#PTハリウッドを制したのは緑黒エルフでした。
#会場の4分の1はフェアリーだったことを考えると、
#プロツアー会場でのメタを読むというのがいかに困難なことか。
#この結果が国内のメタ・ゲームにどういう影響をもたらすのでしょうか。
とはいえ、次の国内GP(神戸)はブロック構築。
例年、ブロック構築はあまり人気がないのですが、今回はスタンダードのデッキに入っている
LRW/MORのカードの比率がわりと大きいので、すんなり移れる人が多いと思われます。
それでは先週の回答ー。
×
ある常在型能力が特性定義能力であるためには、以下の5つ全てを満たさなくてはいけない。
(CR405.2a)
1)オブジェクトの色、サブタイプ、パワー、タフネスのいずれかを定義する。
2)影響を受けるカードそのものに印刷されているものか、
トークンを生み出す効果によってトークンに与えられたものか、
影響を受けるオブジェクトにコピー効果によって与えられているもの。
3)他のオブジェクトの特性に直接は影響を及ぼさないもの。
4)オブジェクトがそれ自身に与えている能力ではないもの。
5)ある条件下でのみ特性値を定義するものでないもの。
問題の能力はこのうちの 5)に反するので、特性定義能力ではない。
(常在型能力・継続的効果第5種(その他)に分類される。)
《鎌の切り裂き魔》は-1/-1カウンターが4個置かれて墓地に行き、
《ブリン・アーゴルの白鳥》には-1/-1カウンターが2個置かれる。誰もカードを引けない。
《恒久の拷問》により、ダメージは軽減できず、全て萎縮をもつかのように与えられる。
《鎌の切り裂き魔》には4点のダメージが与えられ、それは萎縮をもつかのように与えられるので、
-1/-1カウンターが4個乗る。タフネスが0以下になっているので、状況起因効果で墓地に置かれる。
《ブリン・アーゴルの白鳥》には2点のダメージが与えられる。自身のもつ軽減効果は何もしない。
軽減されなかったのでカードを引くこともない。ダメージは萎縮を持つかのように与えられるので、
《ブリン・アーゴルの白鳥》には-1/-1カウンターが2個乗る。
《鎌の切り裂き魔》は元々萎縮をもっているが、萎縮能力が複数あっても、重複することに意味はない。
3−1)引き分けではない。
私が気づいた「無限に繰り返せるある手段」とは以下の行動である。
1)《傷跡》によって、-1/-1カウンターが1個乗ったクリーチャーが0/0になって墓地に置かれる。
2)-1/-1カウンターが配置されたことにより《栄華の防衛》が、-1/-1カウンターが置かれた
クリーチャーが場から墓地に置かれたことにより《殴りハエの蔓延》が、それぞれ誘発する。
3)誘発した《栄華の防衛》と《殴りハエの蔓延》をスタックに積む。
積む順番は以下のようにする。
--[stack] 上----------------------------------------------
《栄華の防衛》
《殴りハエの蔓延》(対象は自分のエルフ・トークン)
--[stack] 下----------------------------------------------
4)3)で積んだオブジェクトで、スタックの一番上にあるオブジェクトを解決する。
《栄華の防衛》の能力を解決し、エルフ・戦士・トークンが1個出てくる。
5)《殴りハエの蔓延》の能力を解決する。
-1/-1カウンターが1個乗ったクリーチャーが0/0になって墓地に置かれる。
→2)へ戻る。
以上の2)〜5)は延々と繰り返すことができる。
だが、これは CR421.2 にある、「選択可能な行動を一つ以上含み、一人のプレイヤーがそれを
すべてコントロールしている」ループに該当する。
つまり、私は2)〜5)のループを何回続けるかを選び、その回数だけ続ける。
その後、もう一度(あるいは複数回の)ループを続けることもできるし、
ループを止めるために《栄華の防衛》でトークンを出さないことを選んだり、
3)でスタックの積む順番を逆にすることもできる。
ループは私が望む限り続けることができるが、あからさまにゲームが進行しない行動を
繰り返すのは、故意に時間制限を有利に働かせようとしているととられ、遅延行為とみなされる
可能性がある。罰則をとられたくない(もちろんみんなそうだよね!)場合、ループを適当な
ところで止めてゲームを進行させなくてはいけない。
どちらにせよ、この一連の行動で(ルールによって)ゲームが引き分けになることはない。
3−2)
上の手順3)において、スタックを以下のように積む。
--[stack] 上----------------------------------------------
《栄華の防衛》
《殴りハエの蔓延》(対象は自分のエルフ・トークン)
