Answer: Friday Magic Quiz [06-50spA]
2007年1月9日#次のエキスパンション・プレビューも始まり、
#色々きなくさい噂が流れ出すことと思います。
#ところで動画配信というのは面白い試みですね。
さて、回答と参りましょう。長いですぞ。
1−1)×:正解率 68%
双頭巨人戦などでは、先手側にも第1ターンのドロー・ステップは存在する。(CR101.5b.)
1−2)○:正解率 89%
ある位相が変わっても、他の位相は変化しない。(CR510.4.)
1−3)×:正解率 100%
ブロック・クリーチャーが存在しなくなっても、やっぱりブロックされたクリーチャー
でありつづける。
1−4)○:正解率 95%
CR423.6a. そのまま。
1−5)×:正解率 95%
これはラヴニカFAQそのまま。発掘するならそれ以上の枚数が必要。
上とのひっかけも狙ったけど、まあ引っかかる人はいなかったです。
2−1)e のみ:正解率 79%
時のらせんFAQにもあるが、この《サルタリーの僧侶/Soltari Priest》は、
シャドーを持つクリーチャーをブロックする場合、それが《霊気の網/AEther Web》に
よって「シャドーを持たないかのように」扱われるので、
僧侶自身がシャドーを持っていることにより、ブロックできない。
また、シャドーを持たないクリーチャーをブロックする場合、
僧侶自身がシャドーを持っていることにより、元々ブロックできない。
つまり、この《サルタリーの僧侶/Soltari Priest》は、どのようなクリーチャーも
ブロックすることはできない。
2−2)a, c:正解率 37%
a) 特性定義能力は常在型能力の一部である。(CR405.2.)
というより、誘発型能力でもないし、起動型能力でもないのだから、常在型で
あることは自ずとわかるだろう。
b) これは特性定義能力ではない。
c) 《常在精神/Evermind》を連繋した呪文自体は 「"この呪文"は青である。」
という一文が加えられる。つまり、全体が青くなる。
d) 《畏怖/Fear》は「has/持つ」という表現を使っている。
これは、パーマネントそのものが能力を持つことを示している。
つまり、""で書かれた能力を得るオーラや、装備品と同じ挙動を示すので、
パーマネントが能力を全て失う効果によって、それらは全て失われる。
2−3)b のみ:正解率 58%
a) 《暴行/Assault》は単色呪文である。よって《パルンズの柱/Pillar of the Paruns》
から出たマナではコストとして支払えない。
b) 《天界の曙光/Celestial Dawn》は、白マナを任意の色のマナとしても支払って良い。
c) この緑マナは、《はびこり/Overgrowth》から供給されたものである。
d) 《天界の曙光/Celestial Dawn》により、《パルンズの柱/Pillar of the Paruns》は
平地になっている。つまり、使用制限も無い。
2−4)d のみ:正解率 42%
a) b)
結論として、プレイヤーAの土地は場に戻ってくることはない。
なぜなら、これらの土地・クリーチャーは《硫黄破/Sulfurous Blast》により
3ダメージを受け、「致死ダメージを受けたクリーチャー」となり、
状況起因効果のチェック時に墓地に置かれる。
つまり、墓地に置かれたのは状況起因効果というルールによって置かれたので、
(土地が)《硫黄破/Sulfurous Blast》によって墓地に置かれたのではない。
また、b) の選択肢はそもそもの理由がまちがい。
c) d)
これはd) の記述がまるまる正しい。
c) を選ばずにd) を選んだ人は8割以上いたが、
a) b)の選択で間違えた人が大勢いた。
2−5)b, c, d:正解率 58%
a) 先の形式においては、40分以上と定められている。(FR.112. マッチの制限時間)
b) PG.111., 112. を参照。ゴミを放置すると罰則をとられます。
自分で出したゴミは自分で片づける。そして他人が放置していたら注意しましょう。
(個人的には、この項目を誤りだとした答が多く寄せられたことにショックです。)
c) 両者のマッチ・ポイントは
(4−0−4)= 3x4+0x0+1x4=16点
