最近、掲示板をくるくると巡回していると、どうも以下のような質問が目立つ。
「〜はできますか?」
「〜と聞いたんですが、本当ですか?」
日本語の意味を理解できていないのも半分あるだろうが、基本的なカードの解釈が
できていないようにも思える発言が多い。
原則1「カードに書かれていることが起こる」
カードに書かれていることが実際に採用される。
当たり前と言えば当たり前だが、このことを素直に受け入れない人が結構いる。
自分の都合の良いように解釈してしまい、ある種の先入観にとらわれてしまっている
人もいれば、まるで見当違いのことを言う人もいる。
まず、カードをよく見ること。その上で、内容を理解することが、ルールや
引いてはプレイングの上達にも繋がってくる。
原則2「カードに書かれていないことは(大抵は)起こらない。」
書かれていることが起こる。じゃあ、書かれていないことは起こらない。
これでいいんじゃないか? と思うだろうが、さにあらず。
「書かれていないから、(自分に都合の悪いことが)起こらない。」
と考えてしまう人が結構多いのだ。
少し古いカードになるが、ネメシスの《はじける子嚢/Saproling Burst》というカードは、
「消散7」とだけ印刷がされている。消散能力の注釈文が無いのだ。
なので、こういう考え方が出てくる。
「カッコ書きの指定が無いから、カウンターは(自動的に)取り除かれることは無いんだ!」
……もちろん、間違いである。
つまり、キーワード能力に関しての注釈文のあるなしによって、カードの能力が変わることは無い。
が、プレイヤーへの印象は違ったものになる、ということがありうる。
最近は、キーワード能力が追加されるたびにFAQで詳しく解説されているので、プレイヤーが
どの単語がキーワード能力なのか、ということを認識しやすくなったと思う。
原則3「エラッタや誤植は一番最後に疑う。」
「〜というカードにはエラッタが出たのですか?」
「〜というテキストがありますが、これは誤植じゃないんですか?」
このような質問が出ること自体は、別に不思議ではない。
過去のカードと現在のカードでは、テンプレートが異なっているし、表現方法も違うため、
現在のテキストと思って読むと、非常に違和感を覚えてしまうからだ。
例)《翡翠像/Jade Statue》のα版テキスト:
現在のテキスト:
{2}:Jade Statue becomes a 3/6 artifact creature until end of combat. Play this ability only during combat.
例が極端だったかもしれない。
あなたが古いカードをプレイするときに、現在のルールに則した文章と整合性をとるため、
若干扱いが異なっているかもしれない、という疑いを持つのは自然なことだ。
そしてオラクルという便利な物があり、10年前の古いカードでも、立派にプレイが可能である。
さて、最近のカードでは、日本語としてごくわずかにわかりにくい表現をしたカードがある以外は、
公式でアナウンスされた「エラッタ」または「誤植」は数えるほどしかない。
膨大なカード群のなかである一枚の正誤を問うときに、一番最後に疑うのがエラッタであり、誤植なのだ。
まっさきに「エラッタですか?」と聞くのは相当間違っている。
================
とまあ、今回はルールに直接関係する記事ではありませんが、最近で思ったことを書いてみました。
今週末からは、いよいよディセンションが構築で使用可能になります。
メタゲームを大きく揺さぶるようなデッキデザインは現れるのでしょうか。
カードプールが肥大化すればするほど、コントロール寄りのデッキが台頭してくるのが常ですが……
「〜はできますか?」
「〜と聞いたんですが、本当ですか?」
日本語の意味を理解できていないのも半分あるだろうが、基本的なカードの解釈が
できていないようにも思える発言が多い。
原則1「カードに書かれていることが起こる」
カードに書かれていることが実際に採用される。
当たり前と言えば当たり前だが、このことを素直に受け入れない人が結構いる。
自分の都合の良いように解釈してしまい、ある種の先入観にとらわれてしまっている
人もいれば、まるで見当違いのことを言う人もいる。
まず、カードをよく見ること。その上で、内容を理解することが、ルールや
引いてはプレイングの上達にも繋がってくる。
原則2「カードに書かれていないことは(大抵は)起こらない。」
書かれていることが起こる。じゃあ、書かれていないことは起こらない。
これでいいんじゃないか? と思うだろうが、さにあらず。
「書かれていないから、(自分に都合の悪いことが)起こらない。」
と考えてしまう人が結構多いのだ。
少し古いカードになるが、ネメシスの《はじける子嚢/Saproling Burst》というカードは、
「消散7」とだけ印刷がされている。消散能力の注釈文が無いのだ。
なので、こういう考え方が出てくる。
「カッコ書きの指定が無いから、カウンターは(自動的に)取り除かれることは無いんだ!」
……もちろん、間違いである。
つまり、キーワード能力に関しての注釈文のあるなしによって、カードの能力が変わることは無い。
が、プレイヤーへの印象は違ったものになる、ということがありうる。
最近は、キーワード能力が追加されるたびにFAQで詳しく解説されているので、プレイヤーが
どの単語がキーワード能力なのか、ということを認識しやすくなったと思う。
原則3「エラッタや誤植は一番最後に疑う。」
「〜というカードにはエラッタが出たのですか?」
「〜というテキストがありますが、これは誤植じゃないんですか?」
このような質問が出ること自体は、別に不思議ではない。
過去のカードと現在のカードでは、テンプレートが異なっているし、表現方法も違うため、
現在のテキストと思って読むと、非常に違和感を覚えてしまうからだ。
例)《翡翠像/Jade Statue》のα版テキスト:
{2}:Jade Statue becomes a creature for the duration of the current attack exchange. Can be creature only during an attack or diffence.
(カード右下に3/6の表記あり。)
現在のテキスト:
{2}:Jade Statue becomes a 3/6 artifact creature until end of combat. Play this ability only during combat.
例が極端だったかもしれない。
あなたが古いカードをプレイするときに、現在のルールに則した文章と整合性をとるため、
若干扱いが異なっているかもしれない、という疑いを持つのは自然なことだ。
そしてオラクルという便利な物があり、10年前の古いカードでも、立派にプレイが可能である。
さて、最近のカードでは、日本語としてごくわずかにわかりにくい表現をしたカードがある以外は、
公式でアナウンスされた「エラッタ」または「誤植」は数えるほどしかない。
膨大なカード群のなかである一枚の正誤を問うときに、一番最後に疑うのがエラッタであり、誤植なのだ。
まっさきに「エラッタですか?」と聞くのは相当間違っている。
================
とまあ、今回はルールに直接関係する記事ではありませんが、最近で思ったことを書いてみました。
今週末からは、いよいよディセンションが構築で使用可能になります。
メタゲームを大きく揺さぶるようなデッキデザインは現れるのでしょうか。
カードプールが肥大化すればするほど、コントロール寄りのデッキが台頭してくるのが常ですが……
コメント