Lorwin Rules Primer notes.
2007年9月27日ローウィンのルール入門が公開されています。(mjmj.info)
いつものように、気になった点をつらつらと。
プレイヤー視点ではない、ジャッジ視点からの文章もあるので、その辺は許してくださいな。
あ、そうそう、
序文にもあるように、あるカードの表記がルールやオラクルと矛盾する場合、
カードに印刷されているものが正しいものです。
「某所のスポイラーの英文はこうだったよ! なんでプレイヤーに飛ばないの?」
と言われても、どーしよーもありません。あなたの手にあるカードが真実です。
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プレインズウォーカー/Plainswalkers
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おいらの9月3日付の記事(http://diarynote.jp/d/74598/20070903.html)で、
さんざん書いているので、特に付け加えることはありません。
ルール入門の文章をよく読んでおいてください。
#余談ですが、この3週間というもの、上記の日付の記事に対する逆リンクが
#ものすごく多かったです。新セット・新カードタイプという注目が大きかったのでしょうか。
ダメージの割り振りに関してだけはちょっと注意が必要です。
戦闘ダメージならば、それは攻撃クリーチャーがプレインズウォーカーに攻撃を
しているはずですので、わかりやすいです。
非戦闘ダメージならば、あなたが対戦相手にダメージを与える場合に、その対戦相手が
コントロールするプレインズウォーカーに「移し換え」ることができます。
移し換えなので、置換・軽減効果と同様に考えます。
明日のFMQでちょっとした状況を提示するので、よく考えてみてください。
また、双頭巨人戦における挙動もすこし注意が必要です。
基本的には、「チームメイトがコントロールしているプレインズウォーカーは、
対戦相手がコントロールしているとは扱わない。」とだけ押さえていれば良いでしょう。
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部族/Tribal
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未来予知でも1つのカードが部族をもっていました。
部族はカード・タイプではありますが、むしろクリーチャー以外のカードが、部族に
よってクリーチャー・タイプのリストを持つ、という認識のほうが良いかも知れません。
部族が追加されたことによって、テキスト内にサブタイプが書かれている場合の
挙動が注目されることになります。以下はその見分け方です。(CR200.9)
1)「サブタイプ」だけを用いて、オブジェクトを表現している場合
→そのサブタイプを持つ、場に出ているパーマネントのことを指す。
2)「サブタイプ」と共に「呪文/spell」を用いて、オブジェクトを表現している場合
→そのサブタイプを持つ、スタック領域にある呪文のことを指す。
3)「サブタイプ」と共に「発生源/source」を用いて、オブジェクトを表現している場合
→そのサブタイプを持つ、能力もしくはダメージの発生源のことを指す。
4)「サブタイプ」と共に「カード/card」、領域名を用いて、オブジェクトを表現している場合
→そのサブタイプを持つ、指定された領域にあるカードのことを指す。
ローウィンのルール入門には、
とも書かれています。領域指定がなければ、どのみち場にでているかどうかは
関係ありませんので、実際のカード・テキストの自然な解釈に従ってください。
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激突を行う/Clash
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対戦相手を一人選んで、(対象にはとってません)お互いにライブラリーの一番上を
公開して、点数で見たマナ・コストが大きいほうが「勝ち」です。
その後、お互いにその公開したカードを、「一番上」か、「ライブラリーの底」に置きます。
詳しい順番はルール入門に書かれていますが、簡単に書くと上の通りになります。
激突を行うだけで誘発するカードと、激突に勝つことによって誘発するカードが
あるようなので、テキストをよくご覧ください。特に、判断を下す側は。
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多相/Changeling
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多相は特性定義能力です。これは「このオブジェクトはすべてのクリーチャー・タイプである」
を意味します。特性定義能力なので、全ての領域で適用されます。
多相をもつクリーチャーが、多相を失ったり、他のクリーチャー・タイプになったり、
クリーチャー・タイプを失った場合はそれぞれ挙動が異なります。
ルール入門にも書かれていますが、特性定義能力、第4種、第5種の適用順番を
落ち着いて考えれば理解できるかと思います。
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覇権/Champion
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覇権は2つの誘発型能力を指します。
