Planar Chaos Rules Primer
2007年1月15日#FMQの回答は明日にでも。
プレナー・カオスのルール入門が発表されています。
いつものように端折って抜粋。
ちなみに、FAQは現地時間の1月22日(月)にMTG.comにて発表とのこと。
同時にオラクルも書き換わります。
・カードセットまとめ
165種類(コモン60、アンコモン55、レア50)
うち、タイムシフトカードは45種類。各色に9枚ずつ。
・ブースター封入率まとめ
1 レア(プレナー・カオス)
2 アンコモン(プレナー・カオス)
8 コモン(プレナー・カオス)
1 レアorアンコモン(タイムシフト)
3 コモン(タイムシフト)
タイムシフトカードのレア:アンコモン封入率は1:3。
4パック買えば1枚のタイムシフト枠・レアが当たる計算。
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キーワード能力:Vanishing
CR502.60. にVanishing が追加される。以下に私訳を記す。
CR502.60a. Vanishingは3つの能力を併せ持つキーワード能力である。
"Vanishing N" とは、
「このパーマネントはN個の時間カウンターが置かれた状態で場に出る。」
「あなたのアップキープ・ステップの開始時に、このパーマネントの上に
時間カウンターが置かれている場合、それから時間カウンターを1つ取り除く。」
「このパーマネントから最後の時間カウンターが取り除かれたとき、これを
生け贄に捧げる。」
を指す。
CR502.60b. "Vanishing" とだけあり、数字が書かれていないものの意味は、
「あなたのアップキープ・ステップの開始時に、このパーマネントの上に
時間カウンターが置かれている場合、それから時間カウンターを1つ取り除く。」
「このパーマネントから最後の時間カウンターが取り除かれたとき、これを
生け贄に捧げる。」
を指す。
CR502.60c. 1つのパーマネントにVanishingが複数あった場合、それらは
個々に効果を及ぼす。
・時のらせんの「Suspend/待機」と同じく、時間カウンターを使用している。
これらは《ジョイラの時虫/Jhoira’s Timebug》などで利用できる。
・Vanishingは、ネメシスであった「Fading/消散」と非常に似ているが、
実際の動きは「Suspend/待機」により似ている。
時間カウンターが乗った状態で場に出て、ターンごとに取り除かれ、
最後の時間カウンターが取り除かれた時に、それは生け贄に捧げられる。
・Vanishingを持つカードの印刷されている注釈文とは異なり、
2番目のカウンターを取り除く能力は「if節のルール」に従う。
つまり、時間カウンターがこのパーマネントの上に乗っていない場合、
2番目の能力は誘発しない。
・3番目の能力(誘発型能力)が打ち消された場合、それは時間カウンターが
乗っていない状態で場に存在し続ける。2番目、3番目の能力はもう誘発しない。
これと同様に、時間カウンターが乗っていないパーマネントが、vanishingを持つ
パーマネントのコピーとなった場合も、やはり2、3番目の能力は誘発しない。
1つでも時間カウンターが乗っているパーマネントが、vanishingを持つ
パーマネントのコピーとなった場合は、通常通りVanishingの処理を行う。
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採録キーワード能力:Echo/エコー
・右上に印刷されているマナ・コストと、エコー・コストは異なっている。
エコーの能力文をよく参照すること。
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テーマ:"Extortion" カード
プレナー・カオスの黒のカードには、他のプレイヤーにライフを支払わせる
ことによりその呪文を打ち消す効果が含まれているカードが数枚存在する。
・"Extortion" カードをプレイした場合、スタックの一番上は
"Extortion" カードをプレイしたことによる誘発型能力である。
・誘発型能力の解決時に、アクティブ・プレイヤーから行動を実行するかを決める。
(例のカードの場合は、「ライフを半分支払う」である)行動をしない場合、
ターン進行順に行動をするかどうかを決定していく。
その行動が実行された場合、即座に呪文は打ち消される。
全てのプレイヤーがその行動を行わなかった場合、呪文はスタックに留まる。
・あるプレイヤーがその行動を実行不可能な場合、そのプレイヤーは行動を実行
することにより呪文を打ち消すことはできない。
例えば、手札が2枚なのに、「手札を3枚捨てる」という行動を実行することは
できない。
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テーマ:"Rescue" カード
プレナー・カオスの白のカードには、場に出たときにあなたのコントロールする
クリーチャーを手札に戻す能力を持つカードが数枚存在する。
・"Rescue"クリーチャー自体を戻すことが可能である。
・"Rescue"クリーチャーが、自分のコントロールしているクリーチャーよりも多い
数のクリーチャーを戻すようにある場合、あなたのコントロールする全ての
クリーチャーが手札に戻る。
・戻すクリーチャーを対象にとることはない。この能力は対象を取っていない。
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サイクル:"待機 X"
・文中に書かれているXの値は全て同じである。このカードを手札から待機状態に
するときに、Xの値を決定する。Xは1以上である。
・最後の時間カウンターが取り除かれた場合、待機能力の「マナ・コストを
支払わずにプレイする」能力と、カウンターを取り除くことによる誘発型能力の
2つが同時に誘発するが、どちらを先にスタックに乗せてもよい。
・例のカードで、手札が0枚の時に最後の時間カウンターを取り除いたとする。
「マナ・コストを支払わずにプレイする」能力を先に解決してしまうと、
このクリーチャーは0/0になって状況起因効果のチェック時に墓地に行く。
逆に、カウンターを取り除くことによる誘発型能力を先に解決すると、
このクリーチャーは1/1となって場に居続ける。
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採録テーマ:分割カード
プレナー・カオスには分割カードが存在する。これまでの分割カードは多色
もしくは異なる色が双方に書かれていたが、今回は同色である。
なので、これらの分割カードは「単色/monocolored」である。
分割カードについては過去記事でもさんざん書いたので省略。
「《闇の腹心/Dark Confidant》で分割カードがめくれた場合、両方のマナ・コスト
を足した値だけライフを失う。だから、《虚空/Void》で指定する場合は
両方のマナ・コストを足した値でないといけない」
とか言うのは禁止。な!
