#週末の土日は、立て続けに大会に参加していました。
#スタッフをしていると、どうしてもプレイヤーとしての視点が曇りがちですが、
#やっぱり、マジックはプレイしてこそ面白い。と思った次第であります。
#自分で組み上げたデッキがそれ相応の動きをするのは楽しいですね。
戦績はさんざんでしたが、改良を重ねていきたいと思っております。よしなに。
それでは先週の回答を。
×
CR103.4. 複数のプレイヤーが同時に何らかの選択を行なったり行動を取ったりする場合、
アクティブ・プレイヤー(そのターンのプレイヤー)が必要な選択をすべて行ない、そのあとで
ターン進行順に他のプレイヤーが必要な選択を行なっていく。
選択の終わった後、同時に行動が起こる。
このことを、「APNAP順」(アクティブ・プレイヤー・非アクティブ・プレイヤー順)
と表現する。たまにこの順番でおこらないようなものもあるので注意が必要。
(その場合、おそらくは、行動が同時ではない効果だと考えられる。)
2−1)できない。
《瞬間群葉/Flash Foliage》により作られた苗木トークンは、すでに「ブロック・クリーチャー」
として指定されているために、(たとえ他の効果により、複数体のブロック指定が可能になって
いたとしても、)ブロック・クリーチャー指定ステップに別の攻撃クリーチャーに対して、
ブロックを選択することはできない。
2−2)3/3。(ただし、これは苗木トークンによる武士道の誘発である。)
攻撃クリーチャー指定ステップの間に、《瞬間群葉/Flash Foliage》をプレイすると、
ブロック・クリーチャー指定ステップよりも前に、その攻撃クリーチャーは「ブロックされた」
ことになる。
武士道の誘発条件は、「このクリーチャーがブロックに参加するかブロックされた状態になるたび、」
なので、苗木トークンにより「ブロックされた状態」になった《残虐の手/Hand of Cruelty》は、
武士道が誘発し、3/3になる。
その後、さらに《木彫りの女人像/Carven Caryatid》によってブロックをされたとしても、
すでに《残虐の手/Hand of Cruelty》は、「ブロックされた状態」なので、武士道の誘発条件を
満たすことはない。したがって、2回誘発して4/4になることは無い。
3−1)7点。
回答は《闇の腹心/Dark Confidant》の場合とそっくり同じなので、理由も読者の方なら
理解できていると思う。つまり、「点数で見たマナ・コスト」は、「5」//「2」なので、
結局7点のダメージを受けることになる。
さて、ここからが本題。
この場合、《ヘルホールの鼠/Hellhole Rats》から受けるダメージは、「7点のダメージを受ける」
ではあるが、実際には「5点と2点のダメージを受ける」という事は理解して頂けると思う。
なぜなら、《罪+罰/Crime+Punishment》の「点数で見たマナ・コスト」は、7では無いからだ。
それでは、このダメージは1つのイベントなのだろうか?
それとも、2つのイベントとなるのであろうか?
実はこれ、1つのイベントであると私は考えている。理由は、実際にこのような
「(同時に)X点とY点のダメージを受ける」という事例があるからである。
例)
プレイヤーAが《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》でプレイヤーBに攻撃をしてきた。
プレイヤーBは、《最下層民の盾/Pariah’s Shield》を装備した《灰色熊/Grizzly Bears》で
《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》をブロックした。
ダメージを割り振りの際に、プレイヤーAは、
「《灰色熊/Grizzly Bears》に2点、あなたに2点」という割り振りを行った。
この例の場合、戦闘ダメージを解決すると《最下層民の盾/Pariah’s Shield》によって、
プレイヤーBに与えられるダメージは全て《灰色熊/Grizzly Bears》に与えられる。
つまり、《灰色熊/Grizzly Bears》は、「2点と2点」のダメージを同時に受けることになる。
灰色熊は結局4点のダメージを受け、あわれ昇天する。
このように同時にダメージが与えられる場合というのは存在し、単一のイベントとして判断される。
なので、回答は以下の通り。
3−2)1回。
3−3)6点。(7点引く1点)
=================
そんなところで。
#スタッフをしていると、どうしてもプレイヤーとしての視点が曇りがちですが、
#やっぱり、マジックはプレイしてこそ面白い。と思った次第であります。
#自分で組み上げたデッキがそれ相応の動きをするのは楽しいですね。
戦績はさんざんでしたが、改良を重ねていきたいと思っております。よしなに。
それでは先週の回答を。
問1
「全てのプレイヤーは、手札を2枚捨てる」のように、複数のプレイヤーが同時に何かを
行う場合、その能力のコントローラーから行う。
○か×か。
×
CR103.4. 複数のプレイヤーが同時に何らかの選択を行なったり行動を取ったりする場合、
アクティブ・プレイヤー(そのターンのプレイヤー)が必要な選択をすべて行ない、そのあとで
ターン進行順に他のプレイヤーが必要な選択を行なっていく。
選択の終わった後、同時に行動が起こる。
このことを、「APNAP順」(アクティブ・プレイヤー・非アクティブ・プレイヤー順)
と表現する。たまにこの順番でおこらないようなものもあるので注意が必要。
(その場合、おそらくは、行動が同時ではない効果だと考えられる。)
問2
プレイヤーAが、《残虐の手/Hand of Cruelty》と《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》で攻撃を行った。
プレイヤーBは、ブロック・クリーチャー指定ステップより前に、《瞬間群葉/Flash Foliage》を
《残虐の手/Hand of Cruelty》に対してプレイした。
これは通常通り解決され、プレイヤーBは(ブロックしている)苗木トークンを1個得た。
この状態で、ブロック・クリーチャー指定ステップを迎えた。
2−1)
プレイヤーBは、この苗木トークンを用いて、
《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》のブロックを指定することができるか?