「このパーマネントが場に出たとき、あなたがコントロールする他の[オブジェクト]を
ゲームから取り除かないかぎり、それを生け贄に捧げる。」
「このパーマネントが場を離れたとき、その取り除いたカードをオーナーの
コントロール下で場に戻す。」
2つともナイトメアなどでおなじみの能力なので、理解しやすいと思います。
2番目の能力にある「その取り除いたカード」とは、1番目の能力で取り除かれたカード
しか指しません。(CR217.7d)
ルール入門には
とありますが、先ほどの「部族」の項目で解説したとおり、カードでないトークンでも
取り除いて良いことになります。(もちろん帰ってきません orz)
覇権を持つクリーチャーが場に出て、1番目の能力を解決する前にコントローラーが
変わった場合、このクリーチャーは生け贄に捧げられることがありません。
なぜなら、もうあなたはこのクリーチャーをコントロールしていないので、
生け贄に捧げることが不可能だからです。(→想起/Evokeも見よ)
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想起/Evoke
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想起は代替コストを設定する常在型能力と、それが場に出たときに機能する誘発型能力
の2つの能力を現しています。
「このカードのプレイにおいて、あなたはそれのマナ・コストではなく[コスト]を支払ってもよい。」
「このパーマネントが場に出たとき、それの想起コストが支払われていた場合、
それのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。」
ローウィンの想起を持つクリーチャーは、たいていの場合、場に出た時の誘発型能力を
別に持っています。これらの能力と想起による能力が同時に誘発するような場合は、
その処理の仕方に気をつけてください。
想起コストを支払ってプレイしたクリーチャーが場に出て、誘発型能力を解決する前に
コントローラーが変わった場合、このクリーチャーは生け贄に捧げられます。
覇権と異なり、想起による誘発型能力は、これ自体のコントローラーへ生け贄を
捧げることをしているためです。(→覇権/Championも見よ)
ルール入門に記されているカード・テキストの注釈文では、覇権と想起のこの違いが
ほとんどわかりません。あまり起こらない事態だとは思いますが、注意してください。
(指示語の違いはありますけどね・・・)
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秘匿/Hideaway
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秘匿は常在型能力(置換効果)と誘発型能力の2つを指します。
「このパーマネントはタップ状態で場に出る。」
「このパーマネントが場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。
それらのうち1枚をゲームから裏向きに取り除き、残りをあなたのライブラリーの一番下に
望む順番で置く。そのカードがゲームから取り除かれているかぎり、そのパーマネントを
コントロールしていたプレイヤーはそれを見てもよい。」
秘匿によって裏向きに取り除かれたカードは、現在その秘匿能力をもつパーマネントを
コントロールしているプレイヤーは、表を見ることができます。加えて、過去にそのパーマ
ネントをコントロールしていたプレイヤーも、表を見ることができます。
この表を見てもよいという部分は、カードの注釈文からは読み取ることができません。注意。
秘匿を持つパーマネントが場を離れたら、取り除かれたカードを見ることができなくなります。
これも金曜日のネタですかね。
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命令/Command サイクル
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ローウィンには、命令と呼ばれる5枚のカードのサイクルがあります。
通常のモード選択と同じようにしますが、選ぶのはそのうち2つです。
ただし、同じモードを2回選ぶことは出来ません。
解決時には、書かれている順番で解決します。
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インカーネーション/Incarnation サイクル
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ローウィンには、クリーチャー・タイプ“インカーネーション”を持つ5枚のカードの
サイクルがあります。これらは、墓地に置かれたときにライブラリーに加えられます。
この能力自体は「墓地に置かれたとき」に誘発する誘発型能力です。
どの領域からでもかまいませんし、誘発するのは墓地領域からです。
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そんなところで。
明日はローウィン関連FMQと、東海プレリリース情報、あとついでにCBL8thです。
いつものように、気になった点をつらつらと。
プレイヤー視点ではない、ジャッジ視点からの文章もあるので、その辺は許してくださいな。
あ、そうそう、
