週末はシャドウムーアのプレリリース・トーナメントが各地で開かれました。
月曜にはFAQも発表になっています。(詳しくはWofC公式へ)
プレイされていたカードを見てたり、FAQを読んで感じたことを箇条書きに。
なお、この記事はFAQに準じて書かれており、前半は一般的なことを、
後半は各カードについてもうちょっと詳しく書いております。
ここに書かれていることがFAQ全文ではないので、興味のある方はFAQを一読してください。
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一般的な注釈
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テーマやサイクル、キーワード能力、アンタップ・シンボルについてはルール入門を参照のこと。
・共謀/Comspire
ある呪文が共謀能力を複数持つ場合、共謀コストをそれぞれについて1回づつ支払うことができる。
誘発は共謀コストを支払った共謀能力につき、1回づつ誘発する。
共謀能力を複数持つ場合については、プレリリースでも結構聞かれました。
(そしておいらも一度間違えました)
例えば、共謀能力を2つ持つ呪文をプレイした場合、共謀コストを2回まで支払うことができ、
支払った回数だけ(能力が誘発して)呪文がコピーされます。
1回しか支払わないと、1つしか誘発しません。
・日本語版の異状
日本語で印刷されたプロダクトには、計4枚のカードについて異状が報告されています。
詳しくは http://mjmj.info まで。
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各カードの注釈
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*色マナを支払っているかどうかは、混成マナの部分で{G]か{W}を支払ったどうかではなく、
呪文全体のコストで支払ったかどうか、である。
《アケノヒカリの注入/Dawnglow Infusion》を{G}{W}{W}{B}{B}で支払おうと考えた場合、
あなたはXの値を4に設定してプレイをし、結果として8ライフを得ることになる。
*{G}と{W}を支払っている場合、《アケノヒカリの注入》により(X+X)点のライフを得る。
ライフを得ることにより誘発する能力は1回しか誘発しない。
・・・とあるが、実は日本語版のこのテキストだと、2つの文章があるので、
ライフを得るイベントが2回行われているように見える。しかし、オラクルの文章は
"You gain X life if {G} was spent to play Dawnglow Infusion and X life
if {W} was spent to play it."
となっていて、「ライフを得る」イベントは確かに1回しかない。
(Rule-Monger用: 《氷河の光線》に《氷河の光線》を連繋した場合の文章と比較せよ。)
*この効果は生け贄にささげるので、再生や破壊されない効果では防げない。
*トークンを出すのはクリーチャーを生け贄に捧げたプレイヤーである。
《安楽死/Mercy Killing》をプレイしたプレイヤーとは限らない。
*日本語版には異状が報告されている。引用文の中のテキストのように読み替えること。
*「他のクリーチャーは1/1である」というのは継続的効果・第6b種である。
FAQには色々なことが書かれているが、CR的にはこれ一文で足りる。
*「配置されるたび」というのは、カウンターが置かれた場合や、カウンターが置かれた状態で
オブジェクトが場に出る場合を指す。例えば、《栄華の防衛/Flourishing Defenses》の場合、
頑強能力によって戻ってきたクリーチャーには-1/-1カウンターが置かれて戻ってくるので、能力が1回誘発する。
*この能力は-1/-1カウンター1個につき1回誘発する。
*これは継続的効果・第5種である。
*これが場にあり、他のパーマネントが「場に出る際に」は、《絵描きの召使い》で選ばれた色
を考慮しない。
「場に出たとき〜」等の誘発型能力は、《絵描きの召使い》で選ばれた色を考慮する。
(Rule-Monger用: 《寓話の賢人/Sage of Fables》と《奸謀/Conspiracy》)
*テンプレートが既知のものと入れ替わっていることに注意。
場から墓地、ではなく、「墓地から場」である。
*FAQには長々と説明がかかれてあるが、「場に置かれるたび」と「呪文がプレイされるたび」の
違いを理解するのが望ましい。例えば土地は場に置かれるほうのみが誘発する。
*いつものように、対象のカードをプレイするのは、《記憶の略取》の解決中である。
故に、通常のカード・タイプによるプレイ制限は無視される。
*アンタップ・ステップ中にこれがアンタップ状態になった場合、能力は誘発するが、
それがスタックに乗るのはアップーキープ・ステップの開始時である。
他の「アップキープの開始時〜」という誘発型能力もスタックに乗せられる。
*2番目にある誘発型能力は、場にあるときに機能する。墓地にある《禁固刑》では誘発しない。
*ライフを得る部分だけが機能しなくなる。
*ライフを得ることを置換する効果はなにもしなくなる。そもそもライフの獲得が起こらないので。
*軽減は機能しなくなるが、ダメージ移し変えや、その他の置換効果は機能する。
*呪文のオーナーとコントローラーが異なる場合、その呪文が打ち消されて置かれるのは
