Answer:Friday Magic Quiz. [06-38A]
2006年10月10日#3連休はLimits@東海エリア予選、GPT山形のスタッフをした後、
#時のらせんのブースタードラフトをして遊んでいました。
#この環境、下手をすると黒単や白単という選択肢ができるので
#ドラフトでヘイトピックをする際には注意しないといけないかもです。
そして黒単を作り、事故って4本落とすのは人間力が足りない証拠ですね。orz
それでは先週の回答。
×
217.5d. 場以外の領域にあるオブジェクトは場にあるとは言わず、タップしているともアンタップしている
とも扱わない。場かスタックにあるオブジェクトにしかコントローラーは存在しない。
待機状態のカードは場にもスタックにもないので、そのコントローラーは存在しない。
つまり、誰かにコントロールされているわけではない。
2−1)戻さなくてはならない。
《ヴェズーヴァ/Vesuva》は、《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》となって場に出る。
つまりは、普通に《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》を場に出した時と同じ挙動を取る。
2−2)採掘カウンターが3個乗った、タップ状態で場に出る。
《ヴェズーヴァ/Vesuva》は、《宝石鉱山/Gemstone Mine》となって場に出る。
上に乗っているカウンターの数はコピー可能な値では無い。
なので、普通に《宝石鉱山/Gemstone Mine》を出した時と同じ挙動になる。
ただし、《ヴェズーヴァ/Vesuva》の置換効果によって、タップ状態で場に出ることになる。
2−3)アンタップ状態では出せない。(2ライフ払うことはできる)
《ヴェズーヴァ/Vesuva》は、《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》となって場に出る。
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》の文章は
「聖なる鋳造所が場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。
そうしなかった場合、聖なる鋳造所はタップ状態で場に出る。」
とあるので、2ライフを支払うことは可能である。このとき、
1)2ライフを支払った場合→本来の状態で場に出る
2)支払わなかった場合→タップ状態で場に出る
となる。さて、1)で示される「本来の状態」とは、通常なにもなければアンタップ状態である。
しかし、《ヴェズーヴァ/Vesuva》のテキストには「タップ状態で〜」と書かれているので、
ここにある「本来の状態」とは、「タップ状態」である。
つまり、1)でも2)でも結局はタップ状態で場に出ることになる。
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》を始めとした、ラヴニカ・ブロックにあるデュアルランドは、
「2ライフ支払った場合、アンタップ状態で場に出る」
のではない。
「2ライフ支払わなかった場合、タップ状態で場に出る」
だけである。
例を出すと、《遥か見/Farseek》でサブタイプに森を含むラヴニカ・デュアルランドを探してきても、
2ライフ払おうが払うまいが、タップ状態でしか出ない。
テキストはきちんと読むこと。
3−1)名前がマリット・レイジ、色は黒、伝説の生物 -- アバター、1/1、これは破壊されない。
日本語の文章ではやや難しい。オラクルを引用する。
When Dark Depths has no ice counters on it, sacrifice it. If you do,
put an indestructible legendary 20/20 black Avatar creature token with flying named Marit Lage into play.
下線の部分が本来のトークンとなる。
ここで注意してもらいたいのは、このトークンが持つ特性は
名前:マリット・レイジ
マナコスト:存在しない
色:黒
タイプ:伝説のクリーチャー -- アバター
エキスパンション・シンボル:なし
テキスト:飛行
P/T:20/20
であり、《暗黒の深部/Dark Depths》の誘発型能力の効果によって、このトークンは「破壊されない」ことに
なっている。(テキストの語順に注意)
ここで、《謙虚/Humility》の継続的効果を適用すると、能力(飛行)は失われ、P/Tは1/1になる。
3−2)《一瞬の瞬き/Momentary Blink》は適正にプレイされていないので、通常と同じ。
・・・問題の不備がありましたので、これでも正解に致します。
まあ、B→Aとして読み替えた回答(想定解)を以下に。
3−2’)名前がマリット・レイジ、色は黒、伝説の生物 -- アバター、20/20、飛行
3−1)との違いは、完全に別オブジェクトになるということ。
つまり、かけられていた効果やカウンターは全て消えるので、「破壊されない」という効果も消える。
あとはトークンの特性値をそのまま引き継ぐことになる。
ヒントの内容は、2つの文章では「トークン自体に特性があるか、否か」ということ。
"Put a 2/2 creature token with "this creature can’t block." "
では、トークン自体の特性として"this creature can’t block."を持つが、
"Put a 2/2 creature token that can’t block."
では、トークン自体はただの2/2であり、効果によって"this creature can’t block."である。
===========
そんなところで。
次回はマナ・コストや《逆説のもや/Paradox Haze》について。
あと、CRのdiffも解説しようかな、と。
#時のらせんのブースタードラフトをして遊んでいました。
#この環境、下手をすると黒単や白単という選択肢ができるので
#ドラフトでヘイトピックをする際には注意しないといけないかもです。
そして黒単を作り、事故って4本落とすのは人間力が足りない証拠ですね。orz
それでは先週の回答。
問1
かたならし○×。
「待機状態のカードには常に誰かにコントロールされている。」
○か×か?