(5−3−0)= 3x5+0x3+1x0=15点
なので、前者のほうが順位は上。
d) 延長ターン中は時間無制限ではありません。大会の円滑な運営のためにご協力を。
3−1)
プレイヤーA: 14:正解率 98%
プレイヤーB: 20:正解率 42%
プレイヤーAに関しては、戦闘ダメージによる3点と、
《精油スリヴァー/Essence Sliver》が《ヴェンセールのスリヴァー/Venser’s Sliver》
へ与えたダメージによる、《精油スリヴァー》の誘発型能力でライフが3点回復する。
が、《血糊の雨/Rain of Gore》によって、代わりにそのプレイヤーは同じ値のライフ
を失うので、プレイヤーAはこれによって3点のライフを失う。
結局、20-3-3=14 となる。
プレイヤーBに関してはすこしややこしい。
ライフの回復は《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》によるもの(6点回復)と、
《ヴェンセールのスリヴァー/Venser’s Sliver》がダメージを与えた事による、
《精油スリヴァー/Essence Sliver》の誘発型能力によるもの(6点回復)の2つである。
このうち、《ロクソドンの戦槌》による回復は《血糊の雨/Rain of Gore》で置換される。
が、もう一方は置換されない。
なぜか?
能力のコントローラーとライフの回復するプレイヤーが異なるからである。
《血糊の雨/Rain of Gore》は、呪文や能力がそのコントローラーにライフを得るように
する場合に、置換が行われる。しかし、この場合、能力のコントローラーは
《精油スリヴァー》のコントローラー、つまりプレイヤーAであり、
ライフを得るプレイヤーBとは一致しない。
なので、通常通り6点のライフを得ることができる。
結局、20-6+6=20 となる。
#精油スリヴァー/Essence Sliver》のテキストをよく見て欲しい。
#このスリヴァーは、他のスリヴァーに能力を与えないのだ。
#なので、《ヴェンセールのスリヴァー/Venser’s Sliver》は、
#《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》による能力を持っているだけである。
#メールで返信した数名に関しては、「能力を何も持っていない」と書いたが、
#それは誤りである。ここに訂正致します。
3−2)i){U}{6}:正解率 84%
どんな方法でプレイしたかにかかわらず、点数で見たマナ・コストは、
右上に印刷された値を参照する。つまり、この場合は「3」なので、
Xに3を指定し、バイバック・コストの{3}も追加して、計{U}{6}。
3−2)ii)点数で見たマナ・コストが3の呪文。:正解率 79%
対象を変えるにしても、《呪文の噴出/Spell Burst》のXは固定されたままなので、
点数で見たマナ・コストが3の呪文を対象にとらないといけない。
つまり、《獣群の呼び声/Call of the Herd》のままにしないといけない。
誤答の多くは「《徴用/Commandeer》に向ける」というものだった。
他の打ち消し呪文なら、可能なものもあるが、問題の状況ではできない。
3−2)iii)戻る。:正解率 69%
時のらせんによる変更で、バイバック/Buyback は以下のように変わった。
「バイバック・コストが支払われている場合、この呪文の解決に際し、
この呪文をそのオーナーの墓地に置く代わりにそのプレイヤーの手札に戻す」
問題の状況では、《呪文の噴出/Spell Burst》は通常通りに解決されるので
バイバック・コストが支払われているこの呪文は、オーナー(=プレイヤーB)
の墓地に置く代わりに、そのプレイヤーの手札に戻る。
#結局のところ、プレイヤーAが《徴用/Commandeer》をプレイした意味は全くない。
3−3)i)2/2:正解率 100%
易しかったようです。結局、スーパーヒーローたる《従者/Squire》は、
名前:無し
色:無色
マナ・コスト:無し
タイプ:クリーチャー -- (サブタイプ無し)
能力:無し(もともとありませんが)
P/T:2/2
となる。
3−3)ii)2/2:正解率 84%
この元《従者》のコピー可能な値は、上の答で書かれた通りになる。(CR503.3.)