オーナーの墓地であるが、《呪文穿ち》が探すのはコントローラーの墓地・手札・ライブラリーである。
*「ブロックされていないクリーチャー」とは、「攻撃クリーチャーであり、かつ、
ブロック・クリーチャーが1体も指定されていないクリーチャー」を指す。
*カードのみがこの置換効果を受ける。トークンや呪文のコピーは通常通り墓地に置かれ、消滅する。
*2番目の能力はマナ能力である。さらに、プレイヤーを選ぶので、マナが得られるのはあなただけとは限らない。
*墓地に置かれたクリーチャーの上に、-1/-1カウンターがいくつ置かれていても、
対象となったクリーチャーの上に置かれる-1/-1カウンターは1個のみである。
*「生み出すことのできる」マナの種類を考える場合、あらゆる置換効果を考慮にいれなくてはいけない。
以下にMTG-RULES-L のNetRep である、Gavin Duggan の言葉を用いて説明する。
・置換効果(《Reality Twist》)や自己置換効果(《涙の川/River of Tears》)は
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合に、考慮される。
・マナを生み出すのにコストが必要である状況(《水晶の採石場/Crystal Quarry》)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
・マナを生み出す能力をプレイするのに制限がある状況(《汚れた峰/Tainted Peak》)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
・未来に起こりうる状況(《月の大魔術師/Magus of the Moon》が出される、など)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
これらを考えれば、《反射池/Reflecting Pool》の挙動は全て説明がつく。
*5月2日以降のスタンダード構築では、《涙の川/River of Tears》と《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
のみが自己置換効果を持つ土地である。
*《マナの反射》自身はマナを生み出さない。あくまでマナを生み出すパーマネントが
その2倍のマナを生み出す。
*そのパーマネントがマナを生み出すので、使用制限がある場合、それはそのまま制限される。
* 能力が解決時に、オーラを受け取るパーマネントを選ぶ。 対象に取ったパーマネントは
選べず、対象となったパーマネントとコントローラーが同じでなければならず、対象となった
パーマネントのオーラをすべてエンチャントできるものでなければならない。
これらの条件をすべて満たすパーマネントが無い場合、オーラは動かない。
*《魅了縛りのカカシ》をコントロールしているにも関らず色が選ばれていない場合
(《墓地のプーカ》が《魅了縛りのカカ》になる等)、「選ばれた色」は存在せず、
誘発型能力は永遠に誘発しない。したがって、生け贄に捧げられることも無い。
*《破れ翼トビ》の上にカウンターを置く呪文や能力は、単純に何もしない。
*《破れ翼トビ》の上にカウンターを置くことを含むコストは支払えない。
*《破れ翼トビ》がカウンターが置かれた状態で場に出る場合、それはそのカウンターが置かれずに場に出る。
*選ばれたカード名からのプロテクションを得るだけであって、選ばれた単語からの
プロテクションを得るわけではない。 例えば、選んだカード名が《森》である場合、
あなたは"森"という名前のあらゆるものに対してプロテクションを持つが、
プロテクション(森)を持つわけではない。 例)クリーチャー化した《樹液染みの森/
Sapseep Forest》は、サブタイプは森であるが、あなたにダメージを与える。
*トークンの名前はカード名ではない。
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そんなところで。
月曜にはFAQも発表になっています。(詳しくはWofC公式へ)
プレイされていたカードを見てたり、FAQを読んで感じたことを箇条書きに。
なお、この記事はFAQに準じて書かれており、前半は一般的なことを、
後半は各カードについてもうちょっと詳しく書いております。
ここに書かれていることがFAQ全文ではないので、興味のある方はFAQを一読してください。
-----------------------------------
一般的な注釈
-----------------------------------
テーマやサイクル、キーワード能力、アンタップ・シンボルについてはルール入門を参照のこと。
・共謀/Comspire
ある呪文が共謀能力を複数持つ場合、共謀コストをそれぞれについて1回づつ支払うことができる。
誘発は共謀コストを支払った共謀能力につき、1回づつ誘発する。
共謀能力を複数持つ場合については、プレリリースでも結構聞かれました。
(そしておいらも一度間違えました)
例えば、共謀能力を2つ持つ呪文をプレイした場合、共謀コストを2回まで支払うことができ、
支払った回数だけ(能力が誘発して)呪文がコピーされます。
1回しか支払わないと、1つしか誘発しません。
・日本語版の異状
日本語で印刷されたプロダクトには、計4枚のカードについて異状が報告されています。
詳しくは http://mjmj.info まで。