《栄華の防衛》
--[stack] 下----------------------------------------------
これで、《殴りハエの蔓延》まで解決すると、また《栄華の防衛》2つと《殴りハエの蔓延》
が誘発するので、スタックを同様に積むと
--[stack] 上----------------------------------------------
《栄華の防衛》
《殴りハエの蔓延》(対象は自分のエルフ・トークン)
《栄華の防衛》
《栄華の防衛》
--[stack] 下----------------------------------------------
つまり、《栄華の防衛》の誘発型能力というオブジェクトが1つ増える。
以後これを1億回ほど繰り返すと、
--[stack] 上----------------------------------------------
《栄華の防衛》
《殴りハエの蔓延》(対象は自分のエルフ・トークン)
《栄華の防衛》
《栄華の防衛》
・
・(1億個くらい省略)
・
《栄華の防衛》
--[stack] 下----------------------------------------------
適当なところで《殴りハエの蔓延》よりも上に積まれている《栄華の防衛》の誘発型能力の
解決時に「トークンを出さない」ことを選ぶか、積む順番を
--[stack] 上----------------------------------------------
《殴りハエの蔓延》(対象は自分のエルフ・トークン)
《栄華の防衛》
《栄華の防衛》
・
・(1億個くらい省略)
・
《栄華の防衛》
--[stack] 下----------------------------------------------
のように、一番上に《殴りハエの蔓延》が来るように積んでしまえば、
《殴りハエの蔓延》による誘発型能力の対象が無くなるので、能力の誘発が止まる。
あとはスタックに残っている、たくさんの《栄華の防衛》の誘発型能力を解決し、
大量のエルフ・戦士・トークンを得ればよい。
-------------------------------------
そんなところで。
おまけ)
タカラトミーの公式ページにある、プロツアー・ハリウッドのカバレッジ翻訳を
お手伝いさせてもらいました。つたない訳ですが大目に見てやってください。
原文(英語)のカバレッジの各タイトルには、会場であるハリウッドにちなんで、
映画のタイトルを模したものがいくつかありました。
で、おいらがそれを邦題にむりやり訳したのが、数個採用されたので、元ネタを紹介します。
まあ、訳したというよりかは、「無茶な意(違)訳」です。つっこみ大歓迎。
・Round 1: One Night in Paris →『パリの夜の夢』
元はシェイクスピア戯曲『真夏の夜の夢』のつもり。
同じ題なら松任谷由実さんの曲名にもあります。
英題で検索するとなぜかアレな映画が引っかかっちゃいます・・・
・Round 3: Time to Kill →『評決のとき』
同名の映画より。
法廷映画としては名作です。
・Round 4: From the Vault →『上位卓から来た男』
元は映画タイトルにはよくある「〜から来た男」のつもり。
「〜」には、イギリス、南、シカゴ、天国、など色々入ります。寒い国だとスパイです。
Vaultの訳は正直こじつけです。
・Round 5: EAST SIDE! →『イースト・サイド物語』
元はミュージカルの名作で映画にもなった「ウェスト・サイド物語」のつもり。
でも「イースト・サイド物語」というそのままずばりの題の映画もあったり。
さすがに観たことないので内容までは知りません。
・Round 6: Seize the Day →『いまを生きる』
元は映画 "DEAD POETS SOCIETY"(邦題:いまを生きる)の中の名台詞。
M:TGにも同名のカードがあるので、これはなじみが深いかと。
・Round 7: Vision →『いま、そこにある幻視』
元はジャック・ライアンシリーズの映画「いま、そこにある危機」のつもり。
試合内容で《祖先の幻視/Ancestral Vision》があった方が勝ったため。
試合自体はフルぼっこでしたが。
・Round 7: Name Brand →『大有名人』
元は松ちゃんの監督映画「大日本人」のつもり。
映画自体は……という出来でしたが、カバレッジの試合内容は面白いです。
・Round 7: Nowhere Land →『土地がない!』
元は館ひろし主演映画「免許がない!」のつもり。
試合内容が土地を引かないことから。
英語の元題? なにそれおいしいの?
