10月1日付けで総合ルール(CompRules)が更新されています。
日本語版はそのうちお地蔵様が天恵をもたらして頂けるとおもいますので、
信じてなもなもしておきましょう。

例によって変更点の概要だけをさらりと。

101.4a :双頭巨人戦のマリガン・ルール
番号が新規に追加されました。
双頭巨人戦のマリガン・ルールは、まず「フリー」に7枚引き直すことができ、
その後は引き直すたびに、引ける数が1枚ずつ少なくなっていきます。
一方のチームがマリガンを選択し終わった後で、もう一方のチームがマリガンを行うことも
わかりやすく明記されました。
例)プレイヤーAとBがチームを組み、先攻を取っているとする。
最初の7枚の時点で、AもBも手札に納得がいかなったかったので、2人ともマリガンを
行い、7枚引き直した。これで Aの手札はキープできるようになったが、Bはやっぱり
不満だったので、今度はBだけが(今度は「フリー」で無いので)6枚引き直した。
これでようやく納得がいく手札になったので、次は相手チームがマリガンを行うことになる。

101.5 :双頭巨人戦の「最初のターンのドローステップ」
多人数戦では、通常の2人プレイとは異なり、最初のターンのドローステップが飛ばされる
(いわゆる先手のドロー無し)ということはありません。
が、双頭巨人戦だけは別で、最初のターンを行うチームはドローステップが飛ばされていました。
このルールは変更され、最初のターンのドローステップは存在しますが、第2プレイヤーだけが
カードを引くことができます。
例)AとB、CとDというチームが双頭巨人戦で戦う場合、最初のターンを行うチームがAとBだとすると、
Aはカードを引けないが、Bは最初のターンからカードを引くことになる。

206.2 :紫色
紫色のエキスパンション・シンボルについての記述が追加されました。

213.1a. :マナ・コストの無いオブジェクト
マナ・コストの無いオブジェクトは、「呪文してプレイできない」から、「コストを支払えない」
に変更されました。

214.5 : パーマネントの位相
番号が新規に追加されました。
パーマネントは3つの位相を持ち、タップ/アンタップ、反転している/反転していない、表向き/裏向きである。
通常、パーマネントは、アンタップで、反転していない、表向きの位相を持って場に出る。

217.1c.:領域変更
ある領域から他の領域に移動したオブジェクトは、新しいオブジェクトとして扱われ、以前の記憶は失います。
これには2つの例外がありましたが、3つ目が追加されました。
3)スタックにあるアーティファクト、クリーチャー、エンチャント呪文からのダメージを軽減する
軽減効果は、それらが(場領域に移動して)パーマネントになったとしても、適用され続ける。

402.8g. :領域を移動する効果
コストや効果が、そのオブジェクトを特定の領域から別の領域に移動させる場合、その領域にある間のみ
機能しますが、「誘発する状態、もしくはコストや効果によってその領域に移動した場合を除く」という
一文が追加されました。

例)《ネクロサヴァント/Necrosavant》の能力は、これが墓地にあるときのみ使用できる。
場にあるときにこれ自身を生け贄にして起動できるわけではない。

408.1i. :特別な行動
408.2k. :特別な行動「待機」
スタックを伴わない特別な行動に、「待機能力をもったカードを、手札よりゲームから取り除くこと」(待機する)
が追加されました。それに伴い、408.2k.という項目が追加されています。

410.10.d. :誘発型能力の処理
継続的効果を適用してから、誘発条件に合致するかどうかを見る、という一文が追加されて改変されました。

419.1e. :置換効果
番号が新規に追加されました。
「表向きになるに際し」というのは置換効果である。

419.6h. :カードを引くことを置換
番号が新規に追加されました。
たとえライブラリーが0枚で、カードを引くことができなくても、カードを引くことを置換することはできる。
(#カードを引くと同時にそのカードに対しある行動を行う場合〜の下りがちょっと不明なので保留。)
(たぶん、《シンドバッド/Sindbad》のドローを置換した場合、どうなるのか? ということだろうが……)

420.5n. :状況起因効果
番号が新規に追加されました。
+1/+1カウンターと、-1/-1カウンターの相殺について、なので詳しくは略。

423. :カードを引く
セクションが追加されました。
423.1. :カードを引く(ドロー)という行動の定義
423.2. :カードは1回に1枚ずつ引く。N枚引く場合は、1枚引くをN回繰り返す。
423.3. :ライブラリーが0枚であっても、「カードを引く」という選択は可能である。
423.4. :ライブラリー切れの敗北
423.5. :カードを引く(ドロー)ではない行為
423.6. :カードを引く(ドロー)の置換

502.16. :バイバック
502.19. :エコー
502.22. :フラッシュバック
502.23. :スレッショルド
502.24. :マッドネス
502.26. :変異
502.19. :エコー
時のらせんによって変更が加えられたキーワード能力、能力語。詳しくは略。

502.57. :瞬速
502.58. :刹那
502.59. :待機
時のらせんによって新規に追加されたキーワード能力。

・"suspend" という単語がキーワードになったので、suspendという単語を使った平文は別の単語に変えられている。
・裏向きにするカードに《イクシドロン/Ixidron》追加。

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個人的には、双頭巨人戦のマリガン・ルールと、先行のドローステップの処理が興味深いところです。
神戸では豪華賞品付き・認定の双頭巨人戦がありますので、ぜひこの機会にいかがでしょうか?

そんなところで。

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