#Limits店舗予選に参加してきました。
#プレイヤーとしてはひさびさのリミテッドでしたが、
#3勝1敗でまとめることができて個人的には満足です。
#《棘噛みの杖/Thornbite Staff》が強すぎた。
そんなわけで、先週の回答ー。
×
継続的効果の適用において、CR418.5にあるような「あるオブジェクトに関係のあるもの」
は、種類別に分けてから適用順を考えないと、そのオブジェクトの状態がわからない。
しかし、あるオブジェクトの状態を決定するには関係の無い継続的効果は、
上記種類別には分類されない。これにはゲームのルールを変更したり、プレイヤーに
影響を及ぼす継続的効果などがある。
例)《呪文書/Spellbook》
状況起因効果によって墓地に置かれる。
2体の《隆盛なる勇士クロウヴァクス》によって、《熟考漂い》は-1/-1の修整を2つ受ける。
次の状況起因効果のチェック時には、以下のパーマネントが存在する。
A:《熟考漂い》(0/0)
A:《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
B:《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
よって、この3体のクリーチャーは、それぞれ状況起因効果により墓地に置かれる。
3−1)見せることができる。
《ヴェズーヴァ》は《婆のあばら家》となって場に出るのだから、
「場に出るに際し〜」の選択を行うことになる。
つまり、手札のゴブリン・カードを見せることが可能である。
3−2)しかし、タップ状態で場に出る。
《婆のあばら家》のテキストは以下の通り。
婆のあばら家が場に出るに際し、あなたはあなたの手札からゴブリン(Goblin)カード
を1枚公開してもよい。そうしない場合、婆のあばら家はタップ状態で場に出る。
テキストを言い換えると、「公開した場合は、デフォルトの状態で場に出る」という意味である。
この場合の「デフォルト」とはどういう状態だろうか?
普通に土地をプレイする場合、呪文や能力によって何も指示が無いならば、それはアンタップ状態で場に出る。(CR510.3)
しかし、問題の場合は《ヴェズーヴァ》をプレイしているので、このパーマネントは
タップ状態で場に出ることが決定されている。
自分自身の置換効果を適用すると、このカードは以下のようになる。
(〜はタップ状態で場に出る)
「~~これ~~が場に出るに際し、あなたはあなたの手札からゴブリン(Goblin)カード
を1枚公開してもよい。そうしない場合、~~これ~~はタップ状態で場に出る。」
結局、公開しようがしまいが、タップ状態で出ることにはかわりがない。
#ラヴニカの二重土地でも同じことが言える。
#
#もしも、以下のカードのようなテキストだとどうなるだろうか。考えてみて欲しい。
#
# 《ジャッジ詰め所/Judge box》
# Land
# ジャッジ詰め所はタップ状態で場に出る。
# ジャッジ詰め所が場に出るに際し、あなたはあなたの手札から白かつ黒であるカードを
# 1枚公開してもよい。そうした場合、ジャッジ詰め所は代わりにアンタップ状態で場に出る。
# {Tap}: あなたのマナ・プールに{W}{B}を加える。
---------------------------
そんなところで。
もちろん上のカードは個人の創作なので新カードではありませんよ?
#プレイヤーとしてはひさびさのリミテッドでしたが、
#3勝1敗でまとめることができて個人的には満足です。
#《棘噛みの杖/Thornbite Staff》が強すぎた。
そんなわけで、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「全ての継続的効果は、第1種〜第6種に分類された後、順番に適用される。」
○か×か?
×
継続的効果の適用において、CR418.5にあるような「あるオブジェクトに関係のあるもの」
は、種類別に分けてから適用順を考えないと、そのオブジェクトの状態がわからない。
しかし、あるオブジェクトの状態を決定するには関係の無い継続的効果は、
上記種類別には分類されない。これにはゲームのルールを変更したり、プレイヤーに
影響を及ぼす継続的効果などがある。
例)《呪文書/Spellbook》
問2
《苦花/Bitterblossom》で一儲けを企もうと近くのショップを回るも、
すでに軒並み高額になっていて含み損が大きくなるばかりのプレイヤーAと、
《苦花》はあっても他のパーツが不足していてデッキを組めないプレイヤーBが
「お互いトレードしづらいよねー」と言いながらいつもの対戦をしている。
プレイヤーAは
《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》と
《熟考漂い/Mulldrifter》をコントロールしている。
プレイヤーBのターン、Bは《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》を
プレイし、場に出る際にコピーとして《隆盛なる勇士クロウヴァクス》を選んだ。
さて、2枚の《隆盛なる勇士クロウヴァクス》は墓地に落ちることになるが、
Aの《熟考漂い》はどうなるか?
状況起因効果によって墓地に置かれる。
2体の《隆盛なる勇士クロウヴァクス》によって、《熟考漂い》は-1/-1の修整を2つ受ける。
次の状況起因効果のチェック時には、以下のパーマネントが存在する。
A:《熟考漂い》(0/0)
A:《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
B:《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》
よって、この3体のクリーチャーは、それぞれ状況起因効果により墓地に置かれる。
問3
私は《婆のあばら家/Auntie’s Hovel》をコントロールしている。
私のターンのメインフェイズに、《ヴェズーヴァ/Vesuva》をプレイし、
《婆のあばら家》のコピーになることを選んだ。
3−1)私は手札からゴブリン・カードを見せることができるか?
