#C.B.L.7thは無事終了しました。
#上位デッキリストはただいま準備中ですのでしばしお待ちを。
#また、スイスラウンド最終戦の1番卓を動画ファイルにしましたので
#編集の後にどこかの動画サイトにupしたいと思います。

ところで良い動画の編集ソフトがあれば教えてください。

それでは先週の回答ー。

問1
かたならしとはいえない○×。

「あるクリーチャー(A)をコピーする場合、場に出る際にAをコピーしたもの(→B)と、
 場に元々いたクリーチャーがAのコピーになったもの(→C)、
 このBとCは常に全く同じオブジェクトになる。」

○か×か?


×

場に出る際("as comes into play...")に、何かを行うようなオブジェクトをコピーした場合、
それは置換効果が適用される。

例えば、《トリスケラバス/Triskelavus》のコピーになるとして、
場に出る際に《トリスケラバス/Triskelavus》のコピーになるのならば、
+1/+1カウンターが3つ乗った状態になるが、
場に出ているクリーチャーが《トリスケラバス/Triskelavus》のコピーになったとしても
それにカウンターが乗せられることはない。

場に出る際に何かを選択したり、「〜になる」といった言い回しのオブジェクトも同様である。

 
問2
いつものプレイヤーAとBの問題。

2−1)
プレイヤーAが裏向きに《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》をプレイした。
プレイヤーBはそれに対して《差し戻し/Remand》をプレイした。

《差し戻し/Remand》を解決する際に、プレイヤーAは
《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》の表を見せないといけないか?

2−2)
プレイヤーAが裏向きに《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》をプレイした。
プレイヤーBはそれに対して《奪取/Desertion》をプレイした。

《奪取/Desertion》が解決されるとどうなるか?


2−1)表を見せないといけない。

裏向きの呪文がスタックから場以外の領域に移動した場合、オーナーはすべてのプレイヤーに
その表を見せなければならない。(CR504.6)

忘れた場合は「PG124.公開忘れ」に該当する。ゆめゆめ注意なされよ。

2−2)表向きの《生けるものの洞窟》がプレイヤーBのコントロール下で場に出る。

変異によって裏向きにプレイされた呪文は、『解決される』と、呪文のときと同じ特性を
もったまま場に出る。(CR502.26b)

問題の場合、《奪取/Desertion》を解決すると、裏向きの《生けるものの洞窟》は打ち消され、
解決されていない。変異の裏向き効果はここで適用されなくなる。
したがって得られるのは表向きのオブジェクトである。

また、《奪取/Desertion》によって場に出る前(=スタック領域にある間)は、それは
クリーチャー呪文であるので、そのオブジェクトが表向きになりクリーチャーで無くなった
としても、それは場に出ることになる。

 
問3
現実に出会いたくないカードとしては上のほうに位置するカード、
《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》についての問題。

3−1)
私が《ヴォルラスの多相の戦士》を場に出そうとしたときに
墓地の一番上のカードは《スパイクの飼育係/Spike Feeder》だった。

《ヴォルラスの多相の戦士》は結局どのような状態になるか?

3−2)
私が《ヴォルラスの多相の戦士》を場に出そうとしたときに
墓地の一番上のカードは《クローン/Clone》だった。
場には他にクリーチャーとして《灰色熊/Grizzly Bears》がいる。

《ヴォルラスの多相の戦士》は結局どのような状態になるか?

3−3)
《イクシドロン/Ixidron》によって裏向きになった《ヴォルラスの多相の戦士》を
私がコントロールしている。(場にはもう《イクシドロン/Ixidron》はいない。)
私の墓地の一番上のカードは《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》である。

この裏向きのクリーチャーを、{1}{U}支払って表向きにできるか?

3−4)
3−3)と同じ状況から、何らかの手段によって《ヴォルラスの多相の戦士》が表向きになった。
場には他にクリーチャーとして《灰色熊/Grizzly Bears》がいるのだが、

表向きになった《ヴォルラスの多相の戦士》は結局どのような状態になるか?


3−1)0/0となって墓地に置かれる。

《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》はそのテキストがややこしく、
通常のコピー関連のクリーチャー(《クローン/Clone》や《ヴェズーヴァの多相の戦士》)
とは大きく異なる挙動をしめす。

《ヴォルラスの多相の戦士》の能力は、墓地の一番上のカードがクリーチャー・カードで
ある限り、そのカードの全ての文章をもつ、という効果だが、この効果は単純なコピー効果
ではない。継続的効果で分類すると、第1種(コピー効果)ではなく、第3種(文章変更)
にあてはまる。

つまり、場に出る際に〜という効果は適用されない(第3種の適用後にそのテキストを持つ)。
しかし、場に出たとき〜という能力は誘発する。

これを踏まえると、

場に出た《ヴォルラスの多相の戦士》は、《スパイクの飼育係/Spike Feeder》の全ての
テキストを持ち、「(2):カードを1枚捨てる。」のテキストを持つが、+1/+1カウンターが
上に乗ることがないので、結局0/0のままである。そして、状況起因効果のチェック時に
墓地行きとあいなる。

 
3−2)0/0となって墓地に置かれる。

上と同様に考える。場に出たあと、第3種の適用によって《ヴォルラスの多相の戦士》は、
《クローン/Clone》の全てのテキストを持ち、「(2):カードを1枚捨てる。」のテキストを
持つが、コピー先を選ぶのは「場に出る際」なので、すでにその選択をするには遅すぎる。

結局、「コピー先を選択していない《クローン/Clone》」に能力が追加された状態になるので、
やっぱり0/0である。

 
3−3)表向きになることができる。

裏向きのパーマネントの変異コストを公開し、その変異コストを支払うことで表向きにできる。
(CR502.26)

この場合、表向きの特性は《ヴォルラスの多相の戦士》の能力によって変更されたもの、
つまり《ヴェズーヴァの多相の戦士》のテキストと全く同じなので、変異コストは{1}{U}である。

従って、{1}{U}を支払って表向きになることができる。

 
3−4)0/0となって墓地に置かれる。

裏向きのパーマネントが「表向きになるに際し〜」という能力を持つことになる場合、
その能力はそのパーマネントが表向きになる間に適用される。
表になったあとで適用されるわけではない。(CR504.8)

この場合、裏向きから表向きになる間に、
《ヴォルラスの多相の戦士》が《ヴェズーヴァの多相の戦士》のテキストを持つことは無い。

表向きになったあとで第3種の適用を受け、それから《ヴェズーヴァの多相の戦士》の
テキストを持つようになる。つまり、「表向きになるに際し〜」の適用を受けることは無く、
コピー先を選ぶこともできない。

結局、「コピー先を選択していない《ヴェズーヴァの多相の戦士》」に能力が追加された状態
になるので、やっぱり0/0である。


---------------------------
そんなところで。

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