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その他
時のらせんにあった能力やテーマも引き続き収録されている。
以下のものについては時のらせんFAQを参照すること。
flash/瞬速
split second/刹那
suspend/待機
flanking/側面攻撃
kicker/キッカー
madness/マッドネス
morph/変異
shadow/シャドー
Sliver/スリヴァー
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そんなところで。
本文の日本語版はなもなもして待ちましょ。
プレナー・カオスのルール入門が発表されています。
いつものように端折って抜粋。
ちなみに、FAQは現地時間の1月22日(月)にMTG.comにて発表とのこと。
同時にオラクルも書き換わります。
・カードセットまとめ
165種類(コモン60、アンコモン55、レア50)
うち、タイムシフトカードは45種類。各色に9枚ずつ。
・ブースター封入率まとめ
1 レア(プレナー・カオス)
2 アンコモン(プレナー・カオス)
8 コモン(プレナー・カオス)
1 レアorアンコモン(タイムシフト)
3 コモン(タイムシフト)
タイムシフトカードのレア:アンコモン封入率は1:3。
4パック買えば1枚のタイムシフト枠・レアが当たる計算。
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キーワード能力:Vanishing
Keldon Marauders
{1}{R}
Creature -- Human Warrior
3/3
Vanishing 2 (This permanent comes into play with two time counters on it. At the beginning of your upkeep, remove a time counter from it. When the last is removed, sacrifice it.)
When Keldon Marauders comes into play or leaves play, it deals 1 damage to target player.
CR502.60. にVanishing が追加される。以下に私訳を記す。
CR502.60a. Vanishingは3つの能力を併せ持つキーワード能力である。
"Vanishing N" とは、
「このパーマネントはN個の時間カウンターが置かれた状態で場に出る。」
「あなたのアップキープ・ステップの開始時に、このパーマネントの上に
時間カウンターが置かれている場合、それから時間カウンターを1つ取り除く。」
「このパーマネントから最後の時間カウンターが取り除かれたとき、これを
生け贄に捧げる。」
を指す。
CR502.60b. "Vanishing" とだけあり、数字が書かれていないものの意味は、
「あなたのアップキープ・ステップの開始時に、このパーマネントの上に
時間カウンターが置かれている場合、それから時間カウンターを1つ取り除く。」
「このパーマネントから最後の時間カウンターが取り除かれたとき、これを
生け贄に捧げる。」
を指す。
CR502.60c. 1つのパーマネントにVanishingが複数あった場合、それらは
個々に効果を及ぼす。
・時のらせんの「Suspend/待機」と同じく、時間カウンターを使用している。
これらは《ジョイラの時虫/Jhoira’s Timebug》などで利用できる。
・Vanishingは、ネメシスであった「Fading/消散」と非常に似ているが、
実際の動きは「Suspend/待機」により似ている。
時間カウンターが乗った状態で場に出て、ターンごとに取り除かれ、
最後の時間カウンターが取り除かれた時に、それは生け贄に捧げられる。
・Vanishingを持つカードの印刷されている注釈文とは異なり、
2番目のカウンターを取り除く能力は「if節のルール」に従う。
つまり、時間カウンターがこのパーマネントの上に乗っていない場合、
2番目の能力は誘発しない。
・3番目の能力(誘発型能力)が打ち消された場合、それは時間カウンターが
乗っていない状態で場に存在し続ける。2番目、3番目の能力はもう誘発しない。
これと同様に、時間カウンターが乗っていないパーマネントが、vanishingを持つ
パーマネントのコピーとなった場合も、やはり2、3番目の能力は誘発しない。
1つでも時間カウンターが乗っているパーマネントが、vanishingを持つ
パーマネントのコピーとなった場合は、通常通りVanishingの処理を行う。
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採録キーワード能力:Echo/エコー
Uktabi Drake
{G}
Creature -- Drake
2/1
Flying, haste
Echo {1}{G}{G} (At the beginning of your upkeep, if this came under your control since the beginning of your last upkeep, sacrifice it unless you pay its echo cost.)
