Beware of Dark Confidant.
2006年4月12日GP浜松では、現行のスタンダードデッキが勢揃いする格好となりました。
もっとも、4枚制限を課せられている中なので、チームの当たり運や、
とっぴなデッキリストはあまり見受けられなかった印象もあります。
そんな中で、質問を多く受けた+警告が多かったものを書くことにします。
これからスタンダードでプレイをする場合には気をつけてください。
----------------------
1)《闇の腹心/Dark Confidant》でのプレイミス
とにかく一番多かったのがこのケース。
具体的には、
《闇の腹心/Dark Confidant》が場に出ている。
→「アンタップ、アップキープ、ドロー」といいつつ
→そのままカードを裏向きに引いて、手札に入れてしまう。
→対戦相手『ジャッジー!』
この場合、基本的には
「《闇の腹心/Dark Confidant》の能力を忘れて、通常のドロー・ステップのドローを行った。」
とみなされます。与えられる罰則もそれ相応となるでしょう。
チーム戦ならではでしょうが、隣のチームメイトと手札をちらつかせながらデュエルを
行っている人ほど、この罰則を受けた人が多かったように思えます。
同様のプレイミスは、《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》でも見受けられました。
こちらは印象が薄すぎで、「ドローを忘れちゃった」というのが多かったようですが。
----------------------
2)《輝く群れ/Shining Shoal》の対象
《輝く群れ/Shining Shoal》でダメージを置き換える時に、
「ダメージを実際に与える発生源を対象に取り、それから移し替える先を選ぶ」
と勘違いしている人が多数いたようです。
具体的には、
・《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》のダメージを、対戦相手に移し替えられるのか?
・《象牙の仮面/Ivory Mask》が貼ってあるプレイヤーへ、ダメージを移し替えられるのか?
といったものです。
《輝く群れ/Shining Shoal》のテキストは以下の通り。
「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、あなたが選んだ発生源1つが、
あなたかあなたがコントロールするクリーチャーに与えるX点のダメージは、
代わりにそれに与えられる。」
《輝く群れ/Shining Shoal》をプレイするときに必要な対象は、
「結果として移し替える先になる」プレイヤーかクリーチャーです。
解決時に発生源を1つえらび、それがこのターンに与えるダメージを、X点分移し替えます。
つまり、上の例だと、
《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》からのダメージは移し替えることができますし、
《象牙の仮面/Ivory Mask》が貼ってあるプレイヤーには、《輝く群れ/Shining Shoal》
の対象にとることができないので、移し替えることができません。
----------------------
3)《双つ術/Twincast》
イゼット系の同型対決であったケースです。
プレイヤーA「《連絡/Tidings》プレイ。」
プレイヤーB「それに《邪魔/Hinder》プレイ。」
プレイヤーA「《双つ術/Twincast》。対象は《邪魔/Hinder》。」
プレイヤーB「《邪魔/Hinder》に《差し戻し/Remand》。」
プレイヤーA「……?! ちょっとまった。ジャッジー!」
全てのプレイは適正に行われており、互いにどの呪文を対象にしてプレイしたのかは明確でした。
おいら「じゃあ解決しますね。まず、《差し戻し/Remand》を解決します。」
プレイヤーB「はい。僕の《邪魔/Hinder》が手札に戻りました。1枚引きますね。」
おいら「つぎは《双つ術/Twincast》の解決に入ります。お二人は何かしますか?」
2人「いいえ。」
おいら「じゃあ解決します。解決時に適正な対象がないので、《双つ術/Twincast》が打ち消されます。」
プレイヤーA「え? 《邪魔/Hinder》をコピーしましたよ?選び直せないんですか?」
おいら「コピーをするのは、《双つ術/Twincast》の解決時です。」
プレイヤーA「最後の情報を参照するのでは?」
おいら「全ての対象が不正になった呪文は、ルールにより打ち消されます。この《双つ術/Twincast》は
全ての対象が不正になっているため、打ち消されます。」
プレイヤーA「……はい。」
おいら「あとはよろしいようですね。では、《連絡/Tidings》がスタックに積まれている状況から
再開してください。」
教訓:《双つ術/Twincast》のコピーが作成されるのは解決時です。
