FMQ[06-40] にて。
問1を以下のように出題した。

「《鋸刃の矢/Serrated Arrows》を起動して、《電結の働き手/Arcbound Worker》
を対象に取った。結局、《電結の働き手/Arcbound Worker》は墓地に置かれるが、
接合能力で乗る+1/+1カウンターは1個である。○か×か?」

私の想定解は「×。乗るカウンターは0個である。」だった。

ところが、後から考えてみると、私の想定解は間違っているようだ。
以下にその釈明をする。

-------------
状況起因効果(State-Based-Effects, SBE)は、現在のところ13個あり、
プレイヤーが呪文や能力をプレイする優先権を得るときにチェックされる。
13個全てが1つのイベントとして解決され、それから再びチェックが行われる。
(CR420.3.)

さて、《鋸刃の矢/Serrated Arrows》を受けた《電結の働き手/Arcbound Worker》を
見ると、このクリーチャーには、+1/+1カウンターと、-1/-1カウンターが1つずつ
乗っている。このクリーチャーの現在のP/Tは、言うまでもなく0/0である。

状況起因効果のチェック時には以下の項目が該当する。
420.5b. タフネスが0や0未満のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる。
420.5n. 単一のパーマネントに、+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが乗っている場合、
  その2つのうちで少ないほうと同数だけ、両方のカウンターを取り除く。

この2つが1つのイベントとして解決され、結局《電結の働き手/Arcbound Worker》は
墓地に置かれることになる。

さて、接合能力が誘発するが、この場合、《電結の働き手/Arcbound Worker》は
すでに場にいないので、前の情報を参照する必要がある。(Last Known Info.= LKI)

では、この前の情報はどのようなものだろうか?

答えは至って単純である。
墓地に落ちる前=場にあったときの状態=状況起因効果で落ちる前
なのだから、

「+1/+1カウンターと、-1/-1カウンターが1つずつ乗っている、0/0のクリーチャー」
という情報が答えとして返ってくる。

従って、接合能力で乗せられる+1/+1カウンターの数は1個となる。
答えは「○」だったのだ。

想定解を間違っていたことをここでお詫びすると共に、コメント欄で指摘してくれた
諸氏、IRCの某chのメンバーに深く感謝いたします。

-----------
そんなところで。
明日は月曜日の回答。

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