#日本一は現世界王者、森 勝洋 氏に決定しました。
#心よりおめでとうという言葉を贈ります。
#常人にはもはや想像すらできないレベルではあります。
#こういうのを雲の上と表現するのでしょう。

それでは先週の回答ー。

問1

かたならし○×

「能力は大別して起動型能力、誘発型能力、常在型能力の3つに分類されるが、
これら3つを全てあわせもつ能力(一つのテキスト文)がありうる。」

○か×か。




例えば、以下のようなテキストは3つの能力を全てあわせ持つ。

Tesitng’s Book / Artifact / {5}
If you have no cards in your hand, Testing’s Book gains "{1}: At end of your turn,
draw a card."

#……やや卑怯ですね。

問2

あなたは《春の鼓動/Heartbeat of Spring》をコントロールしている。
さらに、複数枚の《冠雪の森/Snow-Covered Forest》をコントロールしている。

このとき、《霜の猛禽/Frost Raptor》の起動型能力のコストである{S}{S}を支払うには、
《冠雪の森/Snow-Covered Forest》を何枚タップする必要があるか?


2枚

《冠雪の森/Snow-Covered Forest》をタップすると、《春の鼓動/Heartbeat of Spring》により
同じタイプのマナが出るが、これは《春の鼓動/Heartbeat of Spring》から供給されたマナで
あるので、コスト{S}に対して支払うことができない。
なので、{S}{S}を支払うには、2枚の《冠雪の森/Snow-Covered Forest》から引き出す必要がある。


問3

[難易度:高]

1)CRに定義されている、「裏向きのカード」が存在しうる領域を全て挙げよ。

2)「裏向き」という位相を持つオブジェクトが存在しうる領域を全て挙げよ。

3)http://qabbs.mjmj.info/topics/1156238644_10540.html を参照せよ。どう解釈するか?
あなたの解釈を述べよ。(この解釈の正誤については問わない)


3−1)ライブラリー、手札、場、スタック、ゲーム外、フェイズアウト

全ての領域で書き出してみるとわかる。
・ライブラリー:もともと裏向きである。
・手札:CR217.2f. によって裏向きの場合がある。
・場:変異やあるカードの能力によって裏向きの場合がある。
・スタック:裏向きにプレイされる呪文がある。
・ゲーム外:《ネクロポーテンス/Necropotence》などで裏向きの場合がある。
・フェイズアウト:変異クリーチャーがPhasingを得た場合など。

例外は以下。
・墓地:現在のCRでは、墓地のカードは表向きの束である。
・アンティ:裏向きは定義されていない。

3−2)

CR510.5. より。パーマネントのみが位相を持つ。つまり、場領域のみ。

3−3)

色々な解釈が生まれるだろうが、私の意見をすこし述べる。

私はこの質問に関して、題にある《輝く群れ/Shining Shoal》がプレイ可能なのか?
ということを感じた。疑問点は以下の2つが主だ。

========================================
疑問その1)「コストの{X}が決定できない」

コストのXは先に決定しなくてはならず、裏向けのままのカードはそのコストを参照できない。
なので、この《輝く群れ/Shining Shoal》はプレイできないのでは。

→反論1)未定義の値は0として扱う(CR104.2.)ので、X=0として宣言すればよい。

=========================================
疑問その2)「そのカードは本当に白?」

《天界の曙光/Celestial Dawn》は、土地でないカードを白くするというもの。
この裏向きのカードは特性が土地なのではないか? もし土地ならば白では無いのでは。

→反論2)その裏向きのカードは、特性が未定義なので土地ではあり得ない。
土地じゃないので《天界の曙光/Celestial Dawn》により白くなる。

=========================================

さて、私の「裏向きのカード」の解釈だが、3−1)、3−2)より、位相を持たなくても裏向きの
カードは存在し、それらの特性は呪文や能力で示されていない限り未定義である。

未定義なのだから、CR104.2.に従うしかない。
こう考えたほうが単純ですっきりする。

むしろ位相を持つ「裏向きのカード」が、特性を設定されているぶんだけ、(ルール的に)例外
ではないだろうか。

==========
そんなところで。
それではミスリル鉱山で全滅してきます。

コメント

nophoto
ニックネーム無し
2006年8月29日13:39

問1の解として出ているテキストは単なる常在型能力ではないでしょうか?

testing
testing
2006年8月29日14:23

はい。
(#に書かれているように、やや卑怯です。)

もちろん、これは起動型能力のテンプレートではないので、起動型能力では無いです。(手札が0枚になったときに、能力を得ることを《もみ消し/Stifle》することはできません。)
しかし、題意は「併せ持つ」なので、それ自体が起動型能力であるかどうは問うていません。内包していることさえ満たすことができれば題意に沿うことになります。

……問題が悪い、といわれればその通りです。それに対しては私は弁解の余地がありません。

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