Divided as you choose.
2006年12月13日この間のGPTでちょいと集中的に質問された事柄を記事にしてみる。
こうして知識は蓄積されていくのですよ。いずれ2マナ4ドローです。
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・割り振る
「(ダメージやカウンターを)好きなように割り振る」という表現がある。
この場合、割り振るためには最低1つを与えないと、「割り振った」ことにならない。
例を出そう。《燃焼/Conflagrate》は以下のようなテキストを持つ。
「好きな数のクリーチャーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。燃焼はそれ
らに、X点のダメージを好きなように割り振って与える。」
"Conflagrate deals X damage divided as you choose among any number of target
creatures and/or players. "
ここでX=5でプレイしたとする。
この場合、選べる対象の数は1から5までのどれかである。
「ある対象に0点のダメージを与えることにして、6個以上の対象を取る」ことはできない。
なぜなら、割り振る際にはかならず1以上のダメージを与えないといけないからだ。
(CR用語集「割り振る/Divide」)
・呪文や能力によって割り振る
重要な事として、割り振る場合にはどの対象に何点与えるかを宣言しないといけない。
《燃焼/Conflagrate》の場合、プレイに際して「この対象に何点与える」という
ことを宣言しないといけない。(CR409.1e.)
これがなぜ重要なのか。
たとえば、相手には3/3の象・トークンが2体いて、
手札に《巨大化/Giant Growth》があることがわかっていたとする。
この場合、X=5の《燃焼/Conflagrate》では、相手の象・トークンを1体も除去することができない。
どう割り振っても、点数の多い方に《巨大化/Giant Growth》をプレイされるからだ。
(もしも、宣言時に割り振る点数を隠すことができて、対象のみを取るのであったならば、
かならず1体の象・トークンを倒せることになる。もちろんこのようなことはできない)
・割り振り先が不適切になった場合
割り振った先の対象がいなくなったとしても、割り振れる点数が増加したり減少する
ことはない。ただ単に、実現不可能なことは無視されるだけである。
例を出そう。
《燃焼/Conflagrate》をX=5でプレイし、2体の《灰色熊/Grizzly Bears》とプレイヤーに対して、2点、2点、1点と割り振ったとする。
この呪文は3つの対象をもっている。
ここで、《灰色熊/Grizzly Bears》のうち一方が《ブーメラン/Boomerang》により
手札に戻ったとする。
さて《燃焼/Conflagrate》を解決すると、ダメージを与えることが不可能になった、
手札に戻った《灰色熊/Grizzly Bears》については無視され、残りの2つの対象は
依然として適正なので、残ったもう一方の《灰色熊/Grizzly Bears》に2点、
プレイヤーに1点のダメージが与えられる。
もしも対象が全て不適切になったのならば、その呪文(や能力)は打ち消される。
・起こりうること
同じような文章は、時のらせんのカードにも良く見受けられる。
特に《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》は、これからもよく見かけることに
なるだろう。誘発型能力でも上と同じことが言えるので、対象を選ぶ際には、
きちんと割り振りも言わなくてはならない。
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そんなところで。
こうして知識は蓄積されていくのですよ。いずれ2マナ4ドローです。
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・割り振る
「(ダメージやカウンターを)好きなように割り振る」という表現がある。
この場合、割り振るためには最低1つを与えないと、「割り振った」ことにならない。
例を出そう。《燃焼/Conflagrate》は以下のようなテキストを持つ。
「好きな数のクリーチャーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。燃焼はそれ
らに、X点のダメージを好きなように割り振って与える。」
"Conflagrate deals X damage divided as you choose among any number of target
creatures and/or players. "
ここでX=5でプレイしたとする。
この場合、選べる対象の数は1から5までのどれかである。
「ある対象に0点のダメージを与えることにして、6個以上の対象を取る」ことはできない。
なぜなら、割り振る際にはかならず1以上のダメージを与えないといけないからだ。
(CR用語集「割り振る/Divide」)
・呪文や能力によって割り振る
重要な事として、割り振る場合にはどの対象に何点与えるかを宣言しないといけない。
《燃焼/Conflagrate》の場合、プレイに際して「この対象に何点与える」という
ことを宣言しないといけない。(CR409.1e.)
これがなぜ重要なのか。
たとえば、相手には3/3の象・トークンが2体いて、
手札に《巨大化/Giant Growth》があることがわかっていたとする。
この場合、X=5の《燃焼/Conflagrate》では、相手の象・トークンを1体も除去することができない。
どう割り振っても、点数の多い方に《巨大化/Giant Growth》をプレイされるからだ。
(もしも、宣言時に割り振る点数を隠すことができて、対象のみを取るのであったならば、
かならず1体の象・トークンを倒せることになる。もちろんこのようなことはできない)
・割り振り先が不適切になった場合
割り振った先の対象がいなくなったとしても、割り振れる点数が増加したり減少する
ことはない。ただ単に、実現不可能なことは無視されるだけである。
例を出そう。
《燃焼/Conflagrate》をX=5でプレイし、2体の《灰色熊/Grizzly Bears》とプレイヤーに対して、2点、2点、1点と割り振ったとする。
この呪文は3つの対象をもっている。
ここで、《灰色熊/Grizzly Bears》のうち一方が《ブーメラン/Boomerang》により
手札に戻ったとする。
さて《燃焼/Conflagrate》を解決すると、ダメージを与えることが不可能になった、
手札に戻った《灰色熊/Grizzly Bears》については無視され、残りの2つの対象は
依然として適正なので、残ったもう一方の《灰色熊/Grizzly Bears》に2点、
プレイヤーに1点のダメージが与えられる。
もしも対象が全て不適切になったのならば、その呪文(や能力)は打ち消される。
・起こりうること
同じような文章は、時のらせんのカードにも良く見受けられる。
特に《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》は、これからもよく見かけることに
なるだろう。誘発型能力でも上と同じことが言えるので、対象を選ぶ際には、
きちんと割り振りも言わなくてはならない。
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そんなところで。
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