・Round 8: Bubble Boys →『崖っぷち初日行』
元は映画「崖っぷち逃避行」のつもり。
"bublle boy" にはポーカー用語で「賞金圏内まであと一歩の人」という意味がある
そうで、それから「崖っぷち」を連想して、映画タイトルと組み合わせ。
試合内容も2日目に残れるかの崖っぷちプレイヤー同士。
・Round 10: Fairly Faeries →『ふたりのフェアリー』
元は『二人のロッテ』という双子が主人公の映画、のつもり。
リメイクもされて、こちらは『ファミリーゲーム』という題。
これから「フェアリーゲーム」というのも考えたけど、原題が韻を踏んでいるのでこっち。
・Round 16: Czechmate → 『捷利への旅立ち』
元は映画「勝利への旅立ち」のつもり。
元題の "Czechmate" がチェスの王手にあたる「チェックメイト」と、国籍がスイスなのに
「チェコ(=Czech)出身」と表記されてしまったニコ・ボニーのことがかかっている。
チェコ=「捷克」なので、一文字表記は「捷」(しょう)。
これからどーにか「スイスラウンドの最終戦」「勝ったほうがトップ8」
「(しょう)という音の漢字を『捷』に間違える」という意味を持たせてこんな感じに。
正直苦しいです。
ちなみに「チェッコメイト」は某ライターさんにより秒速で却下されました。
------------------
そんなかんじで。
#会場の4分の1はフェアリーだったことを考えると、
#プロツアー会場でのメタを読むというのがいかに困難なことか。
#この結果が国内のメタ・ゲームにどういう影響をもたらすのでしょうか。
とはいえ、次の国内GP(神戸)はブロック構築。
例年、ブロック構築はあまり人気がないのですが、今回はスタンダードのデッキに入っている
LRW/MORのカードの比率がわりと大きいので、すんなり移れる人が多いと思われます。
それでは先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「『あなたの手札が0枚である限り、(このカード)は白である。』
この能力は特性定義能力である。」
○か×か?
×
ある常在型能力が特性定義能力であるためには、以下の5つ全てを満たさなくてはいけない。
(CR405.2a)
1)オブジェクトの色、サブタイプ、パワー、タフネスのいずれかを定義する。
2)影響を受けるカードそのものに印刷されているものか、
トークンを生み出す効果によってトークンに与えられたものか、
影響を受けるオブジェクトにコピー効果によって与えられているもの。
3)他のオブジェクトの特性に直接は影響を及ぼさないもの。
4)オブジェクトがそれ自身に与えている能力ではないもの。
5)ある条件下でのみ特性値を定義するものでないもの。
問題の能力はこのうちの 5)に反するので、特性定義能力ではない。
(常在型能力・継続的効果第5種(その他)に分類される。)
問2
プレイヤーAは《恒久の拷問/Everlasting Torment》と《鎌の切り裂き魔/Sickle Ripper》を
コントロールしている。
プレイヤーBは《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll》をコントロールしている。
Aのターンの戦闘フェイズに、Aは《鎌の切り裂き魔》で攻撃し、Bはそれを《ブリン・アーゴルの白鳥》
でブロックした。
両者共に呪文や能力の使用は無く、そのまま戦闘ダメージを解決した。
《鎌の切り裂き魔》と《ブリン・アーゴルの白鳥》はどうなるか?
《鎌の切り裂き魔》は-1/-1カウンターが4個置かれて墓地に行き、
《ブリン・アーゴルの白鳥》には-1/-1カウンターが2個置かれる。誰もカードを引けない。
《恒久の拷問》により、ダメージは軽減できず、全て萎縮をもつかのように与えられる。
《鎌の切り裂き魔》には4点のダメージが与えられ、それは萎縮をもつかのように与えられるので、
-1/-1カウンターが4個乗る。タフネスが0以下になっているので、状況起因効果で墓地に置かれる。
《ブリン・アーゴルの白鳥》には2点のダメージが与えられる。自身のもつ軽減効果は何もしない。
軽減されなかったのでカードを引くこともない。ダメージは萎縮を持つかのように与えられるので、
《ブリン・アーゴルの白鳥》には-1/-1カウンターが2個乗る。
《鎌の切り裂き魔》は元々萎縮をもっているが、萎縮能力が複数あっても、重複することに意味はない。
問3
前回に引き続いて《栄華の防衛/Flourishing Defenses》に関する問題。
私は《栄華の防衛/Flourishing Defenses》と《殴りハエの蔓延/Blowfly Infestation》と
1/1の緑であるエルフ・戦士・トークンを1つコントロールしている。
対戦相手は《苦花/Bitterblossom》と、1/1の黒であり飛行を持つ
フェアリー・ならず者・トークンを1つコントロールしている。
3−1)
私は対戦相手のフェアリー・ならず者・トークンを対象にして《傷跡/Scar》をプレイした。
これは解決され、私の《栄華の防衛》と《殴りハエの蔓延》が同時に誘発した。
このとき私は、ある手順が無限に繰り返されることに気がついたので、対戦相手にこう言った。
私「無限に繰り返されることになってしまうので、このゲームは引き分けですね。」
本当にこのゲームは引き分けなのだろうか?
