ディセンションのフル・テキストも出そろい、Gathererで参照できるようになりました。
発売も間近に控え、構築意欲もわいてくるころではないでしょうか。
そんなわけで、プレリリース会場で聞かれた&指摘したルールのよしなしごとを列挙。
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*《オムニビアン/Omnibian》
(すでにいろんなところで書かれていますが)
あくまで「3/3のカエル」になるだけなのに、勝手に飛行や先制攻撃などの
元からある能力まで無くす(いわゆる3/3のバニラになる)と判断した人が妙に多い。
《謙虚/Humility》や《お粗末/Humble》をまず第一に考えるからだろうが、
《オムニビアン/Omnibian》の能力は、サブタイプとP/Tを変えるだけなので、
元からあるテキストには一切の修正を加えない。
たとえば、防衛持ちである《大気の壁/Wall of Air》に対して《オムニビアン/Omnibian》
を使用しても、防衛も飛行も失わない。サブタイプは「カエル/frog」になり、P/Tは3/3である。
*《風を裂くもの/Windreaver》
継続的効果のオンパレードなので、一つ一つ注意して適用すること。
他の影響が無ければ、こいつのパワーもしくはタフネスの値は常に「1」である。
(とはいえ、このことだけを覚えていても混乱のもと。説明できるような知識は必要かと。)
*プロテクション(ほげほげ)
・《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》に《感電の弧炎/Galvanic Arc》
がエンチャントされている。
・《妨害の公使/Minister of Impediments》によってタップされる《ギルドパクトの敵/
Enemy of the Guildpact》
・《平和の羽毛/Plumes of Peace》の予見能力によってタップされる《アゾリウスの一番翼/
Azorius First-Wing》
以上のような状態を見つけたら、プロテクションの定義を思い出しましょう。
どこがおかしいかわかりますから。
*移植/Graft
移植の誘発型能力の方は、スタックに載る。
誘発条件は「クリーチャーが場に出た」であり、対象はとっていない。
つまり、カウンターを動かす際に、呪文や能力で割り込むことは可能である。
+1/+1カウンターが動く元の(移植を持つ)クリーチャーや、
カウンターを動かそうとする先の(今しがた場に出た)クリーチャーが、
誘発型能力の解決時に場にいない場合、何も起きない。
*暴勇/Hellbent
暴勇は単純な能力語だが、その能力自体は多岐にわたる。
1)常在型能力の場合:一番簡単。手札の無いときにのみ適用される。
2)誘発型能力の場合:全ての文章が"... ,if you have no cards in hand, ... " なので
"if節のルール"に従う。詳しくはCRを参照のこと。FAQはそれらを解説した結果の文章。
3)起動型能力の場合:起動型能力自体は、手札が無いときに起動できる。
解決時に手札があっても全く問題は無い。
なので、《虚無主義の喜び/Nihilistic Glee》は、あなたの手札が0枚ならば、
2番目の能力を使用し、一気に複数枚のカードを引くことも可能である。
基本的にはCRに従うので、英語のオラクル文章をよくにらんでおくこと。
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オラクル変更に伴うよしなしごと
4月24日付で、オラクルが変更になりました。変更の要点はディセンションが追加された
ことですが、古いカードの一部に変更が加えられています。
全体的なこととしては
*ドローの処理の明確化
*《焚書/Book Burning》《怒鳴りつけ/Browbeat》でダメージを喰らうプレイヤーの明確化
*《真鍮人間/Brass Man(4E)》等の文章が起動型能力から誘発型能力に。
などです。
詳細はJFK氏のところで見れるので、そこをどうぞ。→ http://jfk.magic.asuka.net/
以下は個人的に強く印象を受けたカード群です。(for Vintage pl(r)ayers!)