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各カードの注釈
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《アケノヒカリの注入/Dawnglow Infusion》
{X}{G/W}
ソーサリー
アケノヒカリの注入をプレイするために{G}が支払われている場合、あなたはX点のライフを得る。アケノヒカリの注入をプレイするために{W}が支払われている場合、あなたはX点のライフを得る。 ({G}{W}が支払われている場合、両方を行う。)
*色マナを支払っているかどうかは、混成マナの部分で{G]か{W}を支払ったどうかではなく、
呪文全体のコストで支払ったかどうか、である。
《アケノヒカリの注入/Dawnglow Infusion》を{G}{W}{W}{B}{B}で支払おうと考えた場合、
あなたはXの値を4に設定してプレイをし、結果として8ライフを得ることになる。
*{G}と{W}を支払っている場合、《アケノヒカリの注入》により(X+X)点のライフを得る。
ライフを得ることにより誘発する能力は1回しか誘発しない。
・・・とあるが、実は日本語版のこのテキストだと、2つの文章があるので、
ライフを得るイベントが2回行われているように見える。しかし、オラクルの文章は
"You gain X life if {G} was spent to play Dawnglow Infusion and X life
if {W} was spent to play it."
となっていて、「ライフを得る」イベントは確かに1回しかない。
(Rule-Monger用: 《氷河の光線》に《氷河の光線》を連繋した場合の文章と比較せよ。)
《安楽死/Mercy Killing》
{2}{G/W}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。、その後、緑であり白である1/1のエルフ・戦士・クリーチャー・トークンをX体場に出す。Xはそのクリーチャーのパワーに等しい。
*この効果は生け贄にささげるので、再生や破壊されない効果では防げない。
*トークンを出すのはクリーチャーを生け贄に捧げたプレイヤーである。
《安楽死/Mercy Killing》をプレイしたプレイヤーとは限らない。
*日本語版には異状が報告されている。引用文の中のテキストのように読み替えること。
《畏敬の神格/Godhead of Awe》
{W/U}{W/U}{W/U}{W/U}{W/U}
クリーチャー ― スピリット・アバター
4/4
飛行
他のクリーチャーは1/1である。
*「他のクリーチャーは1/1である」というのは継続的効果・第6b種である。
FAQには色々なことが書かれているが、CR的にはこれ一文で足りる。
《栄華の防衛/Flourishing Defenses》
{4}{G}
エンチャント
いずれかのクリーチャーの上に−1/−1カウンターが配置されるたび、あなたは緑の1/1のエルフ・戦士・クリーチャー・トークンを1体場に出してもよい。
*「配置されるたび」というのは、カウンターが置かれた場合や、カウンターが置かれた状態で
オブジェクトが場に出る場合を指す。例えば、《栄華の防衛/Flourishing Defenses》の場合、
頑強能力によって戻ってきたクリーチャーには-1/-1カウンターが置かれて戻ってくるので、能力が1回誘発する。
*この能力は-1/-1カウンター1個につき1回誘発する。
《絵描きの召使い/Painter’s Servant》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― カカシ
1/3
絵描きの召使いが場に出るに際し、色を1色選ぶ。
すべての呪文やパーマネントや場に出ていないカードは、自身の色に加えて選ばれた色である。
*これは継続的効果・第5種である。
*これが場にあり、他のパーマネントが「場に出る際に」は、《絵描きの召使い》で選ばれた色
を考慮しない。
「場に出たとき〜」等の誘発型能力は、《絵描きの召使い》で選ばれた色を考慮する。
(Rule-Monger用: 《寓話の賢人/Sage of Fables》と《奸謀/Conspiracy》)
《川のケルピー/River Kelpie》
{3}{U}{U}
クリーチャー ― ビースト
3/3
川のケルピーか他のパーマネントがいずれかの墓地から場に置かれるたび、カードを1枚引く。
いずれかの呪文が墓地からプレイされるたび、カードを1枚引く。
頑強
*テンプレートが既知のものと入れ替わっていることに注意。
場から墓地、ではなく、「墓地から場」である。
*FAQには長々と説明がかかれてあるが、「場に置かれるたび」と「呪文がプレイされるたび」の
違いを理解するのが望ましい。例えば土地は場に置かれるほうのみが誘発する。
《記憶の略取/Memory Plunder》
{U/B}{U/B}{U/B}{U/B}
インスタント
いずれかの対戦相手の墓地にある、インスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。あなたはそれを、それのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
*いつものように、対象のカードをプレイするのは、《記憶の略取》の解決中である。
故に、通常のカード・タイプによるプレイ制限は無視される。