結局、この《ヴェズーヴァの多相の戦士》は
名前:無し
色:無色
マナ・コスト:無し
タイプ:クリーチャー -- (サブタイプ無し)
能力:「あなたのアップキープの開始時に、あなたはこのクリーチャーを裏向きにしてもよい。」
P/T:2/2
となる。
3−3)iii)以下の通り:正解率 61%
上の答えにある特性は、全てコピー可能な値である。
これをコピーした《クローン/Clone》は、以下のようになる。
名前:無し
色:無し
マナ・コスト:無し
カードタイプ:クリーチャー
サブタイプ:無し
能力:「あなたのアップキープの開始時に、あなたはこのクリーチャーを裏向きにしてもよい。」
P/T:2/2
位相はコピー可能な値ではないため、《クローン/Clone》が場に出た位相をそのまま引き継ぐ。
つまり、通常ならば、アンタップであり、表向きであり、未反転である。
誤答の多くは、「コピーは、印刷されたカードの値になる」というものだった。
コピーのコピーはプリントされたものでは必ずしも、ない。
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全平均点は73.5点でした。
配点は
問1)3点x5=15点
問2)5点x5=25点
問3−1) 10点(5+5)
問3−2) 20点(5+5+10)
問3−1) 25点(5+10+10)
アンケート)5点
計 100点
です。ご自身で採点してみてください。
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満点が1人おりました。おめでとうございます。
90点以上の人には賞品をお送りしておきますので、しばしお待ちください。
そんなかんじで。
#色々きなくさい噂が流れ出すことと思います。
#ところで動画配信というのは面白い試みですね。
さて、回答と参りましょう。長いですぞ。
問1 [選択式]
1−1)
先手側(先にプレイする方)は、常に第1ターンのドロー・ステップを飛ばす。
○か×か?
1−2)
反転しているクリーチャーが裏向きになり、
その後、何らかの効果で表向きに戻った場合、それは、やっぱり反転している。
○か×か?
1−3)
「ブロックされたクリーチャー」には、常にそれをブロックする
ブロック・クリーチャーが存在している。
○か×か?
1−4)
ライブラリーの枚数が0枚でも、カードを引くことを置換することはできる。
○か×か?
1−5)
ライブラリーの枚数が0枚でも、カードを引くことを、墓地にある「発掘 3」を持つ
カードで置換することによって、これを手札に加えることができる。
○か×か?
1−1)×:正解率 68%
双頭巨人戦などでは、先手側にも第1ターンのドロー・ステップは存在する。(CR101.5b.)
1−2)○:正解率 89%
ある位相が変わっても、他の位相は変化しない。(CR510.4.)