序文にもあるように、あるカードの表記がルールやオラクルと矛盾する場合、
カードに印刷されているものが正しいものです。
「某所のスポイラーの英文はこうだったよ! なんでプレイヤーに飛ばないの?」
と言われても、どーしよーもありません。あなたの手にあるカードが真実です。
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プレインズウォーカー/Plainswalkers
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おいらの9月3日付の記事(http://diarynote.jp/d/74598/20070903.html)で、
さんざん書いているので、特に付け加えることはありません。
ルール入門の文章をよく読んでおいてください。
#余談ですが、この3週間というもの、上記の日付の記事に対する逆リンクが
#ものすごく多かったです。新セット・新カードタイプという注目が大きかったのでしょうか。
ダメージの割り振りに関してだけはちょっと注意が必要です。
戦闘ダメージならば、それは攻撃クリーチャーがプレインズウォーカーに攻撃を
しているはずですので、わかりやすいです。
非戦闘ダメージならば、あなたが対戦相手にダメージを与える場合に、その対戦相手が
コントロールするプレインズウォーカーに「移し換え」ることができます。
移し換えなので、置換・軽減効果と同様に考えます。
明日のFMQでちょっとした状況を提示するので、よく考えてみてください。
また、双頭巨人戦における挙動もすこし注意が必要です。
基本的には、「チームメイトがコントロールしているプレインズウォーカーは、
対戦相手がコントロールしているとは扱わない。」とだけ押さえていれば良いでしょう。
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部族/Tribal
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未来予知でも1つのカードが部族をもっていました。
部族はカード・タイプではありますが、むしろクリーチャー以外のカードが、部族に
よってクリーチャー・タイプのリストを持つ、という認識のほうが良いかも知れません。
部族が追加されたことによって、テキスト内にサブタイプが書かれている場合の
挙動が注目されることになります。以下はその見分け方です。(CR200.9)
1)「サブタイプ」だけを用いて、オブジェクトを表現している場合
→そのサブタイプを持つ、場に出ているパーマネントのことを指す。
2)「サブタイプ」と共に「呪文/spell」を用いて、オブジェクトを表現している場合
→そのサブタイプを持つ、スタック領域にある呪文のことを指す。
3)「サブタイプ」と共に「発生源/source」を用いて、オブジェクトを表現している場合
→そのサブタイプを持つ、能力もしくはダメージの発生源のことを指す。
4)「サブタイプ」と共に「カード/card」、領域名を用いて、オブジェクトを表現している場合
→そのサブタイプを持つ、指定された領域にあるカードのことを指す。
ローウィンのルール入門には、
― カードに「ゴブリン・カード」と書かれている場合、それは場に出ていない
あらゆるゴブリン・カードに影響する。これにはゴブリン部族が含まれる。
とも書かれています。領域指定がなければ、どのみち場にでているかどうかは
関係ありませんので、実際のカード・テキストの自然な解釈に従ってください。
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激突を行う/Clash
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対戦相手を一人選んで、(対象にはとってません)お互いにライブラリーの一番上を
公開して、点数で見たマナ・コストが大きいほうが「勝ち」です。
その後、お互いにその公開したカードを、「一番上」か、「ライブラリーの底」に置きます。
詳しい順番はルール入門に書かれていますが、簡単に書くと上の通りになります。
激突を行うだけで誘発するカードと、激突に勝つことによって誘発するカードが
あるようなので、テキストをよくご覧ください。特に、判断を下す側は。
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多相/Changeling
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多相は特性定義能力です。これは「このオブジェクトはすべてのクリーチャー・タイプである」
を意味します。特性定義能力なので、全ての領域で適用されます。
多相をもつクリーチャーが、多相を失ったり、他のクリーチャー・タイプになったり、
クリーチャー・タイプを失った場合はそれぞれ挙動が異なります。
ルール入門にも書かれていますが、特性定義能力、第4種、第5種の適用順番を
落ち着いて考えれば理解できるかと思います。
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覇権/Champion
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覇権は2つの誘発型能力を指します。
「このパーマネントが場に出たとき、あなたがコントロールする他の[オブジェクト]を
ゲームから取り除かないかぎり、それを生け贄に捧げる。」
