#「カードの略称を使い、質問文章を短くまとめる」
#「これぐらいなら誰か回答してくれるだろうという期待を持つ」
#「『初歩的』『〜できるんですか?』といったテンプレートを多用する」
#以上のような質問を現実の世界でやってみてください。きっと後悔します。
いや、べつに誰のために向けて書いたというわけではないんですけどね。
おいらは下の句取りは得意ですがエスパーではありませんので。
それでは先週の回答ー。
○(×でも一応正解)
FR133.「供給物」の注釈にはこうある。
「注:トーナメント主催者が基本土地カードを準備できない場合、大きな傷などで区別で
きるようになっていない限り、プレイヤーは自分の持参した基本土地カードを加えてもよい」
たとえば、サイドイベントのドラフトにおいて、一種類の基本土地が足りなくなって
しまった場合は、自分の持参している基本土地カードを加えても良い。
通常のプレミア・イベントでは、基本土地は潤沢にあるはずなので、上の注意書きには
あてはまらないことが多い。それでも使いたいのであれば、主催者もしくはヘッドジャッジに
一言許可をもらう必要があるだろう。
#否定される理由も思いつかないが、積極的に推奨する理由も思いつかない。
#やはり、無理の無い理由・・・「供給されたカードが足りない」が一番良い理由だろう。
なお、問題としては「主催者やヘッドジャッジの許可が要る」とはFRに書かれていないので、
×でも正解である。つまり、これは良くない出題だったということです。反省。orz
スタック領域にあるオブジェクトをきちっと見ていこう。
まずはプレイヤーAが《一瞬の瞬き/Momentary Blink》をプレイしたときまでの状態を書く。
---THE STACK---
2)《一瞬の瞬き/Momentary Blink》(→《なだれ乗り/Avalanche Riders》)
1)《斑岩の節/Porphyry Nodes》の誘発型能力(クリーチャーの破壊)
---BOTTOM------
数字はスタック領域に積まれた順番をさす。大きい数字が先に解決される。
2)を解決しよう。《なだれ乗り》が取り除かれ、場にクリーチャーがいなくなったので
《斑岩の節》の誘発条件を満たしたので、2番目の能力が誘発する。
その後、《なだれ乗り》が場に出てくるので、《なだれ乗り》の能力も誘発する。
この2つはプレイヤーが優先権を得る時に同時にスタックへ積まれる。
APNAP順に従うと、以下のようになる。
---THE STACK---
4)《なだれ乗り/Avalanche Riders》の誘発型能力(→《平地/Plains》)
3)《斑岩の節/Porphyry Nodes》の誘発型能力(自分自身の生け贄)
1)《斑岩の節/Porphyry Nodes》の誘発型能力(クリーチャーの破壊)
---BOTTOM------
対象をとっている誘発型能力(=《なだれ乗り》)は、スタックに積まれる際に
対象を選ばないといけない。プレイヤーAはプレイヤーBの《平地》を指定した。
あとは上から順番に解決するだけである。
《平地/Plains》が破壊される
→《斑岩の節》が生け贄にささげられる
→《斑岩の節》によって《なだれ乗り》が破壊される。
問題のような状況は、ゲーム中にもよくあることである。
誘発型能力の処理方法(誘発条件の合致、同時に誘発したときの処理、積む際の留意点)
は、常に頭においておかないと、変なところでゲームをややこしくしてしまう。
6
召集と組み合わせることでどれだけのコストを支払えるか、という問題である。
《召喚の調べ/Chord of Calling》の色マナの部分は《森/Forest》3つからでるので、
あとは《役馬/Workhorse》と《野生の朗詠者/Wild Cantor》からどれだけの支払いが可能
であるかを考えなくてはいけない。
《役馬/Workhorse》のマナ能力は4回起動できるし、カウンターが無くなって0/0になっても
呪文や能力のプレイ手順中では状況起因効果のチェックが行われないため、コストの支払い
段階で召集能力に対し、0/0になった《役馬》をタップすることができる。
他方、《野生の朗詠者》は、マナ能力を使用すると場からいなくなるため、
マナを出した場合は、コストの支払い段階で召集能力に対してタップすることはできない。
したがって、《役馬》は5マナ分、《野生の朗詠者》は1マナ分として数えることができる。
つまり、《召喚の調べ/Chord of Calling》のXの最大値は6となる。
#実際にプレイする際には、Xの値を先に決める必要があるため、数値を勘違いすると
#払えなくなったり、《役馬/Workhorse》が無駄死にしたりする。
#その場合は、プレイを巻き戻してしまえればいいだけの話しだが・・・
#さあ、ここで待機をもっていた場合はどうなるのだろうか。
#プレイしなくてはいけない場合にコストを支払・・・いや、やめよう。結論はどうせ出ない。
---------------------
そんなところで。
#「これぐらいなら誰か回答してくれるだろうという期待を持つ」
#「『初歩的』『〜できるんですか?』といったテンプレートを多用する」
#以上のような質問を現実の世界でやってみてください。きっと後悔します。
いや、べつに誰のために向けて書いたというわけではないんですけどね。
おいらは下の句取りは得意ですがエスパーではありませんので。
それでは先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「リミテッド形式の大会において、主催者またはヘッドジャッジの許可があれば、
プレイヤーが自分で持参した基本土地を使用しても良い。」
○か×か?