1−3)×:正解率 100%
ブロック・クリーチャーが存在しなくなっても、やっぱりブロックされたクリーチャー
でありつづける。
1−4)○:正解率 95%
CR423.6a. そのまま。
1−5)×:正解率 95%
これはラヴニカFAQそのまま。発掘するならそれ以上の枚数が必要。
上とのひっかけも狙ったけど、まあ引っかかる人はいなかったです。
問2 [選択式]
2−1)
プレイヤーAのコントロールするアンタップ状態の《サルタリーの僧侶/Soltari Priest》
に、《霊気の網/AEther Web》がエンチャントされている。
プレイヤーBは攻撃クリーチャー指定ステップで、
《灰色熊/Grizzly Bears》、《陽光尾の鷹/Suntail Hawk》、
《ダウスィーの殺害者/Dauthi Slayer》、《要塞の監視者/Stronghold Overseer》
を攻撃クリーチャーに指定した。
さて、プレイヤーAの《サルタリーの僧侶/Soltari Priest》で
ブロック可能なクリーチャーはどれか?(複数回答可)
a) 《灰色熊/Grizzly Bears》
b) 《陽光尾の鷹/Suntail Hawk》
c) 《ダウスィーの殺害者/Dauthi Slayer》
d) 《要塞の監視者/Stronghold Overseer》
e) a)-d) のいずれもブロックできない。
2−1)e のみ:正解率 79%
時のらせんFAQにもあるが、この《サルタリーの僧侶/Soltari Priest》は、
シャドーを持つクリーチャーをブロックする場合、それが《霊気の網/AEther Web》に
よって「シャドーを持たないかのように」扱われるので、
僧侶自身がシャドーを持っていることにより、ブロックできない。
また、シャドーを持たないクリーチャーをブロックする場合、
僧侶自身がシャドーを持っていることにより、元々ブロックできない。
つまり、この《サルタリーの僧侶/Soltari Priest》は、どのようなクリーチャーも
ブロックすることはできない。
2−2)
次のうち、正しい記述を選べ。(複数回答可)
a) 特性定義能力は、常在型能力の一部である。
b) 《自然の類似/Natural Affinity》の「2/2のクリーチャーになる」能力は、
特性定義能力である。
c) 《氷河の光線/Glacial Ray》に《常在精神/Evermind》を連繋すると、
その呪文全体が青色になる。
d) 《畏怖/Fear》がエンチャントされた《灰色熊/Grizzly Bears》は、《灰色熊》
自体が全ての能力を失う効果を受けても、畏怖能力を失わない。
e) a)-d)の記述は全て間違いである。
2−2)a, c:正解率 37%
a) 特性定義能力は常在型能力の一部である。(CR405.2.)
というより、誘発型能力でもないし、起動型能力でもないのだから、常在型で
あることは自ずとわかるだろう。
b) これは特性定義能力ではない。
c) 《常在精神/Evermind》を連繋した呪文自体は 「"この呪文"は青である。」
という一文が加えられる。つまり、全体が青くなる。
d) 《畏怖/Fear》は「has/持つ」という表現を使っている。
これは、パーマネントそのものが能力を持つことを示している。
つまり、""で書かれた能力を得るオーラや、装備品と同じ挙動を示すので、
パーマネントが能力を全て失う効果によって、それらは全て失われる。
2−3)
次のうち、正しい記述を選べ。(複数回答可)
a) 《パルンズの柱/Pillar of the Paruns》で{R}を出し、そのマナで
《暴行+殴打/Assault/Battery》の《暴行/Assault》をプレイできる。
b) 《天界の曙光/Celestial Dawn》があるときに、《魂の消耗/Consume Spirit》の
{X}を、白マナで払うことができる。
c) 《パルンズの柱/Pillar of the Paruns》に《はびこり/Overgrowth》が
エンチャントされているとき、《はびこり/Overgrowth》から出た{G}{G}も
多色呪文をプレイするためにしか支払えない。
d) 《天界の曙光/Celestial Dawn》があるときに、《パルンズの柱》からは
{W}しか出ないが、このマナは依然として多色呪文をプレイするためにしか支払えない。
e) a)-d)の記述は全て間違いである。
2−3)b のみ:正解率 58%
a) 《暴行/Assault》は単色呪文である。よって《パルンズの柱/Pillar of the Paruns》
から出たマナではコストとして支払えない。
b) 《天界の曙光/Celestial Dawn》は、白マナを任意の色のマナとしても支払って良い。
c) この緑マナは、《はびこり/Overgrowth》から供給されたものである。
