#週末、ていうか月曜日はエクテンの大会に出てました。
#ひさびさに《平等化/Balancing Act》を使いまくった感があります。
#《抹消/Obliterate》も大好きな今日この頃。
#でも、ライブラリートップだけはかんべんな。

ところで、「難しい」と言われてしまいました。
何、難しい問題のときはネタ切れなだけです。(げし

そんなわけで先週の回答ー。

問1

「飛行をもつクリーチャーが、さらに飛行を得ても何も変わらないが、
このクリーチャーが『飛行を失う』効果を受けた場合、2つのうち1つの飛行を失う。」
○か×か?


×

407.3. 能力を除去する効果は、その能力が複数あってもすべて取り除く。

というわけでそのまんまなのでした。

問2
毎度おなじみプレイヤーAとプレイヤーBがゲームをしている。

場にはプレイヤーBのコントロールする苗木・トークン(1/1)が1体、
ゴブリン・トークン(1/1)が1体ある。
他は基本土地ばかりである。

プレイヤーAが《電解/Electrolyze》をプレイし、
対象はプレイヤーBの2つのトークンそれぞれに1点割り振ることを選んだ。

このとき、

2−1)プレイヤーBが《双つ術/Twincast》でその《電解/Electrolyze》をコピーした。
さて、プレイヤーBが選択できる、コピー・《電解/Electrolyze》の、対象の選び方は何通りあるか。

2−2)プレイヤーBが《徴用/Commandeer》でその《電解/Electrolyze》のコントロールを得た。
さて、プレイヤーBが選択できる、《電解/Electrolyze》の、対象の選び方は何通りあるか。


2−1)6通り

呪文をコピーした場合、そのモードや対象、Xの値、buyback等の選択的コストの支払いなどは
すべてコピー元と同じになる。(CR503.10.)

つまり、このコピー《電解/Electrolyze》は、対象が2つあるので、そうしなくてはならない。
「1つの対象に2点」ということはできない。

従って、
・プレイヤーAとプレイヤーB
・プレイヤーAと苗木・トークン
・プレイヤーAとゴブリン・トークン
・プレイヤーBと苗木・トークン
・プレイヤーBとゴブリン・トークン
・苗木・トークンとゴブリン・トークン

2−2)6通り(5通りでも可)

こちらの場合もやはり、対象が2つある呪文のコントロールを得たので、そうしなくてはいけない。
この場合、「対象を変更しない」という選択もあるので、実際に選べるのは5通りだが、
実質6つの組み合わせから選ぶことになる。(上参照)


問3
あなたはVintageフォーマットのゲームをしています。
現在はあなたがアクティブ・プレイヤーです。

しかしこのままではライブラリー切れで次のターンに負けてしまいます。
ところが、ドローステップにひょいと引いた1枚のカードで、
あなたはこのターン中に勝てることが判明しました。
では、このターン中に勝利してください。また、引いたカードは何だったでしょうか?

----------ボード状態
あなた:(アクティブ・プレイヤー:現在はドロー・ステップ)

ライフ:1
ライブラリー:0枚
手札:(1枚)←引いてきた何か。
墓地:0枚

場:(あなたのコントロール下にあるもの)
《Black Lotus》
《虚空の大口/Void Maw》(《灰色熊/Grizzly Bears》が取り除かれている)

 
対戦相手:

ライフ:1,000,000
ライブラリー:30枚
手札:0枚
墓地:0枚

場:(対戦相手のコントロール下にあるもの)
《さまようもの/Wandering Ones》(タップ状態)


相当に難問だったようです。
自力で解けた人は自慢して良いかと。

以下こたえ。

---------------------
使うカード:《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》

殺しかた:
・《Black Lotus》をサクって{B}{B}{B}をマナ・プールに入れる。
・《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》プレイ。
・《虚空の大口/Void Maw》でアタック。ブロックする生物はいない。
・《灰色熊/Grizzly Bears》を《虚空の大口/Void Maw》の能力を使ってオーナーの墓地に置く。
が、これは置換効果によって「墓地に置く」→「ゲームから取り除く」に置き換えられる。
つまり、この能力をプレイしても、コストとして取り除いた《灰色熊/Grizzly Bears》は
やっぱり《虚空の大口/Void Maw》によって取り除かれたままになる。
・とりあえず100万回ぐらい《虚空の大口/Void Maw》をパンプアップして、
相手にナイスパンチを食らわせておしまい。

===========================
明日はTSPでのルール変更点をつらつら。

コメント

nophoto
ニックネーム無し
2006年9月19日0:36

《虚空の大口》の効果で取り除かれた《灰色熊》じゃないとパンプ効果は使えないのではないですか?
一度パンプした後の取り除きは《ヨーグモスの意志》によるものですよね?

nophoto
ニックネーム無し
2006年9月19日1:06

問3の回答ですがCRの217.7d.によりこれはできないのでは?

それとも領域を変更していないので《灰色熊/Grizzly Bears》
は記憶を失っていないということでしょうか。

nophoto
2006年9月19日14:17

《ヨーグモスの意志》は、《虚空の大口》の
「虚空の大口によりゲームから取り除かれたカードを1枚、そのオーナーの墓地に置く」

「虚空の大口によりゲームから取り除かれたカードを1枚、ゲームから取り除く」
に置換するだけです。
結果として、灰色熊は再度《虚空の大口》によってゲームから取り除かれたことになります。

nophoto
DKT
2006年9月21日0:51

>鯖さん

その理由ですとCRの217.7d.によりできないように思えるのですが。

217.7d.に従えば《虚空の大口》の起動型能力のコストに使えるのは、2行目の「他のクリーチャーが場から墓地に置かれる場合、代わりにそれをゲームから取り除く。 」能力で取り除かれたカードだけですよね?

カズ
カズ
2006年9月23日19:18

>DKTさん
《虚空の大口》が起動型能力のコストに使えるのは、あくまで「《虚空の大口》により取り除かれたカード」です。
「他のクリーチャーが場から墓地に置かれる場合、代わりにそれをゲームから取り除く」により取り除かれたカードである必要は無く、なんらかの形で《虚空の大口》によって取り除かれたのであれば起動コストに使えます。

nophoto
ニックネーム無し
2006年9月25日15:34

同様の問題がルール・グルでの協議に入ったようです。
http://qabbs.mjmj.info/topics/1158898740_61281.html

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