○(×でも一応正解)
FR133.「供給物」の注釈にはこうある。
「注:トーナメント主催者が基本土地カードを準備できない場合、大きな傷などで区別で
きるようになっていない限り、プレイヤーは自分の持参した基本土地カードを加えてもよい」
たとえば、サイドイベントのドラフトにおいて、一種類の基本土地が足りなくなって
しまった場合は、自分の持参している基本土地カードを加えても良い。
通常のプレミア・イベントでは、基本土地は潤沢にあるはずなので、上の注意書きには
あてはまらないことが多い。それでも使いたいのであれば、主催者もしくはヘッドジャッジに
一言許可をもらう必要があるだろう。
#否定される理由も思いつかないが、積極的に推奨する理由も思いつかない。
#やはり、無理の無い理由・・・「供給されたカードが足りない」が一番良い理由だろう。
なお、問題としては「主催者やヘッドジャッジの許可が要る」とはFRに書かれていないので、
×でも正解である。つまり、これは良くない出題だったということです。反省。orz
問2
外の気温は暑いのに、成績は寒々としているプレイヤーAとBがいつもの対戦をしている。
プレイヤーAは《なだれ乗り/Avalanche Riders》をコントロールしている。
プレイヤーBは《斑岩の節/Porphyry Nodes》をコントロールしている。
プレイヤーBのターンのアップキープ・ステップに、
《斑岩の節/Porphyry Nodes》の能力が誘発した。
その解決の前に、プレイヤーAは《なだれ乗り》に《一瞬の瞬き/Momentary Blink》をプレイした。
A「じゃ、消えて戻ってくるよね。」
B「俺の土地が壊れるな。どれ壊す?」
A「・・・あんたの土地全部《平地/Plains》なんだけど。まあいいや、それ。」
B「はいよ。じゃ、《なだれ乗り》も壊れてくれ。」
A「あれ? そうなる?」
B「どこかおかしいところがあるか?」
A「だって、一旦消えているんだよ?」
B「まて、何かおかしい。」
二人は、一連の解決方法になにか違和感を感じたようだ。
正しく解決すると、どのような手順を踏むだろうか?