3−2)もしできるならばそれ(コピー)はアンタップ状態で場に出るか?
3−1)見せることができる。
《ヴェズーヴァ》は《婆のあばら家》となって場に出るのだから、
「場に出るに際し〜」の選択を行うことになる。
つまり、手札のゴブリン・カードを見せることが可能である。
3−2)しかし、タップ状態で場に出る。
《婆のあばら家》のテキストは以下の通り。
婆のあばら家が場に出るに際し、あなたはあなたの手札からゴブリン(Goblin)カード
を1枚公開してもよい。そうしない場合、婆のあばら家はタップ状態で場に出る。
テキストを言い換えると、「公開した場合は、デフォルトの状態で場に出る」という意味である。
この場合の「デフォルト」とはどういう状態だろうか?
普通に土地をプレイする場合、呪文や能力によって何も指示が無いならば、それはアンタップ状態で場に出る。(CR510.3)
しかし、問題の場合は《ヴェズーヴァ》をプレイしているので、このパーマネントは
タップ状態で場に出ることが決定されている。
自分自身の置換効果を適用すると、このカードは以下のようになる。
(〜はタップ状態で場に出る)
「~~これ~~が場に出るに際し、あなたはあなたの手札からゴブリン(Goblin)カード
を1枚公開してもよい。そうしない場合、~~これ~~はタップ状態で場に出る。」
結局、公開しようがしまいが、タップ状態で出ることにはかわりがない。
#ラヴニカの二重土地でも同じことが言える。
#
#もしも、以下のカードのようなテキストだとどうなるだろうか。考えてみて欲しい。
#
# 《ジャッジ詰め所/Judge box》
# Land
# ジャッジ詰め所はタップ状態で場に出る。
# ジャッジ詰め所が場に出るに際し、あなたはあなたの手札から白かつ黒であるカードを
# 1枚公開してもよい。そうした場合、ジャッジ詰め所は代わりにアンタップ状態で場に出る。
# {Tap}: あなたのマナ・プールに{W}{B}を加える。
---------------------------
そんなところで。
もちろん上のカードは個人の創作なので新カードではありませんよ?
コメント
プレイヤーAが《朝の歌のマラレン/Maralen of the Mornsong》 をコントロールしている。
プレイヤーBのターン、ドロー・ステップの開始時にプレイヤーAはマラレンの能力にスタックして《疑念の影/Shadow of Doubt》をプレイした。
この場合、プレイヤーBは3点失いカードを探せずプレイヤーAはカードを引けない。
でいいのでしょうか?
一段目と二段目の能力は1つにまとめることができるのではないでしょうか?
《ジャッジ詰め所/Judgebox》
{ }
Land
As Judgebox comes into play, you may reveal a white and black card from your hand. If you do, Judgebox comes into play untapped. If you don’t, it comes into play tapped.
{Tap}: Add {W}{B} to your mana pool.
できれば記事と関係ないルール的質問は、http://qabbs.mjmj.info/ や
他のルールQ&A掲示板で書いてもらったほうがよろしいかと。
そこではおそらく、おいらよりも親切な回答者の方が、優しく解説してくださると思います。
で、質問の答えだけですが
「プレイヤーBは《朝の歌のマラレン》の能力により3点失い、カードを探せないのでその部分は
無視される。プレイヤーAは《疑念の影》によってカードを引くことはできない。
(《朝の歌のマラレン》の能力による効果)」
となります。
> ミズタマ さん
毎度ご添削くださりありがとうございます。
たしかに2つ置換効果があるのは不適当ですね。
1つにまとめられた文章の方がすっきりと理解できます。
#でも、結局この土地を「土地をタップ状態で場に出す」効果によって場に出すと・・・
#ねえ?
《ヴェズーヴァ》が《ジャッジ詰め所》のコピーとして場に出る場合、まず《ヴェズーヴァ》による「タップ状態で場に出る」を適用され、その後《ジャッジ詰め所》による「(白黒カードを公開して)アンタップ状態で場に出る」を適用されることで、結局、これはアンタップ状態で場に出てくる、ということで合ってますか?
(「タップ状態で」が「アンタップ状態で」によって上書きされる形になっている?)
> でも、結局この土地を「土地をタップ状態で場に出す」効果によって場に出すと・・・
上の場合と同様に、後から「アンタップ状態で」が適用されるのでアンタップ状態で場に出てくる、ということで合ってますか?
【testingさんが《ジャッジ詰め所》を表現した意図は、場への出方について何も書かれていない(=デフォルトの状態で場に出る)場合と、敢えて「アンタップ状態で場に出る」置換効果が書かれている場合との違いを指摘していることだと、自分では勝手に思っているのですが。】
いずれも、その通りです。
#まさにそのような意図があって書きました。
#ちなみに、(Judge boxのような)テンプレートを用いている
#カードは現在まで存在しません。現在に一安心。未来に不安。