×
217.5d. 場以外の領域にあるオブジェクトは場にあるとは言わず、タップしているともアンタップしている
とも扱わない。場かスタックにあるオブジェクトにしかコントローラーは存在しない。
待機状態のカードは場にもスタックにもないので、そのコントローラーは存在しない。
つまり、誰かにコントロールされているわけではない。
問2
《ヴェズーヴァ/Vesuva》という、他の土地のコピーになる土地がある。
このカードをプレイするとき、以下の問いに答えよ。
2−1)
《ヴェズーヴァ/Vesuva》のコピー先として《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》を選んだ。
この時、土地を一枚戻さなくてはならないか? それとも、戻さなくてよいか?
2−2)
《ヴェズーヴァ/Vesuva》のコピー先として、採掘カウンターが1個乗っている《宝石鉱山/Gemstone Mine》を選んだ。
この時、《ヴェズーヴァ/Vesuva》はどのような状態で場に出るか?
2−3)
《ヴェズーヴァ/Vesuva》のコピー先として、《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》を選んだ。
この時、2ライフを払って、アンタップ状態で場に出せるか?
2−1)戻さなくてはならない。
《ヴェズーヴァ/Vesuva》は、《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》となって場に出る。
つまりは、普通に《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》を場に出した時と同じ挙動を取る。
2−2)採掘カウンターが3個乗った、タップ状態で場に出る。
《ヴェズーヴァ/Vesuva》は、《宝石鉱山/Gemstone Mine》となって場に出る。
上に乗っているカウンターの数はコピー可能な値では無い。
なので、普通に《宝石鉱山/Gemstone Mine》を出した時と同じ挙動になる。
ただし、《ヴェズーヴァ/Vesuva》の置換効果によって、タップ状態で場に出ることになる。
2−3)アンタップ状態では出せない。(2ライフ払うことはできる)
《ヴェズーヴァ/Vesuva》は、《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》となって場に出る。
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》の文章は
「聖なる鋳造所が場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。
そうしなかった場合、聖なる鋳造所はタップ状態で場に出る。」
とあるので、2ライフを支払うことは可能である。このとき、
1)2ライフを支払った場合→本来の状態で場に出る
2)支払わなかった場合→タップ状態で場に出る
となる。さて、1)で示される「本来の状態」とは、通常なにもなければアンタップ状態である。
しかし、《ヴェズーヴァ/Vesuva》のテキストには「タップ状態で〜」と書かれているので、
ここにある「本来の状態」とは、「タップ状態」である。
つまり、1)でも2)でも結局はタップ状態で場に出ることになる。
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》を始めとした、ラヴニカ・ブロックにあるデュアルランドは、
「2ライフ支払った場合、アンタップ状態で場に出る」
のではない。
「2ライフ支払わなかった場合、タップ状態で場に出る」
だけである。
例を出すと、《遥か見/Farseek》でサブタイプに森を含むラヴニカ・デュアルランドを探してきても、
2ライフ払おうが払うまいが、タップ状態でしか出ない。
テキストはきちんと読むこと。
問3 (難易度:高)
プレイヤーAが、《暗黒の深部/Dark Depths》をコントロールしており、上に乗っている氷カウンターは残り1個である。
3−1)
すでに場に《謙虚/Humility》がある。プレイヤーAが最後の氷カウンターを取り除いた後には
トークンが出るわけだが、そのトークンは最終的にどのようなクリーチャーになるか?
3−2)(上とは異なり、《謙虚/Humility》は無い。)
プレイヤーAが最後の氷カウンターを取り除いた後、トークンが出た。
プレイヤーBは、そのトークンに《一瞬の瞬き/Momentary Blink》をプレイした。
(先週の問題と同じく)トークンは結局帰ってくるが、そのトークンは最終的にどのようなクリーチャーになるか?
3−1)名前がマリット・レイジ、色は黒、伝説の生物 -- アバター、1/1、これは破壊されない。
日本語の文章ではやや難しい。オラクルを引用する。
When Dark Depths has no ice counters on it, sacrifice it. If you do,
put an indestructible legendary 20/20 black Avatar creature token with flying named Marit Lage into play.
下線の部分が本来のトークンとなる。
ここで注意してもらいたいのは、このトークンが持つ特性は
名前:マリット・レイジ
マナコスト:存在しない
色:黒
タイプ:伝説のクリーチャー -- アバター
エキスパンション・シンボル:なし
テキスト:飛行
P/T:20/20
であり、《暗黒の深部/Dark Depths》の誘発型能力の効果によって、このトークンは「破壊されない」ことに
なっている。(テキストの語順に注意)
ここで、《謙虚/Humility》の継続的効果を適用すると、能力(飛行)は失われ、P/Tは1/1になる。
3−2)《一瞬の瞬き/Momentary Blink》は適正にプレイされていないので、通常と同じ。
・・・問題の不備がありましたので、これでも正解に致します。
まあ、B→Aとして読み替えた回答(想定解)を以下に。
3−2’)名前がマリット・レイジ、色は黒、伝説の生物 -- アバター、20/20、飛行
3−1)との違いは、完全に別オブジェクトになるということ。
つまり、かけられていた効果やカウンターは全て消えるので、「破壊されない」という効果も消える。
あとはトークンの特性値をそのまま引き継ぐことになる。
ヒントの内容は、2つの文章では「トークン自体に特性があるか、否か」ということ。
"Put a 2/2 creature token with "this creature can’t block." "
では、トークン自体の特性として"this creature can’t block."を持つが、
"Put a 2/2 creature token that can’t block."
では、トークン自体はただの2/2であり、効果によって"this creature can’t block."である。
===========
そんなところで。
次回はマナ・コストや《逆説のもや/Paradox Haze》について。
あと、CRのdiffも解説しようかな、と。
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