スタック領域にあるオブジェクトをきちっと見ていこう。
まずはプレイヤーAが《一瞬の瞬き/Momentary Blink》をプレイしたときまでの状態を書く。
---THE STACK---
2)《一瞬の瞬き/Momentary Blink》(→《なだれ乗り/Avalanche Riders》)
1)《斑岩の節/Porphyry Nodes》の誘発型能力(クリーチャーの破壊)
---BOTTOM------
数字はスタック領域に積まれた順番をさす。大きい数字が先に解決される。
2)を解決しよう。《なだれ乗り》が取り除かれ、場にクリーチャーがいなくなったので
《斑岩の節》の誘発条件を満たしたので、2番目の能力が誘発する。
その後、《なだれ乗り》が場に出てくるので、《なだれ乗り》の能力も誘発する。
この2つはプレイヤーが優先権を得る時に同時にスタックへ積まれる。
APNAP順に従うと、以下のようになる。
---THE STACK---
4)《なだれ乗り/Avalanche Riders》の誘発型能力(→《平地/Plains》)
3)《斑岩の節/Porphyry Nodes》の誘発型能力(自分自身の生け贄)
1)《斑岩の節/Porphyry Nodes》の誘発型能力(クリーチャーの破壊)
---BOTTOM------
対象をとっている誘発型能力(=《なだれ乗り》)は、スタックに積まれる際に
対象を選ばないといけない。プレイヤーAはプレイヤーBの《平地》を指定した。
あとは上から順番に解決するだけである。
《平地/Plains》が破壊される
→《斑岩の節》が生け贄にささげられる
→《斑岩の節》によって《なだれ乗り》が破壊される。
問題のような状況は、ゲーム中にもよくあることである。
誘発型能力の処理方法(誘発条件の合致、同時に誘発したときの処理、積む際の留意点)
は、常に頭においておかないと、変なところでゲームをややこしくしてしまう。
問3
私は以下のパーマネントをコントロールしている。
《役馬/Workhorse》(+1/+1 カウンターが4個)
《野生の朗詠者/Wild Cantor》
《森/Forest》
《森/Forest》
《森/Forest》
さて、私の手札には《召喚の調べ/Chord of Calling》があるのだが、
《召喚の調べ》の{X}を、最大いくつにしてプレイできるだろうか?
6
召集と組み合わせることでどれだけのコストを支払えるか、という問題である。
《召喚の調べ/Chord of Calling》の色マナの部分は《森/Forest》3つからでるので、
あとは《役馬/Workhorse》と《野生の朗詠者/Wild Cantor》からどれだけの支払いが可能
であるかを考えなくてはいけない。
《役馬/Workhorse》のマナ能力は4回起動できるし、カウンターが無くなって0/0になっても
呪文や能力のプレイ手順中では状況起因効果のチェックが行われないため、コストの支払い
段階で召集能力に対し、0/0になった《役馬》をタップすることができる。
他方、《野生の朗詠者》は、マナ能力を使用すると場からいなくなるため、
マナを出した場合は、コストの支払い段階で召集能力に対してタップすることはできない。
したがって、《役馬》は5マナ分、《野生の朗詠者》は1マナ分として数えることができる。
つまり、《召喚の調べ/Chord of Calling》のXの最大値は6となる。
#実際にプレイする際には、Xの値を先に決める必要があるため、数値を勘違いすると
#払えなくなったり、《役馬/Workhorse》が無駄死にしたりする。
#その場合は、プレイを巻き戻してしまえればいいだけの話しだが・・・
#さあ、ここで待機をもっていた場合はどうなるのだろうか。
#プレイしなくてはいけない場合にコストを支払・・・いや、やめよう。結論はどうせ出ない。
---------------------
そんなところで。
コメント
もう5年も昔に書かれた内容ですので古い所もありますが…。
そうすればX=7にできると思うのですが?
となっているので、コストの支払いを開始したら、もうマナ能力をプレイすることはできません。
召集によるタップはあくまで「追加コスト」なので、他のコストと一緒に支払います。
なつかしい文章ですね。
この頃からネチケットなる言葉もあったような気がします。
ところが、エスパーが必要な質問をするような人は、
そもそもこういった文章を読まないようなひとが大半のようで。
つまり、はなっからそのような『しきたり』を知らないんだと
思うんですよ。知らないのは別によいんですが、自分で動かずに
知ろうとしないのは罪であるとさえ思ってしまいます。
そのためのネットワークリソースなんですからねえ。
> 無明 さん
召集によってクリーチャーがタップされるのは、コストの支払い時です。
プレイの一連の手順でいうと、CR409.1hになります。
マナ能力を使用できるのはこれより前なので、マナ能力を使用した「後で」
召集によって実際にタップされないといけません。
なので、《野生の朗詠者/Wild Cantor》ではマナ能力を使用するか、
召集のためにタップするか、の2つのうちいずれかを選ぶことになります。