・右上に印刷されているマナ・コストと、エコー・コストは異なっている。
エコーの能力文をよく参照すること。
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テーマ:"Extortion" カード
プレナー・カオスの黒のカードには、他のプレイヤーにライフを支払わせる
ことによりその呪文を打ち消す効果が含まれているカードが数枚存在する。
Temporal Extortion
{B}{B}{B}{B}
Sorcery
When you play Temporal Extortion, any player may pay half his or her life, rounded up. If a player does, counter Temporal Extortion.
Take an extra turn after this one.
・"Extortion" カードをプレイした場合、スタックの一番上は
"Extortion" カードをプレイしたことによる誘発型能力である。
・誘発型能力の解決時に、アクティブ・プレイヤーから行動を実行するかを決める。
(例のカードの場合は、「ライフを半分支払う」である)行動をしない場合、
ターン進行順に行動をするかどうかを決定していく。
その行動が実行された場合、即座に呪文は打ち消される。
全てのプレイヤーがその行動を行わなかった場合、呪文はスタックに留まる。
・あるプレイヤーがその行動を実行不可能な場合、そのプレイヤーは行動を実行
することにより呪文を打ち消すことはできない。
例えば、手札が2枚なのに、「手札を3枚捨てる」という行動を実行することは
できない。
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テーマ:"Rescue" カード
プレナー・カオスの白のカードには、場に出たときにあなたのコントロールする
クリーチャーを手札に戻す能力を持つカードが数枚存在する。
Whitemane Lion
{1}{W}
Creature -- Cat
2/2
Flash (You may play this spell any time you could play an instant.)
When Whitemane Lion comes into play, return a creature you control to its owner’s hand.
・"Rescue"クリーチャー自体を戻すことが可能である。
・"Rescue"クリーチャーが、自分のコントロールしているクリーチャーよりも多い
数のクリーチャーを戻すようにある場合、あなたのコントロールする全ての
クリーチャーが手札に戻る。
・戻すクリーチャーを対象にとることはない。この能力は対象を取っていない。
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サイクル:"待機 X"
Aeon Chronicler
{3}{U}{U}
Creature -- Avatar
*/*
Aeon Chronicler’s power and toughness are each equal to the number of cards in your hand.
Suspend X--{X}{3}{U}. X can’t be 0.
Whenever a time counter is removed from Aeon Chronicler while it’s removed from the game, draw a card.
・文中に書かれているXの値は全て同じである。このカードを手札から待機状態に
するときに、Xの値を決定する。Xは1以上である。
・最後の時間カウンターが取り除かれた場合、待機能力の「マナ・コストを
支払わずにプレイする」能力と、カウンターを取り除くことによる誘発型能力の
2つが同時に誘発するが、どちらを先にスタックに乗せてもよい。
・例のカードで、手札が0枚の時に最後の時間カウンターを取り除いたとする。
「マナ・コストを支払わずにプレイする」能力を先に解決してしまうと、
このクリーチャーは0/0になって状況起因効果のチェック時に墓地に行く。
逆に、カウンターを取り除くことによる誘発型能力を先に解決すると、
このクリーチャーは1/1となって場に居続ける。
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採録テーマ:分割カード
Dead
{R}
Instant
Dead deals 2 damage to target creature.
//
Gone
{2}{R}
Instant
Return target creature you don’t control to its owner’s hand.
プレナー・カオスには分割カードが存在する。これまでの分割カードは多色
もしくは異なる色が双方に書かれていたが、今回は同色である。
なので、これらの分割カードは「単色/monocolored」である。
分割カードについては過去記事でもさんざん書いたので省略。
「《闇の腹心/Dark Confidant》で分割カードがめくれた場合、両方のマナ・コスト
を足した値だけライフを失う。だから、《虚空/Void》で指定する場合は
両方のマナ・コストを足した値でないといけない」
とか言うのは禁止。な!
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その他
時のらせんにあった能力やテーマも引き続き収録されている。
以下のものについては時のらせんFAQを参照すること。
flash/瞬速
split second/刹那
suspend/待機
flanking/側面攻撃
kicker/キッカー
madness/マッドネス
morph/変異
shadow/シャドー
Sliver/スリヴァー
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そんなところで。
本文の日本語版はなもなもして待ちましょ。
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