3−2)
私がもう1枚《栄華の防衛》をコントロールしていたとしよう。(計2枚)
他は上と同様の状態で《傷跡》をプレイした。これは解決され、誘発型能力が誘発した。
私は、やはり同様の手順が無限に繰り返されることに気がついた。
私「……以下の手順を気が済むまで、そうですね、1億回ほど繰り返します。」
私は結果として数え切れないほどのトークンを得ることができたが、
どのようにすればよいか?
3−1)引き分けではない。
私が気づいた「無限に繰り返せるある手段」とは以下の行動である。
1)《傷跡》によって、-1/-1カウンターが1個乗ったクリーチャーが0/0になって墓地に置かれる。
2)-1/-1カウンターが配置されたことにより《栄華の防衛》が、-1/-1カウンターが置かれた
クリーチャーが場から墓地に置かれたことにより《殴りハエの蔓延》が、それぞれ誘発する。
3)誘発した《栄華の防衛》と《殴りハエの蔓延》をスタックに積む。
積む順番は以下のようにする。
--[stack] 上----------------------------------------------
《栄華の防衛》
《殴りハエの蔓延》(対象は自分のエルフ・トークン)
--[stack] 下----------------------------------------------
4)3)で積んだオブジェクトで、スタックの一番上にあるオブジェクトを解決する。
《栄華の防衛》の能力を解決し、エルフ・戦士・トークンが1個出てくる。
5)《殴りハエの蔓延》の能力を解決する。
-1/-1カウンターが1個乗ったクリーチャーが0/0になって墓地に置かれる。
→2)へ戻る。
以上の2)〜5)は延々と繰り返すことができる。
だが、これは CR421.2 にある、「選択可能な行動を一つ以上含み、一人のプレイヤーがそれを
すべてコントロールしている」ループに該当する。
つまり、私は2)〜5)のループを何回続けるかを選び、その回数だけ続ける。
その後、もう一度(あるいは複数回の)ループを続けることもできるし、
ループを止めるために《栄華の防衛》でトークンを出さないことを選んだり、
3)でスタックの積む順番を逆にすることもできる。
ループは私が望む限り続けることができるが、あからさまにゲームが進行しない行動を
繰り返すのは、故意に時間制限を有利に働かせようとしているととられ、遅延行為とみなされる
可能性がある。罰則をとられたくない(もちろんみんなそうだよね!)場合、ループを適当な
ところで止めてゲームを進行させなくてはいけない。
どちらにせよ、この一連の行動で(ルールによって)ゲームが引き分けになることはない。
3−2)
上の手順3)において、スタックを以下のように積む。
--[stack] 上----------------------------------------------
《栄華の防衛》
《殴りハエの蔓延》(対象は自分のエルフ・トークン)
《栄華の防衛》
--[stack] 下----------------------------------------------
これで、《殴りハエの蔓延》まで解決すると、また《栄華の防衛》2つと《殴りハエの蔓延》
が誘発するので、スタックを同様に積むと
--[stack] 上----------------------------------------------
《栄華の防衛》
《殴りハエの蔓延》(対象は自分のエルフ・トークン)
《栄華の防衛》
《栄華の防衛》
--[stack] 下----------------------------------------------
つまり、《栄華の防衛》の誘発型能力というオブジェクトが1つ増える。
以後これを1億回ほど繰り返すと、
--[stack] 上----------------------------------------------
《栄華の防衛》
《殴りハエの蔓延》(対象は自分のエルフ・トークン)
《栄華の防衛》
《栄華の防衛》
・
・(1億個くらい省略)
・
《栄華の防衛》
--[stack] 下----------------------------------------------
適当なところで《殴りハエの蔓延》よりも上に積まれている《栄華の防衛》の誘発型能力の
解決時に「トークンを出さない」ことを選ぶか、積む順番を
--[stack] 上----------------------------------------------
《殴りハエの蔓延》(対象は自分のエルフ・トークン)
《栄華の防衛》
《栄華の防衛》
・
・(1億個くらい省略)
・
《栄華の防衛》
--[stack] 下----------------------------------------------
