Answer:Friday Magic Quiz. [06-40A]
2006年10月24日コメント (7)#PT神戸から帰還しました。会場ではいろんな人に話しかけられたので
#あまり詳細を覚えていなかったりします。始終びくびくしていたかと。
#非常に良い経験にはなりました。1年で使う英語の半分をここで使ったのは間違いありません。
#おかげで某ジャッジとは待機中に英語で話し合う始末。お互い日本人なのにね!
個人的に一番良い思い出になったのは、ジャッジとしてようやく正式に登録されたことと、
それをAndy Heckt に対して直にお礼を言えたこと。一生の思い出かもね。
それでは先週の回答〜
×
《鋸刃の矢/Serrated Arrows》で《電結の働き手/Arcbound Worker》に乗るカウンターは-1/-1
カウンターなので、それと+1/+1カウンターは相殺する。なので、《電結の働き手/Arcbound Worker》
が墓地に置かれる直前では、+1/+1カウンターが乗っていないので、電結能力で移せるカウンターは
存在しない。
能力が誘発しないわけではない。が、解決時には対象になったアーティファクト・クリーチャーに
+1/+1カウンターが0個置かれる。(意味があるのかって? ほら、対象を取っているじゃないか)
2−1)A:4 B:7
双頭巨人戦の共用ライフに関しては、CR606.9.あたりを参照。
この場合、《硫黄破/Sulfurous Blast》によって、各プレイヤーに2点のダメージが与えられるので、
各チームは4点ずつダメージを受ける。つまり、A(8−4=4)、B(11−4=7)となる。
2−2)A:12 B:7
《アーボーグの吸魂魔道士/Urborg Syphon-Mage》は、他の各プレイヤーが2ライフ失い、
その後その失った合計点を得ることになる。つまり、以下の通り。
A:8−2+6=12
B:11−4=7
2−3)A:0 B:1
チームBは10点のダメージを受けてライフは1になる。これは疑問の余地がないだろう。
問題はチームAである、
チームAは《突風線/Squall Line》によって10点のダメージを受ける。
これにより共用ライフは0以下になるが、プレイヤーA1の《運命の盗人/Fortune Thief》によって
プレイヤーA1のライフが0以下になる代わりに、1になる。
さて、本来ならば10点のダメージを受け、共用ライフがー2になる。
プレイヤーA1、B1のライフはー1だと見なされる。
これがプレイヤーA1のみライフが1になるように変わるので、
共用ライフは両者の合計、つまり1+(ー1)=0となる。
3−1)2点
順番にスタックを見てみよう。プレイヤーAが《突然のショック/Sudden Shock》をプレイしたとする。
《嵐の目/Eye of the Storm》の誘発型能力が誘発するので、
2:《嵐の目/Eye of the Storm》の誘発型能力(1:を取り除く)
1:《突然のショック/Sudden Shock》
1:が積まれているので、プレイヤーはお互いに呪文等をプレイできない。
2:を解決すると、《突然のショック/Sudden Shock》は取り除かれ、《嵐の目/Eye of the Storm》に
よって《火山の鎚/Volcanic Hammer》と《突然のショック/Sudden Shock》のコピーが作成される。
このコピーは「プレイ」することができるのだが、コピー《突然のショック/Sudden Shock》をプレイ
すると、スタックには刹那をもった呪文があることになるので、それ以降はコピーであってもプレイ
することができない。なので、積む順番としては
a)《火山の鎚/Volcanic Hammer》→《突然のショック/Sudden Shock》
b)《突然のショック/Sudden Shock》のみ
のいずれかとなる。
a)の場合、スタックには以下のように積まれている。
4:コピー《突然のショック/Sudden Shock》
3:コピー《火山の鎚/Volcanic Hammer》
4:を解決してプレイヤーBに2点を与えることはできるが、4:を解決した後には
もう刹那をもつ呪文はスタック上に無いため、プレイヤーBはおそらく《巻き直し/Rewind》を
《火山の鎚/Volcanic Hammer》に対してプレイするだろう。
これによってまた《嵐の目/Eye of the Storm》が誘発するが、プレイヤーBはコピー《巻き直し/Rewind》
の対象を3:にすることが問題なくできるので、結局確実に与えることのできるダメージは2点となる。
3−2)2点
同じように順番にスタックを見てみよう。
2:《嵐の目/Eye of the Storm》
1:《突然のショック/Sudden Shock》
2:を解決すると、《突然のショック/Sudden Shock》(オーナーはB)、
《突然のショック/Sudden Shock》(オーナーはA)、《火山の鎚/Volcanic Hammer》の3枚がコピーされる。
だが、やはり積む順番としては
a)《火山の鎚/Volcanic Hammer》→《突然のショック/Sudden Shock》
b)《突然のショック/Sudden Shock》のみ
のいずれかとなる。
あとは全く3−1)と同じ状況になるため、確実に与えることのできるダメージは、やはり2点である。
=================
そんなかんじで。
明日は神戸の感想、そして大ネタ。
#あまり詳細を覚えていなかったりします。始終びくびくしていたかと。
#非常に良い経験にはなりました。1年で使う英語の半分をここで使ったのは間違いありません。
#おかげで某ジャッジとは待機中に英語で話し合う始末。お互い日本人なのにね!