d) 《天界の曙光/Celestial Dawn》により、《パルンズの柱/Pillar of the Paruns》は
平地になっている。つまり、使用制限も無い。
2−4)
プレイヤーAとBが対戦している。
プレイヤーAは《聖なる場/Sacred Ground》と表向きの《運命の盗人/Fortune Thief》を
コントロールしている。プレイヤーBは、自分のターンのメインフェイズに、
《獣たちの女帝ジョルレイル/Jolrael, Empress of Beasts》の能力をプレイし、
プレイヤーAの土地を全て3/3のクリーチャーにした後、
《硫黄破/Sulfurous Blast》をメインフェイズにプレイした。
プレイヤーAの残りライフが3点だったとして、
以下のうち、正しい記述はどれか。(複数回答可)
a) プレイヤーAの土地はプレイヤーBの《硫黄破/Sulfurous Blast》によって破壊される
ので、《聖なる場/Sacred Ground》によって場に戻ってくる。
b) プレイヤーAの土地はプレイヤーBの《硫黄破/Sulfurous Blast》によって破壊される
が、それはクリーチャーとして墓地に置かれたので《聖なる場/Sacred Ground》は
誘発せず、土地は場に戻ってこない。
c) プレイヤーAの《運命の盗人/Fortune Thief》は《硫黄破/Sulfurous Blast》によって
致死ダメージを受け破壊されるので、プレイヤーAのライフは0になり、敗北する。
d) プレイヤーAと《運命の盗人/Fortune Thief》は《硫黄破/Sulfurous Blast》によって
ダメージを受けるが、まだ《運命の盗人/Fortune Thief》は場にあるので、
プレイヤーAのライフは代わりに1になる。
e) a)-d)の記述は全て間違いである。
2−4)d のみ:正解率 42%
a) b)
結論として、プレイヤーAの土地は場に戻ってくることはない。
なぜなら、これらの土地・クリーチャーは《硫黄破/Sulfurous Blast》により
3ダメージを受け、「致死ダメージを受けたクリーチャー」となり、
状況起因効果のチェック時に墓地に置かれる。
つまり、墓地に置かれたのは状況起因効果というルールによって置かれたので、
(土地が)《硫黄破/Sulfurous Blast》によって墓地に置かれたのではない。
また、b) の選択肢はそもそもの理由がまちがい。
c) d)
これはd) の記述がまるまる正しい。
c) を選ばずにd) を選んだ人は8割以上いたが、
a) b)の選択で間違えた人が大勢いた。
2−5)
次のうち、正しい記述を選べ。(複数回答可)
a) 2人プレイ・構築戦の認定大会において、各ラウンドの制限時間は、50分以上
と定められている。
b) 会場にゴミを放置すると、罰則が与えられる。
c) スイス式8回戦のトーナメントにおいて、4勝0敗4引き分けのプレイヤーは、
5勝3敗0引き分けのプレイヤーよりも順位が上である。
d) 各ラウンドの延長ターン中にも、「遅いプレイ」の罰則を出されることがある。
e) a)-d)のの記述は全て間違いである。
2−5)b, c, d:正解率 58%
a) 先の形式においては、40分以上と定められている。(FR.112. マッチの制限時間)
b) PG.111., 112. を参照。ゴミを放置すると罰則をとられます。
自分で出したゴミは自分で片づける。そして他人が放置していたら注意しましょう。
(個人的には、この項目を誤りだとした答が多く寄せられたことにショックです。)
c) 両者のマッチ・ポイントは
(4−0−4)= 3x4+0x0+1x4=16点
(5−3−0)= 3x5+0x3+1x0=15点
なので、前者のほうが順位は上。
d) 延長ターン中は時間無制限ではありません。大会の円滑な運営のためにご協力を。
問3 [記述式]
3−1)
プレイヤーAとBが対戦をしている。場の状態は以下の通り。
プレイヤーA:ライフ 20
《精油スリヴァー/Essence Sliver》(3/3)
プレイヤーB:ライフ 20
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》を装備した
《ヴェンセールのスリヴァー/Venser’s Sliver》(6/3)
《血糊の雨/Rain of Gore》
プレイヤーBが、6/3の《ヴェンセールのスリヴァー/Venser’s Sliver》で攻撃し、
プレイヤーAは《精油スリヴァー/Essence Sliver》でブロックを宣言した。
プレイヤーBは《精油スリヴァー/Essence Sliver》に3点、プレイヤーAに3点の
戦闘ダメージを割り振った。
これ以上の呪文や能力のやりとりはなかった。
さて、最終的にプレイヤーAとBのライフはいくつになるか?
