Answer: Friday Magic Quiz. [08-25A]
2008年7月23日#イーブンタイドのカードを観ていると、混成カードというのは
#「一色に見える」事が、なんとも微妙な強さを持っているものだと感じます。
#例えば、白黒アバターのマナ・コストが{W}{W}{B}{B}{1}だったとしたら、
#あなたは使用しますか?
そんなわけで、先週の回答ー。
○
以前からそうではあったが、今月のCRの改訂で以下のように明記された。
CR215.4
If a cost or effect allows a player to pay an amount of life greater
than 0, the player may do so only if his or her life total is equal to or
greater than the amount of the payment. If a player pays life, the payment
is subtracted from his or her life total. (Players can always pay 0 life.)
つまり、プレイヤーのライフが0以下であろうと、「0ライフを支払う」事はできる。
できない。
《永久モズ/Evershrike》の起動型能力は、場に出てオーラ・カードをつけるか、
オーラ・カードをつけることを選ばずに、《永久モズ》自体がゲームから取り除かれる
までが一連の効果である。
この間にプレイヤーは優先権を得ないので、上のAの言うような行動はできない。
3−1)無色、白、青
《反射池/Reflecting Pool》のテキストにある、「生み出すことできる」マナのタイプとは、
i) その時点でそのパーマネントの持つ能力を解決するとして、生み出せるマナのタイプ
ii) 能力を解決するためのコストが支払えるかどうかは無視する。
iii) 全ての置換効果を考慮に入れる。
以上を考えた上で答えが導かれる。
例えば、問題の《石灰の池/Calciform Pools》の場合、
i) 1番目の能力を解決すると無色、3番目の能力を解決すると白か青のマナが出る。
ii) 現在、上に貯蔵カウンターは乗っていないが、3番目の能力を見る場合に、この事実を無視する。
iii)置換効果は存在しない
となり、「生み出すことできる」マナのタイプは、「無色、白、青」となる。
コストを支払う事ができないのに、なぜ「生み出すことのできる」マナを判断することが
できるのか疑問に思う人もいるだろうが、私ならばこう返す。
「タップ状態の《島/Island》はマナを生み出すために自身のコストを支払うことはできない。
しかし、《反射池》は、横にあるのがタップ状態の《島/Island》のみであったとしても、
『生み出すことのできるマナのタイプ』は以前として青である。
つまりこの能力は、今現在コストを支払えるかどうかは完全に無視している。」
3−2)(出せるマナは無い)
CRの改訂によって、以下の一文が追加された。
If that permanent wouldn’t produce any mana under these conditions, or
no type of mana can be defined this way, there’s no type of mana that
that permanent could produce.
3−1)の解説にあるi)〜iii)を全て考慮したとしても、そのパーマネントからマナが
出ない(量的に0マナである)場合、そのパーマネントから「生み出すことのできる」
マナのタイプは存在しない。
この問題の《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》の場合、
他にアーティファクトが無いので、このパーマネントからマナは出ない。
つまり、「生み出すことのできる」マナのタイプは存在しないので、
《反射池》からはマナが出ない。
3−3)無色、青、黒
能力が使用できないかどうかは関係がない。あくまで能力を解決した場合の
マナのタイプを問われているので、《汚れた島/Tainted Isle》の
「生み出すことのできる」マナのタイプは無色、青、黒である。
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そんなところで。
#「一色に見える」事が、なんとも微妙な強さを持っているものだと感じます。
#例えば、白黒アバターのマナ・コストが{W}{W}{B}{B}{1}だったとしたら、
#あなたは使用しますか?
そんなわけで、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「ライフの値がいくつであったとしても、0ライフを支払うことはできる。」
○か×か?
○
以前からそうではあったが、今月のCRの改訂で以下のように明記された。
CR215.4
If a cost or effect allows a player to pay an amount of life greater
than 0, the player may do so only if his or her life total is equal to or
greater than the amount of the payment. If a player pays life, the payment
is subtracted from his or her life total. (Players can always pay 0 life.)
