Split off the split-card.
2006年3月29日コメント (2)WofC公式でディセンションのプレビューカードが出ていますが。
……split-card(分割カード)ですかそーですか。
というわけで自分用に分割カードについてのよしなしごとを。
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CR505の項目は、まるまる分割カードについて書かれている。
505.2. スタック以外の領域にあるときは、分割カードは二組の特性を持つ。
呪文がスタックにあるときは、プレイされている側の特性だけが存在し、他方の特性は
存在しないものとして扱われる。
これからわかるように、分割カードをプレイするときは、プレイ宣言の手順のうち、
スタックに載せる行動(CR409.1a)以降は片方の特性しかもたない。
例を出そう。
《火+氷/Fire+Ice》の《氷/Ice》のほうをプレイすることを選び、スタックに載せる。
すると、スタックに乗っているのは《氷/Ice》のみであり、《火/Fire》は存在しない。
また、そこにあるのは《火+氷/Fire+Ice》でもない。
スタックに乗っている《氷/Ice》を《双つ術/Twincast》などでコピーしたとしても、
それは《氷/Ice》のコピーとなるので、《火/Fire》の方を選ぶことはできない。
分割カードは2組の特性を持つので、なにかしらの特性を聞かれた場合は、たいてい2つの
答えが返ってくる。(スタック上にあるときは1つしか無いことに注意せよ)
2つの答えが返ってくる例では、《闇の腹心/Dark Confidant》が良い例となる。
《闇の腹心/Dark Confidant》の能力によって、ライブラリーから公開されたカードが
《苦痛+受難/Pain+Suffering》だった場合、プレイヤーは「1」と「4」のライフを失う
ことになる。(つまり結果として5点失う)
同様に、《不快な群れ/Sickening Shoal》で《苦痛+受難/Pain+Suffering》を代用コスト
として取り除いた場合、Xの値は「1」と「4」を合わせた値……「5」になる。
(ご指摘を受けてこの部分は修正しました。)
また、《不快な群れ/Sickening Shoal》の代用コストとして、《苦痛+受難/Pain+Suffering》
を使用したい場合、Xの値の宣言は《苦痛+受難/Pain/Suffering》
の点数で見たマナ・コスト……つまり、「X=1」または「X=4」しか選ぶことができない。
Xの値を5にすることはできないのだ。
分割カードの特性を問われた場合、大抵は上の例のように、2つの値が
結論として導かれることが多い。
特性がある値と同じであるか?、という問いには、片方が一致していれば「はい」
であり、両方とも一致していない場合は「いいえ」である。
例)
《冥府の麒麟/Infernal Kirin》により、対戦相手の手札にある《苦痛+受難/Pain+Suffering》
を捨てさせようとする場合、あなたは点数で見たマナ・コストが「1」か「4」である
秘儀呪文をプレイしなくてはいけない。「5」では捨てさせることができない。
例2)
《等時の王笏/Isochron Scepter》に《抵抗+救難/Stand+Deliver》が刻印可能。
また、分割カードの名前を指定する場合には、その両方の名前をコールしなくていけない。
《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》で、相手のデッキにある《火+氷/Fire+Ice》を抜きたい時には
《火+氷/Fire+Ice》 と宣言すればokだが、
《火/Fire》や、《氷/Ice》では宣言できない。
========
そんなところで。
……split-card(分割カード)ですかそーですか。
というわけで自分用に分割カードについてのよしなしごとを。
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CR505の項目は、まるまる分割カードについて書かれている。
505.2. スタック以外の領域にあるときは、分割カードは二組の特性を持つ。
呪文がスタックにあるときは、プレイされている側の特性だけが存在し、他方の特性は
存在しないものとして扱われる。
これからわかるように、分割カードをプレイするときは、プレイ宣言の手順のうち、
スタックに載せる行動(CR409.1a)以降は片方の特性しかもたない。
例を出そう。
《火+氷/Fire+Ice》の《氷/Ice》のほうをプレイすることを選び、スタックに載せる。
すると、スタックに乗っているのは《氷/Ice》のみであり、《火/Fire》は存在しない。
また、そこにあるのは《火+氷/Fire+Ice》でもない。
スタックに乗っている《氷/Ice》を《双つ術/Twincast》などでコピーしたとしても、
それは《氷/Ice》のコピーとなるので、《火/Fire》の方を選ぶことはできない。
分割カードは2組の特性を持つので、なにかしらの特性を聞かれた場合は、たいてい2つの
答えが返ってくる。(スタック上にあるときは1つしか無いことに注意せよ)
2つの答えが返ってくる例では、《闇の腹心/Dark Confidant》が良い例となる。
《闇の腹心/Dark Confidant》の能力によって、ライブラリーから公開されたカードが
《苦痛+受難/Pain+Suffering》だった場合、プレイヤーは「1」と「4」のライフを失う
ことになる。(つまり結果として5点失う)
として取り除いた場合、Xの値は「1」と「4」を合わせた値……「5」になる。
(ご指摘を受けてこの部分は修正しました。)
また、《不快な群れ/Sickening Shoal》の代用コストとして、《苦痛+受難/Pain+Suffering》
を使用したい場合、Xの値の宣言は《苦痛+受難/Pain/Suffering》
の点数で見たマナ・コスト……つまり、「X=1」または「X=4」しか選ぶことができない。
Xの値を5にすることはできないのだ。
分割カードの特性を問われた場合、大抵は上の例のように、2つの値が
結論として導かれることが多い。
特性がある値と同じであるか?、という問いには、片方が一致していれば「はい」
であり、両方とも一致していない場合は「いいえ」である。
例)
《冥府の麒麟/Infernal Kirin》により、対戦相手の手札にある《苦痛+受難/Pain+Suffering》
を捨てさせようとする場合、あなたは点数で見たマナ・コストが「1」か「4」である
秘儀呪文をプレイしなくてはいけない。「5」では捨てさせることができない。
例2)
《等時の王笏/Isochron Scepter》に《抵抗+救難/Stand+Deliver》が刻印可能。
また、分割カードの名前を指定する場合には、その両方の名前をコールしなくていけない。
《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》で、相手のデッキにある《火+氷/Fire+Ice》を抜きたい時には
《火+氷/Fire+Ice》 と宣言すればokだが、
《火/Fire》や、《氷/Ice》では宣言できない。
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そんなところで。
コメント
>《苦痛+受難/Pain+Suffering》を代用コストとして
>取り除いた場合、Xの値は「1」と「4」を
>合わせた値……「5」になる。
これは違うのでは?
流れとしては、Xの宣言後に、マナ・コストの代わりにそのXに等しい点数で見たマナ・コストのカードを取り除くこととなるので、1か4にしかならないのではないかと思われます。
あ、たしかにその通りですね。ご指摘ありがとうございます。
該当箇所は訂正させていただきます。