3−1)
プレイヤーA: 14:正解率 98%
プレイヤーB: 20:正解率 42%
プレイヤーAに関しては、戦闘ダメージによる3点と、
《精油スリヴァー/Essence Sliver》が《ヴェンセールのスリヴァー/Venser’s Sliver》
へ与えたダメージによる、《精油スリヴァー》の誘発型能力でライフが3点回復する。
が、《血糊の雨/Rain of Gore》によって、代わりにそのプレイヤーは同じ値のライフ
を失うので、プレイヤーAはこれによって3点のライフを失う。
結局、20-3-3=14 となる。
プレイヤーBに関してはすこしややこしい。
ライフの回復は《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》によるもの(6点回復)と、
《ヴェンセールのスリヴァー/Venser’s Sliver》がダメージを与えた事による、
《精油スリヴァー/Essence Sliver》の誘発型能力によるもの(6点回復)の2つである。
このうち、《ロクソドンの戦槌》による回復は《血糊の雨/Rain of Gore》で置換される。
が、もう一方は置換されない。
なぜか?
能力のコントローラーとライフの回復するプレイヤーが異なるからである。
《血糊の雨/Rain of Gore》は、呪文や能力がそのコントローラーにライフを得るように
する場合に、置換が行われる。しかし、この場合、能力のコントローラーは
《精油スリヴァー》のコントローラー、つまりプレイヤーAであり、
ライフを得るプレイヤーBとは一致しない。
なので、通常通り6点のライフを得ることができる。
結局、20-6+6=20 となる。
#精油スリヴァー/Essence Sliver》のテキストをよく見て欲しい。
#このスリヴァーは、他のスリヴァーに能力を与えないのだ。
#なので、《ヴェンセールのスリヴァー/Venser’s Sliver》は、
#《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》による能力を持っているだけである。
#メールで返信した数名に関しては、「能力を何も持っていない」と書いたが、
#それは誤りである。ここに訂正致します。
3−2)
プレイヤーAとBが対戦をしている。
プレイヤーAは、墓地にある《獣群の呼び声/Call of the Herd》を
フラッシュバック・コストを支払ってプレイした。
i) プレイヤーBの手札には《呪文の噴出/Spell Burst》がある。
Aの《獣群の呼び声》を対象にして、バイバックもしたいと思ったときに、
支払うべきマナはいくつか? {W}{B}{12} のように答えよ。
ii) 上の続きで、《呪文の噴出/Spell Burst》をプレイされたプレイヤーAは、
その《呪文の噴出/Spell Burst》を対象に《徴用/Commandeer》をプレイした。
Aはこうすることによって《呪文の噴出/Spell Burst》の対象を変えて、
《獣群の呼び声/Call of the Herd》を打ち消されないようにしたいのだが、
結局、Aはどのような対象を選ばなければならないか?
iii) Aの《徴用/Commandeer》はii)で行われた通りに解決された。
以降、何もお互いに呪文や能力をプレイしなかった。
さて、《呪文の噴出/Spell Burst》はBの手札に戻るだろうか?
