#MaRoのデザインテストは30点でした。色についての認識がどーも甘いようで。

2本立てでお送りします。

1)点数で見たマナ・コストと、マナ・コスト

マナ・コストの無い呪文(《睡蓮の花/Lotus Bloom》、《命運の輪/Wheel of Fate》など)
は、文字通りにマナ・コストが印刷されていない。
土地カードもそうではあるが、今まで特には問題にならなかった。

さて、マナ・コストの無い呪文をプレイするルールが変更になり、
代替コストなどによって「マナ・コストを支払わずにプレイ」できる場合は、
これらの呪文をプレイできるようになった。

逆に言うと、「マナ・コスト」が存在しない場合、「それは支払うことができないので」
プレイすることができないのである。
(《啓発のジン/Djinn Illuminatus》で複製コストを支払うことができないのはこのため)

また、「点数で見たマナ・コスト」と、「マナ・コスト」にはある明確な差がある。

たとえば、《灰色熊/Grizzly Bears》を例にあげると、

「マナ・コストは何ですか?」→「{1}{G}です。」
という風に、必ずマナの色を伴って答えが返ってくる。これに対し、

「点数で見たマナ・コストは何ですか?」→「2です。」
という風に、必ずただの整数値で返ってくる。(銀枠世界はややこしいので略)

これをふまえると、
「《睡蓮の花/Lotus Bloom》を打ち消したいんですけど、《呪文破/Spell Blast》で
Xをいくつにすればいいですか?」
という質問には楽に答えることができるだろう。

 
2)スロートリップと《逆説のもや/Paradox Haze》

コールドスナップで昔風の能力をもつカードが数枚あるが、その中に「次のターンのアップキープの開始時に、カードを1枚引く」
というテキストを持つカードが存在する。この能力はスロートリップと呼ばれる。

さて、《逆説のもや/Paradox Haze》によって、次のターンのアップキープ・ステップが
複数になっている場合、スロートリップで何枚カードが引けるだろうか?

答えは1枚である。

コールドスナップFAQを見ると、

アイスエイジブロックにおける先祖帰りとして、コールドスナップには「次のターンのアップキープにカードを1枚引く。」
というカードが何枚かある。これらのカードは、純粋に次のターンのアップキープの開始時に誘発する遅延誘発型能力を生み出す。
そのターンがどのプレイヤーのターンであるかは問わない。


とある。つまり、スロートリップは遅延誘発型能力である。
遅延誘発型能力は、「このターンの間」のような記された期限がない限り、
次に誘発 イベントが起こった時に一度だけ誘発する。(CR404.4b.)

スロートリップの文章は、期限を設けていない。
"Draw a card at the beginning of the next turn’s upkeep."
には期限が書かれていない。ただ単に、誘発するのが次ターンであるというだけである。

以上より、《逆説のもや/Paradox Haze》によってアップキープ・ステップがいくつあろうとも、
スロートリップが誘発するのは最初の1回だけである。

=========
そんなところで。

コメント

nophoto
質問です
2006年10月11日10:21

3−2)
プレイヤーAが最後の氷カウンターを取り除いた後、トークンが出た。
プレイヤーBは、そのトークンに《一瞬の瞬き/Momentary Blink》をプレイした。

とありますが、プレイヤーBは自分がコントロールしないそのトークンに《一瞬の瞬き》をプレイ出来るんですか?

カズ
カズ
2006年10月11日11:51

それに関しては、FMQ解答編に明記してあるかと。
まぁプレイできないんですけどね。

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