よろしくお願いいたします。
コメント
適正でないと考えます。
Aの「これとこれと…」という発言により、この段階でAは攻撃クリーチャー指定ステップに入っていることになります。そして、攻撃クリーチャー指定ステップ開始の際に行う攻撃クリーチャー指定にはスタックを介在させる余地がないので、能力を起動して変わり谷で攻撃ということはできず、2体での攻撃となります。
上記の会話の流れに沿ってAが変わり谷で攻撃しようとするには、戦闘開始ステップ中に能力を起動しなければならないので、厳密には
A「戦闘フェイズに入ります。」
B「どうぞ」
A「攻撃クリーチャー指定の前に変わり谷の能力を起動したいのですがよろしいですか?」
B「どうぞ。」
A「攻撃クリーチャー指定に入ります。」
B「どうぞ。」
A「では、これとこれと、あと変わり谷の3体で攻撃します」
としなければならないと思います。
しかし、実際は戦闘開始ステップ中に能力の起動や優先権の確認をするのは煩わしいので、支障がなければメインフェイズ中に起動しておくのが望ましいと思います。
あれだけ人数いてもジャッジって足りないんだなぁと痛感しました
>アンケート
適正でないと考えます
「戦闘をする」という表現は「攻撃する」「戦闘フェイズに入る」のどちらを意味すると考えると、「攻撃する」という意味のほうが強いと思います。
どちらにせよ誤解を招くような表現をすることが間違いであり、これを許可してしまうと利用する悪質なプレイヤーが出てくるかもしれません。
(例:上記の例で+風立ての高地がある状態で、2体だとOKだけど3体になったとたん除去を打たれると、カウンターがないと予測できるなど)
Aが変わり谷で攻撃するには、変わり谷の生物化を宣言してから「戦闘します」というか、どうしても戦闘フェイズに移行してから生物化したいのであれば「戦闘フェイズに入ります」と明確な表現をするべきだと考えます。
わかりにくい文章ですみません
戦闘します→《変わり谷/Mutavault》を起動して谷とこれとこれの3体で攻撃、なら割と簡単に済ませられるのではないかと
プレイングは適正では無いが、間になにも挟んでないのであれば、戦闘開始まで巻き戻しして、能力を起動しても良いのでは無いかと思います。
今回の案件では、攻撃クリーチャー指定のタイミングではクリーチャーでは無いので“通常であれば”攻撃クリーチャーとしては指定できないはずですが、ある程度簡略化された行動はゲームの進行の助けとなるものだと考えていますので、何も無いのであれば行動を許容し、あるのであれば起動まで巻き戻して、ゲームを進めれば良いと考えます。
どーしても気になった場合は、一回目に注意し、二回目以降同じことをするようなら、ジャッジの判断次第だとは思いますが、許容する必要は無いと思います。
>アンケート
ルール適用度で変わりますね
一般:
1回目のみ一応適正とみなすが今後のため起動型能力等の使用宣言時およびその可能性が予想される場合はお互いに現在進行中のステップ確認を行う旨を指導する。
UTR,FRにおける意思疎通・手順省略規定はこの適用度においてはすべてのプレイヤーに正しく浸透していなく、大会においてはプレイヤーの教化も目的であるので正しいプレイを教育し、注意であってもペナルティを課すことでプレイヤーに委縮感を与えるべきではない。
競技:
適正ではない
この適用度では各種ルールに精通とまでは言わないが、手順の省略・各種情報規定・意思疎通などプレイに密接に関係する項目は常時最新のルールを把握しておくことを要求される。
よって後述のプロに記載する方法に準ずるが相手の意思決定を促すところまで確認する必要はない。
プロ:
問答無用で不適正
プロはプレイヤーの規範となるべき行動を要求されるものと愚考します。
よって本状況下では《変わり谷》がクリーチャー化して攻撃するする可能性があることを場の公開情報によって双方が認識している以上互いに各宣言およびステップの移動を言語または行動にて確認し、手順の省略は控えるべきだと思います。
よって本案件については
A「戦闘フェイズに入りますがよろしいですか?」or「《変わり谷》をクリーチャー化しますがよろしいですか?」
B(省略)
A(クリーチャー化していなければ)「《変わり谷》をクリーチャー化しますがよろしいですか?」もしくは+「レスポンスがなければ次のステップに移りますがよろしいですか?」
B(省略)
A(ステップが移っていれば)「攻撃クリーチャーはこれとこれと《変わり谷》です」
がプレイヤー・ギャラリーともによろしいかと・・・
まぁ一般しか開いていない地方主催者的には冒頭アナウンス時に一言注意もしくは対戦テーブルに注意文として貼り付けるのが有効かと思います
次に首からぶら下げるカードが何か、楽しみです。
>アンケート。
適正でない。
「戦闘します」の後に「これとこれと……」と言っているので、恐らくは攻撃クリーチャー指定ステップに入っているものと思われます。
なので、変わり谷では攻撃に参加出来ないと僕は考えます。
まぁ、一番良いのはちゃんと省略せずに「戦闘フェイズに入ります」なり「戦闘開始ステップに入ります」なり「攻撃クリーチャー指定ステップに入ります」と言うのが良いでしょうね。
攻撃クリーチャー指定ステップに入る前に変わり谷をクリーチャー化したならば攻撃クリーチャー指定ステップに変わり谷を指定して、3体で攻撃する事が出来るでしょう。
また、もしこれが
A「《変わり谷/Mutavault》を起動して、これとこれと3体で攻撃。」
と先に《変わり谷》を先に起動していたとしても答えは同じです。
A「戦闘します。」
の時点で戦闘開始ステップに入りAは優先権放棄していると考えられるので
B「どうぞ。」
でBが優先権を放棄すると攻撃クリーチャー指定ステップに入るため《変わり谷》をクリーチャー化するタイミングはありません。
これが許されてしまうと、たとえば謎めいた命令によってクリーチャーがタップされる可能性があるときなど、Aは「戦闘します。」と言って、そのあとBが何もしないことを確認してから変わり谷をクリーチャー化してアタックに行くということが可能になってしまいます。
回答:適正ではない
・PG51項から、適正ではないことは明らかです。
意見:
・このケースの裁定
すぐにジャッジを呼んでもらえたなら、ゲーム・ルール上の誤り ─ その他一般で良いのではないかと思いますが。
・PG51項の該当規定について
妥当だと思います。
他の選択肢としては、「戦闘前メイン・フェイズの優先権を放棄し、対戦相手が同フェイズの優先権を放棄するか否かを確認する意思表示と解釈する」でしょうが、これを低RELで運用するのは現実的ではないような。
(既にマジック・オンラインしかやらなくなったわたしが言うのも何ですが…。)
・そもそも戦闘開始ステップってあった方がいいの?