「このパーマネントが場を離れたとき、その取り除いたカードをオーナーの
コントロール下で場に戻す。」
2つともナイトメアなどでおなじみの能力なので、理解しやすいと思います。
2番目の能力にある「その取り除いたカード」とは、1番目の能力で取り除かれたカード
しか指しません。(CR217.7d)
ルール入門には
ローウィンの他のすべての覇権を持つカードは「覇権([クリーチャー・タイプ])」
を持つ。この能力はクリーチャーに限定されない。例えば、「覇権(キスキン)」を持つ
カードであれば、キスキンであるエンチャントをゲームから取り除くこともできる
とありますが、先ほどの「部族」の項目で解説したとおり、カードでないトークンでも
取り除いて良いことになります。(もちろん帰ってきません orz)
覇権を持つクリーチャーが場に出て、1番目の能力を解決する前にコントローラーが
変わった場合、このクリーチャーは生け贄に捧げられることがありません。
なぜなら、もうあなたはこのクリーチャーをコントロールしていないので、
生け贄に捧げることが不可能だからです。(→想起/Evokeも見よ)
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想起/Evoke
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想起は代替コストを設定する常在型能力と、それが場に出たときに機能する誘発型能力
の2つの能力を現しています。
「このカードのプレイにおいて、あなたはそれのマナ・コストではなく[コスト]を支払ってもよい。」
「このパーマネントが場に出たとき、それの想起コストが支払われていた場合、
それのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。」
ローウィンの想起を持つクリーチャーは、たいていの場合、場に出た時の誘発型能力を
別に持っています。これらの能力と想起による能力が同時に誘発するような場合は、
その処理の仕方に気をつけてください。
想起コストを支払ってプレイしたクリーチャーが場に出て、誘発型能力を解決する前に
コントローラーが変わった場合、このクリーチャーは生け贄に捧げられます。
覇権と異なり、想起による誘発型能力は、これ自体のコントローラーへ生け贄を
捧げることをしているためです。(→覇権/Championも見よ)
ルール入門に記されているカード・テキストの注釈文では、覇権と想起のこの違いが
ほとんどわかりません。あまり起こらない事態だとは思いますが、注意してください。
(指示語の違いはありますけどね・・・)
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秘匿/Hideaway
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秘匿は常在型能力(置換効果)と誘発型能力の2つを指します。
「このパーマネントはタップ状態で場に出る。」
「このパーマネントが場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。
それらのうち1枚をゲームから裏向きに取り除き、残りをあなたのライブラリーの一番下に
望む順番で置く。そのカードがゲームから取り除かれているかぎり、そのパーマネントを
コントロールしていたプレイヤーはそれを見てもよい。」
秘匿によって裏向きに取り除かれたカードは、現在その秘匿能力をもつパーマネントを
コントロールしているプレイヤーは、表を見ることができます。加えて、過去にそのパーマ
ネントをコントロールしていたプレイヤーも、表を見ることができます。
この表を見てもよいという部分は、カードの注釈文からは読み取ることができません。注意。
秘匿を持つパーマネントが場を離れたら、取り除かれたカードを見ることができなくなります。
これも金曜日のネタですかね。
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命令/Command サイクル
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ローウィンには、命令と呼ばれる5枚のカードのサイクルがあります。
通常のモード選択と同じようにしますが、選ぶのはそのうち2つです。
ただし、同じモードを2回選ぶことは出来ません。
解決時には、書かれている順番で解決します。
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インカーネーション/Incarnation サイクル
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ローウィンには、クリーチャー・タイプ“インカーネーション”を持つ5枚のカードの
サイクルがあります。これらは、墓地に置かれたときにライブラリーに加えられます。
この能力自体は「墓地に置かれたとき」に誘発する誘発型能力です。
どの領域からでもかまいませんし、誘発するのは墓地領域からです。
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そんなところで。
明日はローウィン関連FMQと、東海プレリリース情報、あとついでにCBL8thです。
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