つまり、プレイヤーのライフが0以下であろうと、「0ライフを支払う」事はできる。
問2
プレイヤーAの墓地には《永久モズ/Evershrike》がある。
Aは、この《永久モズ/Evershrike》の能力をX=0で起動した。
B「ん? 点数で見たマナ・コストが0点のオーラなんてあったか?」
A「いや、そんなの無いよ。」
B「・・・その起動に何の意味が?」
A「場に《永久モズ/Evershrike》が戻ってきたら、《霧への変化/Turn to Mist》で消すよ。」
B「なるほど。それでターン終了時には無事に場に戻るわけか。」
さてこのようなことは可能か?
できない。
《永久モズ/Evershrike》の起動型能力は、場に出てオーラ・カードをつけるか、
オーラ・カードをつけることを選ばずに、《永久モズ》自体がゲームから取り除かれる
までが一連の効果である。
この間にプレイヤーは優先権を得ないので、上のAの言うような行動はできない。
問3
私は《反射池/Reflecting Pool》コントロールしている。
場にあるパーマネントはこれだけである。
3−1)
私は《石灰の池/Calciform Pools》をプレイした。
《反射池》をタップして出せるマナのタイプを全て答えよ。
3−2)
《石灰の池》ではなく、《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》をプレイしたとしよう。
《反射池》をタップして出せるマナのタイプを全て答えよ。
3−3)
《石灰の池》でも《トレイリアのアカデミー》でもなく、《汚れた島/Tainted Isle》をプレイしたとしよう。
《反射池》をタップして出せるマナのタイプを全て答えよ。
3−1)無色、白、青
《反射池/Reflecting Pool》のテキストにある、「生み出すことできる」マナのタイプとは、
i) その時点でそのパーマネントの持つ能力を解決するとして、生み出せるマナのタイプ
ii) 能力を解決するためのコストが支払えるかどうかは無視する。
iii) 全ての置換効果を考慮に入れる。
以上を考えた上で答えが導かれる。
例えば、問題の《石灰の池/Calciform Pools》の場合、
i) 1番目の能力を解決すると無色、3番目の能力を解決すると白か青のマナが出る。
ii) 現在、上に貯蔵カウンターは乗っていないが、3番目の能力を見る場合に、この事実を無視する。
iii)置換効果は存在しない
となり、「生み出すことできる」マナのタイプは、「無色、白、青」となる。
コストを支払う事ができないのに、なぜ「生み出すことのできる」マナを判断することが
できるのか疑問に思う人もいるだろうが、私ならばこう返す。
「タップ状態の《島/Island》はマナを生み出すために自身のコストを支払うことはできない。
しかし、《反射池》は、横にあるのがタップ状態の《島/Island》のみであったとしても、
『生み出すことのできるマナのタイプ』は以前として青である。
つまりこの能力は、今現在コストを支払えるかどうかは完全に無視している。」
3−2)(出せるマナは無い)
CRの改訂によって、以下の一文が追加された。
If that permanent wouldn’t produce any mana under these conditions, or
no type of mana can be defined this way, there’s no type of mana that
that permanent could produce.
3−1)の解説にあるi)〜iii)を全て考慮したとしても、そのパーマネントからマナが
出ない(量的に0マナである)場合、そのパーマネントから「生み出すことのできる」
マナのタイプは存在しない。
この問題の《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》の場合、
他にアーティファクトが無いので、このパーマネントからマナは出ない。
つまり、「生み出すことのできる」マナのタイプは存在しないので、
《反射池》からはマナが出ない。
3−3)無色、青、黒
能力が使用できないかどうかは関係がない。あくまで能力を解決した場合の
マナのタイプを問われているので、《汚れた島/Tainted Isle》の
「生み出すことのできる」マナのタイプは無色、青、黒である。
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そんなところで。
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