どうなんでしょう。
わたしはない方が良いのではないかと思ってはいるのですが。
競技性を少しだけ高めるために、プレイヤビリティに大きな犠牲を強いているように思えるのです。
なくすと、タッパーが弱くなって速攻が強くなるわけですが、影響ってそのくらいですよねたぶん。
(では、なくせるか、となると話は別ですけども。)
適正であると考えます。
ルール適用度一般以上の大会で運営側に回ったことがないので一般での意見となります。
A「これとこれと、あと《変わり谷/Mutavault》を起動して、3体で攻撃。」
この後、例えばBが攻撃クリーチャー指定ステップに入る前になにか対応したい場合はB「じゃあアタックする前に変わり谷にショックを打つよ」などと言えばこと足りるからです。
そのような手順の省略はFNMなどの小規模の大会では良く起こりうる光景です。
また実際にプレイヤー同士でそこで揉めてジャッジを呼ぶようならばままま氏のように注意をして適正な手順を説明すべきだと思います。
僕自身がプレイする場合にも重要な局面と判断する以外(例えば相手の手札がない状態とか)の場合はプレイヤーAのように行動すると思います。
逆に言えば相手の場に基本地形以外手札も何もない状態で
A「戦闘ステップに入っても良いですか?」
「変わり谷の能力を起動しますがよろしいですか?」
「これとこれと変わり谷でアタックします。ブロッククリーチャー指定はありますか?」
など聞かれればプレイヤーBの不快感を煽るだけでしょう。
かなり難しい線ですが僕は地方プレイヤーとしてそのようなプレイが完全に正しいとは思えません。
コミュニケーションゲームむずかしい
AもBも互いに正確に意思疎通できており、盤面の状況も「適度に省略が行われた」と判断すれば問題になる点はありません。
ルール適用度が競技以上だったり、BがこのAの行動に異議を唱えてきたのなら、また別の話になりますけど。
ただ、ルール適用度が低いのならば適正というより、意思疎通の問題のような気がします。
攻撃クリーチャー指定に入ってしまうと《変わり谷》の起動型能力を使用することは出来ないのですが、プレイヤーAの発言の文脈から判断すると、攻撃クリーチャー指定中に《変わり谷》をクリーチャー化しているように取れるからです。
プレイヤーAは《変わり谷》の能力使用を宣言した後に、攻撃クリーチャーを指定すべきです。つまり…
「《変わり谷》を起動して、あとこれとこれとで、計3体で攻撃。」
という台詞だと、随分違ってくると思います。
ちなみに私が裁定者ならば、Aの発言内容を上記のように読み替えて、《変わり谷》起動直後まで巻き戻し、Bが《謎めいた命令》をプレイするタイミングを与えます。
ただし、REL=一般の場合、許容できる省略とみなすことができると思います。フェーズ・ステップを理解している対戦者ならば、必要であれば適宜巻き戻しを行ってクリーチャー化した《変わり谷》に《タール火》をプレイするのに何の問題もないと思います。
不適正ではありますが、ルールを理解している対戦相手が認めた場合のみ例外と考えます。
ショートカットとしてはままあることですが、攻撃クリーチャー指定まで進んでいますので不適正である前提は崩れません。
状況、ルール適用度によって裁定は異なりますが、
ルール理解に不安のある方、初心者は得てして対戦相手を信じている印象をうけますので、そこに付け入って不当な利益を得る可能性が発生する様な事は許されないとかんがえます。
ですから、草の根であるなら教育的な指導の下、起動していない状況でまき戻した場合、攻撃側有利になる可能性が秘めていますので、《変わり谷》の起動した状態で戦闘開始までまき戻させます。
ルール適応度が高いものであるならば、不適正な行為の前である2体目のクリーチャー指定がすんだ所までまき戻させます。
しかしたしかに不適正なんだが、この意思疎通規定がずいぶんいい加減だと思うんですよね。
●「戦闘入ります」「攻撃クリーチャー選んでいい?」などの宣言は、そのプレイヤーの戦闘開始ステップに優先権を非アクティブ・プレイヤーに渡すまでパスし続ける、ということを意味する。対戦相手は望むならその時点で何か行動することができる。
「攻撃クリーチャー選んでいい?」は納得できますが、「戦闘入ります」でこの処理では到底納得いきません。
言葉のあやでしょうが、前者は攻撃クリーチャー指定ステップ開始まで優先権を放棄、後者はメインフェイズの優先権を放棄にしか聞こえません。