春の暖かさを軽く超越した「初夏」の中、某所でシールド戦をやってきました。
非公認ながら、使用したのはRAVx3+GUIx1+DISx1というもの。GP広島チックですね。

とにかくギルドの組み合わせが多岐に渡るので、組みにくいことこの上ありません。
基本中の基本である「除去」「回避能力」をきちっと配布されたパックでないと、
安定して勝ち上がることはできなさそうです。

おいらはセレズニア−ゴルガリ−オルゾフのデッキを作成。4勝2敗でした。
《シミックの信徒/Simic Initiate》が割とやりおると思いました。
ていうかGraft自体が凶悪なのではないだろうかと。

そんなこんなで。では先週の回答を。

問1:left side
左側の片方は○×問題です。以下の全てに○か×かで答えてください。

1−1)
分割カードのカード・タイプは、今の所インスタントかソーサリーしか無い。

1−2)
分割カードをプレイする場合、どちらの片方を適用するか決定するのは、呪文の解決時である。

1−3)
私が《生+死/Life+Death》のうち、《生/Life》をプレイした。
解決後、それは墓地に置かれるが、そのときに対戦相手の《たい肥/Compost》が誘発する。

1−4)
私が対戦相手のプレイした《火/Fire》を《鎮圧/Quash》で打ち消した。
この時、《鎮圧/Quash》で打ち消した呪文は、あくまで《火/Fire》であるので、
《火+氷/Fire+Ice》を探し出して取り除くことはできない。


1−1)

《B.F.M.》が分割カードか?と言われると困ってしまいますが。
すくなくとも、あれはCompRuleでいう「分割カード」のルーリングには即しないカードである
とは言えそうです。

 
1−2)×

分割カードをプレイするときに、どちら側を適用するかを決定するのはプレイ時であり、
モードやキッカーをするかどうかの選択時(CR409.1b.)である。

 
1−3)

墓地に置かれたカードは黒いカードである。なので《たい肥/Compost》が誘発する。

実はこの問題、これだけ見ると単純だが、以下の状態を考えてもらいたい。

例1:あなたの《野生の雑種犬/Wild Mongrel》が能力を起動して黒になっている。
この《野生の雑種犬/Wild Mongrel》が墓地に置かれた場合、
あなたの対戦相手がコントロールしている《たい肥/Compost》は誘発するか?

例2:あなたの《猛火/Blaze》が、《死の色/Deathlace》で黒になった。
この《猛火/Blaze》が解決されると、とうぜん墓地に置かれるわけだが、
あなたの対戦相手がコントロールしている《たい肥/Compost》は誘発するか?

鍵は「領域変更誘発(CR410.10.)」である。詳しくは後日。

 
1−4)×(取り除くことが可能)

《鎮圧/Quash》の効果によって、名前が《火/Fire》と一致するカードが取り除かれる。
さて、《火+氷/Fire+Ice》の特性のうち、名前を考えると、

「《火/Fire》と名前は同じか?」→ yes!
「《氷/Ice》を名前は同じか?」→ yes!

と答えが返ってくる。つまり、《火+氷/Fire+Ice》をゲームから取り除くことができる。

問2:right side
右側の片方は記述式です。複数の回答が考えられる場合は、複数個答えてください。

2−1)
アップキープ・ステップ時に、《闇の腹心/Dark Confidant》の能力によって、
《罪+罰/Crime+Punishment》が公開された。そのプレイヤーは何点のライフを失うか?

2−2)
《輝く群れ/Shining Shoal》の代替コストとして、《罪+罰/Crime+Punishment》を取り除くと、
Xの値はいくつになるか?

2−3)
対戦相手が《罪+罰/Crime+Punishment》のうち、《罪/Crime》をプレイしようとしている。
あなたは手札にある《撹乱する群れ/Disrupting Shoal》で、これを打ち消したいが、
Xの値はいくつにすれば良いだろうか?

2−4)
《妖術師の封印/Conjurer’s Ban》で、相手の《罪+罰/Crime+Punishment》のうち、《罪/Crime》を
プレイできないようにしたい。カード名の宣言はどう行えば良いか?