《虚賢者/Hollowsage》
{3}{B}
クリーチャー ― マーフォーク・ウィザード
2/2
虚賢者がアンタップ状態になるたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは「そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。」を選んでもよい。
*アンタップ・ステップ中にこれがアンタップ状態になった場合、能力は誘発するが、
それがスタックに乗るのはアップーキープ・ステップの開始時である。
他の「アップキープの開始時〜」という誘発型能力もスタックに乗せられる。
《禁固刑/Prison Term》
{1}{W}{W}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーはブロックできず、それの起動型能力もプレイできない。
いずれかのクリーチャーがいずれかの対戦相手のコントロール下で場に出るたび、あなたはそのクリーチャーに禁固刑をつけてもよい。
*2番目にある誘発型能力は、場にあるときに機能する。墓地にある《禁固刑》では誘発しない。
《恒久の拷問/Everlasting Torment》
{2}{B/R}
エンチャント
プレイヤーはライフを得られない。
ダメージは軽減できない。
すべてのダメージは、その発生源が萎縮を持つかのように与えられる。
*ライフを得る部分だけが機能しなくなる。
*ライフを得ることを置換する効果はなにもしなくなる。そもそもライフの獲得が起こらないので。
*軽減は機能しなくなるが、ダメージ移し変えや、その他の置換効果は機能する。
《呪文穿ち/Counterbore》
{3}{U}{U}
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。 それのコントローラーの墓地と手札とライブラリーから、その呪文と同じ名前をもつカードをすべて探し、それらをゲームから取り除く。 その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
*呪文のオーナーとコントローラーが異なる場合、その呪文が打ち消されて置かれるのは
オーナーの墓地であるが、《呪文穿ち》が探すのはコントローラーの墓地・手札・ライブラリーである。
《墨深みの魔女/Inkfathom Witch》
{1}{U/B}
クリーチャー ― マーフォーク・ウィザード
1/1
畏怖
{2}{U}{B}:ブロックされていない各クリーチャーはターン終了時まで4/1になる。
*「ブロックされていないクリーチャー」とは、「攻撃クリーチャーであり、かつ、
ブロック・クリーチャーが1体も指定されていないクリーチャー」を指す。
《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》
{G/W}{G/W}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(プレイヤー)
いずれかのカードがいずれかの領域からエンチャントされているプレイヤーの墓地に置かれる場合、代わりにそのカードを公開してそのプレイヤーのライブラリーの一番下に置く。
*カードのみがこの置換効果を受ける。トークンや呪文のコピーは通常通り墓地に置かれ、消滅する。
《谷刻み/Valleymaker》
{5}{R/G}
クリーチャー ― 巨人・シャーマン
5/5
{T}, 山を1つ生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。谷刻みはそれに3点のダメージを与える。
{T}, 森を1つ生け贄に捧げる:プレイヤーを1人選ぶ。 そのプレイヤーは自分のマナ・プールに{G}{G}{G}を加える。
*2番目の能力はマナ能力である。さらに、プレイヤーを選ぶので、マナが得られるのはあなただけとは限らない。
《殴りハエの蔓延/Blowfly Infestation》
{2}{B}
エンチャント
いずれかのクリーチャーが場からいずれかの墓地に置かれるたび、それの上に−1/−1カウンターが置かれていた場合、クリーチャー1体を対象とし、それの上に−1/−1カウンターを1個置く。
*墓地に置かれたクリーチャーの上に、-1/-1カウンターがいくつ置かれていても、
対象となったクリーチャーの上に置かれる-1/-1カウンターは1個のみである。
《反射池/Reflecting Pool》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに、あなたがコントロールする土地が生み出すことのできるタイプのマナ1点を加える。
*「生み出すことのできる」マナの種類を考える場合、あらゆる置換効果を考慮にいれなくてはいけない。
以下にMTG-RULES-L のNetRep である、Gavin Duggan の言葉を用いて説明する。
・置換効果(《Reality Twist》)や自己置換効果(《涙の川/River of Tears》)は
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合に、考慮される。
・マナを生み出すのにコストが必要である状況(《水晶の採石場/Crystal Quarry》)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