個人的に一番良い思い出になったのは、ジャッジとしてようやく正式に登録されたことと、
それをAndy Heckt に対して直にお礼を言えたこと。一生の思い出かもね。
それでは先週の回答〜
問1
「《鋸刃の矢/Serrated Arrows》の起動型能力で、《電結の働き手/Arcbound Worker》を殺した。
この時、電結能力で移せる+1/+1カウンターは1個である。」
○か×か?
×
《鋸刃の矢/Serrated Arrows》で《電結の働き手/Arcbound Worker》に乗るカウンターは-1/-1
カウンターなので、それと+1/+1カウンターは相殺する。なので、《電結の働き手/Arcbound Worker》
が墓地に置かれる直前では、+1/+1カウンターが乗っていないので、電結能力で移せるカウンターは
存在しない。
能力が誘発しないわけではない。が、解決時には対象になったアーティファクト・クリーチャーに
+1/+1カウンターが0個置かれる。(意味があるのかって? ほら、対象を取っているじゃないか)
問2
双頭巨人戦の問題。A1とA2、B1とB2がチームを組んでいるとする。
チームA (A1とA2)の共用ライフは8,チームB (B1とB2) は11である。
2−1)
プレイヤーA1が、《硫黄破/Sulfurous Blast》をプレイした。
現在はチームBのドロー・ステップである。
最終的に、両チームの共用ライフの値はいくつになるか?
2−2)(上の続きではなく、チームAの共用ライフは8、チームBは11である)
プレイヤーA1が、《アーボーグの吸魂魔道士/Urborg Syphon-Mage》の能力をプレイした。
最終的に、両チームの共用ライフの値はいくつになるか?
2−3)(上の続きではなく、チームAの共用ライフは8、チームBは11である)
プレイヤーA1が《運命の盗人/Fortune Thief》をコントロールしている。
プレイヤーB1が《突風線/Squall Line》をX=5でプレイした。
最終的に、両チームの共用ライフの値はいくつになるか?
2−1)A:4 B:7
双頭巨人戦の共用ライフに関しては、CR606.9.あたりを参照。
この場合、《硫黄破/Sulfurous Blast》によって、各プレイヤーに2点のダメージが与えられるので、
各チームは4点ずつダメージを受ける。つまり、A(8−4=4)、B(11−4=7)となる。
2−2)A:12 B:7
《アーボーグの吸魂魔道士/Urborg Syphon-Mage》は、他の各プレイヤーが2ライフ失い、
その後その失った合計点を得ることになる。つまり、以下の通り。
A:8−2+6=12
B:11−4=7
2−3)A:0 B:1
チームBは10点のダメージを受けてライフは1になる。これは疑問の余地がないだろう。
問題はチームAである、
チームAは《突風線/Squall Line》によって10点のダメージを受ける。
これにより共用ライフは0以下になるが、プレイヤーA1の《運命の盗人/Fortune Thief》によって
プレイヤーA1のライフが0以下になる代わりに、1になる。
さて、本来ならば10点のダメージを受け、共用ライフがー2になる。
プレイヤーA1、B1のライフはー1だと見なされる。
これがプレイヤーA1のみライフが1になるように変わるので、
共用ライフは両者の合計、つまり1+(ー1)=0となる。
問3
毎度おなじみプレイヤーAとBが愉快な対戦をしている。
場にはお騒がせカードである《嵐の目/Eye of the Storm》があった。(そこの人、逃げないで!)