戻る戻らないにかかわらず、その理由を示せ。
3−2)i){U}{6}:正解率 84%
どんな方法でプレイしたかにかかわらず、点数で見たマナ・コストは、
右上に印刷された値を参照する。つまり、この場合は「3」なので、
Xに3を指定し、バイバック・コストの{3}も追加して、計{U}{6}。
3−2)ii)点数で見たマナ・コストが3の呪文。:正解率 79%
対象を変えるにしても、《呪文の噴出/Spell Burst》のXは固定されたままなので、
点数で見たマナ・コストが3の呪文を対象にとらないといけない。
つまり、《獣群の呼び声/Call of the Herd》のままにしないといけない。
誤答の多くは「《徴用/Commandeer》に向ける」というものだった。
他の打ち消し呪文なら、可能なものもあるが、問題の状況ではできない。
3−2)iii)戻る。:正解率 69%
時のらせんによる変更で、バイバック/Buyback は以下のように変わった。
「バイバック・コストが支払われている場合、この呪文の解決に際し、
この呪文をそのオーナーの墓地に置く代わりにそのプレイヤーの手札に戻す」
問題の状況では、《呪文の噴出/Spell Burst》は通常通りに解決されるので
バイバック・コストが支払われているこの呪文は、オーナー(=プレイヤーB)
の墓地に置く代わりに、そのプレイヤーの手札に戻る。
#結局のところ、プレイヤーAが《徴用/Commandeer》をプレイした意味は全くない。
3−3)
場に、《従者/Squire》と、
2/2である裏向きのクリーチャー(表は《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》)
がある。
i) 2006年最高のヒーローである《従者/Squire》を対象にして、
《細胞形成/Cytoshape》をプレイし、解決時にコピー先として
裏向きのクリーチャーを選択した。
《従者》のP/Tはいくつになるか?
ii) i)の後、裏向きの《ヴェズーヴァの多相の戦士》が表向きになり、
コピー先として『元』《従者/Squire》を選択した。
この《ヴェズーヴァの多相の戦士》のP/Tはいくつになるか?
iii) ii)の後、場に《クローン/Clone》が出てきて、
『元』《ヴェズーヴァの多相の戦士》のコピーとなった。
この《クローン》はどのようなパーマネントになるか?
色、マナ・コスト、カードタイプ、サブタイプ、能力、P/T、位相
についてそれぞれ答えよ。
3−3)i)2/2:正解率 100%
易しかったようです。結局、スーパーヒーローたる《従者/Squire》は、
名前:無し
色:無色
マナ・コスト:無し
タイプ:クリーチャー -- (サブタイプ無し)
能力:無し(もともとありませんが)
P/T:2/2
となる。
3−3)ii)2/2:正解率 84%
この元《従者》のコピー可能な値は、上の答で書かれた通りになる。(CR503.3.)
結局、この《ヴェズーヴァの多相の戦士》は
名前:無し
色:無色
マナ・コスト:無し
タイプ:クリーチャー -- (サブタイプ無し)
能力:「あなたのアップキープの開始時に、あなたはこのクリーチャーを裏向きにしてもよい。」
P/T:2/2
となる。
3−3)iii)以下の通り:正解率 61%
上の答えにある特性は、全てコピー可能な値である。
これをコピーした《クローン/Clone》は、以下のようになる。
名前:無し
色:無し
マナ・コスト:無し
カードタイプ:クリーチャー
サブタイプ:無し
能力:「あなたのアップキープの開始時に、あなたはこのクリーチャーを裏向きにしてもよい。」
P/T:2/2
位相はコピー可能な値ではないため、《クローン/Clone》が場に出た位相をそのまま引き継ぐ。
つまり、通常ならば、アンタップであり、表向きであり、未反転である。
誤答の多くは、「コピーは、印刷されたカードの値になる」というものだった。
コピーのコピーはプリントされたものでは必ずしも、ない。
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全平均点は73.5点でした。
配点は
問1)3点x5=15点
問2)5点x5=25点
問3−1) 10点(5+5)
問3−2) 20点(5+5+10)
問3−1) 25点(5+10+10)
アンケート)5点
計 100点
です。ご自身で採点してみてください。
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満点が1人おりました。おめでとうございます。
90点以上の人には賞品をお送りしておきますので、しばしお待ちください。
そんなかんじで。
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