のように、一番上に《殴りハエの蔓延》が来るように積んでしまえば、
《殴りハエの蔓延》による誘発型能力の対象が無くなるので、能力の誘発が止まる。
あとはスタックに残っている、たくさんの《栄華の防衛》の誘発型能力を解決し、
大量のエルフ・戦士・トークンを得ればよい。
-------------------------------------
そんなところで。
おまけ)
タカラトミーの公式ページにある、プロツアー・ハリウッドのカバレッジ翻訳を
お手伝いさせてもらいました。つたない訳ですが大目に見てやってください。
原文(英語)のカバレッジの各タイトルには、会場であるハリウッドにちなんで、
映画のタイトルを模したものがいくつかありました。
で、おいらがそれを邦題にむりやり訳したのが、数個採用されたので、元ネタを紹介します。
まあ、訳したというよりかは、「無茶な意(違)訳」です。つっこみ大歓迎。
・Round 1: One Night in Paris →『パリの夜の夢』
元はシェイクスピア戯曲『真夏の夜の夢』のつもり。
同じ題なら松任谷由実さんの曲名にもあります。
英題で検索するとなぜかアレな映画が引っかかっちゃいます・・・
・Round 3: Time to Kill →『評決のとき』
同名の映画より。
法廷映画としては名作です。
・Round 4: From the Vault →『上位卓から来た男』
元は映画タイトルにはよくある「〜から来た男」のつもり。
「〜」には、イギリス、南、シカゴ、天国、など色々入ります。寒い国だとスパイです。
Vaultの訳は正直こじつけです。
・Round 5: EAST SIDE! →『イースト・サイド物語』
元はミュージカルの名作で映画にもなった「ウェスト・サイド物語」のつもり。
でも「イースト・サイド物語」というそのままずばりの題の映画もあったり。
さすがに観たことないので内容までは知りません。
・Round 6: Seize the Day →『いまを生きる』
元は映画 "DEAD POETS SOCIETY"(邦題:いまを生きる)の中の名台詞。
M:TGにも同名のカードがあるので、これはなじみが深いかと。
・Round 7: Vision →『いま、そこにある幻視』
元はジャック・ライアンシリーズの映画「いま、そこにある危機」のつもり。
試合内容で《祖先の幻視/Ancestral Vision》があった方が勝ったため。
試合自体はフルぼっこでしたが。
・Round 7: Name Brand →『大有名人』
元は松ちゃんの監督映画「大日本人」のつもり。
映画自体は……という出来でしたが、カバレッジの試合内容は面白いです。
・Round 7: Nowhere Land →『土地がない!』
元は館ひろし主演映画「免許がない!」のつもり。
試合内容が土地を引かないことから。
英語の元題? なにそれおいしいの?
・Round 8: Bubble Boys →『崖っぷち初日行』
元は映画「崖っぷち逃避行」のつもり。
"bublle boy" にはポーカー用語で「賞金圏内まであと一歩の人」という意味がある
そうで、それから「崖っぷち」を連想して、映画タイトルと組み合わせ。
試合内容も2日目に残れるかの崖っぷちプレイヤー同士。
・Round 10: Fairly Faeries →『ふたりのフェアリー』
元は『二人のロッテ』という双子が主人公の映画、のつもり。
リメイクもされて、こちらは『ファミリーゲーム』という題。
これから「フェアリーゲーム」というのも考えたけど、原題が韻を踏んでいるのでこっち。
・Round 16: Czechmate → 『捷利への旅立ち』
元は映画「勝利への旅立ち」のつもり。
元題の "Czechmate" がチェスの王手にあたる「チェックメイト」と、国籍がスイスなのに
「チェコ(=Czech)出身」と表記されてしまったニコ・ボニーのことがかかっている。
チェコ=「捷克」なので、一文字表記は「捷」(しょう)。
これからどーにか「スイスラウンドの最終戦」「勝ったほうがトップ8」
「(しょう)という音の漢字を『捷』に間違える」という意味を持たせてこんな感じに。
正直苦しいです。
ちなみに「チェッコメイト」は某ライターさんにより秒速で却下されました。
------------------
そんなかんじで。
コメント
たいへん素晴らしいです。
今隅から隅まで拝読中です。
おつかれさまでした。
次回以降も楽しみにしていますw
手伝えることがあったら、ご連絡ください。
これを機にカバレッジライターの道を邁進して・・・ほしいなあw
人材もない!
というわけで結構面白かったのでした。
> そみらん さん
こっちも全然わからないのですよー。
PTQの時にでも聞いてみます。
あ、たしかに「王手」は「チェック」ですね。
「チェックメイト」は「詰み」でした。
ご指摘感謝です。