=========
そんなところで。
もっとも、4枚制限を課せられている中なので、チームの当たり運や、
とっぴなデッキリストはあまり見受けられなかった印象もあります。
そんな中で、質問を多く受けた+警告が多かったものを書くことにします。
これからスタンダードでプレイをする場合には気をつけてください。
----------------------
1)《闇の腹心/Dark Confidant》でのプレイミス
とにかく一番多かったのがこのケース。
具体的には、
《闇の腹心/Dark Confidant》が場に出ている。
→「アンタップ、アップキープ、ドロー」といいつつ
→そのままカードを裏向きに引いて、手札に入れてしまう。
→対戦相手『ジャッジー!』
この場合、基本的には
「《闇の腹心/Dark Confidant》の能力を忘れて、通常のドロー・ステップのドローを行った。」
とみなされます。与えられる罰則もそれ相応となるでしょう。
チーム戦ならではでしょうが、隣のチームメイトと手札をちらつかせながらデュエルを
行っている人ほど、この罰則を受けた人が多かったように思えます。
同様のプレイミスは、《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》でも見受けられました。
こちらは印象が薄すぎで、「ドローを忘れちゃった」というのが多かったようですが。
----------------------
2)《輝く群れ/Shining Shoal》の対象
《輝く群れ/Shining Shoal》でダメージを置き換える時に、
「ダメージを実際に与える発生源を対象に取り、それから移し替える先を選ぶ」
と勘違いしている人が多数いたようです。
具体的には、
・《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》のダメージを、対戦相手に移し替えられるのか?
・《象牙の仮面/Ivory Mask》が貼ってあるプレイヤーへ、ダメージを移し替えられるのか?
といったものです。
《輝く群れ/Shining Shoal》のテキストは以下の通り。
「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、あなたが選んだ発生源1つが、
あなたかあなたがコントロールするクリーチャーに与えるX点のダメージは、
代わりにそれに与えられる。」
《輝く群れ/Shining Shoal》をプレイするときに必要な対象は、
「結果として移し替える先になる」プレイヤーかクリーチャーです。
解決時に発生源を1つえらび、それがこのターンに与えるダメージを、X点分移し替えます。
つまり、上の例だと、
《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》からのダメージは移し替えることができますし、
《象牙の仮面/Ivory Mask》が貼ってあるプレイヤーには、《輝く群れ/Shining Shoal》
の対象にとることができないので、移し替えることができません。
----------------------
3)《双つ術/Twincast》
イゼット系の同型対決であったケースです。
プレイヤーA「《連絡/Tidings》プレイ。」
プレイヤーB「それに《邪魔/Hinder》プレイ。」
プレイヤーA「《双つ術/Twincast》。対象は《邪魔/Hinder》。」
プレイヤーB「《邪魔/Hinder》に《差し戻し/Remand》。」
プレイヤーA「……?! ちょっとまった。ジャッジー!」
全てのプレイは適正に行われており、互いにどの呪文を対象にしてプレイしたのかは明確でした。
おいら「じゃあ解決しますね。まず、《差し戻し/Remand》を解決します。」
プレイヤーB「はい。僕の《邪魔/Hinder》が手札に戻りました。1枚引きますね。」
おいら「つぎは《双つ術/Twincast》の解決に入ります。お二人は何かしますか?」
2人「いいえ。」
おいら「じゃあ解決します。解決時に適正な対象がないので、《双つ術/Twincast》が打ち消されます。」
プレイヤーA「え? 《邪魔/Hinder》をコピーしましたよ?選び直せないんですか?」
おいら「コピーをするのは、《双つ術/Twincast》の解決時です。」
プレイヤーA「最後の情報を参照するのでは?」
おいら「全ての対象が不正になった呪文は、ルールにより打ち消されます。この《双つ術/Twincast》は
全ての対象が不正になっているため、打ち消されます。」
プレイヤーA「……はい。」
おいら「あとはよろしいようですね。では、《連絡/Tidings》がスタックに積まれている状況から
再開してください。」
教訓:《双つ術/Twincast》のコピーが作成されるのは解決時です。
=========
そんなところで。
コメント