2−2)
プレイヤーBが、さらに《木彫りの女人像/Carven Caryatid》をコントロールしていたとする。
ブロック・クリーチャー指定ステップに、《残虐の手/Hand of Cruelty》を《木彫りの女人像》で
ブロックすることを指定した。
《残虐の手/Hand of Cruelty》のP/Tはいくつになるか?
武士道を持っていることに注意せよ。
2−1)できない。
《瞬間群葉/Flash Foliage》により作られた苗木トークンは、すでに「ブロック・クリーチャー」
として指定されているために、(たとえ他の効果により、複数体のブロック指定が可能になって
いたとしても、)ブロック・クリーチャー指定ステップに別の攻撃クリーチャーに対して、
ブロックを選択することはできない。
2−2)3/3。(ただし、これは苗木トークンによる武士道の誘発である。)
攻撃クリーチャー指定ステップの間に、《瞬間群葉/Flash Foliage》をプレイすると、
ブロック・クリーチャー指定ステップよりも前に、その攻撃クリーチャーは「ブロックされた」
ことになる。
武士道の誘発条件は、「このクリーチャーがブロックに参加するかブロックされた状態になるたび、」
なので、苗木トークンにより「ブロックされた状態」になった《残虐の手/Hand of Cruelty》は、
武士道が誘発し、3/3になる。
その後、さらに《木彫りの女人像/Carven Caryatid》によってブロックをされたとしても、
すでに《残虐の手/Hand of Cruelty》は、「ブロックされた状態」なので、武士道の誘発条件を
満たすことはない。したがって、2回誘発して4/4になることは無い。
問3
対戦相手が《ヘルホールの鼠/Hellhole Rats》をプレイし、誘発型能力の対象としてわたしを選んだ。
この時、私の手札は《罪+罰/Crime+Punishment》だけだった。
おそらく、私はこの《罪+罰/Crime+Punishment》を捨てることになるだろうが……
3−1)
さて、私は何点のダメージを受けることになるだろうか?
3−2)
ダメージを受けたくないので、私は《赤の防御円/Circle of Protection: Red》を起動した。
完全にダメージを0にするには、何回起動すればよいか?
3−3)
3−2)とは別のパターンで、私が《ウルザの鎧/Urza’s Armor》をコントロールしていた場合、
私は何点のダメージを受けることになるだろうか?
3−1)7点。
回答は《闇の腹心/Dark Confidant》の場合とそっくり同じなので、理由も読者の方なら
理解できていると思う。つまり、「点数で見たマナ・コスト」は、「5」//「2」なので、
結局7点のダメージを受けることになる。
さて、ここからが本題。
この場合、《ヘルホールの鼠/Hellhole Rats》から受けるダメージは、「7点のダメージを受ける」
ではあるが、実際には「5点と2点のダメージを受ける」という事は理解して頂けると思う。
なぜなら、《罪+罰/Crime+Punishment》の「点数で見たマナ・コスト」は、7では無いからだ。
それでは、このダメージは1つのイベントなのだろうか?
それとも、2つのイベントとなるのであろうか?
実はこれ、1つのイベントであると私は考えている。理由は、実際にこのような
「(同時に)X点とY点のダメージを受ける」という事例があるからである。
例)
プレイヤーAが《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》でプレイヤーBに攻撃をしてきた。
プレイヤーBは、《最下層民の盾/Pariah’s Shield》を装備した《灰色熊/Grizzly Bears》で
《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》をブロックした。
ダメージを割り振りの際に、プレイヤーAは、
「《灰色熊/Grizzly Bears》に2点、あなたに2点」という割り振りを行った。
この例の場合、戦闘ダメージを解決すると《最下層民の盾/Pariah’s Shield》によって、
プレイヤーBに与えられるダメージは全て《灰色熊/Grizzly Bears》に与えられる。
つまり、《灰色熊/Grizzly Bears》は、「2点と2点」のダメージを同時に受けることになる。
灰色熊は結局4点のダメージを受け、あわれ昇天する。
このように同時にダメージが与えられる場合というのは存在し、単一のイベントとして判断される。
なので、回答は以下の通り。
3−2)1回。
3−3)6点。(7点引く1点)
=================
そんなところで。
コメント