注)以下に書いていることは、あくまで私ことtestingの「現在時点での」主観であり、
これが、現場の最終的な裁定へ直接的または間接的に影響することは全くありません。
当日は全てがヘッドジャッジの方針に従って、裁定は行われます。
プレイヤーの皆さんにはご理解とご協力をお願いしたく存じます。
チーム構築戦におけるチーム内の意思疎通についてのポリシーが発表になっている。
プレイヤー同士のコミュニケーションについて
・ 同じチーム内のプレイヤーの間で、会話によるコミュニケーションは認められます。
筆記によるコミュニケーションは禁止されています。
・ 同じチーム内のプレイヤーはお互い好きに話し合うことはできますが、必要と考えられる
以上に時間をかけてプレイを行なうと遅いプレイとみなされます。プレイを適切な時間で進める
責任は、優先権を持っているプレイヤーにあります。
・ 手短な問答を除いて、同じチーム内のプレイヤー同士による話し合いや議論は
遅いプレイと見なされます。
なぜこんなことを今になって? と思う人も結構いるのではないだろうか。
チーム戦なので、終わったプレイヤーは同テーブルで試合が終わるまでぼーっとしている
しかない。それはプレイヤーにとっても苦痛であるし、既に2−0で勝負の付いたテーブル
であるならばなおさらである。
会話が禁止されている……もしくは、ゲーム中のプレイヤーにチーム内の人間が話しかけることが
「助言をしている」ととらえられ、それが罰則に繋がる……ような状態では、トーナメントの進行
テンポがどうしても遅くなりがちである。
簡単な意思表示(例えば、「今2本とったよ。」「おまえが頼りだ。」等)すらできないのでは
進行中のプレイヤーにも、終了したプレイヤーにとってもストレスである。
チーム構築戦は通常の個人戦と異なり、ゲームの進行具合はデッキ相性に大きく左右される。
ビートダウン・デッキが、守りの薄いコンボ・デッキと対戦している組と、
コントロール・デッキとコントロール・デッキのミラーマッチを行っている組とでは
試合の終了時間が大きく異なって当然である。
つまりこのポリシー変更は、
「構築戦での長い時間がかかるゲーム状況の場合、当該プレイヤーは他のチームメイトに
助言をもらうことで、無駄な長考をする時間を極力無くし、円滑にゲームを進めること。」
という具合に受け取れる。
単純にポリシー変更文を読んで、
「助言できるなら個人戦でやっている意味がない」
「そもそもゲームに参加していない人間が口をだすのはアンフェアだ」
「より混乱を招くだけではないか」
という意見は短絡的すぎる。
M;tGはカード・ゲームであるが、対人コミュニケーションができないとまるでゲームにならない。
この場合は、「対戦相手」とのコミュニケーションは勿論、「チーム内」でのコミュニケーション
を可とすることで、どうしても長引いてしまう試合を円滑に進めることができる。
(つまり、プレイヤーは限られた時間内で試合を終わらせないといけないよ、ということ。)
よくカードを1枚ドローしては考えるプレイヤーを見かけるが、状況が激変していない限り、
判断する材料の差分は、ささいなことである。(はず。)従って、むやみやたらに長考をする
行為はあまり望ましくない。
トーナメントの進行という点で、時間切れで追加ターンを行っているプレイヤーは
「他の全てのプレイヤー」の時間を奪っているという点を自覚してほしい。
逆説的だが、考えるような状況の時は、きちんと時間をたっぷりとかけて考えて良いのである。
プレイを急かすようなことを求めてはいけないし、無闇にあせってプレイをする必要はない。
ただ、チーム構築戦では、むやみな長考をしないために助け船である「チームメイトの助言」
まで用意されている。
これで時間がオーバーするなんてありえない!
さて、コミュニケーションができるからといって、無駄話をして相手を不快にさせるのは
当然紳士的行為とはいえないし、不必要に長い助言は「プレイの時間を邪魔している」
とみなされる。(変更ポリシーの2番目と3番目より)
プレイヤーにはチーム戦を楽しんで欲しい。
そして、全てのプレイヤーにデッキ運があらんことを。
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繰り返しになりますが、あくまで私の「主観」であり、これが裁定に繋がることはありません。
当日のヘッドジャッジの判断・方針如何によって、似たようなことで行われるかもしれませんし、
異なる方針がしめされているかもしれません。
プレイヤーの皆さんはひとつ「良識」(常識ではない!)をもって接してくださいな。
コメント
ポリシーの文章からは、可能である、としか読み取れません。
ただし、助言を仰ぐときは「簡潔に行う」というのが、「相手のことを考えた場合の良識として妥当である」と私は判断します。
タカラトミーの公式コラム
http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20060330/index.html
がひとつの参考になるでしょう。