2−1)7点のライフを失う

《罪+罰/Crime+Punishment》の点数で見たマナ・コストは、「5」//「2」。
つまり、「5」//「2」点を失うので、結局は7点失うことになる。

 
2−2)X=5 または X=2

《罪+罰/Crime+Punishment》の点数で見たマナ・コストは、「5」//「2」。
つまり5か2としか宣言できない。
(《罪+罰/Crime+Punishment》の点数で見たマナ・コストは、決して「7」では無い。)

 
2−3)X=5

スタックの上にある《罪+罰/Crime+Punishment》の《罪/Crime》のほうの
点数で見たマナ・コストは「5」なので、《撹乱する群れ/Disrupting Shoal》のXの値は5で
打ち消すことが出来る。もう片方の《罰/Punishment》の特性は無視される。
(つまり、X=2では打ち消すことができない。)

 
2−4)「《罪+罰/Crime+Punishment》」と宣言する。

《妖術師の封印/Conjurer’s Ban》、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》など、カード名を指定する
場合には、実際に存在するカード名でなくてはならない。
《罪/Crime》、および《罰/Punishment》は実際のカード名としては存在しないので不適切である。
なので、《罪+罰/Crime+Punishment》と宣言しなくてはならない。

問3:out-side
じつは今日の問題は、WofC公式に書かれていた記事からインスパイアされたものです。
最後に、その記事で出された問題をここに紹介します。

3−1)
《思考の牢獄/Thought Prison》に、《供給+需要/Supply+Demand》が刻印されている。
さて、プレイヤーはどのような呪文をプレイするとダメージを喰らうだろうか?
また、4点以上のダメージを喰らう場合があれば、そのような呪文は何か? 列挙せよ。

3−2)
《時間ふるい/Timesifter》によって、以下のカードが取り除かれた。

プレイヤーA:《セラの天使/Serra Angel》
プレイヤーB:《秩序+混沌/Order+Chaos》

次のターンを得るのはどちらのプレイヤーか?


3−1)・点数で見たマナ・コストが2
・点数で見たマナ・コストが3
・色が白
・色が緑
・色が青
以上の条件のいずれかに該当すれば誘発して2ダメージを喰らう。


なお、1つの呪文に対しては1回しか誘発しないため、2つ以上の条件に該当していたとしても、
4ダメージ以上を喰らうことは無い。

 
3−2)プレイヤーAが次のターンを得る。

《セラの天使/Serra Angel》の点数で見たマナ・コストは「5」。
《秩序+混沌/Order+Chaos》の点数で見たマナ・コストは「4」//「3」。(7ではない)

なので、一番高いのは《セラの天使/Serra Angel》となる。

==============
そんなところで。

コメント

nophoto
ミズタマ
2006年5月11日23:17

> 1−2)×
> 分割カードをプレイするときに、どちら側を適用するかを決定するのはプレイ時であり、
> モードやキッカーをするかどうかの選択時(CR409.1b.)である。

分割カードの特性がどちらか片側に決まるのは、スタック以外の領域からスタックに
置かれる瞬間であるCR409.1a.の時点ではないでしょうか?

409.1a. プレイヤーは、呪文や起動型能力をプレイすることを宣言する。宣言した
呪文や能力はスタックに積まれ、打ち消されるか解決するまでそこに留まる。呪文の
場合、物理的にスタックに積まれる。(後略)

505.2. スタック以外の領域にあるときは、分割カードは二組の特性を持つ。呪文が
スタックにあるときは、プレイされている側の特性だけが存在し、他方の特性は存在
しないものとして扱われる。

testing
testing
2006年5月13日1:19

>ミズタマさん
ご指摘の通りですね。この部分は私のミスです。
分割カードをプレイする際、スタックに乗るのは409.1a.の時点であり、
この時すでにスタック領域にある分割カードは、選ばれた片方以外の特性が無視されていると読み取れます。

的確なご指摘に感謝致します。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

お気に入り日記

登録したユーザー
102
登録されたユーザー
1010

最新のコメント

日記内を検索