How to look up CompRules.
2006年8月31日総合ルール(Comprehensive Rules; CR)は、その量が膨大なために、
ルールブックを理解している程度のプレイヤーが、より深い知識を求めるには
わりと高い壁となっております。
そんな、「ちょっと深いルールを調べたい」プレイヤーに送る、CRの読み方。
(というよりはCRという辞書の「ひき方」かも。)
===============
たいていの場合、CRを必要とする場面というのは、ある問題に直面している場合である。
その問題を解決するためには、最低限の下地として以下のことを知らなくてはならない。
・問題がカード単体、もしくは複数の相互作用にあるのならば、そのオラクルが必要になる。
例)「《嵐の目/Eye of the Storm》の挙動はどういうものですか?」
・問題がカードによらない、ゲーム進行に関わる場合は、CRを紐解く必要がある。
例)「戦闘フェイズに出したマナは、その後のメイン・フェイズにもっていけますか?」
・プレイヤーがその問題に対して、何を答えて欲しいかをつかむ。
大抵は「yes? no?」の二択のはず。多岐に渡るかどうかは問題による。
さて、以上で問題解決の下地は整った。
それではやっとCRを紐解くことにしよう。
1)問題がカードテキストに由来する場合、まずはCR.400番台から引く。
CR.400番台以降は、呪文・能力・効果に関する説明文である。
これらから、まずはオラクルによって出てきたテキストが、どの能力に分類されるか、
そしてその能力はどのような挙動をしめすか、ということをCRによって導く。
具体的には以下のように見分ける。
・能力は大別して起動型能力、誘発型能力、常在型能力の3つしかない。
・「コスト:効果」の文章ならば、起動型能力である。
→この時、効果がマナを生み出すものであるならば、それはマナ能力である。
・「…とき/when」「…たび/whenever」「…時/at」から始まる語句ならば、誘発型能力である。
→この時、マナ能力による誘発型能力であり、効果がマナを生み出すものであるならば、それはマナ能力である。
・上記2つに当てはまらない場合、それは常在型能力である。文章の形式は様々である。
問題の能力がわかれば、それはスタックに乗る/乗らないかを、見分けることが出来る。
これだけでも問題の大半は答えることができる。
2)問題がゲームのターン・フェイズに由来する場合、CR.300番台から引く。
CR.300番台はゲームのターン・フェイズ・ステップに関しての説明である。
各分岐において行われることは全て書かれているので、問題となるフェイズの項目をひけばよい。
3)よりややこしい事項はCR.500番台へ。
ある特殊なカードによって引き起こされる稀な事態は、CR.500番台に書かれている。
(例:コピー、裏向けのカード、《時間停止/Time Stop》、《Shahrazad》など)
この部分については質問も多く、多数の回答が過去になされているので、
CRの該当文章を読みつつ、Q&Aのログを漁ると理解が早いと思われる。
正直、筆者も該当番台のCR内容は丸覚えに近く、あまり応用できているとは思えない。
4)迷ったら用語集へ
CRの末尾に加えられている用語集は、その単語さえ知っていれば、該当CRへの逆引きもできるし、
簡潔な説明もあるので、非常に役に立つ。キーワード能力はこうやって逆引きするしかないだろう。
5)その他の項目は片隅にでも。
CR.100番台は原則とゲームの根本、そして黄金律と呼ばれるものが書いてある。
要約するととても短くなるものなので、普通のゲームではあまり気にしなくて良い。
CR.200番台はゲームの部分(パーツ)についての説明である。
引用度が高いのは、領域(CR.217)ぐらいか。
CR.600番台は多人数戦用のルールである。
2人用しかしない、というのであれば飛ばしてもかまわない。
ただ、これから先、双頭巨人戦のルールは覚えておいて損はないだろう。
=============
そんなかんじで。
ルールブックを理解している程度のプレイヤーが、より深い知識を求めるには
わりと高い壁となっております。
そんな、「ちょっと深いルールを調べたい」プレイヤーに送る、CRの読み方。
(というよりはCRという辞書の「ひき方」かも。)
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たいていの場合、CRを必要とする場面というのは、ある問題に直面している場合である。
その問題を解決するためには、最低限の下地として以下のことを知らなくてはならない。
・問題がカード単体、もしくは複数の相互作用にあるのならば、そのオラクルが必要になる。
例)「《嵐の目/Eye of the Storm》の挙動はどういうものですか?」
・問題がカードによらない、ゲーム進行に関わる場合は、CRを紐解く必要がある。
例)「戦闘フェイズに出したマナは、その後のメイン・フェイズにもっていけますか?」
・プレイヤーがその問題に対して、何を答えて欲しいかをつかむ。
大抵は「yes? no?」の二択のはず。多岐に渡るかどうかは問題による。
さて、以上で問題解決の下地は整った。
それではやっとCRを紐解くことにしよう。
1)問題がカードテキストに由来する場合、まずはCR.400番台から引く。
CR.400番台以降は、呪文・能力・効果に関する説明文である。
これらから、まずはオラクルによって出てきたテキストが、どの能力に分類されるか、
そしてその能力はどのような挙動をしめすか、ということをCRによって導く。
具体的には以下のように見分ける。
・能力は大別して起動型能力、誘発型能力、常在型能力の3つしかない。
・「コスト:効果」の文章ならば、起動型能力である。
→この時、効果がマナを生み出すものであるならば、それはマナ能力である。
・「…とき/when」「…たび/whenever」「…時/at」から始まる語句ならば、誘発型能力である。
→この時、マナ能力による誘発型能力であり、効果がマナを生み出すものであるならば、それはマナ能力である。
・上記2つに当てはまらない場合、それは常在型能力である。文章の形式は様々である。
問題の能力がわかれば、それはスタックに乗る/乗らないかを、見分けることが出来る。
これだけでも問題の大半は答えることができる。
2)問題がゲームのターン・フェイズに由来する場合、CR.300番台から引く。
CR.300番台はゲームのターン・フェイズ・ステップに関しての説明である。
各分岐において行われることは全て書かれているので、問題となるフェイズの項目をひけばよい。
3)よりややこしい事項はCR.500番台へ。
ある特殊なカードによって引き起こされる稀な事態は、CR.500番台に書かれている。
(例:コピー、裏向けのカード、《時間停止/Time Stop》、《Shahrazad》など)
この部分については質問も多く、多数の回答が過去になされているので、
CRの該当文章を読みつつ、Q&Aのログを漁ると理解が早いと思われる。
正直、筆者も該当番台のCR内容は丸覚えに近く、あまり応用できているとは思えない。
4)迷ったら用語集へ
CRの末尾に加えられている用語集は、その単語さえ知っていれば、該当CRへの逆引きもできるし、
簡潔な説明もあるので、非常に役に立つ。キーワード能力はこうやって逆引きするしかないだろう。
5)その他の項目は片隅にでも。
CR.100番台は原則とゲームの根本、そして黄金律と呼ばれるものが書いてある。
要約するととても短くなるものなので、普通のゲームではあまり気にしなくて良い。
CR.200番台はゲームの部分(パーツ)についての説明である。
引用度が高いのは、領域(CR.217)ぐらいか。
CR.600番台は多人数戦用のルールである。
2人用しかしない、というのであれば飛ばしてもかまわない。
ただ、これから先、双頭巨人戦のルールは覚えておいて損はないだろう。
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そんなかんじで。
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