*《Time Vault》
機能変更により、《炎の一斉攻撃/Flame Fusillade》による瞬殺コンボは不可能になりました。
こうなったら、《侵入警報/Intruder Alarm》エンジンしかないのでしょうかねえ。
*《真髄の針/Pithing Needle》
カードとパーマネントの文章が別れており、きっちり明確化されました。
*《Chains of Mephistopheles》
誘発が除外されるドローが、各ターンの、アクティブプレイヤーのドローステップ中だけになりました。
今までは他のプレイヤーのドローステップなら除外されていたんですねー。(知らなかった
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そんなところで。
発売も間近に控え、構築意欲もわいてくるころではないでしょうか。
そんなわけで、プレリリース会場で聞かれた&指摘したルールのよしなしごとを列挙。
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*《オムニビアン/Omnibian》
(すでにいろんなところで書かれていますが)
あくまで「3/3のカエル」になるだけなのに、勝手に飛行や先制攻撃などの
元からある能力まで無くす(いわゆる3/3のバニラになる)と判断した人が妙に多い。
《謙虚/Humility》や《お粗末/Humble》をまず第一に考えるからだろうが、
《オムニビアン/Omnibian》の能力は、サブタイプとP/Tを変えるだけなので、
元からあるテキストには一切の修正を加えない。
たとえば、防衛持ちである《大気の壁/Wall of Air》に対して《オムニビアン/Omnibian》
を使用しても、防衛も飛行も失わない。サブタイプは「カエル/frog」になり、P/Tは3/3である。
*《風を裂くもの/Windreaver》
継続的効果のオンパレードなので、一つ一つ注意して適用すること。
他の影響が無ければ、こいつのパワーもしくはタフネスの値は常に「1」である。
(とはいえ、このことだけを覚えていても混乱のもと。説明できるような知識は必要かと。)
*プロテクション(ほげほげ)
・《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》に《感電の弧炎/Galvanic Arc》
がエンチャントされている。
・《妨害の公使/Minister of Impediments》によってタップされる《ギルドパクトの敵/
Enemy of the Guildpact》
・《平和の羽毛/Plumes of Peace》の予見能力によってタップされる《アゾリウスの一番翼/
Azorius First-Wing》
以上のような状態を見つけたら、プロテクションの定義を思い出しましょう。
どこがおかしいかわかりますから。
*移植/Graft
移植の誘発型能力の方は、スタックに載る。
誘発条件は「クリーチャーが場に出た」であり、対象はとっていない。
つまり、カウンターを動かす際に、呪文や能力で割り込むことは可能である。
+1/+1カウンターが動く元の(移植を持つ)クリーチャーや、
カウンターを動かそうとする先の(今しがた場に出た)クリーチャーが、
誘発型能力の解決時に場にいない場合、何も起きない。
*暴勇/Hellbent
暴勇は単純な能力語だが、その能力自体は多岐にわたる。
1)常在型能力の場合:一番簡単。手札の無いときにのみ適用される。
2)誘発型能力の場合:全ての文章が"... ,if you have no cards in hand, ... " なので
"if節のルール"に従う。詳しくはCRを参照のこと。FAQはそれらを解説した結果の文章。
3)起動型能力の場合:起動型能力自体は、手札が無いときに起動できる。
解決時に手札があっても全く問題は無い。
なので、《虚無主義の喜び/Nihilistic Glee》は、あなたの手札が0枚ならば、
2番目の能力を使用し、一気に複数枚のカードを引くことも可能である。
基本的にはCRに従うので、英語のオラクル文章をよくにらんでおくこと。
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オラクル変更に伴うよしなしごと
4月24日付で、オラクルが変更になりました。変更の要点はディセンションが追加された
ことですが、古いカードの一部に変更が加えられています。
全体的なこととしては
*ドローの処理の明確化
*《焚書/Book Burning》《怒鳴りつけ/Browbeat》でダメージを喰らうプレイヤーの明確化
*《真鍮人間/Brass Man(4E)》等の文章が起動型能力から誘発型能力に。
などです。
詳細はJFK氏のところで見れるので、そこをどうぞ。→ http://jfk.magic.asuka.net/
以下は個人的に強く印象を受けたカード群です。(for Vintage pl(r)ayers!)
*《Time Vault》
NEW oracle
Time Vault comes into play tapped.
Time Vault doesn’t untap during your untap step.
At the beginning of your upkeep, you may untap Time Vault. If you do, put a time counter on it and you skip your next turn.
{Tap}, Remove all time counters from Time Vault: Take an extra turn after this one. Play this ability only if there’s a time counter on Time Vault.
機能変更により、《炎の一斉攻撃/Flame Fusillade》による瞬殺コンボは不可能になりました。
こうなったら、《侵入警報/Intruder Alarm》エンジンしかないのでしょうかねえ。
*《真髄の針/Pithing Needle》
NEW oracle
As Pithing Needle comes into play, name a card.
Activated abilities of permanents with that name can’t be played unless they’re mana abilities.
Activated abilities of cards with that name that aren’t in play can’t be played unless they’re mana abilities.
カードとパーマネントの文章が別れており、きっちり明確化されました。
*《Chains of Mephistopheles》
NEW oracle
If a player would draw a card except the first one he or she draws in his or her draw step each turn, that player discards a card instead. If the player discards a card, he or she draws a card. If the player doesn’t discard a card, he or she puts the top card of his or her library into his or her graveyard.
誘発が除外されるドローが、各ターンの、アクティブプレイヤーのドローステップ中だけになりました。
今までは他のプレイヤーのドローステップなら除外されていたんですねー。(知らなかった
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そんなところで。
コメント
>機能自体は今までと全く変わっていません。
確か今までのテキストではトークンに影響を与えていなかったものが、トークンにも影響を与えるようになっていると思うのですが。
つまり《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》でコピーした《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》トークンは、
《真髄の針/Pithing Needle》で《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》を指定されているとサクれないですな。
メモしておこう。
ご指摘ありがとうございます。