すでに《嵐の目/Eye of the Storm》には、《火山の鎚/Volcanic Hammer》が1枚取り除かれている。
3−1)
この状態で、プレイヤーAが《突然のショック/Sudden Shock》をプレイヤーBを対象にプレイした。
Bの手札には《巻き直し/Rewind》があって、それをプレイできるだけのマナもあるのだが、
AはBに「確実に」何点のダメージを与えることができるか?
3−2)
3−1)の状態(つまり、《嵐の目》には《火山の鎚》と《突然のショック》の2枚が取り除かれている)
の続きを考える。スタックが空になってから、今度はプレイヤーBがプレイヤーAを対象に
《突然のショック/Sudden Shock》をプレイした。
Aの手札には《差し戻し/Remand》があって、それをプレイできるだけのマナもあるのだが、
BはAに「確実に」何点のダメージを与えることができるか?
3−1)2点
順番にスタックを見てみよう。プレイヤーAが《突然のショック/Sudden Shock》をプレイしたとする。
《嵐の目/Eye of the Storm》の誘発型能力が誘発するので、
2:《嵐の目/Eye of the Storm》の誘発型能力(1:を取り除く)
1:《突然のショック/Sudden Shock》
1:が積まれているので、プレイヤーはお互いに呪文等をプレイできない。
2:を解決すると、《突然のショック/Sudden Shock》は取り除かれ、《嵐の目/Eye of the Storm》に
よって《火山の鎚/Volcanic Hammer》と《突然のショック/Sudden Shock》のコピーが作成される。
このコピーは「プレイ」することができるのだが、コピー《突然のショック/Sudden Shock》をプレイ
すると、スタックには刹那をもった呪文があることになるので、それ以降はコピーであってもプレイ
することができない。なので、積む順番としては
a)《火山の鎚/Volcanic Hammer》→《突然のショック/Sudden Shock》
b)《突然のショック/Sudden Shock》のみ
のいずれかとなる。
a)の場合、スタックには以下のように積まれている。
4:コピー《突然のショック/Sudden Shock》
3:コピー《火山の鎚/Volcanic Hammer》
4:を解決してプレイヤーBに2点を与えることはできるが、4:を解決した後には
もう刹那をもつ呪文はスタック上に無いため、プレイヤーBはおそらく《巻き直し/Rewind》を
《火山の鎚/Volcanic Hammer》に対してプレイするだろう。
これによってまた《嵐の目/Eye of the Storm》が誘発するが、プレイヤーBはコピー《巻き直し/Rewind》
の対象を3:にすることが問題なくできるので、結局確実に与えることのできるダメージは2点となる。
3−2)2点
同じように順番にスタックを見てみよう。
2:《嵐の目/Eye of the Storm》
1:《突然のショック/Sudden Shock》
2:を解決すると、《突然のショック/Sudden Shock》(オーナーはB)、
《突然のショック/Sudden Shock》(オーナーはA)、《火山の鎚/Volcanic Hammer》の3枚がコピーされる。
だが、やはり積む順番としては
a)《火山の鎚/Volcanic Hammer》→《突然のショック/Sudden Shock》
b)《突然のショック/Sudden Shock》のみ
のいずれかとなる。
あとは全く3−1)と同じ状況になるため、確実に与えることのできるダメージは、やはり2点である。
=================
そんなかんじで。
明日は神戸の感想、そして大ネタ。
コメント
420.5bと420.5nは同時に適用されるため(420.3.)、働き手のLKIは+1/+1カウンターを持つはず。
もしもLKIで「持っている」のならば、420.5b.を先に処理したということになりますね。
(http://boards1.wizards.com/showthread.php?p=10202461)
ちょっと保留させてもらえないでしょうか?
(http://www.starcitygames.com/php/news/article/12996.html)
今後詳細を載せてもらえるとありがたいです。
経緯を記事にしようかと思っています。
裏とりと調査が終わるまでしばらくお待ち下さい。
「電結」能力ではなく、「接合」能力ですね。
いや、電結で通用する上、誰も「接合」なんて使わないのは承知なんですが、このままだと某翻訳者氏がちょっと可愛そうなので。