・マナを生み出す能力をプレイするのに制限がある状況(《汚れた峰/Tainted Peak》)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
・未来に起こりうる状況(《月の大魔術師/Magus of the Moon》が出される、など)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
これらを考えれば、《反射池/Reflecting Pool》の挙動は全て説明がつく。
*5月2日以降のスタンダード構築では、《涙の川/River of Tears》と《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
のみが自己置換効果を持つ土地である。
《マナの反射/Mana Reflection》
{4}{G}{G}
エンチャント
あなたがマナを生み出す目的でパーマネントをタップする場合、代わりにそれはその2倍のマナを生み出す。
*《マナの反射》自身はマナを生み出さない。あくまでマナを生み出すパーマネントが
その2倍のマナを生み出す。
*そのパーマネントがマナを生み出すので、使用制限がある場合、それはそのまま制限される。
《魔法を回す者/Glamer Spinners》
{4}{W/U}
クリーチャー ― フェアリー・ウィザード
2/4
瞬速
飛行
魔法を回す者が場に出たとき、パーマネント1つを対象とする。それにつけられているすべてのオーラを、コントローラーが同じである他のパーマネントにつける。
* 能力が解決時に、オーラを受け取るパーマネントを選ぶ。 対象に取ったパーマネントは
選べず、対象となったパーマネントとコントローラーが同じでなければならず、対象となった
パーマネントのオーラをすべてエンチャントできるものでなければならない。
これらの条件をすべて満たすパーマネントが無い場合、オーラは動かない。
《魅了縛りのカカシ/Lurebound Scarecrow》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― カカシ
4/4
魅了縛りのカカシが場に出るに際し、色を1色選ぶ。
あなたが選ばれた色のパーマネントをコントロールしていないとき、魅了縛りのカカシを生け贄に捧げる。
*《魅了縛りのカカシ》をコントロールしているにも関らず色が選ばれていない場合
(《墓地のプーカ》が《魅了縛りのカカ》になる等)、「選ばれた色」は存在せず、
誘発型能力は永遠に誘発しない。したがって、生け贄に捧げられることも無い。
《破れ翼トビ/Tatterkite》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― カカシ
2/1
飛行
破れ翼トビの上にはカウンターを配置できない。
*《破れ翼トビ》の上にカウンターを置く呪文や能力は、単純に何もしない。
*《破れ翼トビ》の上にカウンターを置くことを含むコストは支払えない。
*《破れ翼トビ》がカウンターが置かれた状態で場に出る場合、それはそのカウンターが置かれずに場に出る。
《ルーンの光輪/Runed Halo》
{W}{W}
エンチャント
ルーンの光輪が場に出るに際し、カード名を1つ指定する。
あなたは選ばれたカード名に対するプロテクションを持つ。
*選ばれたカード名からのプロテクションを得るだけであって、選ばれた単語からの
プロテクションを得るわけではない。 例えば、選んだカード名が《森》である場合、
あなたは"森"という名前のあらゆるものに対してプロテクションを持つが、
プロテクション(森)を持つわけではない。 例)クリーチャー化した《樹液染みの森/
Sapseep Forest》は、サブタイプは森であるが、あなたにダメージを与える。
*トークンの名前はカード名ではない。
-----------------------
そんなところで。
コメント
> ブロック・クリーチャーが1体も指定されていないクリーチャー」を指す。
「ブロックされていないクリーチャー」=「ブロック・クリーチャーがいない攻撃クリーチャー」ではない、ということが仰りたいのだろうと思いますが、表現がルール的に正確ではないような。
ブロック・クリーチャーが1体も指定されていなくてもブロックされたクリーチャーになることはありますよね(ブロックした状態で場に出る効果と、ブロックされた状態にする効果)。
(細かいことですみません。)
共謀コストを払っていた場合どうなりますか?
たしかに厳密な表現ではありませんが、わかりやすさを前面にしたかったのです。
詳しくはCRの項目参照ってことで。
> カード名と同じ名前のトークンが存在するカードを指定した場合〜
名前がそれと同じなのでプロテクションは機能します。
FAQの例や、記事内である例は「サブタイプとしての『森』『沼』などではない」
ということを言いたいのだと考えます。
> 呪文のプレイ時に共謀を持った呪文が共謀を失った場合〜
これに関しては回答を控えさせてください。
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以下私的なつぶやき。
直感では誘発するとは思います。
ですが、CR409.1hまでプレイ手順を進めると、プレイが完了する前に
共謀能力が無くなっているため、誘発する時点では時遅く、誘発しないように読めます。
以前、《啓発のジン/Djinn Illuminatus》となんかでも同じような議論をした覚えが
あるのですが、結論はどうなったかは覚えていません。